ロボットみたいに生きたくない人生だった。
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と、クソみたいな腕時計記事を連発している安田尊です。
~これまでのあらすじ~
と思っていて、思いだしました。
それは私が反抗期真っ盛りの頃、
と、二度寝を邪魔されたクソガキみたいに、ブチギレ不機嫌でした(まあ実際、二度寝を邪魔されたクソガキだったんですが)。
それなのに、
挙げ句の果てに、子どもに腕時計を巻けなんていう、非人道的な教育方法まで公開している……。
終わってるだろこの人生。
自分を自由な生き物だと思い込んでいる人間
- 時間は人類平等
- 時間の管理方法
- 効率的な時間術
みたいなものを、私は親から教わっていません。
私はわりと自由に、伸び伸びと育てられました。
その結果、
と、思い上がってしまいました。
私は時間の牢獄に産み落とされ、時間の牢獄で一生を過ごし、時間の牢獄でその短い生涯を終えるのだ……みたいなことは、夢にも思っていませんでした。
それどころか、当時の私は、いまより輪をかけてすさまじいアホだったので、
ぐらいのことは平気で思っていました。
いや、思っていたならまだマシで、なんにも思っていないアホだった気もします。
しかし、もし思っていたとしたら、そのレベルのことを思っていました。
- 前提(私は自由)……間違い
- 計算(三段論法)……間違い
- 結論(人は自由)……間違い
②「計算」の補足……三段論法的に、下位カテゴリである「私」の法則を、上位カテゴリである「人間」全体に当てはめるのは間違いです(上位カテゴリの法則⇒下位カテゴリ全体に適用が正しい)。
そして私は、こうも思っていました。
まあこれは合っています。
私は映画や漫画やアニメから仕入れた知識で、人造人間やガンダムは不自由であることを学んでいました。
- 人間のために働かされる機械
- 人間の命令に従うだけの機械
- 人間の奴隷、都合の良い道具
こうして、私の反抗期は完成しました。
なぜ人間はロボットの不自由さを見習うのか
- 有能……無遅刻無欠席定時出社定時退社残業休日出勤なんでもござれ!
- 無能……遅刻病欠産休育休有給時短勤務なんでもプライベート最優先!
人間なら、遅刻だって病気だって子どもだって生まれるはずですが、残念ながらそういうものを生む人間は無能扱いされる社会でした。
遅刻もせず病気もせず、結婚妊娠出産育児とも無縁で、責任能力すら限りなくゼロに近い学生バイトですら、
こうして、反抗期の私はいつのまにか死にました。
そして、サイボーグの私に生まれ変わりました。
そして今日も、朝起きれば真っ先に時計を確認して、ロボットみたいに活動を始める。
私はどこで間違えたのでしょうか?
無能だと思われたくなかったのが失敗だった?
とかいって開き直って、周りから仕事ができないクズの無能扱いを受けながらも、ちょっとしたことで休んだり休んでいるのに旅行に観光に遊びには出かけたり周りに仕事を押しつけたりしながら図太く生きていればよかった?
実際、そういう人間はたくさんいるし、そういう人間こそが「人間らしい」のでは?
ただ昔の私は、若気の至りで無能扱いされたくないと思っていましたが、いまの私はもうそういうのはどうでもいいと思っています。
私は無能でバカでアホでクズだ、だからなに? という感じです。
それでも、
まだ間違えているところがある?
というか、そもそも、この思考……、
ロボットみたいに生きるしかなくなった人生
- 人間……説明書すら読み飛ばして、トライ&エラーを繰り返す
- ロボット……攻略本や攻略wikiを読み、指示通りにプレイする
↑極端な話、こういうことです。
そして②「ロボット」、あるいは②「ラジコン」とかは、①「人間」からはバカにされる存在です。
しかし、
- ロールプレイングゲーム
- オープンワールドゲーム
- シミュレーションゲーム
いずれにしても、完璧なキャラメイクや育成、思い通りのプレイングは2週目から楽しめばいい。
どうせ1週目は、(攻略情報をカンニングしたところで)だれだってガタガタにヘタクソで、見るも無惨な姿になりながらクリアするものです。
少なくとも、人生に「強くてニューゲーム」はありません。
私たちに前世があるとしても、そのときのプレイヤースキルや攻略情報は、現世に持ち越せていません。
そして、
- 幸せになりたい
- 夢を叶えたい
- 成功したい
そう思っても、攻略情報を持っていないのです。
そのことに途中で気づいた私たちは、リアルタイムで、血眼になって攻略情報を探します。
つまり、
そうして、次はもっと上手くやると誓って、それはより高度な攻略プレイになります。
自分の失敗を攻略本代わりにして、他人の成功を攻略wiki代わりにして、
- 人間……説明書すら読み飛ばして、トライ&エラーを繰り返す
- ロボット……攻略本や攻略wikiを読み、指示通りにプレイする
やっていることは、もはや②「ロボット」になります。
これこそ、反抗期の私が死に、サイボーグの私に生まれ変わった理由で、