パージ Season2、第4話「悲しみの箱」(原題:『The Purge』、2019年のアメリカドラマ、日本語吹替版)を観ました。
~「パージ」の基本設定~
パージ Season2(原題:『The Purge』、2019年のアメリカドラマ、日本語吹替版)を全話観ました。~「パージ」の基本設定~安田尊@『パージ』を謳うブログ。犯罪が激増し、刑務所は犯罪者であふれかえるアメリカ。政府[…]
↑シーズン2の各話リンクは、上記まとめ記事をご参照ください。
やはり、「パージ」といえば仮面ですよね。
pixabay(海外の画像サイト)や、Amazonなどの通販サイトでは、
よく見かけるタイプのマスクですが、もしかして『パージ』シリーズが元ネタなんでしょうか?(象徴的なだけ……?)
しかし、今作にはすでに、もっと象徴的な仮面が登場していました。
では以下目次です。
第4話「悲しみの箱」の簡単なネタバレとあらすじ
~第4話「悲しみの箱」のあらすじ~
「パージ」から3ヶ月後、NFFAが制定した「追悼記念日」は、尊い犠牲に感謝する祝日です。
パージ犠牲者の遺族には、犠牲者の顔写真や骨壺が入った箱が送り届けられます。
NFFAの工場では、土木作業員が土砂を運ぶように、骨壺に入れるための大量の粉を手押し車やシャベルで運んでいます……。
~NFFA職員~
「ファイル」は、暴力の依存性について、暴力行為が脳の快楽中枢を刺激する証拠でした。
つまり、暴力を肯定するパージ政策は、人の怒りを減らすどころか増やします。
が、エスメはデータに基づいて反論し、ダレンのデータに基づかない反論は受け付けません。
しかし、エスメが監視センターで被験者を調べると、1名を除いて全員死亡していることが判明。
唯一死亡判定がなかった女性、オリビア・ヒューズの家を訊ねると、死体で発見。
オリビアの自宅周辺カメラはエラーで閲覧できず、警察の捜査は「自殺」で即時打ち切られ、担当刑事には「妹さんも問題を抱えてたなら、この事件はツラかったでしょうね」とほのめかされます。
~訳あり黒人夫婦~
そこで自分を轢こうとしたトラックを見つけたと思い、運転手に掴みかかりますが、マーカスの勘違いでした。
前妻トーニャに事情を話すと、去年の夏にマーカスの情報を聞き回っていた男がいたと教えられます。
しかしそれ以上の手がかりがなく、マーカスはアイボリー・ロード(闇サイト)に書き込み、パージ依頼者の情報提供を求めます。
~武装強盗チーム~
まず「パージ」のサイレン前に、電波妨害機を遠隔操作し、飛行機の電子機器を無効化して足止め。
電波妨害機は、飛行機に積み込まれる前の金庫に隠す計画です。
ライアンは、トミーのコネを使い、金庫にアクセスできる男性銀行員カールと接触へ……。
~白人男子大学生~
ベンは、パージ用品店で知り合ったアジア系の男友達アンディと、大学で開かれる追悼記念パーティへ。
そこでアンディにそそのかされ、「パージ」の夜に自分を置き去りにした男友達ターナーを刺殺しようとします。
が、ターナーには兄の「悲しみの箱」が届けられており、「ずっと考えてた……兄さんは友だちから、見捨てられたせいで死んだかもって」と泣きながら謝罪されて思いとどまります。
~パーティ解散後~
第4話「悲しみの箱」の感想
~第4話「悲しみの箱」の感想~
ドラマ版『パージ』が、映画版より優れている点のひとつに、仮面の使い方が挙げられます。
映画版では、仮面はせいぜいオシャレや、顔を隠す目的でしか使用されていませんでした。
一方でドラマ版では、
「変身」とは、見た目が変わるのはもちろん、中身も変容していなければなりません。
というか、中身が変わったから、見た目が変わるのです。
今夜は「パージ」だから、1夜だけ仮面をかぶって悪さしよう……そんなんじゃ変身とはいえません。
やはり、「変身」とはこうでなくっちゃ!!
「仮面」+「変身」といえば、日本にも『仮面ライダー』という有名な変身ヒーローがいますが……あれはベルトで変身するんでしたっけ?(よく知らない)
ただ、仮面ライダーも改造人間だったはずで、つまり中身が変わっているのです。
そりゃ「変身」するわ、という納得がありますよね。
人が変わり、中身が変わり、もはや後戻りはできないその象徴として仮面があります。
人間と化け物の対比、光と影の対比、
月明かりの下、キャンパスの渡り廊下で、女子学生を付け狙うベン……。
渡り廊下の柱を横切るたび、柱が影を落とし、ベンの顔が見え隠れする。
そして、人間の顔と闇が交互に現れ、ある闇を通過したあと、
「変身」までのストーリーも完璧だし、演出も完璧だし、これはプロの仕事です。
私は、ベンのようなフォーエバー・パージャー(ただの殺人犯)は嫌いですが、カッコイイ殺人犯は好きです。
結局、嫌いより好きが勝れば好きだし、だれだって可愛いものやカッコイイものは好きでしょう。
まとめ:第5話「鏡の迷宮」に続く!
- エスメは、政府(NFFA)を信頼していたが、調べれば調べるほど疑問点が湧いてくる
- マーカスは闇サイトに書き込み、ライアンは銀行員を抱き込み、問題解決のため動く
- ベンは、自分の殺人が隠蔽されたことを知り、GOD仮面をかぶって2件目の殺人へ……
以上です。
そういえば、「悲しみの箱」の骨壺に詰められている粉って、パージ犠牲者の遺骨を全部粉骨してごちゃ混ぜにしているんですよね……?(まさか、土ではないと思うんですが……成分調べられたら終わるし)
あの遺骨の雑な扱い方、そして監視システムの恣意的運用、今作のNFFAはしっかり悪役をやっていて好感が持てます!
パージ Season2、第5話「鏡の迷宮」(原題:『The Purge』、2019年のアメリカドラマ、日本語吹替版)を観ました。~「パージ」の基本設定~安田尊@『パージ』を謳うブログ。犯罪が激増し、刑務所は犯罪者であふれかえ[…]
パージ Season2(原題:『The Purge』、2019年のアメリカドラマ、日本語吹替版)を全話観ました。~「パージ」の基本設定~安田尊@『パージ』を謳うブログ。犯罪が激増し、刑務所は犯罪者であふれかえるアメリカ。政府[…]