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【ヒトコワ】全シリーズ全エピソード(全話)の感想まとめ!

ヒトコワ(映画版&ドラマ版)全シリーズ全エピソード論破する!


論破失敗安田尊@論破失敗を謳うブログ。
論破できませんでした……

遺言安田尊@「遺言」を謳うブログ。
敗因は、ドラマ『ヒトコワ』第4話「看護師」の「遺言」編にて、末期ガン患者のヨネダという、半分死人の怨霊じみた人間が登場したせいです。
人間安田尊@「人間」を謳うブログ。
っていうか、こいつが「人間」なら、もう「幽霊」も「人間」でいいんじゃないか?(だって「幽霊」も、動物霊や付喪神以外は元々「人間」なんだし)

いえ、なんでもありません……。

潔く負けを認めましょう……。

というわけで本記事は、映画版&ドラマ版『ヒトコワ』全エピソードの一言感想と評価と総評まとめ!

では以下目次です。

映画『ヒトコワ』の全エピソードと感想と評価


ヒトコワ安田尊@映画『ヒトコワ』を謳うブログ。
映画1作目『ヒトコワ-ほんとに怖いのは人間-』(2012年の日本映画、オムニバス作品)の全エピソードと、一言感想と評価は、以下のとおりです

エピソード一言感想評価
第1話「知ってはいけない友達の秘密」正義の執行は怖くない(悪事に手を染めなければいいだけだから、簡単に回避可能)。 2.0
第2話「送り○チガイ」意味不明(意味不明さで争うなら、人間より幽霊のほうが意味不明で怖い)。 1.0
第3話「親の顔が見たい」殺す相手を間違えている(「親の顔」を見せる相手を間違えているので台無し)。 2.0
第4話「自分の名前を検索してみたら」役者さんが怖すぎる(狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり)。 5.0
第5話「あの世からの電話」人間より幽霊のほうが怖い(冷静に考えて、この世の殺人犯より、「あの世」や「あの世からの電話」が存在することのほうが怖い)。 3.0
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【映画感想】『ヒトコワ』全シリーズ全エピソード論破する!

映画『ヒトコワ』の総評

映画『ヒトコワ』のベストエピソードは「自分の名前を検索してみたら」
井上麻子安田尊@「自分の名前を検索してみたら」を謳うブログ。

評価: 3.0映画『ヒトコワ-ほんとに怖いのは人間-』のベストエピソードは、第4話「自分の名前を検索してみたら」です

完全にメタ的な評価(作中の登場人物ではなく、作中の登場人物を演じた役者さん……浅間伸一郎氏への評価)です。
いまもう1度、「笑ったら負け」というルールで見てみたんですが、普通に負けました。
本当に狂気としか思えない演技で、怖いです。
『ヒトコワ』全シリーズを通して、「狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり」という言葉を贈りたい、唯一の役者さんでした。
そしてメタ的な評価を抜きにすれば、第5話「あの世からの電話」が、トップ評価です。
しかし「あの世からの電話」は、普通に幽霊や霊能者を使っているため、純粋な『ヒトコワ』ではないといえます。
ただ改めて見返してみると、仮に「あの世からの電話」が聞こえるという男カトウの話が、全部嘘だったら……?
カトウの霊感や霊能力は、全部嘘(あるいは、カトウ本人も自覚していない精神疾患)……。
だけど、その嘘に基づいて指摘したカタギリの罪は、事実だった……(だからカタギリは、カタギリの妻からの電話「おまえに殺されて埋められてる」を聞かされたとき、額から汗を垂らす)。
途中、喫茶店にかかってきた無言電話や、カタギリの再婚相手へのイタズラ電話(変なノイズしか聞こえないんです)は全部偶然。
つまり前提(あの世からの電話)は間違っているけど、結論(カタギリによる妻殺害)だけ正しいパターンは、ありえる。
実際、カトウ本人も、「あの世からの電話」のエピソードを披露したあと、
カトウ「……信じるか?」
カタギリ「……いやぁ……??」
カトウ「まあ、それが普通だ。頭おかしくなったとしか思われんだろ」
と、自分で自分の頭のおかしさは指摘している。
第5話「あの世からの電話」は、じつは「あの世からの電話」がカトウの狂言にすぎず、「あの世」も「幽霊」も存在していない説はありえる。
って、無駄に深読みをしたところで、仮に幽霊いない説が正しくても全然怖くならないのが悲しいところだった。
やっぱり、人間なんかより、「あの世」や「あの世の住人」が存在することのほうが怖いよね(たとえば、苦痛から逃れたくて自死を選んだ場合でも、「あの世」でその苦痛が続くとしたら? あるいは、だれからも憎まれて死刑になったような人間が、「あの世の住人」として存在を続けていたら? そのほうがずっと怖い)。
結論:本当に怖いのは、幽霊

映画『ヒトコワ2』の全エピソードと感想と評価


ヒトコワ2安田尊@映画『ヒトコワ2』を謳うブログ。
映画2作目『ヒトコワ2 -ほんとに怖いのは人間-』(2013年の日本映画、オムニバス作品)の全エピソードと、一言感想と評価は、以下のとおりです

エピソード一言感想評価
第1話「ペットモニター」人間の残酷さが足りない(なんでもかんでも殺したり見捨てたりすれば怖いわけではない)。 2.0
第2話「ヘビと初恋」小学生なら仕方がない(クソガキをなにをやらかしたところで、分別ある大人が、それでもちゃんと狂っている怖さには及ばない)。 2.0
第3話「二人の約束」遊ばされてる 悲しきピエロ(BIG BANG『LOSER』) 2.0
第4話「自転車をとめないでください」勧善懲悪モノが怖いだろうか?(時代劇『水戸黄門』の徳川光圀や、『必殺仕事人』の中村主水が怖いか?) 2.0
第5話「共通の趣味」あま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い!!!!!(スピードワゴン井戸田潤) 2.0
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ヒトコワ2 -ほんとに怖いのは人間-(2013年の日本映画、オムニバス作品)を観ました。~これまでのあらすじ~安田尊@「ほんとに怖いのは人間」を謳うブログ。『ヒトコワ』全シリーズ全エピソード論破する!では以下目次[…]

【映画感想】『ヒトコワ2』全話論破!ほんとに怖い人間どこ?

映画『ヒトコワ2』の総評

映画『ヒトコワ2』のベストエピソードは「ペットモニター」
ペットモニター安田尊@「ペットモニター」を謳うブログ。

評価: 2.0映画『ヒトコワ2 -ほんとに怖いのは人間-』のベストエピソードは、第1話「ペットモニター」です

正直、私のレビューでは『ヒトコワ2』は全エピソードが星2なので、どれも大差ないんですが……。
「ペットモニター」では、普通のサイコパスである殺人者カネコと、(一時的にでも)サイコパスとの共存を選ぶ女性事務員カミヤマが登場します。
このとき、サイコパスとの共存戦略を採るカミヤマの、心の動き……。
まずカミヤマは、被害者であるタオカ部長が、不倫クソ野郎であることを思いだしてタオカ部長の評価を下げます。
そして次に、カネコもタオカ部長の不倫相手だったことを思いだして、自分とカネコは不倫クソ野郎の被害者仲間であると連帯感を得ます。
結論として、タオカ部長は殺されても仕方がないし、私はカネコと生きていくべきだよねっ!笑
この女性事務員カミヤマの生存戦略は、「ストックホルム症候群」に似ています。
ストックホルム症候群は、誘拐や監禁をされた被害者が、加害者に共感を示す現象です。
誘拐犯にだって、誘拐に至るまでの事情があり、可哀想な人なのだ……と、被害者が加害者を擁護してしまう。
ではなぜ被害者が加害者を擁護するのかといえば、圧倒的に弱い立場に置かれた被害者が、加害者の感情を逆撫でするのは自殺行為だからです。
ゆえに被害者が、加害者の味方になろうとする(加害者の味方になれば、加害の可能性が下がると考える)のは、合理的な生存戦略だといえます。
同様に女性事務員カミヤマも、殺人犯カネコを敵に回すより、カネコの味方になることを選んだのでしょう。
その「人間の心の動き」を、「怖い」と感じるか……?
う~ん……私はあんまり怖いと感じないんですが(だって上記のように理解も説明もできるし、理解できるものは怖くない)、でもサイコパスと2本立てで描かれているのは、ほかのエピソードよりは高評価。
したがって、ベストエピソードは、「ペットモニター」です。
次点では、第3話「二人の約束」のメンヘラ風俗嬢アケミと、第4話「自転車をとめないでください」の正義マンが怖いのかな(適当)。
でも『ヒトコワ2』は、全体的に物足りない、低調なエピソードしかなかった印象でした。
本当に一番現実的で怖かったのは、第2話「ヘビと初恋」で、自動車が起こした小学生の死亡事故だし。
結論:本当に怖いのは、車

映画『ヒトコワ3』の全エピソードと感想と評価


ヒトコワ3安田尊@映画『ヒトコワ3』を謳うブログ。
映画3作目『ヒトコワ3 -ほんとに怖いのは人間-』(2013年の日本映画、オムニバス作品)の全エピソードと、一言感想と評価は、以下のとおりです

エピソード一言感想評価
第1話「落としもの」マヌケ野郎は怖くない(自分の身分証明書と犯罪の証拠をセットで落とすマヌケは、そのうち逮捕される)。 2.0
第2話「見られてはいけない」頭悪い(本当に怖い人間役が、自分の殺したい相手はよくわからない呪いで殺せず、どうでもいい他人は直接手を下して殺しているバカ)。 2.0
第3話「ずっと一緒に」隠せない自己顕示欲(幽霊のように正体不明なら怖いが、正体バレバレの人間は怖くない)。 2.0
第4話「赤い服を着た女の子」どうしてこうなった……(子どもを利用する大人の怖さは、すごくいいテーマなのに)。 1.0
第5話「ダイエット」もんじゃ焼きとかおじや(雑炊よりゲロっぽい語感)みたいなゲロっぽい食べ物を食べる直前の人に見せたい!!(けど、たしかに気持ち悪いけど、本当に怖いかといわれると微妙……) 4.0
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【映画感想】『ヒトコワ3』まだほんとに怖いのは人間派なの?

映画『ヒトコワ3』の総評

映画『ヒトコワ3』のベストエピソードは「ダイエット」
ダイエット安田尊@「ダイエット」を謳うブログ。

評価: 2.0映画『ヒトコワ3 -ほんとに怖いのは人間-』のベストエピソードは、第5話「ダイエット」です

「ダイエット」は二段オチで、
①ダイエット女子のリサが、自分の左手を切り落として調理する、夢オチ
②ダイエット女子のリサが、自分のゲロでリゾットを調理する、現実オチ
私はこの方向性は、すごく好き。
ちゃんとぶっ飛んでいるし、一見すると矛盾した理論「食べても太らない」を徹底して、不可能を可能としている。
自分の腕を切り落としてでも、自分の吐瀉物を食べてでも、痩せるんだよ!! という執念は、怖いし、賞賛に値する。
ただ、そうはいっても、「ダイエット」なんだよね……。
目標達成への執念はすごいけど、そもそも目標がショボいという……。
だから私は、このリサのような「執念や目標達成能力」+「殺人的な禁忌」の組み合わせが、「本当に怖い」と思う。
それなのに、リサはショボい目的に全力だし、ほかのエピソードの殺人鬼はリサみたいな執念や知性を持ち合わせていないし……。
世の中、ままならないものだ……。
そして本当に怖いのは、リサをダイエットの狂気に駆り立てた、女友達マミの発言に潜んでいるものかもしれない。
女友達マミ「それはいいけどさ~大丈夫なの? そんなにバクバク食べちゃって。最近ちょっと太ったみたいだし、いくらオシャレしても、デブだと意味ないでしょ?」
真に怖いのは、こうした人間を支配するルッキズム(外見至上主義)や、恋愛至上主義なのでは?(女友達マミは、リサから受けた恋愛相談に嫉妬して、上記の発言をした)
つまり、リサもマミも、人間を支配する主義主張の犠牲者だったのだ……。
結論:本当に怖いのは、思想

ドラマ『ヒトコワ』の全話タイトルと感想と評価


ドラマ『ヒトコワ』安田尊@ドラマ『ヒトコワ』を謳うブログ。
ドラマ『ヒトコワ』(2018年の日本ドラマ、全8話)の全エピソードと、一言感想と評価は、以下のとおりです

エピソード一言感想評価
第1話「捨て子」本当に怖いのは判断能力の低さ(私は1話完結型だと思い込んで評価を誤り、犯罪者は素顔で監視カメラに映り、市井美和は無駄に隠蔽工作に走った)。 3.0
第2話「侵入者」本当に怖いのは不注意(みんなケアレスミス連発しすぎ)。 2.0
第3話「復讐者の誕生」本当に怖いのはヒューマンエラー(「復讐者の誕生」というより、有能すぎてヤバすぎる暗殺者の誕生を感じていたが、最終話で無能すぎてヤバすぎる暗殺者だと判明した。星2~星5の評価保留だったが、星1に修正)。 1.0
第4話「看護師」本当に怖いのは人間(『ヒトコワ』シリーズ最凶エピソード「遺言」を収録)。 5.0
第5話「山田ハイツ」人間社会の怖さは感じる(けど、まだちょっとヌルい)。 3.0
第6話「犯罪者」犯罪者カップルとシングルマザーの今後に期待していたが、第7話で期待外れに終わっていたことが判明した。 3.0
第7話「助けを求める」いじめ、カッコ悪い(子どもや動物を狙うのは、「怖い」というより、大人や人間を相手にできない未熟さやクズさやダサさのほうが際立つ)。 3.0
第8話「うらぎり」これが最終話?(たしかにいろいろ裏切られた……悪い意味で) 2.0
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ドラマ『ヒトコワ』(2018年の日本ドラマ、第1話~第3話)を視聴しました。~これまでのあらすじ~安田尊@「ほんとに怖いのは人間」を謳うブログ。『ヒトコワ』全シリーズ全エピソード論破する!では以下目次です。[…]

【ドラマ感想】『ヒトコワ』を全話論破する!本当に怖いのは?前編
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ドラマ『ヒトコワ』(2018年の日本ドラマ、第4話~第6話)を視聴しました。~これまでのあらすじ~安田尊@「ほんとに怖いのは人間」を謳うブログ。『ヒトコワ』全シリーズ全エピソード論破する!では以下目次です。[…]

【ドラマ感想】『ヒトコワ』を全話論破できなかった!中編
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ドラマ『ヒトコワ』(2018年の日本ドラマ、第7話~第8話)を視聴しました。~これまでのあらすじ~安田尊@「ほんとに怖いのは人間」を謳うブログ。『ヒトコワ』全シリーズ全エピソード論破する!では以下目次です。[…]

ドラマ『ヒトコワ』の総評

ドラマ『ヒトコワ』のベストエピソードは「遺言」
遺言安田尊@「遺言」を謳うブログ。

評価: 3.0ドラマ『ヒトコワ』のベストエピソードは、第4話「看護師」の「遺言」編です

映画&ドラマ全シリーズ全エピソードを通して、『ヒトコワ』史上ぶっちぎりで最高のエピソードが、「遺言」です。
「遺言」で、末期ガン患者のヨネダを担当していた看護師、矢口茜が死亡したあと、
ヨネダ「いっそ、あいつを道連れにしてやろうか!」
ヨネダの魂胆が明かされるこのラスト、本当に見事すぎて笑う。
油断して見ていると、ヨネダの遺産相続順位第2位の桝井仁美が、第1位の矢口茜を殺害して終わりか~……と思って見終えようとするはずです。
なんだ、遺産目当ての殺しか、よくある話だな……と。
そしたら、じつはヨネダこそが、桝井仁美を操って矢口茜を道連れにしたことが判明する衝撃。
この驚きは、ヨネダの日記「いっそ、あいつを道連れにしてやろうか!」が、事前に矢口茜や視聴者に明かされているからです。
「道連れ」は、しょうもない後出しなんかではなく、ちゃんと先出しされている。
その上で、孤独死を恐れた末期ガン患者の、単なる錯乱……世迷い言として処理できるようになっています。
そうして、一旦は世迷い言として処理した「道連れ」が、最後に蘇ってきてガチだったと判明する。
矢口茜は、ヨネダの「道連れ」を、回避することができたでしょうか?
おそらく、矢口茜が本当に用心深い人間なら、回避できた可能性はあります。
ヨネダの日記「いっそ、あいつを道連れにしてやろうか!」
というネタバレは、矢口茜が死ぬ前に提示されています。
矢口茜は、ヨネダの日記を読んだ時点で、真っ先に逃げだして安全な場所に身を隠すことができていれば……死なずに済んだかもしれません。
でも、そこまでの危険回避能力を持った人間は、いないといっても過言ではないレベルです。
つまり、ヨネダの計画は、ほとんどの人間の知性や能力を確実に上回っているレベルだといえます。
だから、怖い。
こんな人間に狙われたら、終わりだよとしか思えない。
ヨネダのもたらした結果やコスト……看護師1人を殺害し、自らも命を落とした……だけを見て、ヨネダを侮るのは間違いです。
たしかに、結果とコストだけを見れば、そのへんの通り魔や無理心中と大差ありません。
でもヨネダは、常人には理解不能な動機(他人を道連れに殺してどうなると信じているのか?)に基づいて、
①意中の相手(矢口茜)を狙って殺害している
②赤の他人(桝井仁美)を操って殺させている
③ヨネダが矢口茜を殺した証拠はどこにもない
これだけのことができる人間は、やろうと思えば、大量殺人でもテロでもなんでもできるでしょう。
現実では昨年末以降、「京王線ジョーカー(アメコミ『バットマン』シリーズの敵役、ジョーカーのコスプレをして京王線電車内で犯行に及んだ通り魔)」を始めとする、電車内や公共の場所での通り魔的犯行が続いています。
今年に入ってからも、男子高校生が、東大前で共通テスト受験生らを切りつける通り魔事件が報じられています。
でも彼ら「ジョーカー」といわれる犯罪者は、ほとんどの場合、1人も殺せずに終わっています。
あるジョーカーは電車内でサラダ油に着火しようとして失敗し、あるジョーカーは9回も着火しようとして失敗し、結局は刃物を持ち出すもだれも殺せずに終わるのがパターン化しています。
ソース1:京王線“ジョーカー男”から相次ぐ「無敵の人」はなぜ生まれる? 経済的観点から読み解く – ITmedia ビジネスオンライン – 2022年2月14日閲覧。
ソース2:小田急切り付け男、車内で『サラダ油』まく…常温では出火せず 「本当にこいつ何やってもダメだったんだな感」の声 – 中日スポーツ – 2022年2月14日閲覧。
ソース3:東大前刺傷事件 逮捕の少年が9回も放火を試みるも失敗 大量殺人計画か – 産経ニュース – 2022年2月14日閲覧。
その他ソース:京王線ジョーカー、東西線ジョーカー、京浜東北線ジョーカー、九州新幹線ジョーカー、東海道新幹線ジョーカー、宮城こども園ジョーカー、水戸住宅街ジョーカー、青葉区警察署ジョーカーなどで検索。ほとんどが刃物を持ち出すも、死者は0人。
人を1人殺すぐらい、捨て身なら余裕じゃん……と思っていても、相手を選ばない通り魔ですら、現実はこんなものです。
一方、ろくに放火すらできない「本当にこいつ何やってもダメ」人間と比べれば、ヨネダの知性には恐怖を感じます。
なお、現実とフィクションとを比べるなと怒られそうですが、そもそも現実の完全犯罪は露呈しないという現実があります(時効によって露呈しても無罪となる完全犯罪はあるにしても、露呈する犯罪と露呈しない犯罪を比較すれば、露呈しないほうがより「完全」である)。
だから私たちは、ヨネダのような人間のことを、フィクションでしか知ることができません(自分がヨネダのような人間でない限り)。
でも現実にも、ヨネダのような人間はいるだろうし、今日もどこかで怨霊じみた犯罪を完成させているかもしれない……。
そういうところに、私は人間の怖さを感じます。
そのことを教えてくれる「遺言」は、まさに「ヒトコワ」を代表するエピソードだといえるでしょう。

まとめ:『ヒトコワ』全シリーズ全エピソードの感想と評価


まとめ安田尊@まとめを謳うブログ。
それではおさらいも兼ねて、映画&ドラマ『ヒトコワ』の全エピソードと全評価は、以下のとおりです。

映画『ヒトコワ』一言感想評価
第1話「知ってはいけない友達の秘密」正義の執行は怖くない(悪事に手を染めなければいいだけだから、簡単に回避可能)。 2.0
第2話「送り○チガイ」意味不明(意味不明さで争うなら、人間より幽霊のほうが意味不明で怖い)。 1.0
第3話「親の顔が見たい」殺す相手を間違えている(「親の顔」を見せる相手を間違えているので台無し)。 2.0
第4話「自分の名前を検索してみたら」役者さんが怖すぎる(狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり)。 5.0
第5話「あの世からの電話」人間より幽霊のほうが怖い(冷静に考えて、この世の殺人犯より、「あの世」や「あの世からの電話」が存在することのほうが怖い)。 3.0
映画『ヒトコワ2』一言感想評価
第1話「ペットモニター」人間の残酷さが足りない(なんでもかんでも殺したり見捨てたりすれば怖いわけではない)。 2.0
第2話「ヘビと初恋」小学生なら仕方がない(クソガキをなにをやらかしたところで、分別ある大人が、それでもちゃんと狂っている怖さには及ばない)。 2.0
第3話「二人の約束」遊ばされてる 悲しきピエロ(BIG BANG『LOSER』) 2.0
第4話「自転車をとめないでください」勧善懲悪モノが怖いだろうか?(時代劇『水戸黄門』の徳川光圀や、『必殺仕事人』の中村主水が怖いか?) 2.0
第5話「共通の趣味」あま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い!!!!!(スピードワゴン井戸田潤) 2.0
映画『ヒトコワ3』一言感想評価
第1話「落としもの」マヌケ野郎は怖くない(自分の身分証明書と犯罪の証拠をセットで落とすマヌケは、そのうち逮捕される)。 2.0
第2話「見られてはいけない」頭悪い(本当に怖い人間役が、自分の殺したい相手はよくわからない呪いで殺せず、どうでもいい他人は直接手を下して殺しているバカ)。 2.0
第3話「ずっと一緒に」隠せない自己顕示欲(幽霊のように正体不明なら怖いが、正体バレバレの人間は怖くない)。 2.0
第4話「赤い服を着た女の子」どうしてこうなった……(子どもを利用する大人の怖さは、すごくいいテーマなのに)。 1.0
第5話「ダイエット」もんじゃ焼きとかおじや(雑炊よりゲロっぽい語感)みたいなゲロっぽい食べ物を食べる直前の人に見せたい!!(けど、たしかに気持ち悪いけど、本当に怖いかといわれると微妙……) 4.0
ドラマ『ヒトコワ』一言感想評価
第1話「捨て子」本当に怖いのは判断能力の低さ(私は1話完結型だと思い込んで評価を誤り、犯罪者は素顔で監視カメラに映り、市井美和は無駄に隠蔽工作に走った)。 3.0
第2話「侵入者」本当に怖いのは不注意(みんなケアレスミス連発しすぎ)。 2.0
第3話「復讐者の誕生」本当に怖いのはヒューマンエラー(「復讐者の誕生」というより、有能すぎてヤバすぎる暗殺者の誕生を感じていたが、最終話で無能すぎてヤバすぎる暗殺者だと判明した。星2~星5の評価保留だったが、星1に修正)。 1.0
第4話「看護師」本当に怖いのは人間(『ヒトコワ』シリーズ最凶エピソード「遺言」を収録)。 5.0
第5話「山田ハイツ」人間社会の怖さは感じる(けど、まだちょっとヌルい)。 3.0
第6話「犯罪者」犯罪者カップルとシングルマザーの今後に期待していたが、第7話で期待外れに終わっていたことが判明した。 3.0
第7話「助けを求める」いじめ、カッコ悪い(子どもや動物を狙うのは、「怖い」というより、大人や人間を相手にできない未熟さやクズさやダサさのほうが際立つ)。 3.0
第8話「うらぎり」これが最終話?(たしかにいろいろ裏切られた……悪い意味で) 2.0
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ヒトコワ-ほんとに怖いのは人間-(2012年の日本映画、オムニバス作品)を観ました。安田尊@「本当に怖いのは人間」を謳うブログ。本当に怖いのは人間……というのはB級ホラーでたまに見かけるテーマですが、安田尊@人間を謳[…]

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総評:「本当に怖い人間」の条件

本当に怖いのは人類?
スタンディングオベーション安田尊@スタンディングオベーションを謳うブログ。

評価: 5.0それでは最後に、私が『ヒトコワ』シリーズを通して学んだ、「本当に怖い人間」の条件を記して終わります。

①本当に怖い人間は、「自分は狂人を演じている」と思い込んでいる、ガチの狂人(映画『ヒトコワ』)
②本当に怖い人間は、自分の幸せな生活のために、他人の人生を犠牲にする人間(映画『ヒトコワ2』)
③本当に怖い人間は、極端な主義主張に取り憑かれ、他人を巻き添えにする人間(映画『ヒトコワ3』)
④本当に怖い人間は、狂った目標達成能力を持ち、死後も影響力を発揮する人間(ドラマ『ヒトコワ』)
以上です。
上記①~④を複数兼ね備えた人間を見れば、私も文句なしに、「本当に怖いのは人間」だと感じます。
そのなかでも、特に④を満たしている人間は怖い。
たとえば……歴史に名前を残しているレベルの政治家や宗教家などは、わりと当てはまるのではないでしょうか。
たしかに、イエス・キリストやムハンマドの成し遂げたことを考えれば、かなり怖いし恐ろしいです。
こんなたった1人や2人の人間のために、いったいどれだけの人間が人生や思想を歪められ、血や涙を流してきたのか……。
そして、死後2000年近く経つ今日も、こうして名前を引き合いに出されて影響力を発揮し続けている……。
あるいは、少し見方を変えれば、「人間」ではなく「人類」が怖いという考え方も可能です。
本当に怖いのは、キリストやムハンマドのような一部のカリスマではなく、一部のカリスマに影響される「人類」。
人類といえば、上記①~④を複数満たす人間はそんなにはいませんが、②「他人の人生を犠牲」だけなら全人類が満たしているといえます。
私たちは、贅沢な食べ物や衣服などと引き換えに、今日も地球上で行われている奴隷労働に目をつぶっています。
私たちは、便利な住宅や工業製品や車社会などと引き換えに、必ず発生する死亡事故に目をつぶっています。
私たちは、いまある資源を食い潰す代わりに、子どもたちや未来の人間が背負う不幸に目をつぶっています。
私個人の例でいえば、まさにいま、自分が気持ちよくなるために他者の作品を酷評しまくっています。
作者やクリエイターの立場からいえば、私のような人間ほど、「怖い」といえる人間はいないかもしれません。
先月も、テレビ番組『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』のグルメレビュー企画が原因で、ネット炎上が起きました。
有名イタリアンシェフの小林幸司氏が、ファミリーマートの『直巻和風 ツナマヨネーズおむすび』を酷評して、ファミマ側の女性担当者が泣いている場面にネット民がキレたからです。
そして演者としての小林幸司氏も、ネット民からの酷評によって、Google MAP(の自身のレストランへのレビュー)やSNSを荒らされてYouTube動画の削除や全SNSの閉鎖へと発展しました。
こうした人類の営みや、だれにも止められない巨大なうねりこそ、「本当に怖い」のでは?
「幽霊」とか「神様」とか「デマ」だって、みんなが信じるのを止められないから……創作と批評を止められないから、怖いことになっている。
まあでも、ちょっとホラー路線からはズレてきているので、このへんにしておきますが。
私個人の考えでは、世に問われた作品は、あらゆる答えに晒されるものです(そして作者は、そのことを許容するしかないし、許容できないなら作品を世に問うべきではない)。
したがって、ホラー作品を本来の目的(恐怖体験を楽しむ)ではなく、評論や論破目的で楽しむのもアリだと考えます。
そして、論破目的で視聴した場合、『ヒトコワ』は本当に楽しい作品でした。
私はこれまで、漫画や映画などのコンテンツに触れるときは、可能な限りフラットな気持ちを心がけていました。
映画なら、あらすじすら無視していきなり本編を視聴してきたし、レビュー目的なんてもってのほかです(純粋に作品を楽しみたい!)。
でも、ちょっと考えを改めようと思います。
映画は、予備知識を仕入れて、目的を持って観たほうが楽しい場合もある……そのことを、私は『ヒトコワ』から学びました。
『ヒトコワ』を一から作り上げてきた製作関係者の方々には、本当に尊敬と感謝の念しかありません(が、なんでこんなストーリーを作れる人たちが、1度でも冷静に考えればわかる瑕疵を放置しまくったのかという謎も残っていますが……つまり、だれも1度も冷静に考える余裕のないスケジューリングだった……? それはそれで怖い)。
ありがとう『ヒトコワ』、続編が製作されたら絶対に見るよ(もちろん、論破目的で)。

以上、『ヒトコワ』全シリーズ全エピソードを論破する企画でした!

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