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【人脈】質の高い友達が欲しい?ミステリ読者を狙え!

で値踏みをするような打算的な人間関係は、そもそも友達関係とは呼べない……というのは綺麗事で、


お母さん安田尊@お母さんを謳うブログ。
あの(貧乏)(不良)(犯罪者)団地の子とは、遊んじゃいけません!

と、我が子に教育を施すお母さんのセリフは、小説や漫画やドラマの世界でもお馴染みです。

  • 朱に交われば赤くなる(中国由来のことわざ「墨に近づけば必ず黒く、朱に近づけば必ず赤し」の短縮形)
  • 水は方円の器に随う(『韓非子』より)
  • 類は友を呼ぶ(『易経』より)

……というような前提を、だからわざわざ説明しなくても、読書家であればみんな知っているでしょう。


高品質安田尊@高品質を謳うブログ。
それって「質」高くない?
Question安田尊@Questionを謳うブログ。
じゃあ読書家を友だちにするとして、一番質が高いジャンルは?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
ミステリ!

というわけで本記事では、物質的な意味(たとえばお金持ちとか)ではなく、精神的に質が高い友として、

  1. ミステリ読みは、論理的思考力と忍耐力と教養が身についている!
  2. ミステリ読みは、常識的なルールやマナーやモラルを弁えている!
  3. ミステリ読みは、過激でも異常でも猟奇でもだれでもウェルカム!

以上をお送りします。

では以下目次です。

質の高い友達とは?論理的思考能力や忍耐力や教養がある!


論理的思考力安田尊@論理的思考力を謳うブログ。
ミステリ読みを友だちにすべき理由その①「論理的思考力と忍耐力と教養が身についている!
 
江戸川乱歩安田尊@江戸川乱歩を謳うブログ。
日本史上最高峰の推理作家、江戸川乱歩はいいました
江戸川乱歩江戸川乱歩のイメージ
探偵小説とは、主として犯罪に関する難解な秘密が、論理的に、徐々に解かれて行く径路の面白さを主眼とする文学である。(江戸川乱歩『幻影城~江戸川乱歩全集第26巻』光文社文庫)

さて、ジャンル名としての「探偵小説」とはもちろん、「ミステリ小説(推理小説)」カテゴリの主力ジャンルです。

まず謎(ミステリ)があり、探偵役(必ずしも職業探偵ではない)が活躍するなら探偵小説、探偵役がいなければミステリ小説(のほかのジャンル)に振り分けられることでしょう。

漫画でいえば、

  1. 『名探偵コナン』←主人公の偽名「江戸川コナン」は、「江戸川乱歩」と、探偵小説『シャーロック・ホームズ』シリーズの作者「アーサー・コナン・ドイル」が元ネタ
  2. 『金田一少年の事件簿』←主人公「金田一一」の祖父は、横溝正史の探偵小説で活躍した名探偵「金田一耕助」という設定
  3. 『探偵学園Q』←原作と作画が『金田一少年の事件簿』と同じなので、『金田一少年の事件簿』と同じぐらい面白い(小学生並みの論理的帰結)

などは、すべて探偵漫画であり、ミステリ漫画でもあります。

したがって、江戸川乱歩の「探偵小説とは」とする定義は、少し条件を緩和するだけで「ミステリとは」と言い換えることができます。


江戸川乱歩安田尊@江戸川乱歩を謳うブログ。
ミステリとは、難解な秘密が、論理的に、徐々に解かれて行く径路の面白さを主眼とする文学である

というふうに。

では江戸川乱歩による定義を、「ミステリ」という要素を残したまま、極限まで簡略化するとどうなるでしょうか?


江戸川乱歩安田尊@江戸川乱歩を謳うブログ。
論理的文学

こうではないでしょうか。

つまり、江戸川乱歩の定義をどんなに極限まで切り詰めたとしても、


江戸川乱歩安田尊@江戸川乱歩を謳うブログ。
論理

だけは絶対にそぎ落とせません。

「論理」とは、まさに「ミステリ」ジャンルの要……「知恵の輪」を力づくで破壊する動物園「アクション」や、謎が謎を呼び謎のままに放置するゴミ屋敷「ホラー」とは違うのです。


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
では、そんなものをわざわざ好き好んで読み込んで、探偵役と一緒に推理しているミステリ小説愛好家って……?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
めちゃくちゃ論理的思考能力が高い

という推理が、当然成り立ちますよね。

しかも、


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
答え合わせができるまでに、約300ページ(約10万文字)もあるミステリ小説を読みまくっているとなれば……?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
めちゃくちゃ忍耐力も高い

といえますよね。

ゴリラだったら途中で本を引き裂いているでしょうし、ゴミ屋敷の住人であれば途中で投げ出すと同時に投げ捨てているところでしょう。

そして、


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
そこまでの推理と読書の分量をこなしていれば……?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
めちゃくちゃ教養も身についている

と、考えるのが妥当でしょう。

探偵役が推理の際に見せびらかす知識やウンチク、あるいはなんの変哲もない雑談からでも、教養は得られます。

本記事でも冒頭で、

  • 朱に交われば赤くなる(中国由来のことわざ「墨に近づけば必ず黒く、朱に近づけば必ず赤し」の短縮形)
  • 水は方円の器に随う(『韓非子』より)
  • 類は友を呼ぶ(『易経』より)

といった知識をひけらかしていますが、こうした知識に触れれば触れるほど、教養という名の血肉になります。

そして論理的思考力と人の話を聞く忍耐力と知識や教養が合わさればこそ、


お母さん安田尊@お母さんを謳うブログ。
「あの団地の子とは、遊んじゃいけません!」というセリフから、
子ども安田尊@子どもを謳うブログ。
あの市営団地に住む家庭には所得制限があり、
ということは低所得者が多く、
ということは低学歴まで多く、
ということは知的水準が低く、
ということは家庭環境が悪く、
ということは教育水準も低く、
ということは問題児まで多く、
ということは団地の外に住む家庭の親からすれば、我が子まで問題児に染められるリスクは避けたいのだろう……(朱に交われば赤くなる

と、発言者の意図も論理的に推察することができるようになります。

では、いつも友だちや恋人が、話をちゃんと聞いてくれなかったり察してくれなかったりして嘆き悲しんでいるそこのあなた、


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
論理的思考力と忍耐力と教養が身についているミステリ読みと、そうではない人間、どっちと友だちになりたい?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
論理的思考力と忍耐力と教養が身についているミステリ読み!

質の高い友達とは?常識やルールやマナーやモラルがある!


常識安田尊@常識を謳うブログ。
ミステリ読みを友だちにすべき理由その②「常識的なルールやマナーやモラルを弁えている!
ルール安田尊@ルールを謳うブログ。
推理小説には、推理作家が推理作家に対して提唱した、「ノックスの十戒」や「ヴァン・ダインの二十則」という基本ルールがあります
ノックスの十戒安田尊@「ノックスの十戒」を謳うブログ。
「ノックスの十戒」は、以下のルールです(「ヴァン・ダインの二十則」は長すぎるため割愛)。

  1. 犯人は、物語の当初に登場していなければならない
  2. 探偵方法に、超自然能力を用いてはならない
  3. 犯行現場に、秘密の抜け穴・通路が二つ以上あってはならない(一つ以上、とするのは誤訳)
  4. 未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない
  5. 中国人(“中国人は頭脳が優秀でありながら、モラルの点で劣る者が多い”)を登場させてはならない
  6. 探偵は、偶然や第六感によって事件を解決してはならない
  7. 変装して登場人物を騙す場合を除き、探偵自身が犯人であってはならない
  8. 探偵は、読者に提示していない手がかりによって解決してはならない
  9. サイドキック(探偵の助手となる者)は、自分の判断を全て読者に知らせねばならない
  10. 双子・一人二役は、予め読者に知らされなければならない

ソース1:ノックスの十戒 – Wikipedia – 2021年11月25日閲覧。
ソース2:ヴァン・ダインの二十則 – Wikipedia – 2021年11月25日閲覧。

一言でまとめると、


常識安田尊@常識を謳うブログ。
常識的なルールを守れよ

ってことをいっています。

「ルール」という言葉が強すぎるなら、

  • マナー
  • モラル
  • フェアプレー精神

と、置き換えてもかまいません。

ここで「フェアプレー精神」という言葉が登場するのは、


コミュニケーション安田尊@コミュニケーションを謳うブログ。
ミステリとは、推理作家と読者によるコミュニケーションであり、対人ゲームでもあるからです
出題者安田尊@出題者を謳うブログ。
推理作家(出題者)が謎を用意し、
解答者安田尊@解答者を謳うブログ。
読者(解答者)は謎を解く。

この謎解きゲームにおいて、非常識な展開や、不公平な記述や、理不尽な解答を読者に押しつける作家は許されません。

そして読者側も、作家側の良心を了解した上でゲームに挑みます。

だから作家側の戒めであるにもかかわらず、「ノックスの十戒」や「ヴァン・ダインの二十則」を、ミステリ読みは全員知っています(「十戒」や「二十則」の名称は知らない場合でも、あるいは全項目の暗記まではしていない場合でも、その概念は常に感じているはずです)。

ゆえにミステリ読者たちは、


謎解き安田尊@謎解きを謳うブログ。
「十戒」や「二十則」があるから、あまりにも非常識な謎解きは要求されないだろう

と、安心できるわけです。

ではそのことを理解しているミステリ読みが、


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
友人相手に、非常識・不公平・理不尽を押しつけるでしょうか?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
非常識・不公平・理不尽は、推理作家と読者とのコミュニケーションを台無しにする……翻って、自分と友だちとの関係もコミュニケーションである……それなら、非常識・不公平・理不尽は、友達関係も破壊するじゃないか!!

と、類推できるはずですよね。

ということは、賢明なミステリ読みは、こうも思っているはずです。


常識安田尊@常識を謳うブログ。
友だちには、非常識・不公平・理不尽を押しつけてはいけない……そう、推理作家が、読者に非常識・不公平・理不尽を押しつけてはいけないように!!

こうしてミステリ読みには、めちゃくちゃ友達思いの良いやつらが集まっています(そう、推理作家に、めちゃくちゃ読者思いの良いやつらが集まっているように)。

では、いつも友だちや恋人に、非常識・不公平・理不尽な目に遭わされて泣いているそこのあなた、


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
常識的なルールやマナーやモラルを弁えているミステリ読みと、そうではない人間、どっちと友だちになりたい?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
常識的なルールやマナーやモラルを弁えているミステリ読み!

質の高い友達とは?過激や異常や猟奇も許す寛容さがある!


だれでもウェルカム安田尊@だれでもウェルカムを謳うブログ。
ミステリ読みを友だちにすべき理由その③「過激でも異常でも猟奇でもだれでもウェルカム!
犯人安田尊@犯人を謳うブログ。
ミステリ世界には、映像化不可能なレベルの、過激な表現・サイコパス・エログロがよく登場します
誰ウェル安田尊@誰ウェルを謳うブログ。
ミステリ読み、めちゃくちゃ寛容

そもそもミステリって、

  1. 死体をどうやって作るか(死体がなにによって、いつどこで、どうやって作られたかを当てる)
  2. 死体をどうやって隠すか(死体がなにによって、いつどこで、どうやって隠されたかを当てる)

みたいなところがあるし、もはや人間の死体をパズルの道具としか思っていません。


ノーモラル安田尊@ノーモラルを謳うブログ。
ミステリ作家&読者、そういう意味でのモラル(倫理観)は圧倒的にゼロ。
モラルは浜で死にました安田尊@モラルは浜で死にましたを謳うブログ。
だから平気で死体の顔面をすり潰したり歯を全部引き抜いたり首を切断したり四肢をバラバラにしたり指の骨を折ったり指紋を焼いたり全身を燃やしたり冷蔵保存したり仮死状態から蘇生させたりコンクリートに沈めたり爆破したり粉々にしたりミンチにしたり動物に食わせたりトイレに流したり硫酸をぶっかけたり精子を注入したりしているわけでしょう。

たとえばサウンドノベル『かまいたちの夜』で有名なミステリ作家、我孫子武丸の小説『殺戮にいたる病』の殺人犯、蒲生稔だとこんな感じです(なお、『殺戮にいたる病』は1行目から蒲生稔が逮捕される小説であり、これはネタバレではありません)。


殺戮にいたる病『殺戮にいたる病』のイメージ
コンドームをするのを忘れていた。精液を残していくのはまずい。えりかの時は彼女がコンドームを持っていたのだった。髪の毛や指紋といったものを残していくことには何の不安もなかったし、そもそも頭に浮かびもしなかったが、精液はまずいような気がするのだ。
殺戮にいたる病『殺戮にいたる病』のイメージ
ティッシュを中まで突っ込んで拭けば、取れるだろうか。肉襞の間に残るのではないだろうか。警察の鑑識は、それを見つけだすほど優秀だろうか。
殺戮にいたる病『殺戮にいたる病』のイメージ
稔は素晴らしい考えを思いついて、声をあげそうになった。
殺戮にいたる病『殺戮にいたる病』のイメージ
何だ、これも切り取って持って帰ればいいじゃないか!
殺戮にいたる病『殺戮にいたる病』のイメージ
どうしてこれほど単純で、当たり前の考えに思い至らなかったのか、彼は自分で不思議に思った。切り取ってくれといわんばかりの乳房の形状に目を奪われ、性器だって切り取ろうと思えばそうできることに気づかなかったのだ。
殺戮にいたる病『殺戮にいたる病』のイメージ
うまく膣ごと切り取ることができれば、風呂場での自慰などではなく、セックスだってできるかもしれない!

「セックスだってできるかもしれない!」じゃねえよ、っていうね。

一般的にはそうですよね。

でもこの程度のサイコパスは、ミステリ的にはスタートラインです。

ミステリを全然読まない私(今年読んだミステリは『殺戮にいたる病』だけ)でも、どうしてこれがスタートラインなのかは説明できるぐらい自明です。

  1. 精子が検出される死体
  2. 精子が検出されない死体

とでは、容疑者候補とか死体の隠し方に違いが生まれる(精子だけに)からで、そうして「特殊なピース」を作ることで特殊な絵を描くことができるから。

……っていう話は、でも一般的には越えちゃいけないラインを越えているよね。


特殊なピース安田尊@特殊なピースを謳うブログ。
容疑者候補とか死体の隠し方に違いが生まれる(精子だけに)
仲間外れ安田尊@仲間外れを謳うブログ。
とかいったら、次の日から仲間外れ確定でしょ?
ハッピーバースデー安田尊@ハッピーバースデーを謳うブログ。
でもミステリ読みは、普通に受け入れてくれるから。

ミステリ読み、いいやつすぎる……。

それに比べて一般人ときたら、


ニュース安田尊@ニュースを謳うブログ。
遺体から犯人のものと見られる男性の体液が検出されました

とか、されませんでしたとか、ごく一般的に報じられている情報にも眉をしかめる。

犯行動機が性的欲求なんて珍しくともなんともないし、別に奇をてらっているとかじゃなくて、普通なのに。

でもじゃあ現実に、ノーマルな友だちとテレビの前で雑談中、


ニュース安田尊@ニュースを謳うブログ。
「男性の遺体から犯人のものと見られる別の男性の体液が検出されました」ってニュースが流れたとして、
Question安田尊@Questionを謳うブログ。
「男性の体液って精液だし、つまりゲイが中出ししたんでしょ?」をテーマに雑談できる?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
できないよね。

ミステリ読み安田尊@ミステリ読みを謳うブログ。
でもミステリ愛好家とだったら、普通に話題にできるし、「いや全然中出ししたとは限らないし男性の遺体から別の男性の精子が検出されたからといって犯人のものであるとは限らない、なぜなら犯人が女性でも男性から精子を採取してシリンジ法などで殺害男性の遺体に注入することはできるから、犯行現場に遺留された精子だけでは犯人の性別すらわからないし犯行動機だって性的倒錯はカモフラージュで本当は精子の提供元を陥れるための犯行だという可能性も否めないしそもそも殺人犯と精子を注入した人間が同一人物とも限らない」みたいに返してくれるから。

話題にタブーがないし、ミステリ読みはタブーを犯す猟奇的な犯人にも慣れているから、人間関係的にもタブーがない。

だってサイコパスの心情が理解できなければ、サイコパスの犯行を見破れないんだし、一般人とは人間理解の度量が違う。

だからちょっと過激な思想を打ち明けたり、本音を話したりしたぐらいじゃミステリ読みは引かない。

では、いつも友だちや恋人に、本音を打ち明けられなくて寂しい孤独感を抱いているそこのあなた、


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
過激でも異常でも猟奇でもだれでもウェルカムのミステリ読みと、そうではない人間、どっちと友だちになりたい?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
過激でも異常でも猟奇でもだれでもウェルカムのミステリ読み!

まとめ:論理的で常識的で寛容なミステリ読みが最良の友!


まとめ安田尊@まとめを謳うブログ。
それではおさらいも兼ねて、ここまでの要点を3点でまとめます。

  1. ミステリ読みは、論理的思考力と忍耐力と教養が身についている!
  2. ミステリ読みは、常識的なルールやマナーやモラルを弁えている!
  3. ミステリ読みは、過激でも異常でも猟奇でもだれでもウェルカム!

以上です。

で、ここまでミステリ読みを推しておいて、ひとつ肝心な点を書き忘れていますよね。

まあ忘れていたわけじゃないんですが、


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
そのミステリ読みって、どこで繋がれるの?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
推理推理!!

以上、結局友だちの質って、自分の質と比例するよね(類は友を呼ぶ)という記事でした!

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