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【人間関係】自分にキャラを設定することのデメリット!

バカとハサミは使いよう

前回の記事(【人間関係】キャラ設定はコミュニケーションを円滑にする!)において、


安田尊@キャラクターを謳うブログ
つまり、「キャラクター」とは、便利なコミュニケーションツールです。

と述べましたが、便利なコミュニケーションツールも、使いようによっては害を招きます。

前回に引き続き、国民的アニメ、原作は漫画「ドラえもん」に登場するメインキャラクター、「ジャイアン」を例に考えていきます。

キャラ設定のデメリット

まずは前回のおさらいとして、キャラ設定のメリットを一言で表しておきます。


メリット
キャラ設定のメリットは、人間関係を簡略化してくれることです。

では次に、キャラ設定のデメリットを一言で表してみます。


デメリット
キャラ設定のデメリットは、人間関係を簡略化してしまうことです。

はい。

要は同じなんですね。

まさに表裏一体、一長一短です。

ではこのメリットとデメリットについて、掘り下げていきましょう。

複雑な人間と単純なキャラクター

まず前回の記事でも述べていますが、人間は複雑な生き物です。

人間の心と身体の仕組みは、まだ全然解明されていません。

そこを簡単に理解(したふりを)して、


サーバル
すごーい! きみはジャイアンリサイタルが得意なフレンズなんだね!
サーバル
すごーい! そっちのきみはお勉強が得意なフレンズなんだね!

とキャラ設定を施し、コミュニケーションを円滑にする。

これがキャラクターを設定するメリットです。

しかし、問題はそのあとです。

ジャイアンリサイタルが得意なフレンズの場合、すなわちジャイアンですが、ジャイアンはいつだってジャイアンです。

十年前も現在も、ジャイアンは変わらぬ姿を保ち続けています。

当たり前ですよね。


漫画
いわゆる「サザエさん時空」と呼ばれる形式の漫画やアニメでは、基本的に作中で何日過ごそうが、登場人物は成長したり、変化したりはしません。
いつ見ても同じ絵
そう、キャラクターは変化しないのです。

不変であるがゆえに、単純であり、単純であるがゆえに、受け入れられる。

ゆえに、変化できない

つまり、人間が「キャラクター」という皮を被ったときも、変化できない。

その「キャラ設定」は呪縛になり、逸脱することが困難になります。


大惨事
たとえば自分が人前で歌う機会があり、ものすごく音痴で野太い大騒音を撒き散らしてしまったとき、「ジャイアン」というキャラ設定が付与され、そのキャラ設定に甘んじてしまったが最後、周囲は自分に対して、いつだって「ジャイアン」、つまりは「音痴で野太い大騒音」であることを期待します。

そのこと自体は、自分がそのキャラクターを受け入れ、気に入るのであれば、悪いことではありません。

欠点をキャラにし、持ちネタにできるのであれば、たとえ音痴で野太い大騒音でも、


レッテルバイオレット
アイツの歌声、マジジャイアンだった……
天然ピンク
マジ? どんな声?
マジレスブラック
どんな声って、ジャイアンの声だろ
天然ピンク
あ、そっか。あたし天然キャラだから。てへぺろ☆(・ω<)
物好きホワイト
一回聴いてみたいな
レッテルバイオレット
じゃあ今度カラオケに誘っとくわ

と、カラオケに誘われることすらあるでしょう。

ただし、そのキャラ設定を維持する上で、やってはいけないことがあります。

そう、「歌唱力を上げる」ことです。

歌唱力の上がったジャイアンは、ジャイアンとは呼べません。

みんなが「ジャイアンリサイタル」を期待してカラオケに呼んだのに、そこで平均以上の歌唱力で歌われたら、興醒めもいいところです。

せっかく「ジャイアン」として受け入れたのに、役割を、居場所を用意したのに、おまえはなにをやっているんだって話です。

そこで求められているのはシンプルな「ジャイアン」であって、


ジャイアン?
まあたしかに以前はジャイアン並みに音痴だったけど、それは自分でも認めるけどさ、あれからこっそり練習したんだよ、最初の頃はひとりでカラオケに入るのも勇気が要ったけど、もうすっかり慣れちまったよ、いまではひとりカラオケのほうが落ち着くぐらいだよ、そんで発見したんだけどさ、ここのドリンクってタピオカあるだろ、タピオカ飲んでから歌うと調子いいんだよ、つーわけでまずタピオカ頼んでいいか? まあタピオカなんか飲まなくても、人並みには歌えるようになってるんだけどな

って感じの、複雑な人間は求められていません。

前回の記事にも書きましたが、自分に設定されたキャラクターが気に入らなくて、キャラ設定をぶち壊したいのなら、それでもかまいません。

むしろ「ジャイアン」というキャラ設定を逆手にとって、裏で猛練習を重ね、いきなり「宝塚歌劇団」ばりの歌唱力を披露すれば、最大級のインパクトでもってキャラ設定など木っ端微塵、容易に上書きできるでしょう。

が、そうでないなら。

「ジャイアン」としての役割や居場所をキープしたいのであれば、歌唱力は上げられません。

ある日、それまでの人生で聴いてきたどんな曲よりも最高な曲との運命的な出会いを果たし、自分もその曲を歌うアーティストと同じように、できるだけ本家本元に寄せて歌いたい、そう思っても、ジャイアンのようにしか歌えません。

そうして、キャラ設定に囚われること。

本来の自分に備わっている複雑さを発露できなくなることが、キャラ設定のデメリットです。

まとめ

「ジャイアン」に限らず、「スネ夫」が強きを挫いたり、「ガリ勉」がノートでパラパラ漫画を作っていたり、「ムードメーカー」が沈黙していたり、「いじられキャラ」が孤高の一匹狼になったり、「オタク」が無趣味になったり、「姫」が女を捨てたり、「生徒会長」が髪の毛ピンクと青に染めたり、「ユーチューバー」がネット断ちをしたり、「陽キャ」が陰気になったり、「陰キャ」が陽気になったり、「見えるんだけど見えない者」にスポットライトが当たったりしたら、キャラ崩壊が始まり、それまでの人間関係も崩壊しかねません。

その自覚がある人ほど、混乱を恐れ、キャラクターに囚われてしまいます。

それに加えて、仮に自分が「ジャイアン」というキャラクターに納得していたとしても、最初は「音痴キャラ」という意味合いだったのに、「ジャイアン」と呼ばれるうち、自分をよく知らない人からは、「暴君キャラ」だと誤認されることもあるでしょう。

そして「暴君キャラ」という誤認が暴走し、いわれなき中傷を受ける恐れもあります。

そうしたとき、「キャラ設定」を脱ぎ捨てる覚悟がなければ、イジメや不本意ないじられ方へと発展するかもしれません。

このように、キャラ設定には人間関係を築きやすくすると同時に、壊しにくくするという効果もあります。

そのことを理解し、自分の設定も他人の設定も、長所も短所も柔軟に活用できる人こそが、真にコミュ力の高い、コミュニケーション強者になるといえるでしょう。

以上、前回に引き続きキャラクターについて謳った記事でした。

前回の記事↓

【人間関係】キャラ設定はコミュニケーションを円滑にする!

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