誕生日と聞けば思考停止で祝っていませんか?
~雲ひとつない青空を見上げて~
~街中コスプレイベント開催中~
~「もうすぐ誕生日」と聞いて~
……おめでとうございます?
真夏の青空を「悪い」と評価した理由や、オシャレなコスプレを「良い」と評価した理由を私は説明できる。
が、初対面の他人が生まれた日付を聞かされて、「おめでとう」と祝った理由を私は説明できるか?
家族や友人や恋人ならいざ知らず、初対面の他人が誕生日を迎えることについて、「良い」と捉えているか「悪い」と捉えているかなんてわからないじゃないか?
そしてよくよく考えてみれば、他人の誕生日を祝うのはハラスメント(嫌がらせ)である。
それが望まないサプライズや、不要なプレゼントを伴わないものでも。
では以下目次です。
誕生日を祝うのは皮肉!誰も歳なんて取りたくない
~バースデーハラスメントの例その①~
- 歳を取るのが好きな人
- 歳を取るのが嫌いな人
さて、世の中には①②「2種類の人間」がいます。
いや同じ人間であっても、その誕生日で何歳を迎えるかによって、①②「好き嫌い」は分かれるでしょう。
今回はハラスメントがテーマなので、②「歳を取るのが嫌いな人」の例のみ挙げますが、
~29歳婚活女子~
~35歳派遣男子~
~39歳妊活女子~
このような人たちに、「30歳おめでとう」とか「36歳おめでとう」とか「40歳おめでとう」とかいえるでしょうか?
上記は極端な例ですが、多かれ少なかれ、人生は後悔の連続です。
誕生日を迎えるたびに、人は後悔を積み重ね、歳を取るのが嫌になってしまいます。
~成人~
それが勉強であれ仕事であれ趣味であれ、始めるなら若ければ若いほどいいのはいうまでもありません。
いくら綺麗事「なにかを始めるのに遅すぎるなんてことはない」を聞かされたところで、遅いものは遅い。
いや、人より早くスタートダッシュを決めていたところで、
~時の流れは残酷~
- プロ野球選手の平均引退年齢……約29歳
- プロサッカー選手の平均引退年齢……約26歳
ソース:プロサッカー選手のセカンドキャリア準備に関する類型化 – 早稲田大学 – 2023年9月21日閲覧。
結局は歳を取れば、自分の老化と劣化と体力の限界を感じ、自分の全盛期が終わったことを思い知る。
あとは消化試合、いやろくに試合すらさせてもらえず、ベンチ入りも叶わずスタンド観戦。
ああでも歳を取った分、こんなに難しい言葉を扱えるようになったぞと自分を慰めて、騙し騙し生きていくしかない。
本当は、こんな仕事でも趣味でも日常生活でも使わない無駄な知識なんていらないから、歳なんて取りたくなかった。
それなのに、私の誕生日を祝ってくるなんて、おまえは私の敵か?
~バースデーハラスメントの例その①~
誕生日を祝うのは差別!祝われない人の気持ちは?
~バースデーハラスメントの例その②~
- 誕生日を祝われる人間
- 誕生日を祝われない人間
さて、世の中には①②「2種類の人間」がいます。
①「みんな生まれたときは祝福されたんだよ~~~~!!✨」みたいなお涙頂戴の感動ストーリーは、普通に嘘です。
現実には、②「望まない妊娠」「中絶」「幼児虐待」などがあり、
~みんなに好かれる陽キャの誕生日~
~みんなどうでもいい陰キャの誕生日~
生まれたあとも、①「祝われる人間」と②「祝われない人間」の格差は広く一方です。
しかし、本記事はなるべく両者を平等に扱います。
つまり、バースデーハラスメントが適用されるのは、なにも①「祝われる人間」だけではありません。
ある人は盛大に誕生日を祝われているのに、自分の誕生日は祝われない……。
そんな不公平を目の当たりにしたとき、人は惨めな気持ちになり、深く傷つきます。
みんなが楽しくお喋りをしている場で、自分だけが無視されていたら、それはやっぱりハラスメントでありイジメですよね。
しかし現実には、リソース(資源)には限りがあり、すべての人に誕生日ケーキを用意するのは不可能です。
すべての人に誕生日プレゼントを用意するのも不可能です。
すべての人に誕生日パーティに出席してくれる友だちを用意するのも不可能です。
そうです、それならリソースを消費しないので可能です。
もちろん、みんなに資源が行き渡らないからといって、配れる資源を配らないような平等は「悪平等」と呼ばれる不合理な平等です。
が、悪平等も悪ければ、一部の人にだけ資源を配って悪感情を煽るのも悪いんだし、
特に悪平等が大好きな、公務員のみなさまなどは同意していただけると思います。
特に差別が大嫌いな、反差別主義者のみなさまも同意していただけると思います。
特に人の心を傷つけることを良しとしない、心あるみなさまも、もちろん同意していただけるでしょう。
~バースデーハラスメントの例その②~
誕生日を祝うのは古い!人に喜びを押しつけないで
~バースデーハラスメントの例その③~
- 出生主義者
- 反出生主義者
さて、世の中には①②「2種類の人間」がいます。
①「赤ちゃんはね、パパとママを選んで生まれてきたんだよ~~~~!!✨」みたいな謎のお花畑ストーリーは、普通に嘘です。
現実には、②「こんな家に生まれてきたくなかった」「こんな世の中に生まれてきたくなかった」「だれも生んでくれなんて頼んでない」という人間もたくさんいるし、
矛盾していたとしても問題ない(無敵)。安田尊@答えを謳うブログ。こんにちは、前々回の記事で、【反出生主義】SDGs?そもそも子供を生まなければいいだけでは?反出生主義者になりきりました。~これまでのあらすじ~安田[…]
それなのに、こんな地獄に産み落としておいて、なにがハッピーバースデー?
勝手に生み、勝手に祝い、本人の意思は無視?
まさにそういうところがハラスメントであり、
- セクシャルハラスメント(セクハラ)
- パワーハラスメント(パワハラ)
- ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)
- マタニティハラスメント(マタハラ)
- モラルハラスメント(モラハラ)
- アルコールハラスメント(アルハラ)
- スモークハラスメント(スモハラ)
- スメルハラスメント(スメハラ)
- アカデミックハラスメント(アカハラ)
- ロジカルハラスメント(ロジハラ)
そして、バースデーハラスメント(バスハラ)←New!!
そりゃあこんなに嫌がらせに満ちた嫌な世の中を見れば、反出生主義者が生まれるのも納得です。
誕生日なんて祝われているうちが華、祝われたら嬉しいだろなんて、
と、主張しているに等しい。
しかし時代は進歩し、そんなセクハラオヤジや変態や痴漢は、少しずつ駆逐されつつあります。
同様に、誕生日に関しても、そろそろ前進するべきでは?
私たちは、この多様な社会を生きる上で、「誕生日」と聞けば即座に「おめでとう」と反応するのをやめるべきです。
女を見れば、即座に尻を触るサルから進化するべきです。
晴れの日を見れば「良い天気」というのが、曇りの日が好きな陰キャや干ばつに苦しむ農家さんや雨乞い中の陰陽師さんへの嫌がらせであるように、
~バースデーハラスメントの例その③~
まとめ:いろいろな種類のバースデーハラスメント
- 誕生日は加齢の証!いつまでも子どもでいたい、若く在りたい大人にとって、誕生日ケーキの味は苦々しい
- 誕生日は差別の証!だれかを祝えば、祝われない人間を傷つける。解決方法はみんなを平等に祝わないこと
- 誕生日は出生の証!こんなハラスメントに満ちた嫌な世の中に生まれ落ちて、おめでとうもクソもあるか!
以上です。
でも書いていて思ったんですが、そもそも私が遭遇したケースでは、誕生日を祝われたくなければ誕生日を教えてこなければいいだけの話ですよね。
初対面だし、個人情報なんか教える必要ないし、それなのに私に誕生日を教えてきたってことは、
さりげなく誕生日を知らせてきて、お祝いのメッセージやあわよくばプレゼントを乞食要求する的な、立場違いのバースデーハラスメントを受けていたのでは?
なんてことだ、気づかなかった……。
初対面で誕生日を教えてもらえるなんて、これもう半分打ち解けただろと喜んでいた自分が情けない!
人の誕生日にかこつけて商売しようだなんて、とんでもねぇハラスメントだなぁこれぇ!?
本当にお祝いの気持ちがあるなら、無料で商品が選べるカタログギフトを送ってこい(バースデーハラスメント)。
以上、まあ所詮はハラスメントなんて、認識の問題だというお話でした!