許せる。
簡単な遊戯王原作者の発言概要
2019年7月15日、漫画「遊戯王」の原作者である高橋和希先生が、自身のインスタグラムにおいて政治的発言を行い、軽く炎上しました。
発言は自身が発売する画集「YU-GI-OH! OCG 20th ANNIVERSARY MONSTER ART BOX」の宣伝とともに行われ、問題とされた箇所は以下のとおりです。
本当に今の売国政権で日本の未来は大丈夫かと思うわ!😩😩😭😳ヤバイ〜〜!!😱😱
アテム「決闘者のみんな!
今こそ正義の一票スタンバイだぜ!!👍」
そしてこの発言に添えて画集の表紙イラストが投稿されましたが、イラストは一部加工されており、「遊戯王」の主人公格であるアテム(闇遊戯)、およびアテムの愛用モンスター、ブラック・マジシャンとブラック・マジシャン・ガールが、それぞれ、
とのメッセージを発信する構図になっていました。
さて、本案件が炎上した理由は大きく分けて二点です。
- 原作者自身の発言内容が過激だった点
- 同上の発信にキャラクターを添えた点
一点目は、「今の売国政権」と、現政権である安倍政権をストレートにディスっており、安倍政権支持者にとっては面白くない内容です。
二点目は、「遊戯王」の人気キャラクター(モンスター)にまで「独裁政権」、「日本て住みづら」と、やはりストレートにディスらせており、安倍政権支持者はもちろん、日本の住環境支持者、そして一部の作品支持者にとっても好ましくない内容だったようです。
本記事では二点目を掘り下げます。
ファンの気持ち
まず前提として、「遊戯王」の原作者は「高橋和希」であり、よって「遊戯王」に登場する各種キャラクターの生みの親もまた、「高橋和希」です。
厳密にいえば好きには動かせますが、キャラ設定をテーマにした記事(【人間関係】自分にキャラを設定することのデメリット!)などでも述べているとおり、「そういうキャラじゃない」行為をさせることは、そのキャラクターの崩壊、そして上書きを意味します。
そんなキャラクターの情けない姿を、ファンは望んでいません。
にも関わらず、本案件でいえば、本来政治発言とは無縁のはずの、ブラック・マジシャンやブラック・マジシャン・ガールが、痛烈な政権批判を行なっています。
ゆえに、ファンは悲しんでいるわけです。
という感じです。
しかし、そこで提案したいのが、
という考え方です。
キャラクターの住む世界
いきなり残酷な話をしますが、じつはこの現実世界には、ブラック・マジシャンもブラック・マジシャン・ガールも実在しません。
ですから、その世界でブラック・マジシャンなりブラック・マジシャン・ガールなりの言動が確認されたのであれば、それは史実として認めるべきです。
しかしそこで、今回のブラック・マジシャンやブラック・マジシャン・ガールの発言がどこでなされたのかを考えれば、インスタグラムです。
無論続編とかスピンオフとかに登場しても無駄です。
作者が同じでも無理です。
一度完結したものは、もう二度と始まりません。
別の物語として始めることはできますが、別物は別物。
以後なにが発表されようが、同人誌や二次創作物に対してそうするように、気に入ったものは受け入れる、気に入らないものは存在しない、それでOKです。
そういうメンタルでいれば、少なくとも完結したものに関しては、完結後にいちいち怒ったり、悲しんだり、嫌いになったりすることはなくなります。
許す許さないの感情にもならないので、オススメです。
遊戯王原作者の謝罪
というわけで、「遊戯王」原作者による一部ファンを悲しませた行為でしたが、政治発言にキャラクターを用いた点については許せます。
まあどちらかといえば、「許せる」に分類されるだけで、許すもなにも、あまり関心がないというのが正しいところですが。
そして問題発言の翌日、2019年7月16日に原作者のインスタグラムで謝罪がありました。
だそうなので、どちらかといえば許せない方も、この件は許して切り離して楽になってはいかがでしょうか。
ただし、この謝罪は全文引用ですが、本案件が炎上した理由、
- 原作者自身の発言内容が過激だった点
- 同上の発信にキャラクターを添えた点
二点のうち、二点目しかフォローされていません。
一点目について怒り心頭の方は、本記事でも対象外なので、引き続き、
を希望される方は頑張ってください。応援しています。
なお、本記事中程でも触れた「キャラ設定」を謳う記事はこちらです↓
【人間関係】キャラ設定はコミュニケーションを円滑にする!
【人間関係】自分にキャラを設定することのデメリット!
以上。
THIS IS THE ANSWER.