ノルマはありませんが上を目指して頑張りましょう、みたいな無能多くない?
私自身は、現在所属しているサークルで楽しくやっているので、「無能なサークルリーダー」とは縁がありません。
しかし、毎月1日になってメンバーがサークル報酬を受け取ると、そのまま脱退が相次いでサークルが崩壊するという話をよく聞きます。
そしてついに8月1日には、私のウマ友であるAくん(仮名)が無能リーダーの被害に遭って、
という愚痴を聞かせてくれて、「○○がサークルを脱退しました」だらけの悲惨なログ画面まで見せてくれました。
と私は思って、幸せな気持ちになりました(他人の不幸ははちみーの味)。
そして私は、はちみーのお返しに、転職活動を始めるAくんと一緒に無能なサークルリーダーの見分け方を考えました。
- サークル活動が「仕事」である現実を理解していない
- だから仕事なら絶対に必要なノルマを設定していない
- だから仕事なら絶対に追放のログボ勢が元気に寄生中
以上、すべてAくんが所属していたサークルのリーダーに該当するものです。
したがってもちろん前提として、本記事で扱うサークルとは、放置や最低限の報酬が目当てのサークルではありません(そもそも最低限の報酬で合意していれば、設立時点で仕事が完了しているため、リーダーが無能呼ばわりされることはありません。ログボ勢も寄生虫には当たりません)。
では3点、具体的に解説していきましょう。
以下目次です。
サークル活動が「仕事」である理由!労働と報酬を求めているでしょ?
さて、ゲームを「仕事」に見立て始めたら人間終わり、「廃人」と呼ばれてゲーマーの末期症状であると見なされます。
が、ゲームアプリ『ウマ娘』のサークルでいえば、
ここでいう「仕事」をシンプルに説明すると、以下の2点を兼ね備えた活動です。
- 労働
- 報酬
では『ウマ娘』のサークル活動に当てはめてみましょう。
- 労働(ファン数獲得、アイテムリクエスト、寄付)
- 報酬(ジュエル、サークルPt、アイテム)
だから『ウマ娘』のサークルは、毎月の仕事量(総獲得ファン数)によって、ランクD+~SSまで格付けされます。
そしてランクが上がれば、給料(報酬)も上がります。
サークルランキング | ジュエル報酬 | サークルPt報酬 |
SS | 3000個 | 3000Pt |
S+ | 2400個 | 2400Pt |
S | 2100個 | 2100Pt |
A+ | 1800個 | 1800Pt |
A | 1500個 | 1500Pt |
B+ | 1200個 | 1200Pt |
B | 900個 | 900Pt |
C+ | 600個 | 600Pt |
C | 300個 | 300Pt |
D+ | 150個 | 150Pt |
D(ランキング未参加) | 0個 | 0個 |
まさに経済格差です。
もちろん、別に年収150万円のフリーターでも、本人が満足しているならそれでかまいません。
でも大半の人間は、
と、思っています。
そこで年収を上げる方法は、主に2パターンです。
- 仕事量を増やす
- 別の会社に転職する
以上の事柄は、『ウマ娘』のサークルにも当てはまります。
そこで報酬を上げる方法は、
- 育成回数を増やす
- 別のサークルに移籍する
ね?
なにからなにまで、やっていることが「仕事」と同じでしょう。
またジュエルを諦めたサークルでも、
です。
自分がなにをやっているのか、改めて振り返ってみてください。
自分で靴をリクエストして⇒靴を寄付してもらって⇒今度は自分が他人のリクエストを受けて⇒靴を寄付して⇒また自分で靴をリクエストして⇒靴を寄付してもらって⇒今度は自分が他人のリクエストを受けて⇒靴を寄付して……以下無限ループ。
この同じ靴を延々と回し続けるプレイ自体には、なんの面白みも楽しみもない、サークルPt欲しさに従事しているだけの、
つまり仕事です。
それなのに、この大前提を理解していない承認制サークルのリーダーは、そりゃ大量離職される無能ムーブをかましますよね。
仕事にノルマが必要な理由!「同一労働同一賃金」を知らないのかよ?
「ノルマ」というと、ブラック企業のようなイメージを持たれる方も多いかもしれません。
特に『ウマ娘』をプレイ中の方は、学生やニートや無職の自宅トレーナーも多いでしょうし、ニュースで報じられるブラック企業の象徴たる「ノルマ」に怯えている方も多いかもしれません。
が、社会経験を積んだり、歴史に学んだりすればわかることですが、
です。
だってノルマがないってことは、下限もないけど上限もない、次から次へと仕事を押しつけられてキリがないって可能性もあるからです。
ノルマがあれば、ノルマさえクリアすればあとは自由の身(遊んでいようが休んでいようが文句をいわれる筋合いはない)なのに、ノルマがなければ自由の身を保証してくれる基準がありません。
だから最悪なブラック企業は、ノルマを設定しません。
代わりにこういいます。
このように、イメージの悪い「ノルマ」⇒「具体的な数値や基準」だけは絶対に否定しますが、
- 高い
- 目標
- 楽しむ
- 成長
- 自主的
- 上
- 目指す
- 頑張る
- やる気
といった意味のわからない言葉は好んで使います(すべて、具体的な数値や基準が伴って初めて意味の通る言葉です。たとえば「楽しむ」って、具体的には休日出勤やサービス残業をするレベル以上or未満? 勤務時間を「楽しんでいる」指標にするとしたら、それって具体的に毎月何時間以上?)
あなたが有能で仕事ができればできるほど、無限に「高い」「目標」「楽しむ」「成長」「自主的」「上」「目指す」「頑張る」「やる気」系の仕事を押しつけられて搾取されます。
キリがないという意味では、
です。
それで給料はといえば、楽な仕事しかしていない無能な同僚と同じ。
『ウマ娘』のサークルでいえば、同じサークルに所属している限り、
ノルマ未設定のサークルに所属するってことは、これがありえます。
ここまで極端じゃなくても、
- 月間獲得ファン数3000万人(以上)のトレーナー
- 月間獲得ファン数300万人(以下)のトレーナー
みたいなのが入り混じっているサークルは普通にありますよね。
こんな不公平な環境で、前者「月間獲得ファン数3000万人(以上)のトレーナー」たちが、だれひとり迷惑感や不満感を抱かないと思いますか?
「同一労働同一賃金」なら公平ですが、
- 怠け者
- 働き者
両者が同じ職場にいて、賃金だけが同一で働き者が納得しますか?
怠け者に足を引っ張られなければ、もっと上を目指せるのに?
ちなみにAくんのサークルは、
みたいな標語を掲げていて、だから「月間獲得ファン数3000万人(以上)」タイプが集まっていたんだなって私は一瞬納得しかけましたが、やっぱり納得できません。
だって私にはマジ地雷にしか見えないから。
立場上めっちゃ結果論で申し訳ないけど、こんなん作るほうも入るほうもダメで、そんなんだから爆発霧散するんだよ。
教訓ッ!メンバーの不満を無視すると爆発したとき一気に崩壊するぞ!
さて、前項で挙げた2種類のトレーナー、
- 月間獲得ファン数3000万人(以上)のトレーナー
- 月間獲得ファン数300万人(以下)のトレーナー
このうち、②「月間獲得ファン数300万人(以下)のトレーナー」は、「ログボ勢(ログインボーナスを受け取るプレイがメインのユーザー勢力。ログイン勢)」に分類されます。
Aくんのサークルには、
- 月間獲得ファン数3000万人(以上)のトレーナー
- 月間獲得ファン数300万人(以下)のトレーナー
が混在していました。
この例では、①「月間獲得ファン数3000万人(以上)のトレーナー」は不公平感を抱くため、面白くありません。
楽しいのは、②「月間獲得ファン数300万人(以下)のトレーナー」だけです。
実際、月間獲得ファン数2000万人ぐらいのAくんでさえ、月間1000万人にも満たないトレーナーには不満を感じていました。
Aくんも含め、メンバーはだれも「追放しろ」とは訴えていませんが、それは当たり前です。
サークルに活動ノルマがない以上、だれも活動量の低さを理由に「追放しろ」とはいえません。
でも確実に、不満は蓄積されていました。
つまり育成回数が極端に少ないログボ勢は、
- ファン数稼ぎの競争相手(ライバル)にならないし、
- 攻略の話題にも入ってこない(入ってこれない)し、
- サークルで開催するルームマッチにも参加しないし、
- だから感想戦や情報交換どころか雑談も不参加だし、
- なんなら靴回しさえ普通にサボってくる穀潰しです。
こういったメンバーが、サークルの雰囲気を暗くします(ちなみに私も対人は興味がないので攻略やルムマには加わりませんが、速攻でフォロワー枠が埋まりそうな神因子持ちのフレンドIDを共有したりはしています。もちろん自分用に検索したついでに)。
- 以前はもっとチャットで発言していた人が、気がつけば無口になっていないか?
- 以前はスタンプには反応していた人が、スタンプすら貼らなくなっていないか?
- 以前は積極的にファン数を稼いでいた人が、少しずつやる気を失っていないか?
- 以前は毎日ログインしていた人が、最終ログイン「1日前」になっていないか?
- でも「1日前」はリアルの用事もあるとして、「2日前」が増えているなら……?
結局は「月間獲得ファン数3000万人(以上)のトレーナー」たちに支えられて、サークルランキングB+は維持できていたからです。
つまり表面上は、問題に気づかないふりができました。
が、8月1日、
すると、ほかのチャットログが挟まる間もなく、続けざまに一気に3人離脱。
その後も、「金の切れ目が縁の切れ目」といわんばかりに脱走者が続出し、1日で10人以上の大量脱退。
残ったのは中途半端なAくんタイプと、ログボ勢と、少しばかりの「月間獲得ファン数3000万人」タイプでした。
もちろん、このままではサークル沈没、再起不能、サークルランキングB+に再浮上は不可能です。
ガチで応募がゼロなのか、はたまたまともな応募がなくて全部弾いているのかはわかりませんが、とにかく「なまけ癖」状態。
それはそうでしょう、先月はB+なのに、メンバーは20人を割っていて、
みたいなことを宣いながら、サークルメンバーを見れば総獲得ファン数3000万人にも満たない寄生虫が発生中。
月3000万人稼げる「まともな」トレーナーが、こんな見えている地雷、リーダーシップ×、失敗率99%を踏むわけがありません。
まとめ:自分でノルマも設定できない無能はゲームが下手すぎないか?
- ゲームアプリ『ウマ娘』のサークルが崩壊する理由は、リーダーが無能だから
- 無能なリーダーとは、サークル活動が「仕事」である現実を無視する無責任者
- リーダーに「管理職」の自覚がないから、サークルの管理に失敗して崩壊する
以上です。
念のために繰り返しますが、本記事で扱うサークルとは、サークル活動に労働と報酬を求めるタイプのサークルです。
と思うトレーナーは、サークルランキングや靴回しの頻度にはこだわらないまったりサークルに所属して、上位ランクは目指していないはずです。
でももし、
みたいなふわふわしたことをいって寄生する気満々のメンタルでサークルやサークルメンバーを物色しているなら、リーダーだろうがメンバーだろうが現実だろうがゲームだろうが無能です(「ある程度」みたいに自他の活動量を感覚でしか把握できない人間は全員無能です。要するに自分の仕事量や貢献度をごまかして不当に得をしたいんでしょ?)。
つまり上位ランクや上位ランクの報酬は求めるくせに、
- リーダーは仕事ができない無能上司
- メンバーは「社内ニート」が増殖中
こんな矛盾した環境に甘んじているなら、徐々に衰退して破綻します。
それと私には、「ノルマ」⇒「仕事」論が負け犬の戯れ言に見えます。
だってゲームって、
ものでしょう。
その「ルール」には、もちろん「ノルマ」も含まれます。
だから私たちは、育てたウマ娘のURA決勝突破をなによりも願っているし、できればほかのレースも全部勝利してほしいと思っています。
もちろん、願ったり思ったりするだけではなく、さまざまな工夫を凝らして攻略プレイに挑んでいるはずです。
そして継承因子「URAシナリオ」を獲得したり、称号「名手」を入手したり、イベント期間限定SSRを完凸したときに、
と感じます。
私も「オグリキャップ名手」持ちで、合計ステータス因子☆9+URAシナリオ☆9のオグリキャップを育成してそれなりに日も経ちますが、いまだに種付けしまくる想いを継承しまくるオグリキャップにうっとりしています(サークルPtも美味しいです)。
です。
したがって、「ノルマ⇒仕事⇒楽しくない」は正しくありません。
むしろノルマをなくすということは、達成感を得るための手段を潰しているだけであり、自分でゲームをつまらなくしています。
『ウマ娘』には、
- 月間獲得ファン数1億人以上がノルマのサークル
- 月間獲得ファン数5000万人がノルマのサークル
- 月間獲得ファン数4000万人がノルマのサークル
- 月間獲得ファン数3000万人がノルマのサークル
- 月間獲得ファン数2000万人がノルマのサークル
- 月間獲得ファン数1000万人がノルマのサークル
- 月間獲得ファン数564万人がノルマのサークル
いくらでもあるし作れるし、自分がブラックだと感じない基準でノルマを選べばいいだけです。
おまけ:無能なサークルメンバーの特徴!有能リーダーに感謝を!
有能サークルリーダー(条件:ノルマを設定して30人ものメンバーの進捗状況を管理して未達メンバーを公平に除名して新メンバーを補充する)のお世話になっているくせに、
いくらノルマを達成しようが、有能リーダーのモチベーションを下げていることに気づきましょう。
どれだけお金を稼ごうが、妻に感謝を告げない夫がだんだん嫌われ、憎まれていく現象と同じです。
だって30人の進捗管理とかそれこそ仕事だし、なのにリーダー特典とかは特にないタダ働きだし、私なら絶対にやりたくありません(特に週ノルマとかExcel管理まで導入しているリーダー、ぶっちゃけこんな記事を書いて中級者以下のエンジョイ勢にドン引きされそうな上級エンジョイ勢の私でもドン引きです)。
そんなブラック企業も真っ青の仕事を、ただお礼を述べるだけで張り切ってやってくれるなら、いくらでも感謝します。
言葉で表現するのが恥ずかしい引っ込み思案のトレーナーは、
です。
以上、ゲームアプリ『ウマ娘』における無能なサークルリーダー&メンバーの特徴でした!