他人を批判するより自分を批判しろってバカじゃね?
【ネット中傷】誹謗中傷されて傷付く人がSNSに向いてない理由!
【誹謗中傷】大勢に石を投げれば大勢に石を投げ返されるのは当たり前
面白い発言を見かけたのでご紹介します。
~山田ルイ53世さんの名言(?)~
今月のTwitterは、りゅうちぇるさんの死に関連して、誹謗中傷に関する有名な動画や画像を無断転載していいね乞食をするのがトレンドでした(2023年7月)。
上記の発言もその流れで、「この名言を見よ!」って感じでテレビ番組のキャプチャが無断転載されていました。
さて、そんなふうに他人のフンドシで相撲を取っているだけのバカが偉そうにしているのを見ると、どうしても批判的に見てしまうものだし、
~結論~
そもそも目は、自分には向けられないからこそ、他人に向けるものだし。
自分には向けられないからこそ、他人に向けてもらうものでしょう。
では以下目次です。
その厳しい目、自分自身の人生に向ける勇気ある?
~山田ルイ53世さんの名言(?)~
■「世間の厳しい目」に持論
地方のスーパーの余興に行ったとき、地元の高校生の「髭男爵が、きょう近所のスーパーマーケットに来る。こんなド田舎まで来るなんて、もう終わってる」というツイートを見てしまったという。
このつぶやきを見た山田は、「お前を育んでくれた地元を犠牲にしてまでね、髭男爵をディスるかと」とツッコミ。スタジオからは笑いが入るが、山田はさらにヒートアップ。
「おかしないすか、こういう感覚。『おもんない』とか『消えた』とか」と怒りをあらわに。
そして「これだけは言いたい」と声を大にして「その厳しい目、自分自身の人生に向ける勇気ある? あるんやったらいいんですけど」とカメラに向かってその男子高校生に問いかけた。
ソース:髭男爵・山田ルイ53世がネットの誹謗中傷に持論 「心に刺さる名言」と称賛の嵐 – Sirabee – 2023年7月25日閲覧。
さて、お笑いコンビ『髭男爵』山田ルイ53世さんのコメントは、テレビ番組『ワイドナショー』で飛び出しました(2017年)。
当時の『ワイドナショー』は、メインMCが東野幸治さんだったり、メインコメンテーターが松本人志さんだったりするお笑いバラエティ系ワイドショー(情報番組)でした。
したがって、山田ルイ53世さんのコメントもお笑い寄りであり、たとえ本音の一部が含まれていたとしても、
私は、山田ルイ53世さんの仕事にはなんの不満もありません。
ただ、そんなお笑い芸人のネタを、人が死んでいるニュースに便乗して自信満々で(無断転載で)振り回していたバカに反感を覚えました。
というわけで、山田ルイ53世さんには非常に申し訳ないんですが、
勇気なし!では勇気がなくても勇者になる方法は?
- 勇者
- 英雄
- 偉人
なぜ①②③「勇気を持ったヒーロー」が賞賛されるのかといえば、一般的な人間には勇気がないからです。
私たちには勇気がない、だからこそ①②③「勇気」を見たとき、そこに痺れるし憧れます。
というわけで、
さてしかし、私たちには勇気こそないものの、ホモ・サピエンス(賢い人間)を自称する程度には知恵がありました。
賢い私たちは考えました、勇気がなくても、自分に厳しい目を向ける方法はないだろうか?
すると気づきました、そもそも厳しい目だろうが優しい目だろうが、自分の目で自分を見ることはできないんだし、
- 私の目……私を見ることは不可能
- 他人の目……私を見ることが可能
そして私たちは、幸いにも、他人に厳しい目を向けるのは得意でした。
他人に厳しく、自分に甘い、ゴミみたいな生き物でした。
私たちは賢いので、自分たちのそんなゴミみたいな性質さえも利用し、全人類勇者化計画が発足しました。
そして現在に至り、いまではその「厳しい目」は、「批判」とか「誹謗中傷」とか呼ばれています。
私たちは、お互いに批判し合い、お互いに誹謗中傷し合っています。
そうやって傷つけ合い、傷だらけになりながらも成長し、勇者への道を歩んでいます。
- アンパンマン
- 孫悟空
- 竈門炭治郎
①②③「勇者」とは、傷つき倒れる生き物です。
それでも、ボロボロになりながらも立ち上がり、最後にはヒーローとして大成する生き物です。
私たちがそうありたいと願うなら、反省と改善を繰り返して成長したいと望むなら、
相互監視!人間は厳しく批判し合うことで成長する
~とある高校生のツイート~
そして高校生のツイートを見れば、ちゃんと自分に厳しい目を向けています。
高校生レベルの論理的思考力があれば、ド田舎で営業しているお笑い芸人が終わっているなら……。
そのド田舎に住んでいる自分が終わっていることも、当然わかっているでしょう。
そう山田ルイ53世さんはいいますが、この高校生はここにきて初めて地元を犠牲にしたわけではないはずです。
高校生になるまでの約16年間で、いろいろな人の意見を見聞きし、テレビやネットでも都会人のキラキラ生活を見せびらかされてきた。
そのなかには、当然あったでしょう。
~ド田舎に向けられる厳しい目~
こうして、「ド田舎」⇒「終わってる」という他人の厳しい視点を、自分の視点として受け入れたからこそ……。
そのド田舎に左遷されてきたお笑い芸人に対して、「終わってる」と厳しい目を向けられたのです。
そして、その厳しい目を受けて、山田ルイ53世さんはさらに厳しい目で問い返します。
おまえはどうなんだ、当然東京に出てくるために頑張っているんだよな?
俺は「ルネッサ~ンス!」とかいう謎の一発ギャグで一発当たっただけの一発屋芸人かもしれないが、少なくとも上京して一発は当てたぞ?
東京で一発も当てていない、どころか上京すらしていない、世間のことをなにも知らないド田舎のクソガキにごちゃごちゃいわれる筋合いなどない。
が、私たちはそうやって、傷つきながら成長していくしかありません。
傷つけ合いながら成長していくしかありません。
自分自身に厳しい目を向けられないのは、Twitterとかで無断転載した画像や動画でイキっているバカを見ても明らかです。
そんな幼稚園児でも理解できそうな当たり前の批判すら、自分には向けられない。
いい歳をした大人だろうが、東京生まれ東京育ちだろうが、ニューヨーカーみたいな先進国の都会人だろうが。
それが人間の本性であり、
まとめ:外野は黙ってろ?自力で変われないのに?
- 山田ルイ53世「その厳しい目、自分自身の人生に向ける勇気ある?」というが、あるわけない
- 人間には勇気がなく、自分に厳しくできないからこそ、お互いに厳しく監視し合って成長する
- お笑い芸人は素人に批判されて芸を磨き、素人はお笑い芸人に批判されて見る目を養えば良い
以上です。
日本はよく、「外圧でしか変われない」といわれます。
たとえば、海外メディア『BBC』のドキュメンタリー(2023年)が報じられるまで、
- ソース1:「1999年以来、絶望しきっています」BBCも注目するジャニー喜多川の性的虐待問題、日本のメディアが“無視”するワケ – 文春オンライン – 2023年7月25日閲覧。
- ソース2:ジャニー氏の性加害問題、沈黙する司法と大手メディア BBC番組制作者が批判 – 弁護士ドットコム – 2023年7月25日閲覧。
- ソース3:大手マスコミは絶対に報じない、ジャニー喜多川氏「性的虐待」疑惑を批判する海外の声 – 現代ビジネス – 2023年7月25日閲覧。
身内に甘く、権力に弱く、保身しか能がない国民性。
政治家は、「責任」という言葉が大好きなのに、
ソース:日本の歴史
失敗を認めることができないから、敗戦国や衰退国になったのだと失笑されることもしばしば。
でもそんなのは、日本に限った話じゃありません。
だからこそ、「外圧」は必要であり、海外メディアの目も外国人の視点も必要です。
事ある毎に「外野は黙ってろ」とほざいているバカが、決まって幼稚なのは甘えた人生を送ってきたからです。
以上、もちろん、私や本記事に対するあらゆる厳しい目は歓迎します!