逃げてもいいんだよ~系のメソッドを極めていくと、
と思ってしまうし実際そのとおりだから生きる気力がなくなるよね……。
と思っていて気づいたんだけど、じゃあ安易に「逃げてもいい」とかいって人の生きる気力を奪うやつ、無責任すぎない?
責任取れるの?
取れないよね?
じゃあ無責任じゃん。
なぜ「逃げてもいい」のか?命が最優先だから
その証拠に、普通に「逃げてもいいんだよ~」という言動に飽き飽きしていて随分とねじくれた記事も投稿している。
戦うべきときに戦おうとせず、尻尾を巻いて逃げる負け犬のこと……と、「カス」について解説した記事を前々回投稿しました。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://answersong.com/life/ku[…]
それでいい。
自分の恥ずかしい過去から逃げてなにが悪い?
だれもが過去の自分と向き合い、省みて、加筆修正を目論むほど余裕があるわけではない。
だから逃げてもいい。
- 過去のブログ記事だろうが、
- SNSのアカウントだろうが、
- 厨二病時の黒歴史だろうが、
抹消していい。
いまは話の流れで「過去の記録」を主軸に列挙しているけど、別に現在進行形の、
- 勉強でも、
- 仕事でも、
- 婚活でも、
なにからだって逃げたければ逃げればいい、と私は考えている。
さて、ここまででなにか問題があるだろうか?
ない。
ように思える。
というのは、至極真っ当な、王道の「逃げてもいい」メソッドだ。
なによりも人命を尊重し、その他を捨て置いてもいいという姿勢は、一見正しいように思える。
でもじつは、この「逃げてもいい」メソッドには問題がある。
でも「逃げてもいい」の先には落とし穴がある
だからどれだけ過去の活動記録を消し去ろうと、苦しみまでが完全に消え去るわけではない。
いくら記録を抹消しようが、自分や他人が持つ「記憶」はなかなか消えてくれない。
消えてはくれない。
結局のところ、どこまで逃げても自分の影が追いかけてくる。
それでも逃げようと思うなら、行き着く先はひとつに絞られる。
それで逃げ切れるのかどうかは知らないけど、「逃げてもいい」を極めた人間はみんなそこまで逃げている。
命を落とす人に対してどう落とし前をつける?
よく自死を選んだ人に対して、
という人がいる。
しかしよくよく考えてみれば、自死を選んだ人はちゃんと逃げているのだ。
そして「逃げてもいい」とアドバイスを送る行為は、すべてその道に通じている。
私のように、
呼吸をするとか栄養を摂るとか以外、嫌なことからは全部逃げても問題ありません。
ソース:【逃げるが勝ち】逃げてもいい人の条件!チャンピオン以外!
と但し書きをしていたところで、少しでも「逃げる」経験を積めば逃げる技術が磨かれる。
だって学校や仕事や子孫を残すという生物学的な使命からさえ逃げてもいいのに、人生や現世から逃げてはいけない理由がどこにあるの?
そんなものはない。
だから「逃げてもいい」とアドバイスを送る行為は無責任なのだ。
失われる生命に対して。
そのことに自覚的な人間だろうが、カウンセラーかなにかの猿真似でなにも考えずに「逃げてもいい」を連呼している人間だろうが、同じだ。
等しく責任は取れない。
でもそれでも私は、「逃げてもいい」という。
私は落とし前なんかつけないし責任逃れをする
「逃げる」という言葉はすごく便利で、表現上はどんな事象からでも逃げることができる。
私は「現実逃避はできない」と考えているけど、現実からだって表現上は逃げられる。
だから重要なのは、「自分がなにから逃げたいのか」を見極めることだ。
その上で私は、その人が本当に逃げたいものから逃げればいいと思う。
本当にマジにこの世界が嫌になってしまったなら、この世界から逃げるのも仕方がない。
逆に本当は生きたいし、生きられるのに死ぬしかないと思い込んでいるなら、
から逃げればいい。
大丈夫、それが思い込みじゃないなら、どこまで逃げたところで必ず実現する。
本当に死ぬしかないなら、死ぬしかないのだ(トートロジー)。
だから迷う余地があるなら、逃げてみればいい。
もしかしたら、逃げ切れるかもしれない。
私はそうした逃げ切れる可能性を持った人のために、
という。
その結果私に責任が取れない形で逃げ切ってしまう人が現れたとしても、大丈夫。
「逃げてもいい」系のメソッドを極める一歩手前の私にとって、責任逃れは朝飯前だ。
まとめ:だから「逃げてもいい」論者は無責任
- なにかと「逃げてもいい」系メソッドをオススメしてくるやつがいるけど、
- 人に勧めるぐらいだから当然そいつ自身も「逃げてもいい」は履修済みで、
- だからそいつ責任逃れもめちゃくちゃ上手い無責任人間だと思っていいよ。
以上。
まあ本質的に、自分の人生に責任を持てるのは自分だけだし、しょうがないよね(責任逃れ)。
私にいえるのは、「みんな、ちゃんと自分の逃走ルートを見極めて生きていってね」ってことだけだ。
THIS IS THE ANSWER.