世界の民度を前回の記事でディスりましたが、ネガティブなニュースを収集する過程でポジティブなニュースもいくつか見かけました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を契機に露呈した世界の民度について、私がブログ記事にしようと思ったきっかけは下記のツイートです。masanorinaito金輪際、どこかの国の「民度」が高いの低いなどと言わないことだ[…]
それらポジティブなニュースは私が当初企画していたテーマ外とはいえ、
と思うところがあり、今回はバランスを取る意味合いも兼ねて、軽くまとめておくことにしました。
ちなみに日本については、みなさん(当ブログの読者は大半が日本人であるため)日本の良さはよくご存知でしょうから、省略します(といっても最後にちょっと触れますが)。
では目次です。
キューバは白衣の軍団を世界各国に派遣する
キューバは北アメリカに位置し、人口約1100万人(2018年時点、東京より少し少ないぐらい)の国です。
しかしその規模に比して、キューバは医療分野において、世界的にかなり優秀であると評価されています。
ではなぜ評価されているのかといえば、こういうことをやっているからです。
ソース1:キューバが「奇跡の新薬」と医師ら400人を世界に派遣、新型肺炎治療を支援 – ニューズウィーク日本版 – 2020年3月31日(火)閲覧。
ソース2:最も医師の多い国・キューバから、「白衣の軍団」がイタリアへ到着(字幕・23日) – ロイタービデオ – 2020年3月31日(火)閲覧。
キューバは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に立ち向かうべく、ウイルスが流行中の世界37カ国に医師を派遣しています。
またイタリアへの派遣についてはロイタービデオが詳しいため、文字起こしの上で引用します。
着けたキューバ人医師団が22日
イタリアに到着
らが派遣された
世界で最も深刻な国の1つ
当たりの医師数が世界で最も多い国の1つ
西アフリカのエボラ出血熱など
最前線に立ってきた医師たちだ
医師らがイタリアに派遣されるのは初めて
ディアス氏は
できていると述べた
私たちをここに派遣した」
難しい挑戦になるという
成し遂げるべき革命的な仕事がある
我々はスーパーヒーローではなく医師だ」
ベネズエラなどにも送られた
とのことです。
キューバの共産主義に基づく「医療外交」には批判の声もあり、特にキューバと因縁のあるアメリカは痛烈に批判&支援受け入れ拒否をしているぐらいですが、
してしまうのはぶっちゃけすごすぎますよね。
日本人にはあまり馴染みのないキューバですが、「医療体制がすごい」ことだけは覚えておいたほうがよさそうです。
ヨーロッパも各国一丸となり協力体制を敷く
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は欧州でも猛威を振るっています。
2020年3月28日時点の感染者数でいえば、
- イタリアで9万2000人
- スペインで7万2000人
- フランスで3万7000人
- ドイツで5万人を超えた
ほどです。
しかしそんな大変な状況で、ドイツを始め、スイスやルクセンブルクといった国々が、イタリアやフランスの重症感染者を受け入れています。
ソース1:ヨーロッパ 国境越えて患者受け入れ 新型コロナウイルス – NHKニュース – 2020年3月31日(火)閲覧。※2020年7月17日(金)リンク切れ確認。
ソース2:ドイツ、イタリア重症者受け入れ – 西日本新聞ニュース – 2020年3月31日(火)閲覧。
ソース1:医療崩壊を回避するために…… イタリア、引退した医師や卒業間近の看護学生を招集へ【新型コロナウイルス】 – Business Insider Japan – 2020年3月31日(火)閲覧。
ソース2:英国、医療スタッフ3万5千人確保 引退医師や医学生 [新型肺炎・コロナウイルス] – 朝日新聞デジタル – 2020年3月31日(火)閲覧。
さらに医療従事者以外も続々と立ち上がっています。
たとえばスイスやドイツでは、
などの援助グループが3日間で300以上立ち上がり、合計10万人以上が参加しています(その後、グループ数は1000以上に成長)。
ソース:新型コロナに揺れる世界:スイスで広がる買い物代行 – Yahoo!ニュース – 2020年3月31日(火)閲覧。
欧米では新型コロナウイルスを「Boomer Remover(老害除去装置)」と呼ぶ風潮も一部見受けられます。
しかしすべての高齢者が老害ではないように、すべての若者が高齢者を目の敵にしているわけではありません。
むしろ高齢者を助けたいと考え、行動している若者も数多くいるということが、これで証明されたはずです。
ブラジルは主要各紙が合同で国民を鼓舞した
正直このニュースは、キューバや欧州と比べると少しニュースバリューが弱いかもしれません。
が、私が本記事を企画したきっかけはこのブラジルのニュースです。
ブラジルの主要各紙が、「#imprensacontraovirus(対ウイルス印刷)」の合い言葉で、
と、揃って同じ文面を1面に全面掲載しました。
ソース:「一緒に打ち勝とう」 ブラジル各紙が1面広告―新型コロナ – 時事ドットコム – 2020年3月31日(火)閲覧。
こうしたシンプルかつ明快なメッセージには胸打たれるものがあります。
そして「対ウイルス印刷」には、メディアならではの、
と、リテラシー向上を呼びかけるメッセージも添えられています。
ブラジルも欧米に劣らず大変な状況ですが、是非とも打ち勝っていただきたいですね。
タイの民度や意識の高さは日本と同じレベル
元お笑い芸人で現在は占い師として知られるゲッターズ飯田氏が、
ツイッターで呟き、ユニークな画像を8枚添付しました。
添付された画像の一部を文章化すると、
- 店内で従業員と利用客が虫取り網を使って商品の受け渡しをしていたり、
- 利用客が受付から離されて精一杯腕を伸ばしてサインさせられていたり、
- 男女がバイクの二人乗りをしつつも前後で限界まで距離を取っていたり、
- 中年女性がマスク代わりに台所用スポンジを顔面にくくりつけていたり、
- 女性がストロー差し込み口&蓋付きマスクからタピオカを飲んでいたり、
します。
前回の記事では、
とディスりました。
しかし今回の記事では、
の点で、タイは日本人並みに民度が高いといえそうです。
まあつまり、民度なんてその程度のものだよね、ってことでまとめに入りましょう。
最後に:日本は国民の民度のレベルが違う?
ですから、たとえ同じ日本生まれ日本育ち日本在住の社会人でも、
- 接客業に従事した経験しかない人
- 企業間取引しか経験していない人
では、日本人の民度に関する見解が異なるはずです。
今回のコロナ禍でいえば、
日本人の醜さとレベルの低さを嫌というほど味わった方も多いはずです。
しかし一方で、欧米などと比較して日本のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)による死亡率が低いのは、
と、他国に対して言い放つ麻生太郎氏のような政治家もいます。
つまり結局のところは、
- 民度が高いとか、
- 民度が低いとか、
自分がどの一面を見ているか、という視線の流れ、流動的な問題でしかありません。
そして私は、あえてこういう言い方をすれば、綺麗事は間に合っていると思っています。
世の中の綺麗な一面は、綺麗事しか発信できない企業や人気商売芸人が担当すればいい。
ですから前回の記事や前々回の記事のように、結構きつめのディスを繰り返すこともあります。
ただし超えてはいけないラインとバランス感覚は学ぶべきでしょうし、まだ学んでいる最中ですが、今回はバランスを取るべくちょっぴり前向きな記事を執筆してみました。
それと最後に、
本記事に収録されていない国の民度高すぎエピソードも探せばあるでしょう。
しかし今回は探したわけではなく、別の企画で目に入った情報の記録なので、以上で終わります。
高い、なんて答えるお馬鹿さんが、まさか現在絶賛醜態晒し中の2020年3月以降に現存するとは思いたくありませんが、しかし日本人のバカっぷりと民度の低さを鑑みれば、安田尊@民度を謳うブログ。日本人は民度が高い!安田尊@日[…]
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を契機に露呈した世界の民度について、私がブログ記事にしようと思ったきっかけは下記のツイートです。masanorinaito金輪際、どこかの国の「民度」が高いの低いなどと言わないことだ[…]
THIS IS THE ANSWER.