夫婦間や恋人間で取り沙汰される喧嘩の素に、
というやりとりがありますが、これがなぜ喧嘩の素になるのかといえば、お互いに責任を押しつけ合っているからです。
今回はそのやりとりの裏側と、対処法について考えたいと思います。
喧嘩になる原因
まず記事冒頭の、「今晩なに食べたい?」「なんでもいいよ」の裏側を可視化して掘り下げると、こんな感じになります。
はい、めでたく喧嘩になりました。
原因は、お互いが食事メニューを相手に丸投げしていることです。
もっと言葉を尽くそうの一言に尽きますね。
しかし逆にいえば、言葉を口にする余裕もないときにこそ、なにを口にするかも決められず、こうした諍いが発生します。
そこで用意できる次善策が、次の項目です。
食欲をくすぐる
そもそもお互いが食べたいものを相手に丸投げするということは、お互いに食べたいものがはっきりしていないということです。
ではなぜ、食べたいものがはっきりしていないのか?
食欲がないからです。
つまり食欲を復活させれば、食べたいものも脳裏に浮かび、食事メニュー問題は前進します。
自分でも相手でもいいので、梅干しを口に含みましょう。
梅干しがない場合は、想像上の梅干しでもかまいません。
想像してみてください。
唾液があふれてでてくるはずです。
その唾液が食欲を促進させます。
みたいな気持ちになってきます。
でもそこで相手が、
などといいだしたら、
と、協議が進みます。
そして相手は、「梅干し茶漬け」に何品かを追加するか、「梅干し茶漬け」以上のものを提案せざるをえないので、それはもう立派な夕食になるでしょう。
なお、
みたいなことをいいだす相手であれば、ゴミなのでさっさと見切りましょう次の項目です。
好奇心をくすぐる
突然ですが、世界三大珍味といえば、
です。
だれでも一度は聞いたことがあると思います。
が、これらすべてを食べたことがある人は、意外に少なかったりします。
食べたことがあっても、夫婦や恋人同士で同じものを食べ、感想を交換した経験などはなかったりしませんか?
それすらあったとして、でも世の中にはまだまだ、
という食材や食品、料理があるはずです。
食べましょう。
要は相手に「食べたい」と思わせる提案であればいいわけですから、
と思わせる提案でもいいわけです。
そして「未知の食文化を体験したい」という欲求は、食欲とは別のベクトルで存在するので、食欲がなくてもOKです。
聞いたことすらない食材でもOKです。
まずくてもOKです。
全部食材のせいにしましょう。
夫婦や恋人が争うのは、ほかに不満をぶつける対象が見つからないときです。
そこで食材ではなく、「未知の食文化を提案した自分」や、「食材を選んだ自分」に怒りをぶつけてくる相手であれば、ゴミなのでさっさと見限りましょうお互い食べたことがないのに、美味しいと感じるかまずいと感じるかなんて、わかるわけがないと説得しましょう。
元々そういうギャンブルです。
だから行き当たりばったりでOKです。
事前に調べる手間も不要です。
などで探せばあります。
よほど特殊な環境でもない限り、近所に食べたことのない食材がひとつもない、ということはないでしょう。
まとめ
理想の対処法は、
というやりとりが発生したとき、それがいつ何時でも、相手の好みや体調や気分を把握し、相手が食べる直前になっても心変わりしない、食欲をそそるような献立を何種類も提案することですが、そんな超能力、だれもが身につけられるわけではありません。
いくら仲睦まじい夫婦でもカップルでも、無理です。
そこで次善策が、次の三点になります。
- 梅干しを口いっぱいに頬張る
- スケープゴートを煮るなり焼くなり好きにする
- 関係性を食い千切る
まあ一番いいのは、「なんでもいい」を有言実行してくれる相手を見つけることですが、なかなかそうもいきません。
そんなときは、相手の食欲か知識欲を炙りだしたほうが早いかもしれません。
刺激するなら、相手の感情よりも欲求です。
以上、困った食事相手の対処法でした!
THIS IS THE ANSWER.