レスバトルとは、ネット上のしょうもない口喧嘩です。
こんにちは、レスバトルウォッチャーの安田尊です。
~レスバ会場~Twitterにて、岩田健太郎先生と米山隆一先生のレスバトルを観測したので、ここに記録します
- 岩田健太郎……神戸大学病院感染症内科教授(51歳)
- 米山隆一……立憲民主党衆議院議員(55歳)
ふたりを知っていれば、こんなに面白い対戦カードはないというぐらい面白い組み合わせです。
もちろん知らない方のために、簡単な紹介も挟みますが、不要なら目次から飛ばしてください。
では以下目次です。
岩田健太郎教授の簡単な紹介!感染症医の権威
~岩田先生の簡単なプロフィール~
岩田健太郎先生は、告発系YouTuber感染症専門医として、日本トップクラスの権威です。
2020年のコロナ禍において、集団感染に見舞われた大型豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号(DP)に乗り込み、感染症対策の杜撰さをYouTubeで告発した事件は世界的なニュースに。
そしてその後も(それ以前も)、Twitterでレスバトルを繰り返している生粋のレスバトラーです。
愛称はイワケン、好きなものは家族とワインとサッカー、嫌いなものは官僚とゴキブリとネトウヨ。
~岩田先生のツイート集(嫌いなもの編)~
あのですね、官僚論法だと、前段階で指摘すると「誰もそんなこと問題にしてない」渦中で言うと「皆が一致団結してるときにお前はなんてこと言うんだ」そして終わると「もう過ぎたことをつべこべいうな」と言われるのです。そして改善も進歩もゼロに、、(2020年4月5日)
結局DPの感染管理が破綻していたのはちゃんとしたプロが見れば明らかなファクト。2時間云々は問題ではなく、ここは5分で分かった。プロなら分かる。そこを否定する人は単に感染管理がわかってないか、事実を歪曲したりすり替えたり重箱の隅をつついていわゆる「東大話法」でごまかしてるだけなんだ(2020年2月21日)
この前インタビューで申し上げましたがゴキブリって案外健康被害はないんです。バイキンたくさん持ってても感染の原因にはなりにくい。感染には感染経路が必要。ゴキブリ食べたり床舐めたりしなければ大丈夫。ゴキブリは鬱陶しいわりに実害なし。ネトウヨみたいなものです。(2019年7月12日)
ネトウヨとゴキブリと蚊は存在自体がうっとうしいので一掃してほしいと思うぼく(2013年1月6日)
見解を変えます。ネトウヨは単に無知なだけで気の毒な存在なので、一掃してはいけません。(2020年10月24日)
私は岩田先生のTwitterをフォローしていますが、本当に向学心と好奇心が旺盛で多趣味で多才で、冗談抜きに私の2~3倍は時間か性能が良い脳みそを持っていると思われます。
医師や教授として勉学や労働に励みつつ、毎日政治や時事ネタに関心を寄せて映画も漫画もアニメも小説も音楽も落語もソムリエもスポーツも(プレイも観戦も)楽しみ、家事や育児や家族サービスまでこなしているスタミナお化けです。
専門の医学だけではなく、隙あらば哲学や語学など何カ国語も学習しており、脳みそのスペックでは米山先生にまったく引けを取らないでしょう。
米山隆一議員の簡単な紹介!医師であり弁護士
~米山先生の簡単なプロフィール~
米山隆一先生は、パパ活ダブルライセンス(医師免許&弁護士資格)議員として有名です。
↑米山先生の経歴を見れば、日本トップクラスの頭脳を持っている事実に疑いの余地はありません。
が、県知事時代、出会い系サイトで知り合った複数の女子大生に金品を渡して関係を持っていた事実もバレて泣きながら辞職(2018年)。
その後、衆議院議員として返り咲き、現在は立憲民主党に所属しています(2023年)。
~米山先生の愛称~
通称、ロジおじ(ロジカルハラスメントおじさん)。
米山先生も、生粋のレスバトラーであり、国会の議論よりも日課にされているTwitterのレスバトルでご活躍中です(米山先生のTwitterプロフィール「論争が好きなのは性分です」)。
そのあまりにもロジカル(論理的)に相手を論破する姿は、「ロジハラ(論理的嫌がらせ)」と賞賛されるほど。
そりゃあ、東大卒で医師免許と弁護士資格を持つ米山先生に、ロジカルバトルで勝てる人間はそうそういないでしょう。
じゃあ、岩田先生と米山先生がバトったらどうなるのっと。
レスバトル開幕!岩田健太郎VS米山隆一の記録
~岩田先生VS米山先生のきっかけ~
ありがとうございます。
【今こそイベルメクチン】ではないかと思います。午前中、分子生物学の専門家の方とmRNAワクチンの危険性を早くから指摘されてきた医師の先生と話しをしました。万が一VS40が入っていたら、次にできる事についても。
なんで立憲民主党はこんなに科学に弱いの?
さて、岩田先生VS米山先生の発端は、原口一博議員(立憲民主党)のツイートでした(2023年5月19日)。
いまなお続くCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策として、原口議員はmRNAワクチンよりイベルメクチン(医薬品)を推しており、賛同者にお礼のツイート。
そこへ、岩田先生が引用リツイートで噛みつき、さらに米山先生が噛みつき返した構図です。
~岩田健太郎VS米山隆一のレスバトル~
なんで立憲民主党はこんなに科学に弱いの?
失礼ながら、何で科学者ともあろう人が、一例をみて全例を語るんでしょうかね?実名は控えますが、立憲にも科学に強い人は多数いるし、自民党にも維新にも、科学に弱い方、山程おられますけれど?
ご指摘ありがとうございます。立憲民主党は科学に弱いと感じていますがそうでないのなら強い方をご紹介いただければ幸いです。他の党が必ずしも科学に強いとは申していません。優劣をつけることが目的ではないので。
繰り返しますが立憲民主党は科学に弱いと思っています。強くなってください。
「立憲は科学に弱い」と言う事でしたら、他党と比較の上でその根拠を示して頂けますか?優劣ではないと言いますが「立憲は科学に弱い」と言う言葉は「他の政党と比べて弱い」を含意していると思います。選挙は科学的な人を選ぶ仕組みではありませんので、私は殆どの政党は余り科学的でないと思います
絶対評価ですので、他の党は知りません。弱いものは、弱いのです。いまさらイベルメクチン云々言っていては、呆れるばかりです。前にも述べたように、反証は傾聴します。
立憲に正直科学的とは言えない方がおられる事は否定しませんが、日本人の平均像を反映しているだけだと思います。「立憲は弱い」と言うからには最低限他党や、日本人の平均からの乖離を示すべきで、ただ単に一例を取り上げて「立憲は科学に弱い」とするのは、それこそ極めて非科学的だと思います。
尚、敢えて他党の事を言わせてもらうと、例えば自民党は相当数が「Y染色体」に強くこだわっていますし、維新は党代表がイソジン、雨合羽に、「コロナは5類」です。政治と言うのはそういう集団で動いて、しかしそれが民主主義だという事です。
反証ではなく反論ですが、「日本の学者は何でこんなに政治に疎いの?」と言わせて頂きます。科学論文ではなく選挙で選ばれた政治家が科学者に比べて科学的でないのは当り前、一方科学者は政治の現場の事は知らず、科学者が科学を押し通せば政治が動くわけではありません。余りに独善的だと思います。
繰り返しますが、立憲民主党の政治家が科学に弱いと言っているだけで、平均値から比べてどうか、みたいな受験生の偏差値議論をしているつもりはありません。国民の平均よりマシだから何かが免責されるわけでもありません。まずは受験的史観から離れてみてはいかがでしょう。
受験の事など全く言っていません。「弱い」と言うのは評価ですから、一定の基準が念頭に置かれている筈です。そして通常の感覚なら、それは国民の平均か、政党の平均です。貴方はどうやら「科学的な自分」を基準に置かれているようですが、政治家の大半が科学者の貴方より科学的でないのは当り前です
そりゃ、自民党の政治家が科学に強いとか言いたいわけではない。橋本某とか絶望的な人もいたし。しかし、橋本よりましだからといって何かの自慢になるわけではない。
負けず嫌いなのはよく分かりましたが、私が言っているのは、ある基準に基づいて他の集団と比較しなければ、一例からその一例が属する集団の属性を断じる事は出来ないという、本来よくご存じのはずの事です。宜しくお願い致します。
話が噛み合わないのは理解しましたが、どうしても他の集団との比較で論じたいのであればこのように訂正します。「日本の政治家は概ね科学に弱いが、立憲民主党のそれもまた例外ではなく、どんぐりの背比べでレベルが低い」
地方自治体のトップには科学のリテラシーに長けた者もいるし、国会議員も網羅的に調べれば例外は存在するかもしれないが、残念ながら稀有なアウトライヤーというべきだろう。
米山先生のコメントの数々は、失礼ながら本当に残念だ思いました。立憲民主党が科学的じゃない、という批判に対しては「いやいや、こういう科学的なことをやってる」とか「この議員はガチで科学的ですよ」とか「これからもっと科学的にやります」と反駁すべきなんです。「他の党はもひどい」じゃ
話にならん。研修医に「あなたのプレゼン、もっとよくすべきだ」と言ったとき、「ぼくよりひどいプレゼンする研修医もいるんじゃないですか」とか返します?そんな返答する暇があれば、プレゼン上手になれるよう練習、工夫しろよってぼくなら思いますね。
私も非常に残念なのですが、先生は私からの「一例から全例は判じられないですよね」と言う批判に対して全く回答せず、話を逸らして私の批判に転じていますよね。私を批判されるなら、先生の「一例から全例を判じる」根拠を、まずは明確に示されてください。
その上でご回答しますが(実はご回答済みですが)、私は率直に言って立憲民主党が他党より科学的だとも、科学的でないとも思いません。政党は科学者の集団ではありませんので日本の政党として平均的なのはやむを得ないと思います。但し私自身は科学的であろうと努力しています
そして、私は政治家として、自分の所属する政党、ひいては国会で自分の主張を実現するよう努力しておりますので、それは結局、立憲民主党が科学的になる努力に帰着すると思います。ご理解頂けますと幸いです。
話にならん。研修医に「あなたのプレゼン、もっとよくすべきだ」と言ったとき、「ぼくよりひどいプレゼンする研修医もいるんじゃないですか」とか返します?そんな返答する暇があれば、プレゼン上手になれるよう練習、工夫しろよってぼくなら思いますね。
この例えはおかしくて、私から見れば先生は研修医に、「貴方のサッカーは酷いから貴方の医局のサッカーも酷い。もっと良くするべきだ」と言っているようなものです。それに対して私は「私のサッカーレベルは医者として平均的だと思いますし、仮に私が下手だとしても、私の医局の医者全体のサッカーのレベルが低い事は結論できません」と申し上げております。ご理解頂けると幸いです。
引用終わり!
以上でお互いこの件の言及は(少なくとも一時)ストップ、レスバトルは終了しています(たぶん。両者、このレスバ中も別件のツイートや同時進行中のレスバを連投しており、さらに引リツ・通常リプ・空リプが入り乱れ非常に追いにくい状態でした。イーロンCEOになってからボロボロのTwitterは、いろいろ挙動もおかしいし……)。
直接的なやりとりは全部拾えているはずですが、見落としがあればご指摘ください!
レスバトル解説!言葉のすれ違いが喧嘩に発展
さて、両者レスバトルが本業かと見紛うほどの長文になっているため、順を追って論点を整理しましょう。
~岩田先生の主張~(原口一博議員のツイートを引用して)なんで立憲民主党はこんなに科学に弱いの?
~米山先生の主張~何で科学者ともあろう人が、一例(原口議員)をみて全例(立憲民主党)を語るんでしょうかね?
↑両者のレスバトルはここがスタートですが、スタート地点ですでにすれ違っていると思われます。
おそらく岩田先生は、原口議員(個人)のツイートから立憲民主党(全体)を論じてはいません。
一方で米山先生は、原口議員(個人)から立憲民主党(全体)が論じられたと判断しています。
~米山視点の岩田ツイート~
(原口一博議員のツイートを引用して)なんで立憲民主党はこんなに科学に弱いの?
- 原口議員は、科学リテラシーが低い
- 原口議員は、立憲民主党所属である
- 立憲民主党は科学リテラシーが低い
↑岩田先生のツイートを三段論法に変換すると、①「個体の定義」から③「個体が属する全体の定義」を論じているように見えます。
基本的に正しい三段論法は、①「全体の定義」から③「全体に属する個体の定義」を計算します。
したがって、岩田先生のツイートが上記の間違った三段論法を展開しているなら、米山先生の指摘は正しいです。
~岩田視点の岩田ツイート~
しかし岩田先生の頭には、まず「立憲民主党は科学に弱い」という全体の印象があったのではないか?
- 立憲民主党は、科学リテラシーが低い
- 原口議員(立憲)よ、おまえもそうか
- なんで立憲はこんなに科学に弱いの?
岩田先生の「こんなに」という表現は、量の多さを指しています。
つまり、常日頃から立憲議員のニュースやツイートに触れ、「立憲民主党には科学に弱いやつらが多いなぁ……」と思っていたのでは?
そして、ここ数年COVID-19関連でド素人のトンデモ感染症論にうんざりし尽くしている感染症医の権威岩田先生はついに堪忍袋の緒が切れ、
なんで立憲民主党はこんなに科学に弱いの?
私はよくある夫婦喧嘩を思いだしました。
たとえば、夫の無神経な一言に妻がガチギレ。
夫側からすれば、「たしかに無神経だったかもしれないけど、たった一言でそんな怒る?」……。
~よくある夫婦喧嘩(予告編)~
は~~~~~~~~~、夫の無神経な一言を毎日毎日何年も聞かされ続けてさすがにつら……一言×数年分のイライラが積もりに積もってもうブチギレそうだよ~
~よくある夫婦喧嘩(本編)~(夫の最新の一言を引用して)なんで私の夫ってこんなに無神経なゴミなの?
いや、たった一言無神経だっただけで夫の人柄まで判断するのはよくないよ?
死ね
↑こんな感じのすれ違いが、岩田先生と米山先生にも起きたのではないでしょうか?
しかし、そのあとすぐに、ふたりのすれ違いを是正するチャンスが訪れます。
さすがは受験戦争を勝ち抜き、最難関資格に合格したエリート中のエリート、問題を解かせれば彼らの右に出る者はいません。
~レスバトル解決編~
実名は控えますが、立憲にも科学に強い人は多数いるし、自民党にも維新にも、科学に弱い方、山程おられますけれど?
ご指摘ありがとうございます。立憲民主党は科学に弱いと感じていますがそうでないのなら強い方をご紹介いただければ幸いです。
↑ここで米山先生が、「立憲にも科学に強い人は多数」というそのリストを公表すれば、問題は解決でした。
政治家(公人)の名前&ポジティブな情報なんだから、「実名は控えます」なんて控えめなことは仰らず、科学に強い立憲議員を堂々とアピールすればよかった話です。
が、なぜかそのあと、「科学に強い人」の名前が挙がることは一切なく、
~ありえた未来~
ほいよ、これが未来の科学立国・日本を支える立憲民主党議員の名前一覧ね
誠にごめんなさい、ぼくが感覚で語ったのが間違いでした
↑この未来が消滅。
しかしまだ、ふたりのすれ違いを是正するチャンスはありました。
今度は米山先生が、他党との比較データや、日本人の平均データを要求したのです。
~データに基づいたレスバトル未遂~
「立憲は科学に弱い」と言う事でしたら、他党と比較の上でその根拠を示して頂けますか?優劣ではないと言いますが「立憲は科学に弱い」と言う言葉は「他の政党と比べて弱い」を含意していると思います。
絶対評価ですので、他の党は知りません。弱いものは、弱いのです。
しかし、ここでも事実やデータは示されず、泥沼の感覚戦へと突入。
ところで、なぜ米山先生は岩田発言「立憲は科学に弱い」⇒「他の政党と比べて弱い」と解釈したのでしょうか?
別に岩田先生は、「他党と比較して」とか「平均的な日本人と比較して」とは一言もいっていません。
「弱い」と言うのは評価ですから、一定の基準が念頭に置かれている筈です。そして通常の感覚なら、それは国民の平均か、政党の平均です。
↑そもそも岩田先生は、「通常の感覚」を持った一般人ではありません。
医師であり、国立大学の教授であり、一般人とは知能も感覚も乖離していることは明白です。
また、岩田先生のTwitterは個人的な呟きであり、一般論を述べる必要もありません(岩田先生のTwitterプロフィール「コメントは個人の見解」)。
貴方はどうやら「科学的な自分」を基準に置かれているようですが、政治家の大半が科学者の貴方より科学的でないのは当り前です
といわれても、岩田先生からすれば、だからその当たり前の感想を呟いただけなんじゃないでしょうか?
しかしそうだとすると、ここでひとつ疑問が浮かびます。
岩田先生が、他党や一般人との比較ではなく、自分(科学者)と政治家を比較したんだとすれば、
(科学者の自分と比較して)なんで立憲民主党はこんなに科学に弱いの?
↑いや、それは科学者で医学教授のあなたとは違って、大半の政治家は最高レベルの科学的専門教育を受けていないからでしょう……。
という答えが自明です。
だから米山先生は、その答えを早い段階で突きつけていたし、その後も繰り返しています。
選挙は科学的な人を選ぶ仕組みではありませんので、私は殆どの政党は余り科学的でないと思います
科学論文ではなく選挙で選ばれた政治家が科学者に比べて科学的でないのは当り前
政治家の大半が科学者の貴方より科学的でないのは当り前です
↑米山先生からすれば、まさか岩田先生がこんな自明の問題に躓いているとは思えず、早々に「他党との比較」や「一般人との比較」に論点(意識)が移ったのではないでしょうか。
そして、岩田先生はもちろんそんな自明の問題には躓いていないでしょう。
つまり、岩田先生の最初のツイートは、疑問形式ではあるものの疑問ではありません。
なんで立憲民主党はこんなに科学に弱いの?
もちろん答えは専門教育を受けていないからだが、それならなぜ党として教育プログラムを組まないのか、トンデモ医学に飛びついている暇はあるんだろ?
よくある皮肉であり、批判ですよね。
しかし、この皮肉は最初から最後まで通じていないし、「話が噛み合わないのは理解」などと絶望の結末を迎えようとします。
が、そこはエリート同士のレスバトル、すれ違いが解消されないままに、
~レスバトルの結論~
私自身は科学的であろうと努力しています
そして、私は政治家として、自分の所属する政党、ひいては国会で自分の主張を実現するよう努力しておりますので、それは結局、立憲民主党が科学的になる努力に帰着すると思います。ご理解頂けますと幸いです。
なんか無理矢理いい感じの結論に持っていって終わった……!?
たしかにこの結論なら、岩田先生の不満も解消されるでしょう、米山先生頑張ってください……!!
と思いきや、レスバトル名物、
~謎の例え話合戦~
研修医に「あなたのプレゼン、もっとよくすべきだ」と言ったとき、「ぼくよりひどいプレゼンする研修医もいるんじゃないですか」とか返します?そんな返答する暇があれば、プレゼン上手になれるよう練習、工夫しろよってぼくなら思いますね。
この例えはおかしくて、私から見れば先生は研修医に、「貴方のサッカーは酷いから貴方の医局のサッカーも酷い。もっと良くするべきだ」と言っているようなものです。それに対して私は「私のサッカーレベルは医者として平均的だと思いますし、仮に私が下手だとしても、私の医局の医者全体のサッカーのレベルが低い事は結論できません」と申し上げております。
話が余計ややこしくなる、謎の例え話バトルはきっちり発生(受験偏差値の例えは一蹴したのに……)。
米山先生、どうして綺麗に終わりそうだったのに、最後の最後でやらかしてしまったんだ……!!
まあ私も人のことはいえませんが(謎の夫婦喧嘩例え)。
そして岩田先生、絶句沈黙。
もう泥沼すぎるし、最善の結論はすでに得られているため、これ以上の反論は不要という判断でしょう。
両者、お疲れさまでした……!!
それにしても、こんなに知能指数が高くて50年以上も生きている博覧強記でさえ、言葉のすれ違いやデータに基づかないレスバトルで熱くなって、
「負けず嫌い」とかいってくだらない勝ち負けにこだわっちゃうんだから、ほんとレスバトルって最高。
まとめ:事実やデータに基づいて論じましょう
それではおさらいも兼ねて、ここまでの要点を3点でまとめます。
- レスバトルの雄、岩田健太郎先生VS米山隆一先生、Twitterで激突する
- 地獄のすれ違いから、米山先生のパワープレイでいい感じにまとまる
- そもそもの発端、原口議員は行方不明、正直興味ないから追ってない
以上です。
なお、本記事のレスバトル解説は、あくまで私個人の解釈・感想です。
実際のところ、ふたりの天才がどのような考えで論争していたのかは、私には知る由もありません。
~天才のレスバトル~
負けず嫌いなのはよく分かりましたが、
話が噛み合わないのは理解しましたが、
↑ま、天才同士でさえ「分かりました」とか「理解しました」とかいいながらなんにも分かり合えていないんだから、しょうがないよね。
このことから得られる教訓は、不毛なレスバトルを避けたければ、言葉や感覚だけではなく事実やデータでも語りましょう。
以上、レスバトルウォッチャー安田尊がお送りしました!
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