アンサーソング。の運営を始めて、丸2年が経過しました。
さて、そこで今回は、今日までに当ブログに舞い込んできた、
- お仕事依頼
- コラボ依頼
- アドバイス
のなかから、特に印象に残っているものをそれぞれ1つずつピックアップします。
的な参考になれば幸いです。
ではさっそく、以下目次です。
お仕事依頼!Webライターのスカウト
- 弊社請負のWeb記事を執筆していただく業務にご興味はありませんか?
- 文字単価は安心高単価の文字単価1円スタート! 2円、3円と昇給も!
- もちろん仕事量の調整も自由! 家庭やプライベートとの両立もOK!
みたいな内容でした(3点で要約すると)。
このお問い合わせには当ブログ『アンサーソング。』の記事URLが添付されていて、
的な趣旨のメッセージが添えられていたので、スパムとかではなさそうでした。
で、お断りしました。
まずちょっとビックリしたのが、
ってことです。
文字単価とは、1文字あたり何円の報酬が出るのか? という指標です。
つまり文字単価1円の場合は、
- 1000文字の納品で1000円の報酬
- 5000文字の納品で5000円の報酬
- 1万文字の納品で1万円の報酬
ブロガーならわかると思いますが、自分の書きたい内容を書きたいように書いたとしても、何千文字も書くのはわりと脳みそと体力を消耗します。
ブロガー以外の方であれば、最近読んだ漫画や観た映画などの感想を5000文字~1万文字でまとめてみれば、感覚は掴めます。
そんなただでさえ骨が折れる作業なのに、
- クライアント(依頼主)の意向に沿った内容や文体や文字数で執筆し、
- クライアント側が定める企業コンプライアンスなどの要求もクリアし、
- クライアント側に自分の制作物(コンテンツ)の著作権も明け渡して、
そこまでして得られる報酬が、1文字あたりたったの1円……!?
と思ってしまいました。
一方、自分でブログを持っていれば、
- 自分で記事の執筆内容も文体も文字数も表現方法も自由に決められて、
- 自分が従うルールも法律や利用しているサービスの規約など最低限で、
- 自分が制作したコンテンツの権利なども自分で保有することができる。
そこに広告を貼っておけば、文字単価1円なんて余裕で越えます。
当ブログ『アンサーソング。』は、現時点でほとんど収益化していません(アフィリエイトの審査だけ通して、ほとんど広告を貼っていません)が、
この恋愛ブログの収益は、私が最初に10記事サンプルを用意して、次に15記事ほど監修して(合計10万文字ぐらい)、それからは気が向いたら月0~3記事投げる程度で、今年は毎月5万円以上のバックが入っている状態です。
簡略化すると、
です。
当然、その「10万文字」の文字単価は、月を経るごとに1円⇒2円⇒3円……と上昇していきます。
ただし、開設から携わったり、開設後も共同管理(とは名ばかりで、じつはほとんど相談役・アドバイザーですが)も務めたりした上での報酬なので、単純計算はできません。
それに私名義で持っているブログではないので、ここで証拠としてURLを開示することもしません。
というか、別に上記の話が本当である必要はないので、嘘としましょう。
それでもブログの仕組みとして、自分が過去に生み出したテキストがお金を稼ぎ続ける限り、文字単価も自動で更新され続けるという仕組みは理解可能なはずです。
その理解を踏まえてもう1度考えてほしいんですが、Webライターの文字単価1円って、
という感想になりませんか?
なります。
では権利関係や金銭面は考慮から外して、Webライターになるメリットはなにかないのかと考えれば、
まあ、これぐらい?
当然自分の文章は、自分のブログに引きこもらせているよりは、別のテキストメディアや動画サイトに出張させたほうが人目に触れます。
が、私はそれ、あんまりメリットに感じないタイプです。
別に自分の文章をネット上にまき散らして承認欲求を満たしたいなら、
- 5chやredditやガールズちゃんねるといった巨大匿名掲示板
- TwitterやYouTubeやYahoo!ニュースのコメント欄を含むSNS
- Amazonや楽天やSteamのレビュー欄やWikipediaの編集項目
などで暴れればいいわけです(私はそんな、余所様の場所で自己顕示欲を爆発させるようなお寒い真似はしませんが)。
というわけで、お断りしました。
よっぽどのインセンティブ(有名媒体で売名ができるとか)がない限り、自分のブログを持っているブロガーが、外部サイトで書き下ろすことはまずないんじゃないでしょうか(と、私は思っているんですが、スカウトがいるってことはそうでもないのかな……?)。
コラボ依頼!イラストレーターさん
- こんにちは! ブログでいらすとやさんを愛用されているんですね!
- もしよろしければ、こちらのイラストも使用していただけませんか?
- その後、お互いの場所で宣伝しあうということでいかがでしょうか?
といった内容です(3点で要約すると)。
しかし、このコラボ依頼は特殊なケースであると考えられるため、普通にブログを運営される方の参考にはならないかもしれません。
まずご覧のとおり、私は(いらすとやさんの)イラストを吹き出しで多用しています。
さらにTwitterでは、
と名乗ってもいます。
この名前はパロディで、Twitterとかによくいるブロガーや情報商材屋や詐欺師などが、
と名乗っていたことに由来します。
たとえば「収益7桁ブロガー」であれば、
と、いいたいわけです。
なぜこんな回りくどい表現をしているのかは知りませんが、とにかくそういう具体的な数字はいえないけど威張りたい文化があるっぽいです。
ちなみに私は、具体的な成果物(ブロガーならブログURL、YouTuberならYouTubeチャンネルのURL)と数字のセットを示さず、
- 有料オンラインサロンに誘導したり、
- 有料コンサルタントを受け付けたり、
- 有料noteや情報商材などを売ったり、
している人間については、全員詐欺師だと思っています(画像や動画だけで信じちゃダメ、絶対。画像や動画は整形も加工も盗用もできます。サイト上で見える数字でも、TwitterでもInstagramでもYouTubeでも、SNSのフォロワー数やチャンネル登録者数や動画再生数や「いいね」の数などは買ったり水増ししたりできます。ブログやSNSを運営していれば、そういう営業オファーはたくさんきます)。
で、私はそれに倣って、いらすとやさんのイラストを累計1000種類以上使用したあたりから、
と、Twitterで名乗り始めました。
bio(自己紹介欄)も、期間限定で詐欺師のパロディっぽいものに仕上げてネタにしていました。
その後、bioは修正。
しかし、名前のほうは特に代案もないため、ずるずると使ってしまっている状態が続いています。
さて、そんな「いらすとや4桁ブロガー」に興味を持ってもらえたようで、
というわけです。
以上のように特殊な経緯に基づいたレアケースであるため、普通にブログを運営しているだけではこうした依頼にはなかなかお目にかかれないかもしれません。
そしてそんな貴重な機会をいただいておいて大変申し訳ないんですが、こちらもお断りしました。
理由は完璧に、私の力量不足によるものです。
私はまだ(ブログ2周年目を迎えた今日でも)、無人島でマイペースにレベル上げをしていたい。
それに個人のイラストレーターさんが、いらすとやさん並みのラインナップは持っていないでしょうから、
に相当する部分ぐらいしか、(コラボ期間内の)毎回の記事で使用するのは難しいと思います。
この吹き出しのQ&A形式については、どんな記事でも使える私の愛用テンプレートですが、さすがにここだけを別のイラストに差し替えても……という感じですよね。
では条件に合った記事に絞って特定のイラストレーターさんとコラボをする、という形式も考えられますが、特定の記事だけでは労力(打ち合わせなど)に見合った効果を得るのは難しいです。
マジでこれですよね。
いらすとやさんを利用している全ブロガーと、いらすとやさんと競合する全イラストレーターさんが思っていることでしょう。
競合するイラストレーターさんは、なんとかこの状況を打開すべく頑張ってください……。
というか、頑張っているからコラボ依頼を申し込んでくれたんだと思いますが、力不足で申し訳ないです。
私も、恋愛ブログのほうではいらすとやさん(というか吹き出し機能)を一切使用しない記事構成で書くなど、いらすとやさんを出禁になったり閉鎖になったりしたときに備えて精進している最中です。
何事も選択肢は多いほうがいいので、一緒に頑張りましょう。
アドバイス!はてなブログへの移転
- あなたのブログスタイルだと、はてなブログのほうが向いていますよ!
といった内容です(要約するまでもなく)。
- アドバイスをしてくれた方の意図や目的はなに?
- 「あなたのブログスタイル」とは(具体的に)?
- なぜ「はてなブログ」のほうが向いているのか?
など、すべて謎です。
ただ、思い当たる節が1点あります。
それはこのアドバイスをいただく少し前に、
ということです。
絡んだといっても、ただちきりん氏が呟いたツイートに私が引用リツイートをして、その私のツイートにちきりん氏も引用リツイートで返信してくれた、というだけのやりとりです。
しかし、ちきりん氏といえば、はてなブログ出身の超有名ブロガーです。
はてな界隈に興味ゼロの私にも届いている、私がまともに認知している唯一のはてなブロガーです。
もしかしたら、はてなブロガーの有名人ランキング第1位かもしれません(知らんけど)。
その認知度は、
そのちきりん氏のフォロワーともなれば、はてなブロガーやはてな村(「はてな」系サービス)の住民が多く含まれているはずです。
つまり、
- 私とちきりん氏のやりとりが、ちきりん氏のフォロワーに届く
- ちきりん氏のフォロワー(はてな村民)が、私のブログに流入
- はてな民が私のブログを分析し、はてな村への移住を提案した
という推理が成り立つんじゃないか? ということです。
まあタイミングは偶然かもしれませんし、どこまでいっても憶測や推測の域は出ませんが。
そして大変申し訳ないんですが、こちらもお断りしました。
「はてなブログのほうが向いている」というのはおそらく、
- はてなブロガーと相性がいい(はてなブロガーと繋がれる)
- はてな民と相性がいい(はてなを開拓して読者を増やせる)
- はてなの機能と相性がいい(未使用なので具体例は出せず)
などのメリットが考えられます。
が、いずれにしても、特に私は求めていません。
私は「はてなブロガー」に限らず、「ブロガー」という属性についてはなんの価値も認めていません。
これが「ゲーマー」とかなら、ゲーム仲間を増やせばDiscord(ビデオ・音声通話ソフト)でも繋いで、一緒にゲームプレイに興じたりもできます。
でも、「ブロガー」は別に……ブログは基本的に、読むのも書くのもひとりで完結します。
なにかあったときや耳寄りな情報も、ブログに書けばいいし、興味に応じて読めばいい。
だから、
という感じです。
「ブロガー仲間だから」、みたいな理由でお互いのブログを行ったり来たりする義務往復みたいなのって、本当にウザったいし時間の無駄じゃないですか?
換言すれば、同属のブロガーでもつまらない人間とは繋がりたいと思わないし、ブロガーじゃなくても面白い人間とは繋がりたい、そういうものでしょう。
だから私は、「はてなブロガー」というか、ネットにすら的を絞る必要は、まったくないわけです。
そしてこれは「コラボ依頼」の項目でも少し触れましたが、私はここで無闇に数字や読者を獲得したいとも思っていません。
最後に、はてなブログの機能にはあらゆるメリットを打ち消す最悪なものがひとつあります。
です。
これは最悪のデメリットで、自分が王様ではなくなってしまいます。
YouTubeやTwitterやnoteでもよく見かけるじゃないですか、
みたいに騒いでいる人たち。
彼らは王様ではないから、そういう不幸な目に遭っているんです。
それが妥当な処分であれば、その不幸は自業自得ですが、現実はそこまで妥当ではありません。
普通に誤BANだったり、根拠が曖昧だったり、お問い合わせの放置なども横行しています。
私はそんな情けないことで右往左往したり、惨めな思いを味わったりはしたくないので、
ここだけは絶対に譲れない、ブログをやる上で最低限の必須条件です。
したがって、はてなブログがどんなに便利な機能を有していようとも、私の上に運営がいる限りはてなブログを利用することは絶対にありません。
それにはてなブログ、管理画面は知りませんが、読者視点で表示されているブログページを閲覧したことは何度かあります。
それでWordPressとTHE THOR(当ブログで使用のWordPressテーマ)の組み合わせより便利そうだと思ったこともないです。
もちろん以上の事柄は、はてなブログに限らず、
- ライブドアブログ
- アメーバブログ
- FC2ブログ
など、すべてのレンタルブログサービスに同じことがいえます。
せっかくアドバイスをくれたのにごめんなさい、アドバイスをいただいたこと自体には感謝しています。
まとめ:楽天市場店のセールス文章
- お仕事依頼は、Webライターのスカウトを受けて、お断りしました
- コラボ依頼は、イラストレーターさんから受けて、お断りしました
- アドバイスは、ブログサービスの移転を提案され、お断りしました
以上です。
しかし、営業(する側、される側問わず)の経験がある方ならご存知でしょうが、こうしたスカウトや依頼や提案は基本的に断られます。
ここで断っている側の私がいうのもなんですが、断られてナンボの世界なので、断られても気にしないのが肝要です。
- Amazonに出品されている商品のレビュー依頼
- フリマアプリを使った転売(セドリ)補助業務
- 自伝(じじじじ、自伝……笑)の自費出版案内
↑こんなのも毎日のようにきますが、断って(というか無視して)当たり前ですよね。
でもこうした営業メールも、たまにカタログみたいに眺めていると、案外楽しめます。
それで血迷ったときに、もしかしたら自伝の出版を検討したりするかもしれません。
それから私も、すべての依頼を断っているわけではありません。
といっても知人案件ですが、ブログで培ったライティング能力を買われて、
を任されたりはしました。
あの楽天市場でよく見かける商品ページ、クソデカ画像だらけのクソ縦長ページに埋め込まれているクソ文章です。
ちなみにあれは、店長もデザイナーもクソページだとわかっていながら、楽天ユーザーの購買率がクソ高いため採用しています。
つまり、ここでいう「クソ」とは、じつはポジティブな意味合いの褒め言葉です。
というわけで、私がクソ悪ノリをしながら書いたセールス文章も、コロナ禍対策で出店された楽天市場店にはふさわしい感じになり、
と、調子に乗って喜んでいただける程度には売り上げも上々、クソ面白いお仕事でした。
令和、この画像や動画全盛の時代にあっても、文章はどこでも必要とされています。
YouTubeもTikTokもInstagramも、テキストの入力項目を消せていないのがその証拠です。
だから別に、本記事で私が並べたような営業や依頼やお仕事がゼロでも、ブログをやるメリットは計り知れません。
10年後にも20年後にも、絶対に必要不可欠な文章力が磨けるからです。
だから私は、まだブログを始めていない方は始めることを、ブログを始めて日が浅い方には継続することをオススメします。
以上、雑記ブログを2年継続した成果のまとめでした。