ブログデザインに関する迷走の記録。
~ブログ開設から1週間後~



さてしかし、ここからが私の苦悩の始まりでした。
もちろん私だって、たとえば同じ「色」でも、色味や色合いの違う多種多様なバリエーションがあることは知っていましたが……。
つまり、デザイナーなら全員が覚悟していることですが、私はデザイナーではないので覚悟が足りませんでした。
~ブログ開設から1ヶ月後~



- 光沢
- 輝度
- 発色
- 色域
- 角度
思ったんですが、デザイナーに完璧主義者はいないのでは?
完璧主義者がデザイナーになったとしても、発色ムラに発狂してすぐにドロップアウトしそうです。
そして、完璧主義者でもデザイナーでもない人間でも、だれだって多少は完璧を……あらゆる環境で綺麗に表示されるデザインを追求しますよね。
~ブログ開設から3年後~

ブログのロゴは?シンプルイズベスト

ブログのイメージカラーが決まる前に作成したので、とりあえず万能な白と黒のカラーリング。
ちなみに作り直す時間は、ブログ開設から1週間後・1ヶ月後・3年後のどの時点でもありませんでした。
だいたい、作り直す時間があったとして、


私のような(プロのデザイナーでもファッションモデルでもない)素人には、無理です。
だから、ロゴはこれでいい、うん……と思いながら3年が過ぎ、3年後に表示サイズだけ少し弄りました。
個人的には、この黒白のカラーリングは、


「ANSWER SONG」のRと、「アンサーソング」の長音符のところなんて、楽天のロゴの一文字バージョン(Rにアンダーライン)にそっくり。
でも、特に意識したつもりはなく、

それで横に並べるか縦に並べるか試行錯誤して、横だと長すぎだから縦に並べることにして、気づいたら上下で文字をぎりぎりくっつける作業に没頭していました。
というわけで、「ANSWER SONG アンサーソング。」のロゴは、カタカナが全部アルファベットと繋がっています。


ただこういう、アルファベットに下線を引くようなデザインはよくあるし(たとえばAmazonもそう)、オリジナリティが出したかったっぽいです。
でももうすでにアルファベットとカタカナを上下でくっつけているロゴもあるかもしれませんが、それはもう知りません。
とりあえず、私はどちらかといえばナイキよりアディダス派で、どちらかといえば楽天よりAmazon派で、

WPテーマもデモサイトも、プロのWebデザイナーがデザインしていますよね。
そこのデザインを購入している顧客なら、参考にしても文句をいわれるわけがないのでオススメです。
ファッションでいえば、マネキンで飾られているコーディネートをそのまま購入して、ちょっとアレンジするイメージ。
ブログのデザインは?WPテーマが9割


【THE THOR】のデモサイトには、「DEMO 01」~「DEMO 09」までのスタイルがあって、他を圧倒する「ザ・トール」のデモサイト一覧とか自称しています。
よく自分で自分にこんな高評価を与えられるな~(しかも、微妙に同業他社とかをディスっているし)と思うけど、私は本当に圧倒されて買ったからガチです。
THE THOR『DEMO 06』、

シビれた
って感じでした。
私は当初、有料のWPテーマを使う気はありませんでした。
でもブログを長く継続していたら結局有料のテーマが欲しくなるんだろうし、それなら最初から有料のテーマを買っておいたほうが移行とかだるくないし、じゃあいま欲しいのある? って思って、とりあえずいろんなテーマを物見遊山していたら、THE THOR『DEMO 06』に出会いました。

- 黒背景に白抜きのサイトロゴ
- 挑戦的な女性のアイキャッチ
- 黒とピンクが基調のデザイン
私は世界陸上を思いだしました。
何年の世界陸上なのか、何メートル走なのか、準決勝なのか決勝なのかも忘れましたが……。
とにかく世界陸上で、女子選手たちがナイキの黒いシューズ(ピンクのロゴ入り)を履いているのが際立っていて、めちゃくちゃオシャレでかっこよかったことだけ覚えています。

だから当ブログのロゴも、私がイメージするナイキ寄りのイメージになってしまったのかもしれません(意識はしていないと前述しましたが、自分に無意識の働きかけがないと証明できる人間はいません)。
そして、当ブログに『DEMO 06』を適用してカスタマイズを始めても、ピンク基調は弄りませんでした。
ただ、「ピンク」の範囲内ではいろいろ弄っていたため、沼りました。
ブログのカラーは?完璧な色などない

これがWPテーマ【THE THOR】の『DEMO 06』で、基本スタイルに設定されているカラーコードです。
人(ディスプレイ)によって、ピンクにも紫にも見えます(私にはもう、濃いピンクと明るい紫の違いがわかりません)。
同じディスプレイでも、黄色がかったブルーライトカットレンズの眼鏡をかけている人や、Windowsの夜間モードやiPhoneのTrueToneを使用している人でも見え方は違います。

と私は思っていましたが、これは半分正解で半分間違いでした。
もうちょい明るめのピンクがいいんじゃないかとか、くっきり濃いめのピンクがいいんじゃないかとか、逆に色褪せたピンクがいいんじゃないかとか……たしかにピンクは奥が深いです。
でも最終的に、蛍光色っぽくてぼやけていないピンクを出そうとして成功したものの、やっぱりいやらしくてチープで微妙だったというか

私には、私の持つすべてのディスプレイで納得できる色が、出せませんでした。
それで結局、デフォルト(#BF416F)が一番だよねと思いました。
まず私が一目惚れした色だし、目が慣れてきたあとにちょっと地味……? って思っても、それは美人だって3日経てば飽きられるらしいので仕方がありません。

これ(#BF416F)がベストなピンクなんだ……。
デモサイトで使われている色ってことは、エリートピンクなんだ!
プロのデザイナーさんが色々、黒背景に合うピンクってだけじゃなく、画像や文字との兼ね合いを考慮した上で選んだピンクなんだからそのまま使え!



私は自己暗示をかけ、むくむく起き上がってくる素人根性を叩きのめしました。
でも、本人(つまり私)が気にしているなら、それって結構重要なのでは……だって、私は私だし、ここは私のブログなんだから……疲労も失敗も含めて、そういう諸々が楽しいわけでしょう。
というわけで、

ブログのイメージは?好きな人やモノ

じつはピンクも私が染めたい髪色だけど、私にはピンクみがある茶髪が限界でした(それでも、太陽光とかに反射すると、かなりピンクではあるけど)。
現実的に考えて、髪色をピンクとか青に染めて許される人間は限られているし、私にはできません。
だから私は、髪色をピンクとか青とかに染めている、


に憧れています。
私がどれだけDJ社長の真似をして、「俺ならできる」「俺ならできる」って連呼しても、髪を青く染めると失うものが多すぎるので……(ちなみに、青い髪も失います。DJ社長だって、青い髪は維持できていないし、薄紫とか灰色とかに色落ちしています。その点、高木社長は赤髪とかピンクの髪を長期間維持していてすごい。さすがはプロの美容師……!)。


たぶん、アフィリエイトブログやショップサイトを作るなら、ピンクと青は大失敗なんでしょうけど。
私はアフィリエイターではないし、ブロガー……?(この時点では定義がよくわかっていませんでした)
それでも、ピンクと青の2色だけだったらヤバいかもしれないけど、当ブログで実際に見える色は、



とかで、それなりにカラフルだから大丈夫。
ブログは、自己表現・自己実現・自己満足の場だ!
自分の好きな色に塗りたくろう!

まとめ:スマートにデザインする方法

- WordPressブログのデザインは、WPテーマが9割!有料テーマも視野に入れる
- それでも、残り1割のカスタマイズで沼るので、完璧主義はやめたほうが良い
- まあでも、結局は自由!手間と時間をかけた分だけ、ブログに愛着が湧くから
以上です。
③「ブログに愛着が湧く」について補足をしておくと、結局のところ、

本記事は、2019年に執筆した記事を、2022年に大幅リライト(加筆修正)しました。
これ以上の証明はありませんよね。
バカみたいに迷走してもいいし、プロみたいに綺麗な仕事である必要もありません。

自分でつくった料理のほうがおいしく感じるわけ【NHI症候群】
私たちは「自ら考えだしたアイデア」に夢中になる
私の料理の腕はたいしたことはない。妻もそれは知っている。それでも、ときにはなんとか食べられる料理ができあがることもある。
何週間か前、私は舌平目を二枚買った。ありふれたソースではつまらないと思った私は、「新しいソース」のレシピを考え出した。白ワインと、ピューレにしたピスタチオと、はちみつと、おろしたオレンジの皮を混ぜあわせ、そこに少量のバルサミコ酢を加えるというかなり思い切った組み合わせである。
妻は焼いた舌平目を皿の端に寄せ、申し訳なさそうな笑みを浮かべながら、ナイフを使って魚からソースをこそげ落とした。
だが私には、そのソースは悪くないように思えた。私は彼女に、それがどれほど大胆な創作料理かを詳細に説明し、きちんと味わってみるべきだと勧めたのだが、彼女の表情は変わらなかった。
二週間後、我が家の食卓にまた舌平目がのぼった。料理をしたのは妻だ。
彼女は二種類のソースを用意していた。ひとつは彼女の定番のブールマニエソースで、もうひとつは〝フランスの有名シェフの創作〟ソースだった。だがふたつ目のソースはひどい味だった。
食事が終わると妻は、あれはフランスの有名シェフの創作ではなく、二週間前に私が考え出したソースだと打ち明けた。彼女は面白半分に、私が「NIH症候群」に陥っているかどうかを試し、私の有罪を証明してみせたのだ。私たちは、自分の知らないところでつくられたもの、つまり「ここで発明されていない(Not Invented Here)」ものについては、なんでもネガティブに評価してしまう。
ソース:『Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法』 – 著:ロルフ・ドベリ 、訳:安原実津、出版社:サンマーク出版(2020年)
私たちが「自ら考えだしたアイデア」に夢中になるのは、この「NIH症候群」が原因だ。魚のソースだけでなく、あらゆる分野における解決策や、ビジネスのアイデアや発明に対しても「NIH症候群」は発生する。
たしかに、他人に食べさせる料理や、お客様あってのビジネスで【NIH症候群】に浸るのはまずいかもしれません。
それに、趣味のブログでも、読者のことを考えればまずいかもしれませんが、


以上、Think Design!
自分の好きにデザインして、ブログを継続するための思考法でした!