ブログのデザインは、WordPressテーマ9割オリジナリティ1割を完成度7割でやって満足するべき。
~ブログ開設から1週間後~
さてしかし、ここからが私の苦悩の始まりでした。
私も「色」には、色味や色合いなど、多種多様なバリエーションがあることは承知していました。
でも私はデザイナーではないので、デザイナーなら全員が承知していることを知りませんでした。
~ブログ開設から1ヶ月後~
- 光沢
- 輝度
- 発色
- 色域
- 角度
私は悟りました、①②③④⑤「色」ひとつ取っても、あらゆる環境で完璧に表現されるデザインはない。
デザイナーに完璧主義者はいません。
それなのに、完璧主義者がデザイナーになれば、すぐに発色ムラに発狂してドロップアウトするでしょう。
~ブログ開設から5年後~
本記事をリライト(加筆修正)している時点で私にはブログ5年のキャリアがありますが、デザインはもうずっと7割ぐらいの完成度で放置しています。
以上が結論で、以下はブログ1年目の私が迷走していた記録です。
では以下目次です。
ブログのロゴは?シンプルイズベスト
~ロゴはWPテーマ(デモサイト)の真似~
ブログのイメージカラーが決まる前に作成したので、とりあえず万能な黒と白のカラーリング(STORES.jp『ロゴメーカー』を使用しましたが、2024年時点でサービス終了済み)。
その後イメージカラーが決まりますが、作り直す時間もないので、黒白のまま使い続けています。
だいたい、作り直す時間があったとして、
私のような(プロのデザイナーでもスタイリストでもない)素人には無理でしょう。
だから、ロゴはこれでいい、うん……と思いながら3年が過ぎ、3年後に表示サイズだけ少し弄りました。
個人的には、この黒白のカラーリングは、
私のなかでは、ナイキといえば黒背景に白いロゴマークです。
そして、ANSWER SONGの「R」と、アンサーソングの「ー」が楽天の新しいロゴっぽい。
ただ、ナイキは意識しましたが、楽天っぽくなったのは偶然で、
それで横に並べるか縦に並べるか試行錯誤し、横だと長すぎるから縦に並べ、気づいたら上下で文字をぎりぎりくっつける作業に没頭していました。
というわけで、当ブログのロゴは、カタカナが全部アルファベットと繋がっています。
だからなに、と訊かれれば、特に意味はありませんが。
単純に下線を引くのではなく、カタカナで引いてくっつけたかった……という謎の欲求が発生しただけです。
ただその謎の欲求を抜きにすれば、当ブログのロゴは明らかに【THE THOR】のデモサイトに影響を受けています。
私は【THE THOR】を購入しているので、当然デザインをパクってもなんの問題もなく、
ブログのデザインは?WPテーマが9割
~ロゴ以外もWPテーマ(デモサイト)の真似~
【THE THOR】のデモサイトには、「DEMO 01」~「DEMO 09」までのスタイルがあり、『他を圧倒する「ザ・トール」のデモサイト一覧』を自称しています。
よくそんなに自画自賛できるな~(しかも同業他社をディスっているし……)とは思いますが、私は本当に圧倒されて買ってしまったのでガチです。
THE THOR『DEMO 06』、
- 黒背景に白抜きのサイトロゴ
- 挑戦的な女性のアイキャッチ
- 黒とピンクが基調のデザイン
何年の世界陸上なのか、何メートル走なのか、予選なのか決勝なのかも忘れましたが……。
とにかく世界陸上で、女子選手たちがナイキの黒いシューズ(ピンクのロゴマーク入り)を履いているのが際立っていて、めちゃくちゃオシャレでかっこよかったことだけは覚えています。
私はそのイメージに、購買意欲を煽られました。
でもブログを長く継続していれば、結局は有料テーマが欲しくなるんだろうし、それなら最初から有料のテーマを買っておいたほうがテーマの移行もだるくない。
だから一応、と検索していろいろ見て回っていたときに、運命的な出会いを果たしました。
それから5年以上使用している現在も、まったく後悔はありません。
それでやっぱり、無料のテーマでいいや、と思えば無料で始めればいいし。
私のように運命的な出会いがあれば、あとから後悔しなくて済むし。
私の場合は、もう完璧に一目惚れだったので、基本的なデザインやピンク基調は『DEMO 06』そのまんまに落ち着きました。
ブログのカラーは?完璧な色などない
~カラーコードは真似しなかった~
↑この色がWPテーマ【THE THOR】の『DEMO 06』において、基本スタイルに設定されているカラーコードです。
人(ディスプレイ)によって、ピンクにも紫にも見えます(私にはもう、濃いピンクと明るい紫の違いがわかりませんが)。
同じディスプレイでも、黄色がかったブルーライトカットレンズの眼鏡をかけている人や、Windowsの夜間モードやiPhoneのTrueToneを使用している人でも見え方は違います。
と、私は思いましたが、素人が深淵を覗き込むのは間違いでした。
もうちょっと明るめのピンクがいいんじゃないかとか、くっきり濃いめのピンクがいいんじゃないかとか、逆に色褪せたピンクがいいんじゃないかとか……。
あれこれ試行錯誤をして、出したいピンクが出せたと思っても、
私には、私の持つすべてのディスプレイで納得できる色が、出せませんでした。
それで結局、デフォルト(#BF416F)が一番だよねと思いました。
まず私が一目惚れした色だし、目が慣れてきたあとにちょっと地味……? と思っても、それは美人だって3日経てば飽きられるらしいので仕方がありません。
これ(#BF416F)がベストなピンクなんだ……。
デモサイトで使われている色ってことは、エリートピンクなんだ……!
プロのデザイナーさんが色々、黒背景に合うピンクってだけじゃなく、画像や文字との兼ね合いを考慮した上で選んだピンクなんだからそのまま使え!
私はそう自分に言い聞かせ、むくむく起き上がってくる素人根性を叩きのめそうとしました。
が、しかし本人しか気にしていないとしても、本人が気になるなら本人は気にするべきなのでは?
つまりここは私のブログなんだから、私の気の済むまで、私以外だれも気づかない変化を私だけは気にするべきなのでは?
~ブログ開設から数年後~
ブログのイメージは?好きな人やモノ
~なぜピンクと青なのか?~
じつはピンクも私が染めたい髪色ですが、私にはピンクみがある茶髪が限界でした(室内では茶髪、太陽光とかに反射するとピンクみたいな)。
現実的に考えて、髪色をピンクとか青に染めて許される人間は限られているし、私にはできません。
だから私は、髪色をピンクとか青とかに染めている人には憧れがちです。
↑特にこのふたりには、中身も含めて憧れているし、尊敬しています(じつは高木社長は赤髪ですが、私が初めて見たときはどう見てもピンクだったのでピンクという認識)。
まあそもそも、染められる部分については外見は中身を表すし、外見に惚れるということは中身に惚れるということでもありますが。
憧れとは、「なりたくてもなれない自分」ですよね。
たとえばDJ社長は、こう連呼して成り上がった自己啓発モンスターですが、私が「俺ならできる!」を連呼しようと思ってもどうしても失うものが頭をよぎって無理です。
DJ社長はいいます、「人脈無いけど 知識も無いけど 所持金無いけど IQ無いけど 今の俺には何にも無いけど 失うもの 無いって事さ」(40thシングル【-0-Tokyo】)。
でも私は結構マジメに生きているので、髪をピンクとか青にすると、それまで築き上げてきた信用や信頼を失います。
と、高木社長も自身の髪色について語っていたとおりです(NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』)。
しかも自分のヘアサロンを持つプロの美容師ならともかく、素人はピンク髪とか青髪とかを綺麗に維持できません。
つまり私がピンク髪とか青髪とかに染めれば、真面目なイメージや信頼を失い、髪色まで落ちてすべてを失います。
これがアフィリエイトブログやショップサイトを作るなら、(購買意欲にマイナスっぽい)ピンクと青は大失敗なんでしょうが。
私は広告収入が目当てでブログをやるわけではないし、収益が見込めないとかどうでもいい。
それに趣味メインのブログでも、ピンクと青の2色しか見えないならヤバいかもしれませんが、
~当ブログで実際に見える色~
なので、それなりにカラフルだから大丈夫でしょう。
ブログは、自己表現・自己実現・自己満足の場です。
自分の好きな色に塗りたくるべきです。
まとめ:スマートにデザインする方法
- WordPressブログのデザインは、WPテーマが9割!有料テーマも視野に入れる
- それでも、残り1割のカスタマイズで沼るので、完璧主義はやめたほうが良い
- まあでも、結局は自由!手間と時間をかけた分だけ、ブログに愛着が湧くから
以上です。
③「ブログに愛着が湧く」について補足をすると、結局のところ、
~ブログ開設から5年後~
本記事は、2019年に執筆した記事を、2024年に大幅リライト(加筆修正)しました。
これ以上の証明はありませんよね。
バカみたいに迷走してもいいし、プロみたいに綺麗な仕事である必要もありません。
自分でつくった料理のほうがおいしく感じるわけ【NHI症候群】
私たちは「自ら考えだしたアイデア」に夢中になる
私の料理の腕はたいしたことはない。妻もそれは知っている。それでも、ときにはなんとか食べられる料理ができあがることもある。
何週間か前、私は舌平目を二枚買った。ありふれたソースではつまらないと思った私は、「新しいソース」のレシピを考え出した。白ワインと、ピューレにしたピスタチオと、はちみつと、おろしたオレンジの皮を混ぜあわせ、そこに少量のバルサミコ酢を加えるというかなり思い切った組み合わせである。
妻は焼いた舌平目を皿の端に寄せ、申し訳なさそうな笑みを浮かべながら、ナイフを使って魚からソースをこそげ落とした。
だが私には、そのソースは悪くないように思えた。私は彼女に、それがどれほど大胆な創作料理かを詳細に説明し、きちんと味わってみるべきだと勧めたのだが、彼女の表情は変わらなかった。
二週間後、我が家の食卓にまた舌平目がのぼった。料理をしたのは妻だ。
彼女は二種類のソースを用意していた。ひとつは彼女の定番のブールマニエソースで、もうひとつは〝フランスの有名シェフの創作〟ソースだった。だがふたつ目のソースはひどい味だった。
食事が終わると妻は、あれはフランスの有名シェフの創作ではなく、二週間前に私が考え出したソースだと打ち明けた。彼女は面白半分に、私が「NIH症候群」に陥っているかどうかを試し、私の有罪を証明してみせたのだ。私たちは、自分の知らないところでつくられたもの、つまり「ここで発明されていない(Not Invented Here)」ものについては、なんでもネガティブに評価してしまう。
ソース:『Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法』 – 著:ロルフ・ドベリ 、訳:安原実津、サンマーク出版2020年
私たちが「自ら考えだしたアイデア」に夢中になるのは、この「NIH症候群」が原因だ。魚のソースだけでなく、あらゆる分野における解決策や、ビジネスのアイデアや発明に対しても「NIH症候群」は発生する。
たしかに、他人に食べさせる料理や、お客様あってのビジネスで【NIH症候群】に浸るのはまずいでしょう。
でも趣味のブログなら?
趣味のブログでも、多少は読者のことを考えなければまずいかもしれませんが、
私はここまで、【THE THOR】にデザインの9割を頼りながら、残り1割で迷走に迷走を重ねました。
でもその苦労と失敗と汗と努力が、ブログを継続するための力となったのです。
以上、Think Design、ブログのデザインは程々の完璧主義(盛大な矛盾)で楽しみましょう!