自分の遺伝子が持続不可能なのに地球環境とか人間社会の持続とかどうでもよくない?
~これまでのあらすじ~
というわけで、図らずもSDGsに絶賛邁進中の日本人ですが、しかしSDGs思想が根付いているわけではありません。
企業が「SDGs」といってなにかをやれば、ただの販促キャンペーンや、経費削減やサービス改悪の言い訳扱いされています。
政治がレジ袋を有料化すれば、あらゆる難癖とともに袋叩き(レジ袋なだけに!)されたのは記憶に新しいです。
さて、自分に子どもがいないなら、「未来の子どもたちのために」自分の人生を犠牲にする義理があるでしょうか?
今度は「反出生主義者」とは似て非なる、「独身・子無し」の立場で考えてみましょう!
では以下目次です。
人間社会の持続のためには?子作りが必須!
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤を作ろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任。つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
すべての人間には「親」がいて、すべての人間はだれかの「子ども」です。
ではなぜ人間は子どもを作るのかというと、人間の個体は100年ぐらいしか生きられないからです。
つまり人間という種族は、自分の遺伝子を子どもにコピー(複製)することで、100年後も200年後も「持続」していくんだし、
それなのに、「地獄可能な開発目標」のゴールに「子作り」が定められていないのは、いったいどういう了見でしょうか?
ちなみに、⑫「つくる責任。つかう責任」は、子どものことではありません(衣服や食料品や住宅、土地開発や工業製品のことです)。
まあそれは、放っておいても世界人口は100億人ぐらいまで増える想定だし……(2022年現在80億人)、もう子作りはいいかな、みたいな?
- 貧困をなくそう
- すべての人に健康と福祉を
- 人や国の不平等をなくそう
たしかに、「貧困」がなくなれば、経済的理由で子どもが作れなかった人は作れるようになります。
「健康と福祉」が行き届けば、望まない妊娠が消えて幸せな出産は増えて、不健全で不健康な思想も消え失せます(反出生主義者さん、さようなら……)。
「不平等」がなくなれば、子どもをバカスカ産んで3人も4人も持てる人と、子どもを持ちたくてもひとりも持てない人の格差も解消されます。
世界的に見て、日本ほど豊かで健康で平等で安全でHENTAI最高な人たちが集まる国はありません。
最高の治安、最高の医療、最高の教育!
でもその日本で、いまなにが起きているのかというと、
ソース1:日本で少子化のスピードが加速…7年連続で出生数が過去最小を継続する異常事態 – Yahoo!ニュース – 2022年10月16日閲覧。
ソース2:「増える独身」と「4割に迫る単身世帯」の実情とは 「あえて結婚しない」ことを選ぶ人たちの増加 – Yahoo!ニュース – 2022年10月16日閲覧。
誰一人取り残さない?子孫を残せない人は?
~SDGsのスローガン~
自分の子どもが欲しいと思う気持ち、自分や愛する人の遺伝子を後世に残したいという欲求は、生物の普遍的な本能です。
人間の三大欲求に「性欲」が並ぶのも、その本能のためです。
SDGsが不平等の解消を目指すなら……そして同じ不平等でも、①「貧困」や③「健康と福祉」のように、最重要項目はピックアップするなら、
~SDGsゴール⓪~
それはそうです、まず⓪「子作り」がなければ人間が存在⇒存続⇒持続できないのだから、ゴール⓪は「子作り」です。
人間の幸福を考えても、子持ちと子無し、どちらが幸福でしょうか?
もちろん意見は分かれるでしょうが、「子持ちが幸福」と考える人、子どもを希望する人が全員子持ちになれる社会が理想でしょう。
さて、子どもを持ちたくても持てない人は、どう思うでしょうか?
SDGsは「未来の子どもたちのために」というけど、そもそも自分の子どもが未来に存在しないなら?
いま存在する自分の人生が救われていないのに、
恋愛や結婚や縁組にサポートが必要な理由!
こうして見た目で差別され、年齢で差別され、人は恋愛や結婚や出産を諦めます。
お金や健康や医療や見た目や年齢に問題がなくても、この世の地獄……老害や犯罪者の犠牲になるかもしれない我が子のことを思えば、代わりにそもそも産まなければ良いという解決策も生まれます。
人間は、本能的に子作りを求めながら、実際に子どもを持つのはこんなにもハードルが高い。
そもそも、「貧困」や「健康と福祉」の問題が解決されても……という体で話していますが、現状は「貧困」も「健康と福祉」も解決されていません。
日本人は食うにも困る絶対的貧困者が少ないとはいえ、十分に教育や医療を受けられない相対的貧困者によって、恋愛離れ・結婚離れ・出産離れが起きています。
その上で、ルッキズム・エイジズム・ナタリズムなどの問題が山積しています。
そして実際に、自分の子どもを持つ人が増えれば、未来に思いを馳せる人も増えます。
なぜなら、自分の子どもが生きていく未来なんだから……そして、孫や曾孫が生きていく未来なんだから、その未来を守ろうと思うのは親として当然です。
でも、「親として当然」のことを思えるのは、親だけです。
アフリカに知り合いがいない人間にとって、アフリカの貧困や砂漠化や民族紛争の話がどうでもいいことぐらい、どうでもいいのでは?
日本は現在、「結婚はしない」とか「子どもはいらない」という人間が増えています。
自分の時間を、「子ども」や「孫」を使って延長できない人間に、未来はありません。
まとめ:独身や子無しは協力する必要ナシ!
- 「持続可能な開発目標」というけど、人間の子作りがなければ持続もクソもない
- みんなで人間社会を作るのに、子持ちと子無しがいるのは不平等、解消するべき
- 自分の遺伝子が持続不可能なら、地球環境とか人間社会の持続とかどうでもいい
以上です。
というわけで、日本の独身・子無しの立場で考えれば……。
彼ら彼女らは、大企業が掲げる綺麗事に巻き込まれたり、政治家の掲げる愚策に巻き込まれたりすることはあっても、
もちろん、ごく一部の人間は……自分の生活も仕事も交友関係もアフリカとは一切関係ないのに、アフリカに私財を投じて支援をする人がいる程度には……独身子無しでも、SDGsに熱心な人はいるでしょう。
でもそんなのは圧倒的少数派だし、そんなの関係ないぐらい、「関係ない」という独身子無しが増えていきます。
その結果、SDGsの目標達成は、大幅に遅れます。
~SDGsゴール⓪~
↑すでに述べたように、解決策はこれです。
すべての人を子作りで繋ぎ、すべての人を未来に接続し、すべての人で持続可能な未来を実現するしかありません。
それを目指さないなら、
~SDGsのスローガン~
以上、SDGsに無視されている人たちは、SDGsを無視する権利があります。
いまの世の中、「暴力反対」「暴力反対」と連呼していますけど……。
彼ら彼女らにまでSDGsを押しつけることの暴力性は、どれぐらい考えられていると思いますか?
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