仕事ができない人の特徴として、
などなど、いろいろな言説が飛び交っている昨今ですが、では食べるのも歩くのも遅い、つまり食べ歩きが遅い人間についてはさすがに仕事ができないと判断してもいいんじゃないか? と思ったので、考えていきます。
ではまず、食べ歩きが遅い人間のやらかすことを列挙していきましょう。
計画を立てない
食べ歩きが遅い人間は、当然の如くほとんどなにも計画していません。
食べ歩き用の休日と、食べ歩き用のマップと、
ぐらいの思考は用意しているかもしれませんが、せいぜいその程度です。
といった具合です。
まあそれはそれで楽しいという見方もありますが、しかしその結果なにが起きるのかといえば、
- 早く起きられない
- 起きたら雨だった
- 髪型が決まらない
- 服装も決まらない
- お店も決まらない
といったトラブルに見舞われ、だれかと一緒にいく約束をしていれば約束時間を破ることになるかもしれませんし、最初に回るお店が決まったあともいざ到着してみると、
していたり、
だったりするなど、予期せぬ事態で盛大に時間をロスする恐れがあります。
特に食べ歩きをするのであれば、複数のお店の営業日と営業時間、そして時間帯による混み具合や各ルートの移動時間は把握しておくべきです。
無計画とは無能な無防備であり、当然、計画という名の武装で無駄を排した人間よりも立ち寄れるお店は少なくなります。
歩くのが遅い
では仮に、食べ歩きの計画はばっちり立てていたか、もしくは無計画ながら早寝早起きをして晴天にも恵まれ髪型も服装も最初に回るお店もエリアも即断即決できたとします。
お目当てのお店まで案内では駅から徒歩七分、でも歩くのが遅ければ十五分かかるかもしれません。
そもそも徒歩何分という目安は信号の待ち時間や目的地までのルートによって変動しますが、歩くのが遅ければ目の前の青信号を逃しやすく、道に迷ったり、最短ルートをたどれなかったときの時間ロスも計りしれません。
それらの損失はひとつひとつを見れば微々たる数字であり、たかだか数分から十分にも満たない数字かもしれませんが、塵も積もれば山となります。
食べるのが遅い
ではでは、歩くスピードも上げるとして、無事最初に立ち寄ったお店でタピオカ(もちもちきび砂糖ミルク風味みたいな感じの)を購入してジュルジュル飲みながらきびきび歩いていると、ジュージュー香ばしい肉の風味が辺り一帯を支配しているエリアに突入します。
そう思っても、まだタピオカが半分以上残っていて、手を塞いでいたらどうしますか?
捨てますか?
ポイ捨てですか?
三択です。
- 一気飲みする
- ゴミ箱を探す
- ポイ捨てする
最良なのは一番、一気に飲み干せば容器を圧縮して、あとは収納するなり処分するなり、適切な処理も容易ですが、食べるのが遅い人には無理です。
次善策は二番ですが、タピオカドリンクの容器は大抵デカいので、適切なゴミ箱やリサイクルボックスを探すのには時間がかかります。
ソース:「捨てるまでがタピ活」みんなで考えたい“タピオカごみ問題” – BuzzFeed – 2019年9月19日(木)閲覧。
良識ある食べるのが遅い人は二番、あるいはゆっくり飲み干して収納、または飲み干さずにびちゃびちゃになるのを覚悟して収納を選ぶことになりそうですが、いずれにしてもスマートではありません。
食べるのが遅いということはタスクの消化が遅いということであり、消化が遅いということは量が少なくなるということであり、量が少なくなれば量が多い人よりも満足度で劣ると見なされます。
結論
以上、食べ歩きの遅い人間がやらかすこと三項目ですが、共通項を一言でまとめると、時間を無駄にしているということです。
無論、単純な話ではありません。
そしてそれらの無駄は、無計画なペース配分によって発生しています。
とはいえ、別にタイムアタックじゃあるまいし、食べ歩きが無計画だろうがマイペースだろうが、そんなのは人の勝手です。
ただし、いくら遊興だろうがプライベートだろうが、
- 無為無策で無駄な行動
- 雪だるま式の機会損失
- タスクの消化が不十分
以上三拍子を揃える昼行灯が、仕事では有能ぶりを発揮するなんて話は信じられません。
中村主水タイプの仕事人だったらごめんなさい、好きです。
だれだって命はひとつ、一日二十四時間。
ご利用は計画的に。
THIS IS THE ANSWER.