パージ Season2、第7話「とどまるべきか進むべきか」(原題:『The Purge』、2019年のアメリカドラマ、日本語吹替版)を観ました。
~「パージ」の基本設定~
パージ Season2(原題:『The Purge』、2019年のアメリカドラマ、日本語吹替版)を全話観ました。~「パージ」の基本設定~安田尊@『パージ』を謳うブログ。犯罪が激増し、刑務所は犯罪者であふれかえるアメリカ。政府[…]
↑シーズン2の各話リンクは、上記まとめ記事をご参照ください。
戦うべきか、逃げるべきか?
では以下目次です。
第7話「とどまるべきか進むべきか」の簡単なあらすじとネタバレ
~第7話「とどまるべきか進むべきか」のあらすじ~
パージ用マスクの製造販売会社”愉快なマスク社”では、次の「パージ」に向けて制作会議を実施中。
LGBTQに配慮した虹色カラーのマスク(LGBTコミュニティは、レインボーフラッグを象徴に掲げている)が発表され、例年通りアメリカ大統領や人気アーティスト、ヒトラーのマスクも販売予定。
しかし、今年の目玉商品は、「キャンパスの殺人鬼」ことGOD仮面になりそうです。
~NFFA職員、次の「パージ」まで116日~
エスメが変装して街を歩いていると、「ドリュー・アダムス」が中古車販売の広告を出しています。
広告主に電話すると、後輩女子のヴィヴィアンが出て、協力関係を結ぶことに。
エスメは、ライアンに国外への逃亡を勧められるも、自分が抱える責任について話し残留します。
~訳あり黒人夫婦~
原因は医療ミスで、マーカスはお隣さんの妻メイシーの心臓病を担当するも、失敗して死なせていました。
メイシーの夫クリントは、マーカスが夜の0時までに消えればパージ依頼を取り下げるが、残るならパージすると予告。
マーカスは、家に残ることを選び、ご近所さんたちと対決へ。
~白人男子大学生~
そして車内で「キャンパスの殺人鬼」であることを自白し、ケレンにも経験の共有を求め、包丁と自分の手首を差し出します。
しかし、ケレンはベンの太腿に包丁を突き刺し、車から降りて逃走。
ケレンは車道に飛び出して助けを求めますが、トラックに轢かれ瀕死の重傷、さらには追ってきたベンに首を絞められて息絶えるのでした。
~次の「パージ」まで2日~
第7話「とどまるべきか進むべきか」の感想
~第7話「とどまるべきか進むべきか」の感想~
↑こうして見れば、ケレンだけが戦うことから逃げ、いち早く死亡しています。
もし残りの3名が全員生存エンドなら、「戦いから逃げてはいけない」というメッセージが読み取れそうですが、どうでしょうか?
ケレンが戦うことを選んでいた場合、先制攻撃でベンの太腿に包丁を突き刺しているため(しかもご丁寧にぐりぐりエグっている)、ほとんど勝利は確定していました。
この教訓を、私たちも肝に銘じておくべきです。
私たちだって、ホラー映画やホラードラマの登場人物ではないとは言い切れないわけですから……。
また、現状維持に逃げなかったという意味では、『愉快なマスク社』も攻めの姿勢を見せています。
~愉快なマスク社~
GOD仮面、既製品じゃなかったんだ……。
「パージ」の日なら、権利関係も無視できますが、GOD仮面レプリカは「パージ」2日前から店頭に並んでいます。
つまり、他社の製品ではない(他社の権利を侵害していない)し、
- 初代GOD仮面パージャー(映画『パージ:アナーキー』)
- 2代目GOD仮面パージャー(ドラマ『パージ』S2第1話)
- 3代目GOD仮面パージャー(ベン)
↑それとも、こんな感じでGOD仮面は受け継がれており、ベンは最低でも3代目以降なのでしょうか?
GOD仮面……見た者を魅了し、パージャーに変えてしまう呪いの仮面説が浮上してきました。
GOD仮面を覗くとき、GOD仮面もまたこちらを覗いているのだ……。
~訳あり黒人夫婦~
マーカスは、「パージ」参加率が高い黒人や貧困層のコミュニティを嫌って、前妻トーニャと離婚しています(第4話「悲しみの箱」)。
マーカスは治安が良い地区への引っ越しを主張し、前妻トーニャはコミュニティの大切さを主張し、価値観の違いで離婚へ。
そしてマーカスは、引っ越し先でもご近所付き合いを無視し、
お隣さんは、マーカスが医療ミスの結果をほかの医者に伝えさせ、引っ越し後も挨拶すらしてこないカスでブチギレ。
ほかのご近所さんも、コミュニティの人気者を医療ミスで失い、代わりに入ってきたマーカスが挨拶すらしてこないカスでブチギレ。
ご近所さん総出でお金を出し合い、マーカスのパージ依頼へ……。
あるいは、前妻トーニャのいうことを聞いていれば、前に進めたかもしれないのに。
医療ミスはどうしても起きるものだし、医療ミスの説明を第三者が行うのも、担当医師と遺族のトラブル防止措置として理解できます。
しかし遺族からすれば、ミスをした本人から説明もない謝罪もない挨拶もない、
ご近所さんたちから狙われるパターンは、映画第1作『パージ』でもありましたが、映画版は完全に逆恨みでした。
マーカスの場合は、完全に自分のミス&自分でフォローの機会を逃しているので、自業自得です。
このことから得られる教訓は、
まとめ:第8話「サイレンの前」に続く!
- エスメはNFFAの後輩女子ヴィヴィアンと連絡を取り、ライアンとも手を結んで戦いへ
- マーカスはご近所さんと和解できず、逃走も選べず、家に残り武器を用意して戦いへ
- ベンは、彼女ケレンに「パージ」体験の共有を拒否され、交通事故に乗じて殺害する
以上です。
さて、いきなり「パージ」まで残り2日に飛びましたが、ドラマ版『パージ』は今シーズンも全10話しかないので仕方がありません。
残り3話、大切に楽しみましょう。
パージ Season2、第8話「サイレンの前」(原題:『The Purge』、2019年のアメリカドラマ、日本語吹替版)を観ました。~「パージ」の基本設定~安田尊@『パージ』を謳うブログ。犯罪が激増し、刑務所は犯罪者であふれ[…]
パージ Season2(原題:『The Purge』、2019年のアメリカドラマ、日本語吹替版)を全話観ました。~「パージ」の基本設定~安田尊@『パージ』を謳うブログ。犯罪が激増し、刑務所は犯罪者であふれかえるアメリカ。政府[…]