パージ Season2、第2話「すべてうまくいく」(原題:『The Purge』、2019年のアメリカドラマ、日本語吹替版)を観ました。
~「パージ」の基本設定~
パージ Season2(原題:『The Purge』、2019年のアメリカドラマ、日本語吹替版)を全話観ました。~「パージ」の基本設定~安田尊@『パージ』を謳うブログ。犯罪が激増し、刑務所は犯罪者であふれかえるアメリカ。政府[…]
↑シーズン2の各話リンクは、上記まとめ記事をご参照ください。
さて、第1話で「パージ」の夜は終わり、第2話からパージ世界の日常(残り364日)が描かれます。
では以下目次です。
第2話「すべてうまくいく」の簡単なあらすじとネタバレ
~第2話「すべてうまくいく」のあらすじ~
朝、ハウスクリーニングのバンが一軒家の前に停車し、パージ清掃員たちが家に入って仕事をします。
パージ清掃員は、包丁でパージ(刺殺)された男の死体を片付け、死体袋は市の死体回収車へ。
その家の女は、ふたりの子どもと食卓を囲み、勝利の美酒を味わいます……テーブルクロスには、拭き忘れた血痕を見つけましたが、お皿で隠してしまえば問題はありません。
~武装強盗チーム~
しかし、メンバーが全員揃ったところで、警察車両に包囲されトミーの身柄を要求されます。
ライアンはトミーを逃がそうとしますが、トミーは犯罪幇助になるとして拒否、ひとりで金を持って出頭。
ライアン曰く、トミーは「来年の『パージ』まで収容されて、殺される」運命です。
ライアンは、ひとまず仲間をなだめ、その場は解散。
それから、ひとりで銀行の現金輸送車を追跡し、金が飛行場に運ばれていることを突き止めて来年の「パージ」に備えます。
その後、トミーの妻リサに会い、トミーの取り分を分配しました。
~訳あり黒人夫婦~
マーカス自ら応急措置を担当し、自分をパージしようとした理由を聞き出そうとするも、侵入者は「アイボリー・ロード」という謎の言葉を遺して死亡します。
それから大学生の息子ダレンに会い、『アイボリー・ロード』が闇サイトであると教えられます。
『アイボリー・ロード』では、マーカスのパージに、懸賞金7万5000ドル(約1000万円)がかけられていました。
~マーカスの息子~
アダムス教授の追悼会には、同じ講義を受けていたベンやケレンを誘い、また休暇中のエスメも顔を出しています。
ダレン曰く、アダムス教授は愛国者でしたが、国の政策には反対の立場を表明することが多く……。
そして、アダムス教授の死因は知りませんが、最期まで「戦い続けた」と確信しています。
~NFFA職員~
それが上司に見つかり、監視システムの個人利用を咎められ、「友人の喪に服してこい」と休暇を言い渡されています。
エスメは了承しつつ、ドリュー・アダムス宅に出向き、隠された封筒を発見。
封筒には、テープレコーダーが入っており、ドリュー・アダムス教授と被験者の会話が記録されていました。
~音声ファイル~
被験者番号83の女性は、暴力的な夢を繰り返し見ており、「考えるのは暴力のことだけ」と話しています。
封筒には、脳のMRI写真も同封されていました。
そして、脳画像の一部を指して、「肥大」と書き込みがされています。
~白人男子大学生~
ベンは、特にだれも責めたりはしませんが、異様な雰囲気にケレンやターナーはたじろぎます。
別の友人ダレンに、ドリュー・アダムス教授がパージされたと知らされても、真っ先に次の講義を心配して引かれる始末。
その後も、パージの興奮が忘れられず、GOD仮面の絵を描いたりゲーム版「パージ」にのめり込んだり……。
第2話「すべてうまくいく」の感想
~第2話「すべてうまくいく」の感想~
主要人物たちには死亡フラグが立ちまくっており、じつはサブストーリーの妻も隠しきれない汚点が将来を暗示しています。
ただ、メタ的な読みをすれば、ライアンは死なない気がします。
ライアンには、映画版『パージ』主人公のレオやディミトリに似た雰囲気があり、
~来年の「パージ」~
少なくとも、ライアンがこのまま、トミーをパージ(見殺しに)するとは思えません。
ライアンは、トミーが命令無視&独断専行で銀行に戻ったにもかかわらず、警察からは逃がそうとしました。
一方でトミーは、「ドジを踏んだのは俺だ!」と自己責任を主張し、自分ひとりで罪を被りました。
ライアンが信頼されているのは、サラやドグを見てもわかります。
今回のトミー逮捕は、明らかにチーム分裂の危機を招いていますが、ふたりはライアンの留保を素直に受け入れました。
さらにライアンは、トミーの妻リサからも責められず、逆に感謝されています。
いや、パージ世界も強盗も普通ではないので、普通とはなにかという話になるかもしれませんがそれは置いておくとして。
パージ世界では、重罪人は懲役何年とかではなく、1年以内にパージ(処刑)っぽいです。
まあたしかに、考えてみれば、パージ世界で懲役1年以上の刑は存在意義がありません。
~「パージ」の夜~
- 殺人を含むすべての犯罪が、12時間合法
- ランク10までの政府要人は、「パージ」の対象外とされ、攻撃は違法
- 囚人は政府要人ではないため、パージ(犯罪的な私刑&死刑)は合法
おお、そしてこれなら、裁判や刑務所にかかる税金も大幅にパージ(コストカット)できます。
NFFAが支持されるのもうなずけますね。
で、話を戻しますが、つまりパージ世界では「強盗で逮捕」⇒「死」なわけですから、
って、思いませんか?
たとえば、NFFA職員エスメの上司が、エスメの職権濫用をちゃんと管理して叱ったように。
NFFA、意外としっかりした組織だなぁ……。
認知症の母と面会した際に、「どうかした?」と訊かれ、「ああ、トミーだよ。またあいつがね……突っ走るのを、俺は止めてやれなかった……」と懺悔しています。
そんなライアンだから、トミーの妻も、ライアンへの責任を追及しなかったのでしょう。
というわけでライアンは、人望パラメータが主人公レベルに達しており、主人公レベルの活躍をすると思われます。
エスメは、ドリュー・アダムス教授にどんな恩があるのか、まだ詳細は明らかになっていません(上司に詰められた際、妹関連で助けられたことだけ話しています)。
VS国家……しかも、自分の勤務先であるNFFAを敵に回すほどの大恩とは……?
ああでも、「主人公」+「妹」+「恩」の組み合わせ……私はあの悲しい事件を思いださずにはいられません。
~ドラマ『パージ』シーズン1~
~ドラマ『パージ』シーズン2~
まとめ:第3話「盲点」に続く!
- ライアンの強盗チームは解散の危機を迎え、マーカスは闇サイトで命を狙われている
- アダムス教授はなんらかの「戦い」をしており、エスメはその手がかりを掴んでいる
- ベンは、彼女ケレンや友人ターナーらのことより、「パージ」のことで頭がいっぱい
以上です。
正統派主人公のエスメやライアンもいいんですが、私はもちろん、GOD仮面を拾ったベンにはとても期待しています(友人ターナーとの気まずすぎる再会は笑いました)。
パージ童貞を捨て、一皮剥けた男が、すべてをめちゃくちゃにしてくれる未来に期待!
パージ Season2、第3話「盲点」(原題:『The Purge』、2019年のアメリカドラマ、日本語吹替版)を観ました。~「パージ」の基本設定~安田尊@『パージ』を謳うブログ。犯罪が激増し、刑務所は犯罪者であふれかえるア[…]
パージ Season2(原題:『The Purge』、2019年のアメリカドラマ、日本語吹替版)を全話観ました。~「パージ」の基本設定~安田尊@『パージ』を謳うブログ。犯罪が激増し、刑務所は犯罪者であふれかえるアメリカ。政府[…]