矛盾とは、「なんでも貫く矛」と、「なんでも防ぐ盾」の略ですが……。
評価: 1.0そんなものはない。
あるとしよう。
「矛盾」の語源は?韓非子が孔子を論破した話
- 思想書『韓非子』の筆頭著者……韓非
- 韓非の尊称……韓非子(「子」⇒「先生」の意)
↑という考えたやつバカとしか思えない名称で親しまれている韓非子ですが、どちらの韓非子かは文脈で判断できるし、私は韓非子を尊敬しているので韓非子と韓非子を区別するために片方を韓非と呼んだりはしません(老子を老と呼んだり、孔子を孔と呼んだり、孫子を孫と呼んだりするでしょうか?)。
韓非子は、現代に生まれていれば間違いなく5ch(嫌儲)やTwitterでレスバトル(しょうもない口喧嘩)最強を誇っていた古代中国人です。
でも残念ながら、韓非子が生まれたのは紀元前280年(現代から2300年ぐらい前)で、ネットもSNSもなかったので、
- 釈迦
- イエス・キリスト
- 孔子
- ソクラテス
↑孔子は、この並びで「四聖」に名を連ねる聖人です(上記は生年順)。
つまり、古代中国から現代中国までを通して、史上最強の思想家です。
が、孔子が中国最強なら、孔子を論破しようという韓非子もまた中国最強であり、
という話をする前に、まず「矛盾」の意味を説明しなければなりませんね。
まあ「矛盾」はあまりにも華麗な論破だったため、中国から海を越えて日本にまでその言葉が鳴り響き、日本の学校の教科書にも「矛盾」の話が掲載されるに至っているのでみなさんご存知でしょうが。
一応、「矛盾」のおさらいをしましょう↓
楚の国にて
以上がみなさんご存知、「矛盾」です。
そして「矛盾」は、単におバカな商人が論破される物語ではありません。
まさにこの商人の売り文句こそ、孔子のご高説を表現しているのです。
~孔子曰く~
~「矛盾」~
韓非子は、こうして孔子と堯舜をバカにするために、「矛盾」の話を作りました。
そして、「矛盾」の例え話があまりにも正論でわかりやすかったため、政治の話がよくわからないおバカな人民にも一気に拡散されました。
韓非子以前は「矛盾」的な言動を見かけても、「矛盾」という言葉が存在しなかったことを思えば、韓非子の功績は計り知れません。
「矛盾」の本当の作者は?韓非子ではなく神様
~神様からのメッセージ~
じつは韓非子には、吃音(発声が円滑にできない言語障害)があったとされています。
そして民俗学的に、昔からそうした障害者には神が宿る。
つまり、神が韓非子の身体と頭脳に降臨して、私たちにこう告げたのです↓
これが「矛盾」に込められた真のメッセージであり、真の作者が伝えたかったことです。
だから実際のところ、韓非子は神の操り人形でした。
韓非子が「矛盾」のストーリーで語った登場人物も、神の自作自演でした。
「矛盾」の商人が孔子の見立てであることはすでに示しましたが、その孔子は聖人であり、神の使いであることが示唆されています。
さらに有名な言葉「お客様は神様です」に代表されるように、お客様もまた神様を表しています。
そもそも「なんでも貫く矛」と「なんでも防ぐ盾」こそが、全知全能の比喩でもあり、「矛盾」の話を作ったのが全知全能の神であることを示しています。
「矛盾」の真相は?神のみぞ知る計画を大公開
~答えは神のみぞ知る~
アホな人類は、非常に忘れっぽい生き物です(例:不祥事のたびに記憶喪失になる政治家)。
しかしその一方で、問題を解こうとする執念は神様も認めるところです。
そこで人間に、答えのない問題を啓示すれば、人類史にわたって問題を解こうとするだろう。
- 「最強の矛」
- 「最強の盾」
こうして約2300年前に下された①②「矛盾」の伝説は子々孫々にまで語り継がれ、今日まで廃れることはありませんでした。
そして今日も、世界の敵と戦うための装備と、そのありかを示し続けています。
したがって、この「矛盾」は、どちらも魔王討伐の勇者が装備する武具であり、
神だもの……想定されていないことなどありません。
たとえば、狡猾な魔物に「矛盾」のどちらかを奪われれば、「矛」と「盾」は対決を避けられないだろうし。
私たちが、右手と左手をぶつけられるなら、左右に持った「矛」と「盾」がぶつかることもあるでしょう。
~神の想定ケースその①~
もちろん勇者には、「プロ野球選手」に就いて得たステータスボーナスと、専用のスキルがあります。
それで勇者は、毎日魔物をぶっ飛ばしてはいるし、場外ホームランも連発しています。
が、魔物を相手にしている限り、それはバトルであってスポーツや遊びではないし、
平和な世界では、プロ野球選手が「遊ぶ」といえば100%酒か女かギャンブルですが、野球のできない乱世では野球こそが遊びでした。
勇者のストレスは、爆発寸前でした。
それで勇者は、
みたいなこともありえます。
神の可能性は無限大であり、人間如きには計り知れません。
しかし、いずれにしても問題はありません、たとえば最初の「矛か盾を奪われた」ケースも見てみましょう。
~神の想定ケースその②~
さすがは魔王、手強い……。
実力は五分と五分……!
それでも勇者は信じていた。
「攻撃は最大の防御」だ!
しかし、熱くなっているところ大変申し訳ありませんが、「盾」を奪われている時点で勇者失格です。
もはや魔王を倒したところで、「盾」を奪い返したところで、勇者の称号は挽回不可能でしょう。
したがって、そんな情けない勇者は世界に不要だし、
- 「矛盾」が使用される場合……使用者と使用相手を世界から追放
- 「矛盾」が奪われる場合……奪われる者と奪う者を世界から追放
- 「矛盾」が衝突する場合……使用者を世界から追放
これで勇者が「矛盾」を奪われようが、先に拾われようが、所有者も簒奪者も追放されるので一安心。
勇者が「矛盾」で野球を始めるやべえやつでも、追放されるので心配無用。
勇者が「矛盾」をぶつけて自爆する無能でも、衝突の瞬間に追放で神回避。
魔王が討伐されるまで、何体の魔物が身代わりになろうが、何人の勇者が犠牲になろうが。
この完璧さ……これぞ神の計画、神のアイテム!
でもこれだと、「矛盾」を使う限り実力で魔王を斃せる正統派勇者も追放されるじゃないかという話ですが、まあそれは仕方がありません。
そこで自己犠牲を選ぶからこそ、勇者なのです。
こうして勇者は、有能でも無能でも、魔王と一緒に世界から消えます。
嗚呼、なんだか物悲しい結末だけど、世界は救われた――。
もしかしたら、異世界とかに飛ばされた勇者が、向こうの世界の魔法やスキルで帰ってくるかもしれない。
その日のために、この平和な世界を――勇者の家を守り続け、いつまでも勇者の帰還を、待っているぜ――的なよくある感じのエンディングを迎えます。
ま、通常は勇者が戻ってくることはありませんが、
神様からすれば、追放した勇者の帰還を許すということは、追放した魔王が復活する可能性も許すことになります。
だから、勇者なんて使い捨て。
それでもわらわらと、勇者候補は掃いて捨てるほど湧いてくるので問題ありません。
「矛盾」の実例は?神の創造論と人間の進化論
ソース:創造論
まとめ:「矛盾」は存在するか?可能性はある
- 「矛盾」の語源は、中国史上最強の思想家である韓非子が創作した物語だった
- 「矛盾」はまさに、中国史上最強の思想家である孔子を論破する矛盾も生んだ
以上です。
ところで、神様もサンタクロースも信じないことに決めた人は、「矛盾」も信じないかもしれません。
が、「矛盾」なんて存在しないといっても、
~「矛盾」の存在証明~
- 「なんでも貫く最強の矛」
- 「なんでも防ぐ最強の盾」
↑このリストのなかにも①②「矛盾」は存在しています。
こうして文字のなかだけでも存在が確認できるということは、じつは人間の五感や知能や認識能力が低いだけで、実際には文字の外にも存在している可能性をだれが否定できるでしょうか?
以上、いろんな装飾機能を試してみたけど、マジめんどくさかった……もうやらん>_<。