積読していた週刊少年ジャンプを4週分、まとめて一気に読みました。
ちなみに「積読(つんどく)」とは、「読み物を手に入れて積んでおく(そしていつか読むかもしれないし、読まないかもしれない)」みたいな読書用語です。
ついでといってはなんですが、ここで「積読」解消法もひとつご紹介しておきましょう。
です。
これだけで私は今日、忙しくて読めていなかった週刊少年ジャンプを4週分も一気に消化することができました。
朝4時に起きると、マジでその日1日は時間無制限に感じられるのでオススメです。
そして私は今日まで、週刊少年ジャンプは発売された週に読む派でしたが、
と思ったため、週刊少年ジャンプをまとめ読みをする場合のメリットとデメリットをまとめておきます。
では以下目次です。
週刊少年ジャンプをまとめ読みするメリット
- 漫画の特に新連載や新章をシームレスに読めて満足度が高くなる
- 読みたかった漫画が休載したときの悲しみやダメージが低くなる
です。
では順を追って詳細を記していきましょう。
新連載や新章でも一気に読み進められる
2020年29号は、「破壊神マグちゃん」が新連載を開始した号です。
「破壊神マグちゃん」は随所にクトゥルフ神話のネタが散りばめられた破壊神弱体化コメディで、
かなり弱体化&デフォルメされて登場します。
その愛くるしい姿はもちろん、「異形の神」と「人間」との間に横たわる価値観のギャップは、源流のクトゥルフ神話をご存知の方も、よく知らない方も、両方楽しめるはずです。
つまり「破壊神マグちゃん」は私の「読む漫画リスト」に入ったわけですが、私は「破壊神マグちゃん」新連載開始号から4号分を積読していました。
それがなにを意味するのかといえば、
この快楽は週刊少年ジャンプが発売された週に即読んでしまう人間には味わえない体験です。
まず漫画が新連載されるとき、第1話で登場キャラクターや舞台設定が説明されますよね。
いわば漫画の第1話とは、ゲームでいえば説明書、チュートリアルです。
もちろん説明書だって面白く読めるように創意工夫されているでしょうし、チュートリアルだって面白くプレイできるように趣向が凝らされてはいるでしょう。
なのに説明書を読み終えてチュートリアルをクリアして、さあこのキャラクターたちがその世界でどんな物語を紡いでいくのか? ってときに、次週までお預けを食らうのはつらすぎませんか?
週刊少年ジャンプを毎週発売された週にすぐ読んでいる良い子のみんなは、そのつらさを抱えて1週間も過ごすはめになります。
一方でまとめ読みをした私は、4週分まとめて読めたのでこの上なく幸せです。
1話だけ読まされてお預けを食らっていた読者とは満足度が違います。
つまり4週分ほど積読してからまとめて読むのが攻守最強って寸法です。
そしてこの考え方は新連載の漫画に限らず、新章に突入した漫画などにも適用できるでしょう。
以上が週刊少年ジャンプをまとめ読みするメリットその1です。
好きな漫画が少し休載しても寂しくない
ところで週刊少年ジャンプのような漫画雑誌の場合、だれしも、
を持っていると思います。
私の週刊少年ジャンプ「読む漫画リスト(2020年版)」には、
- ONE PIECE(ワンピース)
- 僕のヒーローアカデミア
が入っています。
2020年現在、週刊少年ジャンプを読まれている方であれば、このふたつの漫画の共通点がおわかりになるでしょう。
そう、
です。
たとえば私が積読していた4週分でいえば、
- 2020年29号……「僕のヒーローアカデミア」休載
- 2020年30号……「ONE PIECE」休載
- 2020年32号……「ONE PIECE」、「僕のヒーローアカデミア」休載
です。
もちろん前提として、私は休載に文句をいうつもりはまったくありません。
漫画の週刊連載がどれだけ過酷なスケジュールなのか、そして昨今のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)にまつわる制作環境の変化を思えば、休載などして当たり前だとすら思います。
が、読者の立場でいえばどうしても、週刊誌において大好きな漫画が掲載されていないと満足度は落ちてしまいますよね。
しかし私は今回、全然満足度が落ちたとは思っていません。
そうなぜなら、
つまり4週分をまとめて読むことによって、私は「週刊少年ジャンプを読む時間」に、
- ONE PIECE(ワンピース)
- 僕のヒーローアカデミア
どちらかが読めない、あるいはどちらも読めない、という由々しき事態を回避できました。
もし1週ずつ読んでいれば、両方休載の今週(32号)は特にテンションが沈んでいたでしょう。
しかしまとめ読みをした私は、今週の「週刊少年ジャンプを読む時間」で29~31号分の「ワンピ」と「ヒロアカ」成分を摂取できていたため、32号が両方休載でも全然寂しくはありませんでした。
いまの週刊少年ジャンプの場合、4週分も積読しておけば、
です。
「HUNTER×HUNTER」に関してはもうマジで4週連続どころか何週連続でも休載するので寂しさの埋めようがありませんが(これを書いているいまも少し悲しくなってきました……)、仕方がありません。冨樫先生にもいろいろと事情があるのです。
しかしそうした例外を除けば、まとめ読みによって好きな漫画が休載していたときの寂しさを軽減できます。
以上がまとめ読みをするメリットその2です。
週刊少年ジャンプをまとめ読みするデメリット
公平性を期すために、デメリットも2つご紹介しましょう。
- 最新話の話題に乗り遅れたり、参加できなかったり、ネタバレが怖かったりする
- 読者アンケートや参加型企画に参加する場合、締切に間に合わない可能性がある
です。
ではこちらも順を追って詳しく解説しましょう。
話題性が落ちたりネタバレが怖かったり
まず本記事冒頭で記したとおり、私は基本的には、
です。
なぜなら、
だからです。
週刊誌においては、先週号の話なんてほとんどだれもしません(休載タイトルなどは除きます)。
週刊少年ジャンプを話題にするのであれば、最新号に掲載されている最新話の内容について話すことがほとんどでしょう。
そうした会話やコミュニケーションを楽しみたい場合、
です。
そう、「ヒロアカ」に登場する「速すぎる男」ホークスのように。
ネタバレが面白くない理由は、不完全な情報(文字だけだったり、真偽が不明だったり、画質が細切れだったり、粗かったり)であることが多いからです。
いくら速報でも、そんな不完全な状態で漫画を読めば楽しさが激減します。
したがってネタバレを読む行為は愚の骨頂でしかありません。
とはいえ最速でネタバレに到達しなくても、積読をしていれば普通に(悪意のない、公式発売日後の)ネタバレを見てしまうことがありますよね……。
だってみんな最新号の最新話の話をするわけですから。
これが週刊少年ジャンプをまとめ読みするデメリットその1です。
(漫画に限らず)ネタバレを絶対に回避したい場合は、発売日や公開日に最速で楽しんでおくほかありません。
また最速に越したことがないのは、読者アンケートや応募者サービスでも同様です。
読者アンケート等の締切に間に合わない
またほかにも、たとえば今週2020年32号では「エクストリームフィギュア 応募者全員サービス」が開始されました。
「エクストリームフィギュア 応募者全員サービス」とは、
- 第1弾「僕のヒーローアカデミア」、「チェンソーマン」
- 第2弾「ワンピース」、「アクタージュ」
- 第3弾「鬼滅の刃」、「呪術廻戦」
……などの各フィギュアが第5弾まで(読者負担額各2500円で)入手できる夏の5号連続企画です。
週刊少年ジャンプの場合、こうした読者アンケートや応募者企画の締切は最新号の発売日から2週間であることが多いようです。
読者サービスや応募者サービスに興味がない方、また電子版などの環境要因で対象外の方は関係ありませんが、関係がある方にとって積読は論外でしょう。
以上が週刊少年ジャンプをまとめ読みするデメリットその2です。
まとめ:数週分の積読まとめ読みがオススメ
というわけで、週刊少年ジャンプを積読してまとめ読みするメリットとデメリットをまとめておさらいしましょう。
- 漫画の特に新連載や新章をシームレスに読めて満足度が高くなる
- 読みたかった漫画が休載したときの悲しみやダメージが低くなる
- 最新話の話題に乗り遅れたり、参加できなかったり、ネタバレが怖かったりする
- 読者アンケートや参加型企画に応募する場合、締切に間に合わない可能性がある
以上です。
そして積読まとめ読みが単行本より優れている点として、
といったメリットが挙げられます(コミックの場合は、発売までに大抵ラグがあるため最新刊の最終話から週刊誌の最新話が繋がっていません)。
とはいえなにが優れているのかは人それぞれ、読者の楽しみ方や環境次第ですが、私の感想は以下のとおりです。
評価: 5.02020年7月時点の週刊少年ジャンプの場合、毎週最新号の最新話を追いかけるより、2週~4週分ぐらいをまとめて読んだほうが総合的な満足度は高い気がします。
以上、参考までに。
みなさんもご自分の「読む漫画リスト」やメリット・デメリットと相談した上で、ご自分に合った読書スタイルを編み出してみてください。
THIS IS THE ANSWER.