私はなぜイスラーム教徒になったのか(著者:中田考、初版:2015年、出版社:太田出版)を読みました。
ために書かれた、日本人向けのイスラーム入門書です(ちなみに「ムスリム」はアラビア語で、「イスラーム教徒」を指します。「ムスリム」は男性形ですが、文脈により女性も含みます。女性形は「ムスリマ」。)
したがってタイトル『私はなぜイスラーム教徒になったのか』を見れば、著者の生い立ちからムスリムになるまでの人生を丁寧に追った伝記の類いに見えますが、全然そんなことはありません。
もちろん、中田考先生の生い立ちやムスリムになった契機などにも軽く触れてはいますが、軽く触れているだけです。
それよりもメインは、
- ムスリム(イスラーム世界の内側)視点の世界観や世界情勢
- イスラーム法学者が解説するイスラーム教やイスラーム文化
- ムスリムでありイスラーム法学者、中田考先生の論理的思想
です。
したがって本書は、信仰よりも論理に重きを置く人間にとっては③が面白くて、
という感想を抱く本です。
というわけで本記事では、中田考『私はなぜイスラーム教徒になったのか』のなかでも特に心洗われる、
について紹介と感想を述べます。
が、その前に中田考先生の略歴を書いているうちに勢いあまってイスラーム教徒になるとかならないとかの話も書いてしまったので、ご不要の方は目次から「まとめ」に飛んでください。
では以下目次です。
世界の5人に1人がムスリム(イスラーム教徒)なのに、日本人は誰もイスラームのことを理解していない。
数少ない日本人ムスリムにしてイスラーム政治学の世界的権威である著者が、イスラームの信仰と生活と文化と思想の精髄を、自らの半生とともに語る!
「残念なことに、日本人に伝えられているイスラームは、解放の教えとしての真のイスラームではなく、イスラームを覆い隠すノイズ にすぎない堕落したムスリム社会の因習、スキャンダルばかりです。そこでは本来イスラームでないものがイスラームとされ、イスラームが人間をさらに束縛するというイメージが再生産され続けています。そのような根本的誤解を解くことこそ、私がこの本を書いた理由です。なぜ私はイスラーム教徒になったのか。この本の中で、私は自らの人生を振り返りつつ、イスラームとはなんであり、ムスリムであるとはどういうことなのか、そしてイスラームを通して見た世界がどのようなものであるかを述べていきたいと思います」。(序文より)(Amazon商品ページより抜粋)
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中田考先生の経歴は?学歴と職歴でご紹介
- 1960年7月22日生まれ
- 日本の岡山県に生まれ、兵庫県の芦屋市と西宮市で育つ
- 母親は神主の娘、父親は貿易商
- 小学校低学年からカトリック教会「夙川教会」に通う
- 灘中学校卒業
- 灘高等学校卒業
- 早稲田大学政治経済学部中退
- 東京大学文学部に転入
- 大学三年生の終わり頃、イスラームへ入信
- イスラーム名「ハサン」を授かる
- 東京大学文学部卒業
- 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了
- カイロ大学大学院哲学科博士課程修了(哲学博士)
- クルアーン釈義免状取得
- ハナフィー派法学修学免状取得
さらに職歴としては、
- 在サウジアラビア日本国大使館専門調査員
- 山口大学教育学部助教授
- 同志社大学神学部教授
- 日本ムスリム協会理事
などを歴任されています。
その他、特記次項としては、国連や日本の公安などが国際テロ組織に指定しているイスラーム系グループとも繋がりがあり、
- アルカイダ(9.11テロ実行)に友だちがいたり、
- ISIS(ISIL、イスラム国)にパイプがあったり、
- タリバンの幹部を日本に招いて交流したり……。
そして現在は日本に住み、イスラーム(およびカリフ制再興)を布教するべく、
- 一般書籍『みんなちがって、みんなダメ』
- ライトノベル『俺の妹がカリフなわけがない!』
- 漫画『ハサン中田考のマンガでわかるイスラーム入門』
など、ジャンルを横断しながら執筆活動や監修に励まれています(領域国民国家滅ぶべし!)。
ちなみに私のイチオシは、『みんなちがって、みんなダメ』です。
この言葉に心当たりがある方には、『みんなちがって、みんなダメ』をオススメします。
「あなたが不幸なのはバカだから」
「ベストセラー『君たちはどう生きるか』
を読むとバカになる! 」
イスラーム法学者の第一人者にして
博覧強記の怪人・中田考がはじめて語り下ろした
極辛劇薬人生論。そこに“愛”はあるのか!?
――要するに自分が頭がいいとか、身体能力が高いというのはあまり重要ではなくて、
自分の能力をちゃんと理解して分相応に生きるのが賢いということです。
人間であっても、ミミズであっても、そこをまちがえると、どんなに身体能力が高くても知的能力が高くてもバカなんです。
自分が賢いと錯覚したバカな人間は分を知ったミミズより劣ります。
そういう意味で今の世界の教育はバカを作っているんです。
分相応以上に自分ができると思っている人間を作っている。
……それはたいていの場合、人を不幸にするんです。(本文中より抜粋)
――人が知るべきことは「自分が何をしたいのか」、そして「自分には何ができるのか」の二つしかありません。
殆どの人は本当に自分がしたいことに気付いておらず、
また自分に本当はできることをできないと信じこんでおり、
逆に本当はできないことをできると思い込んでんいます。
それがバカであり、本当の意味でダメな人です。
本書の目的は、本当に知るべきこと、つまり、自分が何をしたいか、
自分に何ができるか、を気付く手掛かりを読者に与えることにあります。
実のところ、人が知るべきことは本当は二つではなく、三つです。
その三つ目とは、「自分は何をなすべきか」です。……(あとがき抜粋)(Amazon商品ページより抜粋)
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中田考はなぜイスラーム教徒になったのか
と、本書『私はなぜイスラーム教徒になったのか』では語られています。
以下、中田考先生がイスラーム教を選んだ経緯や、理由が説明されている箇所を抜粋します。
本書のタイトル『私はなぜイスラーム教徒になったのか』という問いに対しては、だいたい以上で回答が完了しています。
たしかに中田考先生は、論理的思考力に優れた人物です(中田考先生の著作を何作か読んだ私の感想)。
そしてイスラームも、
といわれるだけあって、論理的に優れた宗教です(中田考先生の著作を何作か読んだ私の感想)。
つまり、論理的思考を好む人間が論理的宗教に入信した、と考えれば自然であり納得の流れです。
しかし根本的に、私は有神論も無神論も非論理的だと思っていて、その点、
と、常々疑問に思っていました。
その答えも、抜粋した箇所に書かれていますね。
つまりこの「信仰」においては、中田考先生は論理的思考よりも、環境や宗教心に導かれているといえます。
と思いつつ、でもクリスマスも法事も大好きな漫画『ドラゴンボール』に神様が登場していてもなんにも目覚めていないんだから、そういうことだよな……(不可知論者)と思い直しました。
まあでも、イスラーム教徒になること自体は本当に「ラク」っぽいので、別にいまからでも入信しようと思えば入信できるわけですが。
世界の5人に1人がムスリム(イスラーム教徒)なのに、日本人は誰もイスラームのことを理解していない。
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簡単!今日からイスラーム教徒になる方法
と、本書『私はなぜイスラーム教徒になったのか』には書かれていますが、この一言がイスラームの本質を表しています。
イスラームに入信することは、アッラー(唯一崇拝すべき創造神)に帰依すること、服従すること。
アッラーを崇拝すべき理由は、アッラーの慈悲によって万物の存在が承認されている(私たちの存在も、アッラーの慈悲証明。アッラーの慈悲がなければ、私たちは存在を許されていない)と、イスラームでは考えるからです。
そして具体的なイスラームへの入信方法は、ふたつのシャハーダ(信仰告白)、
以上をアラビア語で唱えること。
これだけで、だれでもイスラーム教徒になれます(あなたが上記の文章を読んで、いまその場で唱えれば、それでもうイスラーム教徒です。世俗的には、ムスリムの証人ふたりの前で告白することが入信の条件とされていますが、『クルアーン』にそうした規定はないそうです。したがって、独り言でも良いというか、全知全能の神アッラーが聴いているため独り言ではありません)。
そしてイスラーム教徒となれば、
というのだから、本当に「ラク」ですよね。
と、イスラーム教徒でいることのハードルも著しく低い。
中田考先生によると、イスラーム教徒の行動規範は五つのカテゴリに分けられ、
- やらなくてはならないもの――ワージブ(義務)
- やったほうがいいもの――マンドゥーブ(推奨)
- やってもやらなくてもかまわないもの――ハラール(許可)
- やらないほうがいいもの――マクルーフ(忌避)
- やってはならないもの――ハラーム(禁止)
豚肉食や飲酒はハラーム(禁止)です。
でも、
したがって、中田考先生のようなイスラーム法学者でも、「その人がムスリムとしてふさわしいかどうか」は拝察が限界。
本当にふさわしいか、ふさわしくないかをジャッジできるのは、アッラーだけ。
だからアッラーへの服従を誓ったあとでも、
と、個人的に信じるなら、別にちょっとぐらいアルコールで風味付けされた料理を食べたっていい。
アッラーの慈悲をとことん信じて、
と思うなら、そうするのは自由。
だから現実に、豚肉を食べながらムスリムを自称する人間は存在するし、酔っ払いながらムスリムを自認する人間も存在する。
現世に見られるイスラームの論理を三段論法にすると、
- 万物は、アッラーの慈悲によって存在が承認されているから存在できる
- 豚肉を食べるムスリムも、飲酒をするムスリムも、現実に存在している
- したがって、「ハラーム(禁止)を破るムスリム」も、承認されている
以上、極めて単純明快、理路整然としたロジックです。
つまりいつでもだれでも、個人的にアッラーへの服従を誓えば、その時点からイスラーム教徒になれます。
そのことについて、第三者は否定も肯定もできないというわけです(あくまでも神と自分との一対一の関係です)。
世界の4人に1人はイスラーム。イスラームを知らずして、世界は何も語れず、何もわからない!
イスラーム法学の世界的権威、ハサン中田考先生が、47のQ&Aで、イスラームの基礎をマンガで完全解説! !
「面白い! ハサン中田考先生の中には涼しい寛容と火を吐くような決断が不思議な比率で同居しています。先生のお話を聴いていると、イスラームが人間的に成熟することなしには実践できない〈成人の宗教〉なのだということがよくわかります。」内田樹(神戸女学院大学名誉教授)(Amazon商品ページより抜粋)
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私はなぜイスラーム教徒にならないのか?
もちろん、中田考先生の意図はわかります。
本書『私はなぜイスラーム教徒になったのか』では一貫して、イスラーム教入信へのハードルを下げ続けています。
このために中田考先生は、シャハーダ(信仰告白)の証人不要論を唱え、ハラーム(禁止)系ムスリムの存在も肯定しています。
この中田考先生の活動は本当に素晴らしくて、半端者が無駄に厳格さを主張するところで逆に寛容さを発揮できるところが布教ガチ勢すぎるし、私もイスラーム教徒になりたいと思いました。
でもね……ダメなんです、
んですよね。
だっていくら、
まず本書『私はなぜイスラーム教徒になったのか』1冊だけでも、相当書かれてるじゃん、イスラームの教義も戒律も。
そりゃシャハーダ(信仰告白)のやり方とかは最初のほうに書いてあるけど、でもそれ読んでいきなりシャハーダとかしないじゃん。
最短でも『私はなぜイスラーム教徒になったのか』を読了してからとか、中田考先生がイスラーム教徒になった経緯を読んでからでしょ?
それで読み進めたら、イスラームの教義や戒律はもちろん、こんなことまで書かれているわけ、
めっちゃ共感できる~~~~~!!
そうだよこれだよこれ、この覚悟の重さを日本人は感じているんだよ!!
宗教に入信するんだったら、このぐらいの覚悟はいるよねってみんな思っているんだよ、かつての中田考先生が思ったように。
イスラームの教義や戒律を知ったら、ムスリムになるならトンカツやワインとはお別れだなってみんな考えさせられるわけ、かつての中田考先生が考えたように。
そんで読み返すとこれ、
だから本書で、中田考先生がイスラームのハードルをなにがなんでも下げようと尽力してくれているのはわかるしありがたい。
けど、でもそれがわかるぐらいのイスラーム知識も同時に伝達しちゃってる時点で、
- 「絶対にイスラームのハードルを下げる中田考」
- 「絶対にイスラームのハードルを上げるイスラーム知識」
が同居していて、実際「矛盾」は存在しないから、矛盾対決の果てに①「中田考」がボロ負けしている感じ。
そりゃあいくらハラーム(禁止)を破りまくるムスリムの現実を紹介されたって、本書の読者は中田考先生をお手本にするんだから、
だから私はイスラーム教徒にはならないし、中田考先生の周りでも入信する人は少数派なんだと思う。
イスラームのハードルの低さがわかる程度には、イスラームのハードルの高さがわかっているから。
だいたい、ハードルは低すぎても気持ち悪いだけだし、嫌じゃない?
みたいなセンスの悪いファッショニスタの人生を送るのは。
最低限の知性や理性を有していれば、嫌悪感しか抱かないっつーの。
《世界制覇を公約に掲げて生徒会長に当選した俺の妹が「生徒会長」を「カリフ」に改称した。俺の妹がカリフなわけがない!男性であることは、カリフ有資格者の10条件の一つだ!》
超グローバルエリート親子が牛耳るカースト制高校を舞台に、カリフ制再興を唱える天馬愛紗とその双子の兄・垂葉、剣術の達人衣織、理事長の御曹司の無碍、萌え心くすぐる美少女メク、謎の米国エージェント・ナオミなど、一筋縄ではいかないキャラクターたちが繰り広げる、夢と冒険の胸キュン学園ドラマ。はたしてカリフは東方の地・日本に現れるのか?
『13歳からの世界征服』で悩める若者たちへのメッセージを発信した著者が、人類を領域国民国家の牢獄から解放するカリフ制の再興を説くべく書いた、前代未聞のカリフ・ライトノベル。天川まなるによる、イスラーム豆知識マンガも収録。
日本人の女子高生がカリフになってもちっとも変じゃない。いや、ちょっとは変かもしれないけれど、世の中は、ちょっと変なぐらいが面白いだろう。
預言者ムハンマドもおっしゃっている。「イスラームは変なものとして始まり、やがてまた変なものになる。変なものたちに幸あれ」
「変な女子高生のカリフが現れることこそ、末法の現代の徴じゃないか。女子高生カリフに幸あれ!
というわけで、日本人の女子高生だってカリフになれる。女子高生がカリフにならずして、何が自由だ、何が無限の可能性だ、何が夢だ!
いや、別にいきなりカリフになれって言ってるんじゃない。カリフになろう、って考えることで、自分たちの思い込みから自由になること、それが第一歩だ。
カリフになれない、って日本人の女子高生が思うのは、ただカリフについて知らないからじゃない。カリフについての間違った思い込みのせいであり、それは実はカリフだけじゃなくて、イスラームについての間違った思い込みがあるからだ。イスラームについて間違った思い込みをしているのは、本当は、イスラームだけでなく、宗教や、法律にそれ自体について思い違いをしているからだ。私たちは、カリフについて知らないだけじゃなく、神道についても、天皇制についても、日本の法律についても本当は何も分かっちゃいないんだ。そして私たちが自分自身について分かっていないことに気づけば、イスラーム教徒たちだってイスラームについて分かっていないだろうということにも気づくことができる。」(解説より)(Amazon商品ページより抜粋)
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まとめ:中田考「自由とはドーナツの穴」
- 中田考『私はなぜイスラーム教徒になったのか』は、日本人向けのイスラーム教入門書
- 中田考先生がイスラーム教徒になった要因のひとつは、子供時代のカトリック教会通い
- 私がイスラーム教徒にならない理由は、神/アラビア語/精神勝利などに興味がないから
以上です。
っていうか私は本当はこういうことが書きたかったんじゃなくて、
について書きたかったんです。
というわけで以下、総評!
評価: 5.0中田考『私はなぜイスラーム教徒になったのか』は、日本人向けのイスラーム入門書ですが、特に興味深いのは「自由」への言及です。
『ですから、「この国には自由がある」「この国には自由がない」という言い方には意味がありません。自由が「ある」「ない」という問題ではなく、国によってドーナツの形がちがうというだけのことです。この国では穴にあたる部分が、ほかの国ではドーナツで占められている。その国に自由がないのではなく、制約の範囲がちがうだけです。』
・日本社会
・村社会
・集団
・教師
・両親
・上司
・同僚
・友達
・常識
・世間
・空気
以上、中田考『私はなぜイスラーム教徒になったのか』の読書感想でした!
世界の5人に1人がムスリム(イスラーム教徒)なのに、日本人は誰もイスラームのことを理解していない。
数少ない日本人ムスリムにしてイスラーム政治学の世界的権威である著者が、イスラームの信仰と生活と文化と思想の精髄を、自らの半生とともに語る!
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