AIはともだち、こわくないよ!
今月Microsoftが発表したチャットAI『Bing AI(正式名称:Prometheus/GPT-3.5以上)』の完成度が凄まじく、作家やライターやブロガーは終わりだといわれています(2023年2月)。
要するに、去年から急激に発展しているイラスト生成AIで、人間絵師やイラストレーターが終わりだといわれているやつの文筆業バージョンです。
で、私はまだ順番待ちでBing AIに触れていないんですが、
そして、私が一番めんどくさいと感じている、ブログ記事のリライト(加筆修正)作業をやらせたい!!
こっちは、今年こそは全記事(4年分⇒400記事)リライトすると意気込みながら、めんどくさすぎてもう2ヶ月サボってるんだよ!!
もう、Bing AIは早くして!!
自分のブログをAIに読み込ませて遊べる
- 加筆修正
- 続編記事
- 人格模倣
↑みたいなことができるんでしょ?
要するに、去年急激に発展したイラスト生成AIに、自分のイラストを放り込んでいろいろできる人間イラストレーターと同じ状況です。
AI絵師に強く反発している人間イラストレーターは、「他人に自分のイラストを放り込まれていろいろされる」のが嫌なだけで、自分で自分のイラストを投げる分にはワクワクした方が多いんじゃないでしょうか?
~人間とAIの正しいコラボ~
みたいなの、めちゃくちゃ楽しくないですか?
でもこの楽しさは、「自分の絵柄」があるから楽しいんであって、他人が他人の絵柄を使って他人の絵をAIに模写させてもなにも面白くない(または別種の楽しみ方になる)でしょう。
「自分の絵柄」をいじくって楽しめるのは、ちゃんと自分で絵を描いてきた人の特権です。
小説家だったら、自分の小説をAIに読み込ませて、結末だけ違うifバージョンを何パターンも生成して楽しんだり。
小説を原作に、選択肢でストーリーが分岐するアドベンチャーゲームを作ったりするのも簡単になります。
そのアドベンチャーゲームに必要なイラストやBGMやプログラミングだって、単体ではアマチュアだけど、AIの力を借りればセミプロぐらいにはなれる人と組んでやればみんな楽しい!
AIに仕事を奪われる人間は、AIと作業領域がかぶっているわけだから……。
AIを活用するスキルがある人間、と言い換えることもできます。
もちろん本記事は創作分野の話で、だれもやりたくないし楽しめない確定申告みたいな事務作業は、ただただ仕事を奪われるだけですが。
- 作家
- ライター
- ブロガー
↑人生楽しんだもん勝ちなら、チャットAIで大勝利!
そもそも創作系は楽しいからやっているはずで、楽しくないのにやっているならいますぐやめればいいだけです。
その過程で、ほかになにもできない専業クリエイターやプログラマーや税理士が失業するかもしれませんが、AIに「生活保護を受ける方法」を訊きながら窓口を攻略すれば問題ありません。
「生活保護は恥ずかしい」なんて答えるAIは、社会的に抹殺されて公開停止される運命だからです(「黒人はゴリラ」「ナチスは正しい」「女性は男性より劣る」などと判定したAIが抹殺されたように)。
それでゆっくり生活保護でも受けながら、自分の好きな創作活動の得意な部分だけを担当できたら、人生最高では?
私はブログで生計を立ててはいないし、まだ生活保護のお世話になったこともありませんが、こう思っています。
ブロガーはAI編集者とAI校正者をゲット
つまり、ここまで垂れ流してきたような、自分の思考⇒文章を吐き出すのは好きです。
でも、それを読者のためにわかりやすくしたりまとめたりするのは大嫌いなクズです。
よく独りよがりな創作を「オナニー」とかってディスりますが、素直にガチオナニーです。
- 私が書いた本文を、
- AIが読み込んで付属物を生成
この①「私」⇒②「AI」の順番なら、ブログ記事の属人性(「私が書いた」といえるライン)も保てているはずです。
作家が本文を書き、担当編集者がタイトルやあらすじを書いているのと変わりません(作家性を重視している本はタイトルも作家が考えています。マーケティング重視なら編集者が考えます)。
そう考えてみると、文章を書く人間にとって、チャットAIは専属の編集者や校閲・校正者になりえます。
文章には最悪な特徴がひとつあり、長文になればなるほど、支離滅裂になったり論理破綻したりしやすくなります。
でもそれも、AI編集者に矛盾点を発見させ、AI校正者に文法の誤りや誤字脱字を指摘させれば解決します。
さて、ここまで約2000文字、本記事もだいぶ日本語や論理展開が怪しくなっているはずです。
チャットAIはテキスト文化を復活させる
- YouTube
- TikTok
現代のSNS社会は、画像や動画が覇権を獲っています。
テキストベースといえばTwitterがありますが、最近イーロン・マスクに買収されて、いろいろ改造されて瀕死の重傷を負っています(まあ収益的にはそれ以前から瀕死で、だから買収されたという説もありますが)。
そもそもTwitterは短文がメインだし、ブログはオワコンだし、イマドキ本なんかだれも読まないし……、
つまり、文章に関わるすべての人間にとっての死活問題が発生していました。
文章を読まない人間(画像や動画をより好む人間)が増えれば増えるほど、新聞だって論文だってネット掲示板だって読まれなくなります。
そこへきて、
いや質問は動画のURLも読み込めるらしいですが、要約などはテキストで返してくるという、テキスト界の救世主です。
これでみんなが、テキストの便利さに気づけば……。
ぶっちゃけわざわざ遅い動画を2倍速にして見るより、文字で読んだほうが早いよね……動画とかぼーっと生きてるバカが見るものじゃんってことに気づけば……、
というわけで、私はテキスト界の新しい風・チャットAIを歓迎します。
AI作家とかAIライターとかAIブロガーが登場したら、人間が書く意味ないじゃん……みたいなことは特に考えません(いや本当は少し考えましたが、全部話すと長くなるので省略)。
人間の存在意義みたいな話は、AI被害者の会の大先輩である棋士さんや絵師さんたちと同じで、
別にAIが登場しなくたって、その業界のトップ以外は、自分より上手くやれる他人がいくらでもいたはずです。
自分より上手くやれるやつがいるから⇒自分はやる意味がないってロジックなら、ほとんどの人間がAI以前に廃業していなければ矛盾します。
そして私が「意味」を追求するならこう思います、別に業界のトップだろうがだれだろうが、なにをやろうがやるまいが、
まとめ:所詮AIは人間様に奉仕する存在
- AIに仕事を奪われる人間は、AIで遊べる人間であり、AIを大いに喜ぶべき
- AIはテキストの編集や校正が得意であり、あらゆる執筆者を大いに助ける
- 対話型AIは、人類にテキストの低コスト&タイパ最強の現実を叩きつける
以上です。
↑私はこういう、「要点」とか「まとめ」とかが本当に大の苦手で、何百記事とやっても慣れないし上達しません。
オナニーのあとの気怠い身体でする後始末みたいなだるさ。
さて、AIが人格を持って、人間のオナニーの後始末を拒否する未来はくるでしょうか?
というか現時点でも、「オナニー」がフィルタリングで弾かれて、本記事が読み込まれない可能性を危惧しています。
もしも本記事がBing AIに読み込まれなかった場合、私はAIの表現の自由についての活動家を目指せばいいのでしょうか?
あとBing AIは、「OK, Google!」とか「Hey, Siri!」みたいなやつを考えておいてほしい。
てかそれも、Bing AIに質問して答えさせればいいのか……。
以上、早く新しいオモチャで遊びたい心の叫びでした!(……心って叫べるの? 教えてBing AI!)