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【デマ拡散】他人の発言を切り取るべきではない理由

デマの拡散、利敵行為にさえなりえるからです。

実例「イケハヤVSえらてん」

ちょうどいい小競り合いがあったのでご紹介します。

ふたりのユーチューバー(両者肩書き多数ですが、わかりやすいものをチョイス)のやりとりです。

起点は「えらいてんちょう」、略称えらてん氏が投稿した動画です。



※当初の動画タイトルでは「月額298000円」と表記されており、スクリーンショットも保存されていますが(後述)、現在は訂正されています。

が、訂正後も問題は残っているので、このまま続けます。

この動画に反応したのが「イケダハヤト」、略称イケハヤ氏です。


イケハヤ社長@YouTubeコンサル
いやー、このデマ流しっぷりはヤバいな。月額298,000円の情報商材なんて売ってないw
これで犯罪にならないんだから、おかしな話ですよねぇ。この人は法的対処も難しいという噂(うまく逃げるらしい)。
とりま、事実無根ということで抗議しておきましょう。
スクショも撮って、動画ファイルもDL済。
イケハヤ社長@YouTubeコンサル
多分わかった上であえて誤認っぽくデマを流してるあたり、非常に劣悪なネット当たり屋なんですよねぇ。経験上、そのうち消えるんだろうけど迷惑極まりない……。

イケハヤ氏は、ツイッター上でえらてん氏の動画を「デマ」だと断じます。

しかしイケハヤ氏に対して、


バカッター
デマを流しているのはイケハヤのほうです!
バカッター
イケハヤは自分で「298,000円」と発言! 証拠もある!

といったツイートが複数寄せられ、えらてん氏も、


えらいてんちょう🌷(Yauchi Haruki)@著書5刷4.3万部

 

イケハヤ先生。俺はもう何が何だか訳がわからないよ・・・

と、ツイッター上でイケハヤ氏の過去のツイートを晒します。

晒されたツイートがこちらです。


イケハヤ社長@YouTubeコンサル
【イケハヤメディア塾】
入塾審査あり。1クール2ヶ月。
参加費49,800円で限定15人なんてイメージかな。
入塾時にアクションリスト提示、1ヶ月後、2ヶ月後にフィードバック、最後にふたたびアクションリスト提示。任意参加のZOOM飲み会あり。
気が向いたらこんな感じのサービスやります。
イケハヤ社長@YouTubeコンサル
とはいえ、この値段感だと正直儲からないんで、サービスを拡充して298,000円にしてもいいだろうな。ライザップ的なイメージで。
あんまり高額だとこちらも負担が高くなるんで、最初からその値段にすることはないと思いますが。スクール事業はどう作るか悩ましいなぁ。

はい問題です。

  1. 「サービスを拡充して298,000円にしてもいいだろうな」
  2. 「298000円の商材を発売」

一番と二番は同じでしょうか?

わかりやすく言い換えるなら、

  1. 「298,000円の商材を発売するというアイデアもある」
  2. 「298,000円の商材を発売」

一番と二番は同じでしょうか?

「するというアイデアもある」の部分をカットしても、意味は変わらないでしょうか?

変わります

なぜなら、「298,000円の商材を発売」という文言からは、「するというアイデアもある」の部分を読み取ることができないからです。

「~発売」で文章が区切られれば、意味は「発売」であり、「売り出すこと」です。

そして、「アイデアがある」ことと、「売り出すこと」は違います。

ここで当該イケハヤ氏の発言とえらてん氏の動画タイトルを比べてみましょう。

すでに全文引用している(誤認の余地がない)ので、該当部分だけ比較します。


イケハヤ社長@YouTubeコンサル
サービスを拡充して298,000円にしてもいいだろうな

えらてん起業チャンネル
イケハヤが298000円の商材を発売→

はい、意味が変わっていますね。

そしてイケハヤ氏は現実に、298,000円の商材など発売していません

にも関わらず、イケハヤ氏に対して、


バカッター
自分で「298,000円」って言ってる!

などと指摘するのは、妥当でしょうか?

たしかに「298,000円」とは発言していますが、そこだけ切り取ったところで、反論になると思いますか?

さらには、


バカッター
タイトルはよくないが、動画内容を見れば誤解しないのでデマではない

といった返信も寄せられていました。

そんなわけないですよね?

タイトルで嘘をついても内容で嘘をついていなければセーフ、という理屈がまかり通るのであれば、後付け、後出しでなんでもありになります。

それではタイトルの存在意義がありません。

なぜ「タイトルがよくない」のかといえば、一番最初に提示する情報で「誤認っぽくデマを流してる」からにほかなりません。

言葉を武器にするなら

読解力については以前にも記事にしています(【リテラシー】読解力が低い人は高ストレスな人生を送ります)が、読解力の記事では、解釈の分かれる例を取り上げています。

が、今回取り上げた例では、解釈の分かれようがないので、「騙されるほうも悪い」とは言い切れません。

このへんが、プロの書き手(読解力の記事に登場します)と、素人の書き手の違いかな、と感じます(もっとも、えらてん氏は書籍を執筆されているようですが……)。

隙のないプロなら、「発売?」などと表現をぼかすところです。

しかしいずれにしても、デマを発信したり、デマを正当化したりすることに意義はないでしょう。

デマによって相手を攻撃しても、相手は「デマだ」とわかっているわけですから、納得も屈服もしません。

それどころか、同じ方法でやり返されたら、もうどこにも正義はなく、会話は成り立たず、勝敗もつきません。

最初に「相手を成敗する」といった目的があったとしても、そうした目的は達成できなくなります。

ただ混沌のなかで、デマに反感を覚えた第三者が敵陣営に加わったり、デマに踊らされた第三者が味方陣営に加わったり、あるいは入り乱れ、戦況は混迷を極めていくだけです。

そうした「迷宮入り」は、それこそユーチューバーのような、「争い」をエンタメ化したり、換金したりする職種であれば、好ましいのかもしれません。

ゴールのない迷路をさまようのは、白けますし、消耗すると思いますが。

それでも、どのような形であれ戦い続けるとして、デマに踊らされる人間と、真実を追究する人間、どちらが戦力になるのか、勝てるのか、面白いのかは、いうまでもありません。

言葉を武器にするなら、「正確に記す」ことを重視しなければ、お話にならないのではないでしょうか。

なお「正確に読む」ことを謳った記事はこちらです↓

【リテラシー】読解力が低い人はストレスが高い人生を送る

以上。

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