ジャリッ……。
~とあるカップルの別れ話~
さて、私は恋愛ブログを運営している都合上、恋愛話は積極的に仕入れるようにしています。
それで先日、卵の殻が原因で別れたカップルの話を聞きました(幸い、クリスマス前の話です)。
でも「手料理に卵の殻が混ざっていたら別れる原因に!?」なんて記事、どこに需要があるんだって話だし、恋愛ブログは共同運営&収益目的なのでゴミ記事が書けません。
さあ存分に、卵の殻改め、吐き気を催す邪悪について語りましょう。
ちなみに別に読まなくても、冷蔵庫から卵を取り出してそのまま殻ごとジャリジャリジャリジャリよく噛んで味わえば、こんな世界一食感が悪いもん食わせられたらそりゃ別れるわってわかります(想像しただけでオエー)。
では以下目次です。
同棲中の彼女に手料理を作ってもらった彼氏
~とあるカップルの別れ話~
さて、私が話を聞いた相手は20代男性会社員で、Aくん(仮名)とします。
Aくんが付き合っていたのは、同じ20代で年下の彼女でした。
Aくんは、結婚を考えていないわけではないけどいますぐ結論を出したいわけではない……みたいな煮えきらない態度で、
- Aくん……家賃や水道や光熱費など、食事以外を負担
- 彼女……食費や調理器具や食器など、食事関係を負担
Aくんも彼女も働いていて、生活費は折半(といいつつ年上で男性のAくんが多く負担)というよくある形態でした。
その代わり彼女は、食事関係をすべて任されており、食材の買い出しから調理から皿洗いまでを担当していました。
しかし、共働きでまだ若い彼女には、料理研究などやっている余裕はなく、
Aくんは、彼女には胃袋を掴まれていませんでした。
ぶっちゃけ外食のほうが美味いと思っていました。
そんなある朝、彼女が朝食に卵とチーズと食パンを焼き、マヨネーズと塩こしょうで味を調え、
Aくんは出社前だったので、ゆっくり朝食を味わっている時間はありません。
着替えもあるし、歯磨きもあるし、髪もセットしなければいけないのです。
そして今日も社会の歯車として働くために、パクパクムシャムシャ栄養補給を頑張っていると、
手料理に卵の殻が混入!彼氏は吐いてしまう
~この世で一番食感が悪い食べ物~
奥歯で噛み潰した小さな食感は、しかし自分の脳みそには巨大で不愉快極まりない音色に聞こえます。
Aくんにも20年以上生きてきたキャリアがあります、瞬時に状況を理解しました。
異物の混入である。
Aくんは咀嚼を止めると、舌で口内を探り、混入した卵の殻だけをなんとか取り除こうとしました。
しかし卵の殻は小さく、砕け散っており、どこに何個あるのかもわかりません。
じゃあ全部飲み込むか、全部吐き出すか、いや彼女の手前もあるしこれぐらい我慢して噛んで飲み込んでしまえばいい……、
Aくんは急ぐあまり、判断を誤りました。
何度か咀嚼したあと、割れて増殖した卵の殻に妨害されて、また咀嚼を止めざるをえませんでした。
じつは卵の殻は、噛めば噛むほど世界一最悪な食感を拡散し続けるし、
もはやいまとなっては、元々混入していた卵の殻が何枚で、どれぐらいの大きさだったのかもわかりません。
ただ悪い想像だけが膨らみ続け、戦う気力が消え失せます。
まさに、吐き気を催す邪悪とはこのことでした。
Aくんは寝起きで、1日のなかで最も貧弱な時間帯に、最悪なハーモニーを味わいました。
目が覚めるような半焦げトーストのサクっとした食感。
癒やしをもたらす半熟卵のジュクジュクした食感。
卵の殻が別れる原因に!みんな気をつけよう
~手料理に卵の殻が混ざっていたら別れる原因に!?~
そりゃあ私だって、ミスって卵の殻入りの卵焼きや目玉焼きを食べたことはあるし、その不愉快さは知っているつもりです。
年下の彼女の前で吐いてしまったり、涙目になってしまったり、いろいろと情けない姿を晒して男のプライドが傷ついてしまったのも想像がつきます。
元々彼女に不満があったり、料理に不満があったり、一生この卵の殻が入っているかもしれないご飯を口に入れるのか……みたいな絶望も理解できますが、
笑いながら訊く私に、Aくんも半分笑いながら、でも残りの半分は「ガチでいまから自分が作ってもいいんで卵の殻入りの目玉焼きトーストをよく噛んで食べてみてくださいよ、話はそれから聞くんで」みたいな目が笑っていなくて怖かったです。
え、いいよ。
と答える選択肢はあったし、私は結構いろんなものに平均以上の耐性があるタイプで、そういう度胸試しや頼み事に「いいよ」と答えて実際難なくやって見せて相手を黙らせたり感謝されたりした経験も何度もありますが、
さすがに謝りました。
私は「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という格言を思いだし、絶対いま喉元過ぎて卵の殻の邪悪さを忘れていると反省しました。
私はAくんたちカップルの犠牲と、先人たちの残した遺言を無駄にはしません。
まとめ:愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ
- 彼女の手料理に卵の殻が入っていて、「ジャリッ」と破局の音が聞こえて吐いて別れた男がいた
- 卵の殻ぐらいで、と思われるかもしれないが、卵の殻は世界一食感が悪い(愚者は食べてみよ)
- 賢者は歴史に学ぶので、Aくんたちカップルの歴史に学び、卵の殻を絶対に許してはなりません
以上です。
さすがにこんなゴミ記事をうっかり読んでしまってなにも得るものがないといけないので、今日は名言をひとつ覚えて帰ってください。
ここで②「愚者」とか③「賢者」とかいっているのは、
~元ドイツ首相ビスマルクの名言~
バカは自分で卵の殻を食べるまでその邪悪さを学びません。
賢者は他人が食べて吐いているのを見て学びます。
以上、あともう1個雑学っていうかみんな忘れがちな常識ですが、冷静に考えたら卵ってニワトリのケツからひり出されているんだしめっちゃ汚いよね(そりゃそんなもん食わされたら別れますわ)。