イエスバット法とは、主に営業マンが使用してきた交渉術です。
- YES(はい。)
- But(でも、)
まず従来のイエスバット法は、①「はい。」によって、1度は相手の意見に同意・共感したふりをします。
そして次に、②「でも、」の形式で、結局は相手に反論をするテクニックでした。
~イエスバット法の例~
↑最初に同意や共感でワンクッション置くテクニックは、家族や友だちや恋人相手のコミュニケーションも円滑にしてくれます。
というのは、古い「イエスバット法」。
じつは、もっと広範囲に有効なやり方があって、
~新イエスバット法~
やはり暴力・・・・暴力は全てを解決する・・・・!!
本記事では、新イエスバット法を解説します。
では以下目次です。
イエスバット法が古い理由!面倒臭い!
~旧イエスバット法VS新イエスバット法~
- 旧イエスバット法……言葉
- 新イエスバット法……暴力
さてご覧のとおり、①「旧イエスバット法」と②「新イエスバット法」がかち合えば、②「暴力」が勝ちます。
なぜなら、①「言葉は無力」で、②「暴力は有力」だからです。
現代の高速化したビジネスの現場では、①「小手先」による誤魔化しもバレているため、
などと、ウザがられていること請け合いです。
それに、旧イエスバット法の使い手同士で駆け引きが始まれば、どうなるでしょうか?
~旧イエスバット法VS旧イエスバット法~
これが言葉の無力さです。
言葉でいくら相手を叩きのめしても、無限に反論が返ってくるし、旧イエスバット法のせいで回りくどさが限界突破しています。
しかし、新イエスバット法同士ならどうでしょうか?
~新イエスバット法VS新イエスバット法~
新イエスバット法の実例は?ニーガン!
- 金属バット
- 木製バット
- プラスチックバット
一口に「野球道具のバット」といっても、さまざまな種類があります。
種類が豊富にあるということは、用途も豊富にあるということです。
そもそも野球は、自由の国アメリカが発祥だし、
- 釘バット
- 有刺鉄線バット
- 素振り練習用のバット(と見せかけて、先端部分に装着した重りで殺傷力をアップさせた凶器)
アメコミ『バットマン』シリーズの悪役、ハーレイ・クインだって、野球以外でバットを振り回しています。
海外ドラマ『ウォーキング・デッド』の悪役、ニーガンだって、野球以外でバットを愛用しています。
特にニーガンは、有刺鉄線を巻いた木製バットに名前や人格まで与えて、こう呼んでいました。
そしてニーガンは、時にはルシールと相談しながら、交渉事を有利に進めるタフ・ネゴシエーターでした。
ニーガンに逆らったリック(『ウォーキングデッド』の主人公)たちの末路を見よ!
ただしニーガンは、相手が「YES」というまでバットで殴るというよりは、「YES」といわなかったらバットで殴り殺すタイプでしたが。
殺してしまうと交渉ができなくなるので、殺すのはよくありませんね。
完璧すぎるとリックたちが勝てなくなるので、ニーガンも完璧なバッターではありませんでした。
鳴かぬなら鳴くまで殴ろうホトトギス!
- 交渉相手を殺すのはダメ
- 交渉相手を直接叩くべし
順番に解説します。
まず始めに、
新イエスバット法は、あくまで交渉術であり、交渉相手の口を塞いではいけません。
海外ドラマ『ウォーキング・デッド』の悪役、ニーガンの場合は、交渉相手がグループだったという事情があります。
だからまあ、ニーガンが何人か殴り殺した件については、情状酌量の余地があります。
実際、ニーガンは、最終的には交渉に失敗しました。
ニーガンの要求は、リック(『ウォーキングデッド』の主人公)を部下として従えることでした。
そのためなら、リックの仲間は何人か殺してもいいという考えでしたが、
やはり、交渉材料としての人命は、生かしておくから価値があるのです。
ニーガン自身、「リソース(人的資源)」が口癖でした。
しかし、どうしてもリックが欲しいあまり、リックの仲間を何人か殺してしまったし、
ニーガンは、リックを直接殴り続けるのではなく、リックの仲間を殴り続けました。
そうして、リックの心を傷つけ、精神的に追い詰めて降伏させるつもりでした。
でもそれでは、やっていることは、
- 旧イエスバット法……言葉
- 新イエスバット法……暴力
いくら「また仲間を殺すぞ」と脅しても、それが①「言葉」である限り、無力です。
②「暴力」によって、交渉相手を直接ぶっ叩かなければ、相手は無限に反論してくるでしょう。
だから実際、ニーガンはリックの抵抗を受け続け、交渉は失敗に終わりました。
そう叫んだ織田信長も、ホトトギスの仲間を殺してしまえと叫んだのではなく、そのホトトギスを殺してしまえと叫んだはずです。
ただし、①「殺すのはダメ」なので、私たちはニーガンと織田信長の中間を目指すべきです。
交渉相手を直接ぶん殴る、ただし生かさず殺さず、
まとめ:バット抑止論で交渉を有利に!
- 旧イエスバット法は、YES(はい。)⇒But(でも、)形式のコミュニケーション
- 新イエスバット法は、「君がッ YESというまで バットで殴るのをやめないッ!」
- 旧イエスバット法と新イエスバット法がバトルすれば、新イエスバット法が勝つ
以上です。
まあしかし、交渉事のたびにバットで殴り続けるのは疲れるし、少し現実的ではないかもしれません。
そこで、現実的に新イエスバット法を運用するなら、
核兵器国が、「YESというまで核ミサイルを撃ち続ける」代わりに、ただ核を保有しているように……。
ヤクザが、「YESというまで日本刀で斬り続ける」代わりに、事務所に日本刀を飾っているように……。
私たちも、「YESというまでバットで殴り続ける」代わりに、交渉の場ではバットをチラつかせながら、
こんな感じで交渉に挑めば、ナメられることは減るでしょう。
力なき交渉は、ナメられて終わり。
以上、書いていて気づきましたが、もしかして社長室によく飾ってあるゴルフクラブって……そういうことだったのか!!
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