未成年者の飲酒は法律で禁止されているため、
の一言に尽きます(「未成年」と「違反」の基準は日本の法律に基づく)。
しかし、では、
と問われれば、一言では答えられません。
したがって以下で未成年飲酒のデメリットとリスクを詳細に述べますが、結論は変わりません。
それでは項目ごとに解説しましょう。
法律を守らない社会は自由だけど治安が悪い
まずは基本的な法律のおさらいと、なぜ法律を守る必要があるのかお話しましょう。
いま私の手元には缶チューハイの王様「サントリー -196℃ ストロングゼロ」があるんですが、
と注意書きされています。
サントリー「-196℃ ストロングゼロ」は世界売り上げNo.1チューハイとしてギネス世界記録に認定されています(ソース:天海祐希さんと沢村一樹さんが出演する公式CM)。
同シリーズのCMでは「から揚げにはレモンチューハイ一択」として、から揚げとストロングゼロ「ダブルレモン」か「ビターレモン」を合わせることを推奨しています。から揚げ好きの方は是非合わせて飲んでみることをオススメします。
また缶ビールの王様「アサヒ スーパードライ」もいま私の手元にあるんですが、
飲酒は20歳になってから。
と注意書きされています。
アサヒ「スーパードライ」は低迷期のアサヒを逆転大勝利に導いた爽快感とキレ重視の缶ビールです。
その喉越しは格闘家で登録者130万人越えのYouTuberでもある朝倉未来選手も、
「俺、ビール好きじゃん?」
「だけどビールって高級店とか行くとさ」
「プレミアムモルツとか出してくるじゃん」
「結局ね」
「アサヒスーパードライが一番美味いということに気付いたんですよ」
「アサヒスーパードライってマジで美味くない?」
「あののどごし」
と大絶賛するほどです(ソース:YouTube「ボクシング世界チャンピオンとスパーリングしてみた)」。
ビール好きの方は冷蔵庫に入れておくことをオススメします。
「ストロングゼロ」や「アサヒスーパードライ」に限らず、他社のビールでもチューハイでも、お酒=アルコール飲料には同様の注意書きが記載されているはずです。
ではなにを根拠に「飲酒は20歳から」などと命じているのかといえば、
です。
つまり未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
では法律違反は悪でしょうか?
自分がなにを飲んで生きるのかさえ法律で縛られるのは息苦しくて生きづらい?
一理あります。
たしかに自分の飲み物ぐらい自分の好きに決めさせろ、という意見はわかります。
ところで、では同じように、
と、飲料メーカー各社が主張したらどうでしょうか?
そしてこっそり、「自分が売りたいものぐらい自分の好きに売る」を実行したらどうなるでしょうか?
端的にいえば、
んですよね。
なぜなら、法律とは基本的に、人々の暮らしの安全を守るために制定されているからです。
なのにその法律が無視されて、お店や自動販売機で売られている飲み物になにが入っているのかわからなくなったら怖くないですか?
たとえば自販機のなかに、外側のパッケージとは無関係な、
- 麻薬と覚醒剤入りのエナジードリンクだったり、
- 水道水を飲むとお腹を壊す国の水道水だったり、
- 新型コロナウイルス感染患者の生き血だったり、
が混入されていたらどうでしょう。
たしかにその世界は自由そのものです。
しかし息苦しさでいえば、そんな飲み物を飲んでしまったときのほうがよっぽど息苦しいはずです。
ですからだれもそんな飲み物は飲まなくても済むように、法律で禁止されています。
- 法律を遵守することで発生する息苦しさ
- 法律を無視することで発生する息苦しさ
でいえば、圧倒的に②「法律を無視することで発生する息苦しさ」のほうが生きづらいということです。
未成年者の飲酒も同じです。
未成熟な人体にアルコールを投与することによって引き起こされる、
- 脳細胞の死滅による脳障害や脳機能の劣化
- 酩酊状態による意識混濁や身体機能の障害
- 急性アルコール中毒による生命活動の停止
のほうが「お酒が飲めない息苦しさ」よりも息苦しく、生きづらさをもたらします。
自分の人生のなかでお酒に酔って、「脳みその機能を低下させている時間=バカになっている時間」を増やせば増やすほど、不幸になって当たり前です。
自分がバカになってさえいなければ、
- 事件化する前に防止できた問題
- 深刻化する前に対処できた問題
- 他人を巻き込まずに済んだ問題
などに直面することになるわけですからね。
「未成年者飲酒禁止法」は、そんな愚かな展開から自分や自分の周囲の暮らしを守ってくれる法律です。
「未成年者飲酒禁止法」を守らないということは、未来の愚かな自分を救わないということです。
そして周囲から見れば、「法律を守らない不良が酒に酔ってさらにバカになっている」状態です。
そんな人間、危険人物でしかありませんよね?
近所に住んでいてほしいですか?
もしも法律を破っても良い無秩序な世界なら、
お酒ぐらい未成年者でもみんな飲んでいる?
未成年飲酒ぐらい、みんなやっています。
ちなみにもちろん、ここでいう「みんな」とは「日本国民全員」という意味ではなく、
のことでしょうが、そこは不問として話を進めましょう。
「みんなが未成年飲酒をしていること」と、「未成年飲酒が悪いということ」は矛盾しません。
その未成年飲酒をしている「みんな」、まとめて違法行為に手を染めている不良グループだという評価が下るだけです。
「みんな」が、
と計算したところで、間違いは間違いでしかありません。
善悪も真偽も多数決では決まりません。
悪さをしている人間が「ほかのみんなもやってる!」などと言い訳をする行為は、
と自白する行為にほかなりません。
「みんなやってることだから」が免罪符になるなら、
- 人種差別も、
- 誹謗中傷も、
- 飲酒運転も、
全部許されます。
だって「みんな」やってるでしょ?
「みんな」がそれでだれかが犠牲になっても良しとする社会をお望みなら、みんなで法律を破ればいいと思います。
未成年者が飲酒をすれば社会的制裁を受ける
たしかに「未成年者飲酒禁止法」は未成年者本人に対する罰則を定めていません。
未成年の飲酒が発覚した際、罰を受けるとすれば「未成年者の飲酒を容認した」親権者や監督者、酒類を提供したお店です。
そもそも「実質的に」考えるなら、飲酒をした未成年者は罰を受けます。
私たちが生きる社会には、法律による罰則を基準としない、
と呼ばれるシステムがあります。
社会を構成する人員が、社会の一員としてふさわしくないと判断した人間を叩き潰す活動のことです。
具体例として、今月報じられたニュースを挙げましょう。
ソース:少女に薬入りの酒を飲ませ…復興庁職員「ホテルでわいせつ」の卑劣 – Yahoo!ニュース – 2020年7月31日(金)閲覧。
上記ニュースの内容を3行でまとめると、
- 10代少女が食事オンリーの「パパ活」で「パパ」を募集する
- 10代少女が応募してきた復興庁参事官補佐と一緒に飲酒する
- 10代少女がお酒に睡眠薬を混ぜられてホテルに連れ込まれる
です。
ではここで、上記ソースであるYahoo!ニュースのトップコメント(約5000いいね)を引用しましょう(ヤフコメは元々IDが隠れる仕様なので、特定防止の編集はしません)。
そもそも十代はお酒飲んじゃいけません!
パパ活ってのもリスクありあり。
おわかりいただけたでしょうか?
一番悪いのは復興庁参事官補佐です。
10代少女は被害者です。
が、
と、責めています。
ちなみに被害者の少女は初めてお酒を飲まされたわけではなく、
ハイボール2~3杯しか飲んでいないのに意識がなくなり、気づいたら一人でタクシーに乗っていたことをAさんは不審に感じたそうです。翌日には、警察に被害を訴えています。
ソース:少女に薬入りの酒を飲ませ…復興庁職員「ホテルでわいせつ」の卑劣 – Yahoo!ニュース – 2020年7月31日(金)閲覧。
と、自分のお酒の強さには覚えがあるようです。
したがって(記事に従えば)、被害に遭った少女は未成年飲酒常習犯でしょう。
こうして少女は「被害者」ではなく、「社会にふさわしくない法律違反者」であるとして叩かれます。
もうひとつ今週報じられたニュースを挙げましょう。
ソース:消防署員4人逮捕 10代女性に性的暴行の疑い 埼玉 – NHKニュース – 2020年7月31日(閲覧)。
上記ニュースの内容を3行でまとめると、
- 10代女性が知人グループと一緒にカラオケ店を訪れて飲酒する
- 10代女性が酔っているところを男性消防士グループに見つかる
- 10代女性は酔ったまま男性消防士4人組の部屋に連れ込まれる
です。
私はこのニュースがツイッターでトレンド入りしたとき、ちょうど居合わせたのでリアルタイムの呟きを眺めていました。
それはそれは多かったですよ。
といったツイートが。
ちなみに上記吹き出しは私がメモしたツイートを特定防止のため切り貼りしたイメージですが、文意は変更していません。
同様の意見はツイッターやSNS、ネット上の掲示板などで検索をかければいくらでも見つかります。
こうした事件が起きたとき、ネット上では、
の争いがしばしば起こるからです。
それらの反応は現実社会の反映であり、現実上でも親や警察や知人などから、
と、責められることもよくある話でしょう。
「お酒さえ飲んでいなければ」100%純然たる被害者だったのに、未成年飲酒をしていたがために被害者である権利をいくらか失う。
被害者ではなく、法律に違反している+酒に酔っている、「犯罪者(法的な定義には依らない)」であると見なされ、
なぜなら「犯罪者」は社会にとって加害者であり、反逆者であり、排除の対象だからです。
これが社会の現実です。
法律で罰せられないからといって、未成年者本人の飲酒になんらリスクもデメリットもないのかといえば、めちゃくちゃあるということが現実に証明されています。
まとめ:未成年者飲酒は本人の価値を下げる
ではまとめますが、未成年飲酒がなぜ悪いのかといえば、
です。
そして法律違反のなにが悪いのかといえば、
- 法律を守らない人間のせいで治安が維持できなくなるから
- 治安が維持できなくなれば「社会」が生きづらくなるから
- そのため「社会」が法律違反者を「悪」だと認定するから
です。
そして一旦「悪」だと認定されれば、その後どんな被害に遭ってももう純粋な被害者には戻れません。
未成年飲酒を経験している人間が、別の飲酒している未成年者に轢き殺されたところで100%の同情はしてもらえません。
と、一生いわれます。
共犯扱いを受けます。
自分がルールを破って加害者になる可能性は黙認して、自分が被害者になったときだけ騒ぐバカは相手にする価値がないからです。
自分や自分の大切な人の価値を失いたくなければ、未成年者飲酒は絶対に止めましょう。
お酒は大人になってから、なんの気兼ねもなく飲んだほうが絶対に美味しいです。
サントリー「-196℃ ストロングゼロ」は世界売り上げNo.1チューハイとしてギネス世界記録に認定されています(ソース:天海祐希さんと沢村一樹さんが出演する公式CM)。
同シリーズのCMでは「から揚げにはレモンチューハイ一択」として、から揚げとストロングゼロ「ダブルレモン」か「ビターレモン」を合わせることを推奨しています。から揚げ好きの方は是非合わせて飲んでみることをオススメします。
アサヒ「スーパードライ」は低迷期のアサヒを逆転大勝利に導いた爽快感とキレ重視の缶ビールです。
その喉越しは格闘家で登録者130万人越えのYouTuberでもある朝倉未来選手も、
「俺、ビール好きじゃん?」
「だけどビールって高級店とか行くとさ」
「プレミアムモルツとか出してくるじゃん」
「結局ね」
「アサヒスーパードライが一番美味いということに気付いたんですよ」
「アサヒスーパードライってマジで美味くない?」
「あののどごし」
と大絶賛するほどです(ソース:YouTube「ボクシング世界チャンピオンとスパーリングしてみた)」。
ビール好きの方は冷蔵庫に入れておくことをオススメします。
THIS IS THE ANSWER.