バカだから、といえばそれまでですが、もう少し噛み砕いてご説明しましょう。
バカクレーマーは、バカゆえに、
とにかくわかりやすい、シンプルな形でしか物事の善悪や勝敗を判断することができません。
特に上記三項目のなかでも、バカクレーマーが「謝罪」にこだわる事実はみなさんもご存知でしょう。
ですからバカが相手を「悪」だと断じたいときには、真っ先に謝罪を要求し、次いで修正や撤回も要求します。
そして批判を受ける側は、もちろんそんなバカに対して馬鹿丁寧に事の経緯を説明したり反論したりするのはとても面倒で無駄で億劫だと感じるので、とりあえず謝罪したり修正したり撤回したりします。
するとまたバカが涌いてきて、
などと馬鹿騒ぎを始める……という事例を今月3件も見かけたので、ここに記録しておきますね。
「ヒロアカ」に謝罪要求のバカ外国人
上記は漫画「僕のヒーローアカデミア」、通称「ヒロアカ」作者の堀越耕平先生がツイートした文面です。
簡単に経緯を説明すると、2020年2月3日発売の週刊少年ジャンプにおいて、
- 「僕のヒーローアカデミア」に「志賀丸太(しが・まるた)」という医師が登場する
- 「志賀丸太」は「人体実験」によってヒーローの敵「脳無」を生みだす悪魔の手先
- 上記設定が旧日本軍「731部隊」の「人体実験」と被験者の隠語「マルタ」に重なる
以上により堀越耕平先生のツイッターが炎上。
「ヒロアカ」の主人公と「広島長崎」に落とされた原爆を掛け合わせた画像が投稿されたり、「ヒロアカ」のコミックが実際に燃やされる動画が投稿されたり、もちろん謝罪の要求もされました。
一例を挙げると、こんな感じです。
当ブログでは基本的に一般アカウントは晒さない方針なので、上記のツイートは要約です。
ただし、「本当の謝罪」という一文は原文ママで引用しています。
この「本当の謝罪」という一文、すごく引っかかるんですが、ここでバカクレーマーが望む「本当の謝罪」とは、
的な謝罪のことだと思われます。
なぜなら堀越耕平先生はすでに、
という弁明は行なっているわけですからね。
しかしバカクレーマーは堀越耕平先生の弁明を拒否し、その弁明を覆す根拠がなにひとつないにも関わらず、「本当の謝罪」を要求します。
どうでしょう、バカクレーマーが求めているのは、「本当の謝罪」というより、「思い通りの謝罪」だと思うのは私だけでしょうか。
そうして「思い通りの謝罪」が実現されなければ、バカクレーマーは納得しないようです。
本記事冒頭でも述べましたが、バカが最も好むのは「謝罪」です。
ですから「誤解を招いた」と弁明があったあとも、「名前の修正」という改善案が提示されたあとも、
というわけです。
実際のところ、堀越耕平先生や週刊少年ジャンプ編集部の意図は本人たち以外にはだれにも知りえないことです。
本当は歴史的な意図があったのかもしれませんし、なかったのかもしれません。
でもバカにはそんな複雑なグレーゾーンが理解できません。
それゆえ、事実や真実さえ置き去りにして、とにかくわかりやすい決着を求めるバカクレーマーの姿が、ここにはあります。
ちなみにバカクレーマーのなかでも特にバカな底辺は、相手が「謝る」と見るやいなや味を占め、付け上がり、前例と成功体験を元に際限なく「本当の謝罪」を要求してくるので、相手をするだけ無駄です。
一例を挙げれば、
海外のバカクレーマーにありがちなんですが、とりあえず、ケッテンクラート(ナチスドイツ軍の戦闘車両)「ナチス」とか、ヒトラーっぽいちょび髭「ヒトラー」とか、ハーケンクロイツっぽい卍固め「ハーケンクロイ[…]
上記のとおりです。
「ラブライブ!」に勝利宣言のツイフェミ
さて、お次も創作上の問題ですが、女性アイドルグループを題材にした作品「ラブライブ!サンシャイン!!」のアニメ絵が物議を醸しました。
なんとそのアニメ絵、ツイフェミ(日本のツイッター界隈に生息するバカな自称フェミニストの略)によると、
とのことで、「JAなんすん(南駿農業協同組合)」とのコラボで設置されたパネルが槍玉に挙がりました。
簡単な経緯と画像は以下のとおりです。
千歌ちゃんに代わって高海千歌役・伊波杏樹が、ららぽーと沼津にて行われた大使就任式に出席しました。
これからも沼津のみかんを、地元の元気を世界に伝えていきます!!🍊🍊🍊
#lovelive
こうして2020年2月12日、「JAなんすん」と「ラブライブ!サンシャイン!!」のみかんが好きな主人公「高海千歌」のコラボが決定しました。
そして「高海千歌」がみかんを持っているパネルと、その声優を務める「伊波杏樹」氏が2ショットで写っている画像も投稿されました(画像は上記ツイートのリンク先、または削除されている場合は下記ソース、または両方削除されている場合はググってください)。
「ラブライブ!」パネル撤去で議論 JAなんすん「関係機関と調整中」…再設置署名は1万筆超える – ライブドアニュース – 2020年2月29日(土)閲覧。
さて、それで「JAなんすん」とのコラボ画像に写っている「高海千歌」の制服姿、そのスカートが透けている……というわけですが。
スカートが透明になっているというわけではなく、
という指摘です。
まあこの指摘の是非についてはいまのところ私はどうでもいいので深くは論じませんが、こうした苦情や電凸を受けて「JAなんすん(および展示場所である「ららぽーと沼津」)」は「高海千歌」とのコラボパネルを撤去しました。
私の興味を引き、なおかつ私が「バカだなあ」と思ったのはこの先です。
みたいなツイフェミのなかでも特にバカっぽい勝利宣言を見受けました。
うん……どちらかといえば問題はパネルではなく、
だよね。
しかしツイフェミには自分たちの視点に問題があるという自覚がなく、したがって別名「ソーシャル・ジャスティス・ウォリアー(リンク先はWikipedia)」などと呼ばれていたりもします。
もちろん上記の「ジャスティス」はバカクレーマーを揶揄した言葉です。
また余談ですが、「ソーシャル・モンスター(被害者ぶるのが生業のバカ女のこと。詳しくはググってください)」よろしく、パネルが撤去されたあとで、
などといきなり被害者ぶって責任逃れを始めるバカクレーマーも見かけました。
ただコラボ商品は残らず即日完売したそうなので、パネルの撤去はそこまで不幸な事態を招きはしなかったようですが……。
しかしコラボ商品の完売などでパネル展示の意義が薄れていたとはいえ、
「僕のヒーローアカデミア」の例にもいえますが、表立って社会活動をしている組織は社会に媚びを売る必要があるため、クレームに弱いという性質があります。
またクレームメールや電凸に割く時間も馬鹿になりません。
ですからクレームに屈しやすいという、それだけの話です。
どれだけバカげたクレームでも、たとえインフルエンザや新型コロナウイルスが流行する社会であっても、
というクレームが入れば、企業は謝ったり、店員にマスク禁止令を命じたりします。
でもその陳謝や禁止や、あるいは撤去によって「クレームの正しさ」が担保されないことは賢明な人間であればご承知のとおりでしょう。
だから「謝罪」や「撤去」によって勝利を確信する。
駄々をこねるクソガキの相手が面倒だからとりあえず従ってもらっているだけなのに、主張が通れば自分が正しいと錯覚し、増長し、調子に乗る……。
そしてただでさえ面倒がられているゴミがますます面倒な人間へと進化を遂げ、駄々をこね続ける地獄がそこにはあります。
中間まとめ:だからバカは謝れない
さて、バカクレーマーについて、今月発生した3件の事例をご紹介する予定でしたが、長くなったため一旦まとめます。
本記事の趣旨を別の視点で要約すると、
という一言になります。
なぜなら、バカにとって「謝る」という行為は「負け」を意味するからです。
そしてバカは往々にして、バカで負け犬であればあるほど、負けず嫌いです。
を想像してみてください。
だれだってひとりやふたり、心当たりがあるはずです(ない場合はとても恵まれた人生ですが、もう少し見聞を広めたほうがよさそうです)。
どうでしょう、その「謝れない大人」、ゴミみたいな人生を送っていませんか?
バカクレーマーと本質は同じではありませんか?
本当は「謝るべきときに謝れないこと」が負け犬人生への第一歩なのに、バカはバカゆえにそのことに気づけません。
そしてバカは盲目で無思慮で、「謝罪」をしてもらわなければ「罪」の所在も認識できない無能です。
ですからしきりに「謝罪」を要求して「罪」の在処を確かめようとします。
しかし社会生活を営んでいれば、そんなバカクレーマーに仕事の都合や一身上の都合で謝罪を要求され、どうしても納得がいかないけれど応じなければならない場合が存在します。
そんなときはどうしたって謝罪と不当な敗北感が結びつくでしょう。
【レペゼン地球】23thシングル『ごめんな』
この『ごめんな』を聴きながら(あるいは脳内で再生しながら)ごめんなさいをすれば、歌うように謝れて謝罪を深刻に捉えていた自分がバカバカしくなります。
私ぐらい慣れれば、イントロを思い浮かべただけで笑えますからね。
ちなみにSNSでバカクレーマーに絡まれた場合は、まったく相手をせずにミュートにするのがオススメです。
ただし、謝罪すべき場面でも相手をミュートにしたりブロックしたりしていると、バカクレーマーと同類のバカに成り下がってしまうので、見極めには気をつけましょう。
ではここで一旦切りますが、続編記事は以下からどうぞ。
現在(2020年2月)流行中の新型コロナウイルス感染症「COVID-19」に関連して、神戸大学病院感染症内科の岩田健太郎教授が告発したYouTube動画があります。アップロードされたのは2020年2月18日です。告発動画の[…]
DIS IS THE ANSWER.