~ANSWER SONG アンサーソング。 | 答えを謳うブログ。~

【手のひら返し】神童も二十歳過ぎればただの人?

んなわけねーだろ

最初からただの人

だって人じゃん?

にんげんだもの

神童とかいうなら、え、じゃあその子神から生まれたん? ってなるよね。
たしかに神様は人間とか創ったのかもしれないし、アダムとかならまあ神の子、神童っていわれるのもうなずけるけど、その子アダムじゃないよね?
日本が神の国で天皇が神だとしても、その子皇子じゃないよね?

ご両親一般人だよね?

なのにちょっと優秀なガキを、


女視力0.1
あいつ神童じゃん!

って持ち上げて、


女視力0.1
やっぱあいつただの人だったわ……

って落としてるだけ。

勝手に持ち上げて落としてるだけ

だって子どもが河で遊んでてハゲ散らかしてて緑でランドセルの代わりに緑の甲羅背負ってて緑のキュウリ食ってたら、


視力1.0
あいつ河童じゃん!

ってなるのもわかるけど、神童はない。
どんな優秀な子どもでも、神の子と見間違えるのはありえない。眼科いけ。

その自分の見る目のなさを棚に上げて、


女視力0.1
十歳で神童、十五歳で才子、二十歳過ぎればただの人……

とかかっこつけてる場合じゃないし、眼鏡買え。その視力じゃ董卓と童貞の見分けもついていないだろうけど、董卓は三国志の武将で酒池肉林三昧を散々味わった非童貞の王でどちらかといえば童貞より酒呑童子のほうが近い。それぐらいわかれ。

八百万の神童

さて、ここまでは従来の「神童」を全否定した。

ここからは「神童」を再定義したいと思う。

2019年、特に神がかっていない童=ノーマル児童も含め、日本の児童は800万人もいない。

 こどもの数を年齢3歳階級別にみると、12~14歳が326万人(総人口に占める割合2.6%)、9~11歳が323万人(同2.6%)、6~8歳が313万人(同2.5%)、3~5歳が298万人(同2.4%)、0~2歳が293万人(同2.3%)となっています。(表2、図1)

 これを中学生の年代(12~14歳)、小学生の年代(6~11歳)、未就学の乳幼児(0~5歳)の三つの区分でみると、それぞれ326万人(同割合2.6%)、636万人(同5.0%)、590万人(同4.7%)となっています。(表2)

ソース:我が国のこどもの数 -「こどもの日」にちなんで- (「人口推計」から) – 総務省統計局 – 2019年5月17日(金)閲覧。表はリンク先参照。

「児童」とは「小学生」のことだ。
手元の辞書で調べても、「児童」の項目には「子ども。特に、小学生」って書いてある。

児童養護施設とかだって小学生が対象だろう。
と思って調べたら、児童養護施設の支援対象、上限年齢22歳だった……。


児童養護施設
十歳で児童、十五歳でも児童、二十歳過ぎてもただの児童

なんだこの施設……神かよ。めっちゃ支援してくれるやん。「中学生になったらもうおまえ大人な」って突き放して大人料金取ってくる各施設は見習って欲しい。

まあ、ここでは見なかったことにするけど(すまん、児童=小学生で話進めたいから……)。

それで、総務省の統計によると、小学生は636万人。

つまり児童は636万人だから、800万人もいない。

なお、昨今の日本の事情を鑑みるに、総務省のデータといえども信頼できるかどうかは怪しいけど、ここでは全幅の信頼を置く(児童=800万人未満で話進めたいから……)。

で、なぜ800万という数字にこだわっているのかというと、「八百万(やおよろず)の神」という言葉があるからだ。

「八百万の神」は別に神様が八百万柱いるって意味ではなくて、むしろ八百万より多いよ、数え切れないぐらい沢山だよ、って意味だけど、じゃあなんで「無限の神(かっこいい……)」とかじゃなくて「八百万の神」なのかは知らない。たぶん、


昔の人
幼児なら八、児童なら百、大人なら万まで数えられたら無限を数えたといっても過言ではないよね……

的な話だと思うけど、「八百万」を「やおよろず」とか読ませてくる昔の人の考えなんて知る由もない。日本語を学ぶ外国人の気持ちを考えろといいたい。

が、とにかく昔の人の知恵で、「八百万」は「めちゃくちゃ多い」の最低ラインに設定されたのだ。

じゃあいま、日本の児童は?

800万人いない。

超少子高齢社会だ。

じゃあもう、


女視力0.1
あっちの子は神童、そっちの子はただの人……

とか選り好みしてる場合じゃなくない?

昔から「子は国の宝」とか「子宝に恵まれる」とはいわれていたけど、もう「宝」では足りない。

「神」だ。

「神童」だ。

みんな神童

だって「八百万」が文字通り、数字通り800万で、「八百万の神」ならぬ「八百万の神童」の席が数字通り800万しかなくても、日本の児童は全員座れてしまう。

全員座ってなお、150万席以上空いている。
やばすぎる。
そりゃ移民の子も呼んで座ってもらうしかない。

というわけで、日本の児童を全員神童とすることに異論はないだろう。
だいたい、日本を神の国とする言説(日本書紀、森元首相、辞書など)に比べたら全然余裕だ。うん。

二十歳過ぎてもまだ神童

さて、ここまでは「神童」を再定義した。

ここからはちょっとくるっと手のひらを返して、再定義した「神童」を否定したいと思う。

2019年、日本の平均年齢、中位数年齢(中央値)の推計は、47歳だ。

ソース:表4 人口の平均年齢,中位数年齢および年齢構造指数:中位推計 – 国立社会保障・人口問題研究所ホームページ – 2019年5月17日(金)閲覧。

ってことは、思い返して欲しい。
一度は見なかったことにしたけど、やっぱり現実は見よう。


児童養護施設
十歳で児童、十五歳で児童、二十歳過ぎてもただの児童

児童養護施設、圧倒的に正しい。

平均年齢が47歳の国で、20歳とかまだまだガキだ。児童でいい。

だから「児童」の定義を、「特に、小学生」から「特に、小学生~二十歳過ぎ」に変更。

そして「子宝」が「神童」にランクアップしたのは変更なし。

つまり、十歳で神童、十五歳でも神童、二十歳過ぎてもまだ神童

子どもを神童扱いするなら、自分の見る目のなさと手のひら返しをひけらかすより、こっちのほうが断然いいって思わない?

THIS IS THE ANSWER.

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