FIFAワールドカップカタール2022(決勝トーナメントBEST16)を観ました。
- アルゼンチンVSオーストラリア
- フランスVSポーランド
- 日本VSクロアチア
- ブラジルVS韓国
- モロッコVSスペイン
- ポルトガルVSスイス
基本的にはABEMAで視聴、FIFAランキングはワールドカップ2022開幕時点(2022年10月6日発表)を使用します。
では以下目次です。
アルゼンチンVSオーストラリアは技術差
~アルゼンチン2 – 1オーストラリア~
前半早い時間、オーストラリアのペナルティエリア内でオーストラリア選手の手にボールが当たり、アルゼンチン選手がハンドをアピール。
これは今大会の基準的に、ペナルティキック確定か……と思われましたが、審判は流します(基準がブレブレ)。
オーストラリアは、高身長を活かしたパワープレイ(縦にロングパスを放り込んでヘッドで競り勝つとか、空中戦、セットプレイ)が向いているはずだけど、なぜかパスサッカーをやっている。
~前半34分~
https://www.youtube.com/watch?v=dF6PTGz3ApI
ソース:【速報】”神の子”メッシがキャリア1000試合目でもゴール!らしいコントロールショットで先制!FIFA ワールドカップ カタール 2022 決勝トーナメント1回戦 アルゼンチンVSオーストラリア – YouTube(ABEMA公式) – 2022年12月7日閲覧。
グループリーグのメキシコ戦でもそうだったけど、トラップやシュートスピードやコースが完璧。
サッカーで低身長の選手が多い国は、この足下の技術でフィジカル(身長差や体格差)を凌駕するしかないわけで、オーストラリアとはテクニックの磨き方が違う……、
起きると、「アルゼンチン2 – 1オーストラリア」で試合終了……。
ハイライトを見ると、オーストラリアのキーパーが、バックパスを受けて自陣ゴール前でボールをこねてアルゼンチン選手に奪われて失点するという大失態を演じていました。
これは(同じようなバックパスが好きな)日本に対しても思うことだけど、
相手選手がプレスしてきているのに、自陣ゴール前でボールを繋ごうとするの、怖すぎて見ていられない。
1ミスで失点に繋がるのに、そしてそんなことはプロの選手が一番わかっているはずなのに、そして実際ワールドカップという一番ミスってはいけない大舞台でミスってしまうのに……。
でもこれ、日本やオーストラリア以外のチームでも見かけるし、プロとしての自信がボールを持たせてしまうんだろうな~……(でも、それを狙っている相手もプロなんだけど……)。
フランスVSポーランドはエンバペがMVP
~フランス3 – 1ポーランド~
https://www.youtube.com/watch?v=c6EhfLIcCXI
ソース:【速報】”進化する怪物”エムバペが今日も決めた!強烈すぎる一振りをゴールに突き刺す! FIFA ワールドカップ カタール 2022 決勝トーナメント1回戦 フランスVSポーランド – YouTube(ABEMA公式) – 2022年12月7日閲覧。
↑ゴール前で、ほとんどPKみたいに落ち着き払って、狙い澄ましたコースに強烈なシュート。
フィジカル・メンタル・テクニック、全部化け物!
https://www.youtube.com/watch?v=oWt61W_tjYQ
ソース:【速報】エムバペ驚異の今大会5得点目!危険な角度から華麗に沈めた神コース! FIFA ワールドカップ カタール 2022 決勝トーナメント1回戦 フランスVSポーランド – YouTube(ABEMA公式) – 2022年12月7日閲覧。
ボクシングの試合を観ているみたいだった。
あまりにもレベル差がありすぎて、右フックでも左フックでもいつでも倒せますよみたいな。
- クリスティアーノ・ロナウド……37歳(ポルトガル)
- ジルー……36歳(フランス)
- スアレス……35歳(ウルグアイ)
- メッシ……35歳(アルゼンチン)
- レヴァンドフスキ……34歳(ポーランド)
↑今大会、各代表で史上最多得点を記録している生ける伝説が多数出場していますが、全員もう引退してもおかしくない年齢です。
全盛期と比べると、劣化しているスター選手が目立ちます。
そんななかで、エンバペは23歳にして、すでに今大会5ゴール(現時点で単独トップ)!
一方、ポーランドの34歳レヴァンドフスキは、後半アディショナルタイムでPKを蹴らせてもらう。
フランスのペナルティエリア内で、フランス選手の手に偶然ボールが当たり、ハンド判定。
でもそれ取るなら、アルゼンチンVSオーストラリアのハンドも取るべきだよね……(基準がブレブレ)。
これにはレヴァンドフスキもニッコリ。
なんか……どうしても、ポーランドに1点だけでも取らせてあげたいという、強い意思を感じましたが……。
まあ、勝敗に影響しないなら、これがサッカーの温もりなのかもしれません。
日本VSクロアチアはメンタル勝負だった
~日本1 – 1クロアチア(PK戦1-3)~
https://www.youtube.com/watch?v=ReXx-qscM2w
ソース:【速報】歴史的偉業の瞬間!クリスティアーノ・ロナウドFIFA ワールドカップ史上初の5大会連続ゴール! FIFA ワールドカップ カタール 2022 グループH ポルトガルVSガーナ – YouTube(ABEMA公式) – 2022年12月7日閲覧。
私はグループリーグ第1節の感想で、上記ロナウドのPKを「メンタル強すぎ……」と評価しました。
試合の勝敗はもちろん、「5大会連続ゴール」の大記録がかかったPKを、このボールスピード・このコースで蹴れるなんて、
~ロナウドのPKを観た感想~
だから私には、PK戦でスピードもコースも甘々のボールしか蹴れなかった日本代表の気持ちが、よくわかります。
PKが下手というよりは、メンタルが弱いんですよね。
まあそれを「PKが下手」というのかもしれませんが、日本人だって、止まっているボールを強く狙った場所に蹴るぐらいのフィジカルやテクニックはあるはずです。
- 堂安のミドル……120.04 km/h
- ロナウドのPK……117.39 km/h
ソース:堂安が決めたスペイン戦の120km/h弾は2位にランクイン カタールW杯で生まれた高速シュートの数々 – Yahoo!ニュース – 2022年12月7日閲覧。
それなのに、同じ代表選手としてのフィジカルとテクニックを持っている南野選手・三笘選手・吉田選手が、
これはもう、メンタルの問題です。
日本人の気質・遺伝子的に、PKみたいなプレッシャー120%のシチュエーションに弱いのは確定的に明らか。
解説の本田圭佑さんも、日本人のなかではメンタルが強いほうだと思われていますが、
~延長後半終了間際~
~延長後半終了直後~
と、「選手の気持ち」に感情移入して、動揺しまくっていました。
そして「PKは運」と繰り返していましたが、PKは運ではありません。
クリスティアーノ・ロナウドが、運任せ&力任せでPKを蹴っているわけがなく、強靱なメンタルとそれを支える練習量があったはずです。
メンタルが弱ければ、せっかく鍛え上げた肉体も技術も、肝心なところで力を発揮できません。
日本代表は、前回大会準優勝のクロアチア代表を相手に、本当に試合内容は互角でした。
途中でクロアチアにクロス祭りを開催されたときは、負けたと思いましたが。
コスタリカに負けた試合も、攻撃を仕掛けたい場面でバックパスを連発して、後ろ向きのメンタルをしていました。
日本代表の課題は、メンタルです。
あとメンタルさえ強くなれば、ワールドカップベスト8はいけます。
ブラジルVS韓国は「背水の陣」理論崩壊
~ブラジル4 – 1韓国~
- ブラジル……FIFAランキング1位
- 韓国……FIFAランキング28位
前回、アジア勢が格上相手に先制ゴールを許してからの逆転勝利を連発していることに注目した私は、「背水の陣」理論を提唱しました。
そして、韓国VSブラジルでは、ブラジルが先制することも予想していました。
つまり、「背水の陣」理論が正しいなら、この試合でもそれが発動するはずでしたが、
https://www.youtube.com/watch?v=K3BDAa8Jq1c
ソース:【速報】カナリア軍団が止まらない!芸術的なパスワークから最後はリシャルリソンが冷静に流し込む! FIFA ワールドカップ カタール 2022 決勝トーナメント1回戦 ブラジルVS韓国 – YouTube(ABEMA公式) – 2022年12月7日閲覧。
リシャルリソンが暴れまくっているのを見届けて、私は寝落ちしました(日本時間・朝4時開始の試合)。
後半はブラジル無得点ですが、なんかキーパー交代とかやっているし(しかも第三GK)、これまで出番がなかった選手を思い出出場させるレベルの舐めプをしていたのでしょう……。
モロッコVSスペインは「PKは運」を証明
~モロッコ0 – 0スペイン(PK戦3-0)~
私は、クリスティアーノ・ロナウド(日本時間・朝4時試合開始)を観るために早寝早起きをして、モロッコVSスペインの試合結果を確認しました。
すると、とっくに試合が終わっているはずの朝2時過ぎ、まだ試合中でした。
私はホットブラックコーヒーを飲みながら、延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入するのを見届けました。
ソース1:【W杯】スペイン代表エンリケ監督が断言「PKは運ではない」 選手たちに課したトレーニング「決まったルーティンが必要」 – Yahoo!ニュース – 2022年12月7日閲覧。
ソース2:スペイン代表PK千本練習「クジでない」報道に驚き「これが世界との差」 日本「PKは運」論調あるも – Yahoo!ニュース – 2022年12月7日閲覧。
ソース3:「PKは運じゃないから」 敗れたクロアチア戦、城彰二氏が持論「蹴る人の責任」「全然甘いコース」 – Yahoo!ニュース – 2022年12月7日閲覧。
ソース4:言い訳でしかない「PK戦は運」直前にキッカー決めた日本、16強以上目指すなら準備が必要だ – OGGIの毎日がW杯 – ワールドカップカタール2022コラム – 日刊スポーツ – 2022年12月7日閲覧。
そして、日本代表がPK戦で敗れた途端、「PKは運ではない」系のカッコイイニュースが世界中を駆け巡りました。
本田圭佑さんも繰り返した「PKは運」に対する明確な反論です。
しかし、プロのサッカー選手や監督(本田選手や森保監督)が、「PKの成功確率は準備と練習で改善できる」なんて当たり前の法則を知らないわけがない……と、引っかかりは残っていました。
では、「PKは運」とはどういう意味なのか?
それをスペイン代表が教えてくれました。
PK1000本ノックとはなんだったのか……?
スペイン代表のPKは、「日本はまるでPK練習をしたことがないかのように見えた」とディスられた、あの日本代表とまったく同じレベルでした。
ソース:『日本はPK練習をしたことがないように見えた』 元イングランド代表レジェンド解説者、経験の差を指摘【カタールW杯】 – Yahoo!ニュース – 2022年12月7日閲覧。
練習を頑張るなんてのはいうまでもない当たり前の前提で、本番で強い気持ちが持てるか、ポジティブな心境でPKに挑めるかが運なのです(私たちも、気持ちの浮き沈みはコントロールできないはずです)。
いや、あるいは、クリスティアーノ・ロナウドのようなメンタルを持って生まれるかどうかが運なのかもしれませんが……。
スペインのような、陽気でポジティブな国民性で、そのなかでも世界一流のサッカー選手たちが準備と練習をしてもこれなら、
ポルトガルVSスイスはロナウド不要論?
~ポルトガル6 – 1スイス~
https://www.youtube.com/watch?v=Ucq6i5IRJpg
ソース:【速報】今大会第1号ハットトリック!今大会初スタメンのラモスが見事な抜け出しから3得点目となる衝撃のゴール! FIFA ワールドカップ カタール 2022 決勝トーナメント1回戦 ポルトガルVSスイス – YouTube(ABEMA公式) – 2022年12月7日閲覧。
しかも、ロナウドのポジションで出場したゴンサロ・ラモス(21歳)がハットトリックを達成してしまった……。
これはもう、ロナウド不要論、世代交代論は不可避でしょう……、
むしろ、なんで37歳でまだいるの……(しかもクラブ無所属なの、面白すぎる……)って感じなので、仕方がありません。
それでいえば、ペペ(39歳)も大概、生ける伝説ですが(しかもこの試合、コーナーキックからのヘッドで、決勝トーナメント最年長ゴールまで決めました)。
今大会ここまで、センターバックのペペと同じゴール数だなんて、終わりだよロナウド……。
まとめ:決勝トーナメントBEST8に続く!
- アルゼンチン2 – 1オーストラリア
- フランス3 – 1ポーランド
- 日本1 – 1クロアチア(PK戦1-3)
- ブラジル4 – 1韓国
- モロッコ0 – 0スペイン(PK戦3-0)
- ポルトガル6 – 1スイス
以上です。
もちろんベストマッチは、
PK戦はもうしょうがないです。
ドイツやスペインを倒して、クロアチアとも120分間完全に互角だった日本代表は、強かった!!
しかしこれで、
まあ、グループリーグで全滅予想をされていたなかでこの結果は、「世界の壁」の位置を押し上げたのは間違いありません。
アジア勢、お疲れさまでした!!
以上、決勝トーナメントBEST8に続きます!
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