目標を立てる際には、漠然としたイメージではなく、具体的な基準を設けるべきです。
具体的な基準とは、扱いやすいのは数字ですよね。
いわゆる、
というやつです。
しかし数字には、
- コントロール可能な数字
- コントロール不能な数字
のふたつがあり、後者のコントロールできない数字を数値目標に設定してしまうと、失敗率が大幅にアップします。
したがって数値目標には、
というわけで、本記事で解説していきます。
目標の具体的な決め方と具体的な例
さて、まずは冒頭で記した「具体的な基準を設けるべき」理由を説明しましょう。
たとえばダイエットをしようと思い立ったときに、
いえ……わかります、たしかに細かい話ですし、嫌味な質問だと受け取られるのもわかります。
しかし上記の二点がハッキリしていないと、だらだらと春を過ごし、気づけばまったく痩せていない身体で夏を迎えていたりします。
しかし具体的な基準、すなわち数値目標をきっちりと定め、
などと設定しておけば、その数字を達成するための具体的な行動も算出することができます。
ダイエットを数値化するなら、
などですね。
そうして具体的な行動を数値化しておけば、あとはその数値通りの行動を達成するだけで、連鎖的に最終的な目標(上記の例でいえば「夏までに痩せたい」)も達成されるというわけです。
したがって、目標には具体的な基準を設定して挑むべき。
なんですが、しかしここで注意点があります。
じつは、
があります。
計算が甘かったといえばそれまでなんですが、そもそも計算が成り立たない数字というものがありますよね。
たとえば目標といえばノルマ、営業ノルマで考えてみましょう。
なぜ営業ノルマの達成はキツいのか?
2020年1月、Twitterでバズって各メディアもこぞって取り上げた問題があります。
ドコモショップ「クソ野郎」事件です。
以下でバズったツイートの引用と、添付された画像の文字起こしをします。
内容がひどすぎる。
つまりクソ野郎。
新プランにかえて、Disneyはベタ付け。
「バックアップめんどくさくないですか?」
からの
いちおしパックをつけてあげて下さい。
親が支払いしてるから、お金に無トンチャク
だと思うから話す価値はあるかと。
以上、あまりにもひどい内容なので、もちろん大炎上しましたよね。
そして件のドコモショップは、社員研修だとか再発防止に努めるだとかで臨時休業に追い込まれました。
しかし問題は、社員の練度ではありません。
なぜこのような人の心を失ったメモがドコモショップでやりとりされていたのか?
です。
ITmedia NEWSの記事から引用します。
つまりドコモショップの店員は指標という名の「実質的なノルマ」を課されており、好むと好まざるとにかかわらず、来店した客に対し新規契約などの訴求をしなければならないということだ。
→ 「あれがドコモショップのリアル」──“クソ野郎”事件はなぜ起きたのか 現役店員が漏らした本音 (1/2) – ITmedia NEWS – 2020年1月30日(金)閲覧。
上記のとおり、ドコモショップには営業ノルマがあるそうです。
さてでは、
です。
上記ITmedia NEWSの記事から引用すれば、
- ドコモの業績
- “指標”という名のノルマ
- 契約獲得数
こうした数字って、コントロールできませんよね?
マニュアル通りにやれば、丁寧に接客すれば、頑張ったら頑張った分だけ、伸びるわけではない数字です。
つまり営業ノルマとは基本的に、だれのコントロール下にもない数字です。
ゆえにしんどく、失敗もしますし、挫折もします。
でも仕事で他者から課されるなら仕方がありませんよね、それが対価をいただく労働というものです。
が、しかし自主的に目標を立てる際はどうでしょう。
そういうコントロールできない数字を自ら課すこと……それは目標設定において、最大の失敗要因となります。
コントロールできる数字で目標達成
さて、ではコントロールできる数字とはなにか?
もうおわかりでしょうが、
のことです。
ここで私が昨年達成したブログ目標を振り返ってみましょう。
上記から目標となる数字を見ていくと、
- 100記事←記事数は書いて投稿した分だけ伸びる数字
- 2000文字←文字数も書けば書いた分だけ伸びる数字
ですよね。
逆に書かなければ記事数も文字数も伸びることはありません。
つまり完璧に私のコントロール下にある数字です。
加えて、
と具体的に期限を切っているところも我ながら完璧です。
具体的に期限を切ることで、締め切りまでの逆算が可能になり、月間の投稿数など、より細かい数字のコントロールが可能になりました。
このように、コントロール可能な目標さえ設定しておけば、あとはやるかやらないかだけです。
ではここで、ブログ目標における失敗(する可能性が高くなる)例も挙げておきましょう。
- 月間○○PV←ページビューは頑張った分だけ伸びるとは限らない
- ブログ収入○○円←収益も頑張った分だけ伸びるとは限らない
ですよね。
まあぶっちゃけ、PVもブログ収益もコントロール可能といえば可能で、自分で自分のブログを閲覧して更新ボタンを連打したり、自分で貼ったアフィリエイト広告から自爆営業をしたりすれば粉飾できますが、そんな虚しい行動を取るような根本的に人生のコントロールに失敗している方は例外です。
したがって、上記のような目標設定はオススメしません。
それよりは、確実に成功体験を積み重ねられる「コントロールできる数字」を目標に据えることをオススメします。
だってブログに限らず、「成功」している限り、続けられますよね。
その小さな成功の積み重ねが、やがては「大成功」へと繋がります。
ですから余計なリスクを背負うのはやめましょう。
失敗も挫折も知らなくていい、無敗のまま目標を達成し続けることができれば、それが一番です。
まとめ:常勝無敗で目標を達成し続ける方法
さて、ではまとめます。
- 負け知らずで目標を達成したければ、数字をコントロールしよう
- 数字をコントロールするには、コントロールできる数字を選ぼう
- コントロールできる数字とは、やればやるだけ伸びる数字のこと
上記を守り、「コントロールできる数字」を適切に選んで目標にすれば勝てます。
ダイエットでいえば、
などを目標にしましょう。
上記の数字は営業ノルマみたいに、マニュアル通りやったけど伸びないかもしれない数字ではないので、やれば必ず達成されます。
そして計算が正しければ、計算通りに確実に痩せます。
じゃああとはやるかやらないかだけ。
いけば成功する道は見えているんだから、いけばいいだけ。
上記のセリフは、私が敬愛するカリスマ美容師(簡単にご紹介すると、三年連続日本一)の成功哲学です。
ここにきていきなり根性論みたいなのをぶち込んで申し訳ありませんが、でも根性論も大事です。
なぜならどんなに立派で完璧な目標を立てても、やらなければ達成されません。
ぎりぎり這いつくばればやれる程度の目標を、上手にコントロールしていきましょう。
そのぎりぎりを見極めるまでは、数字を見誤って這いつくばることもあるでしょう。
でも失敗したことがないやつはそれはそれで浅いので、OK!
失敗は成功の糧にすれば失敗ではなくなります。
私も本記事では、完璧な目標を立てたと謳い、
を達成したんだぜ~と自慢しましたが、実験的に失敗している(まあだから、失敗ではないんですが)目標もあります。
だから結局最後は、這いつくばっても挫折しなければOK!
ダイエットでも営業でもブログでもなんでも、最後までやり続けたやつが最後には笑っているものです。
そこでなるべく最後まで進み続けるために、コントロールできる数字をコントロールしていきましょう。
以上。
THIS IS THE ANSWER.