そもそも友達とは作ろうとしてできるものではないからだ、という独身研究家のコメントをYahoo!ニュースで見かけて、
と私は思いました。
ソース:2人にひとり「友だちがいない」50代男性の衝撃。“一人のほうが楽”に危険な落とし穴 – Yahoo!ニュース – 2022年2月18日閲覧。
上記Yahoo!ニュースにおける、強制的にトップ表示される公式コメンテーターのコメントです。
Yahoo!ニュースのコメントは、記事ごと消える可能性が高いため、一応全文引用しておきます。
「定年退職したから友達がいなくなった」と嘆く人の大部分は、「元からあなたには友達なんていなかった」人です。そんな人が無理に定年後友達を作ろうとしても難しい。そもそも友達とは作ろうとしてできるものではないからだ。
そうした「友達がいれば安心」という幻想に取りつかれた人は、最終的に多くの人に囲まれていても孤独を感じる。他者にイライラし怒ってばかりになる。そうなる前に、一人でいる時間の価値に向き合うべき。一人でいられない人こそが本当の孤独な人間なのです。ちなみに「孤独が苦痛」と感じる割合は女より男の方が多い。孤独耐性がないのは男の方なのです。孤独をないものにしてみないようにするのではなく、むしろ孤独に慣れるべきだと思います。
全体的に論理の飛躍・欠如・ソースなしが目立つコメントですが、本記事で扱うのは特に、「そもそも友達とは作ろうとしてできるものではないからだ」の部分です。
私もそもそも論は大好きですが、「そもそも論」とは物事の根本を明かすときに用いる論理であって、
って感じです。
ちなみに私には、子ども時代から成人後まで普通に成功体験がありますし、別にレアケースでもなんでもないでしょう(たとえば日本では、幼少期に「ともだちひゃくにん できるかな」とか歌わされるのが慣例ですが、そうして友だち作りを刷り込まれた子どもたちは大半が失敗したのでしょうか?)。
というわけで本記事では、上記ソースに倣って50代男性をターゲットに、
を解説します。
では以下目次です。
50代で友達0という現実を受け入れよう!
まず50代で友だちがいない人間は、50年必死に(あるいは好き勝手に)生きてきた結果、「友だちゼロ」という数字が出ています。
つまり、こと友だち作りにおいては、その50年間の積み重ねとか経験とかは無価値(というかマイナス)です。
やりたいようにやってきた結果、友だちがいないなら、
が、答えです。
半世紀も生きていれば、自分なりの成功哲学やプライドもあるでしょうが、それらは友だち作りにはなんら貢献しなかったという事実を認めなければ始まりません。
何歳だろうが、何年生きていようが、
と、素直に歌っている小学1年生の気持ちで友達作りに挑まなければ、面倒くさい頑固ジジイ扱いされて終わります。
老害と友だちになりたい人間は、いませんよね。
初心を忘れず、謙虚に何事からも(小学1年生の歌からでも)学ぶ人間のほうが、友だち作りが簡単なのは自明です。
小学生に比べれば、だいぶ(50年ぐらい)出遅れていますが、幸いにも現代は人生100年時代です。
50代なら、まだ間に合います。
という、もはや起源もよくわからない陳腐化している名言があって、しかもこれは普通に嘘なんですが(現実には、年齢制限のある資格や職業や子作りなどがある)……。
友だち作りにおいては、年齢制限はありません。
したがって、まずは友だち作り1年生の気持ちから作りましょう。
仕事関係で友達ができたら苦労はしない!
さて、友だち作りをサボってきた人間がなににかまけていたのかといえば、「仕事」であるケースが多いようです(本記事冒頭のソースによる)。
そこで、仕事の話を友だち作りに活かそう……と考えるのは、大間違いです。
- 同期
- 同僚
- 同業
- 先輩
- 後輩
- 上司
- 部下
- 顧客
- 取引先
こんなにも、出会いの機会があったはずです。
でも現実には、仕事で知り合った人間は、相手や自分が離職すればそれでおしまいの関係です(あるいは、「先輩」「後輩」「元上司」とかで関係が継続する場合もありますが、結局のところ「友だち」ではありません)。
仕事人間が仕事上で得てきた情報や役職や肩書きなどは、仕事の外に一歩出れば急激に価値も興味も失われて、だれも相手にしません。
もしも仕事の話に食いついてくる人間がいれば、これまで同様、金目当てや仕事目当てでしょう(金持ちがよく引き連れている取り巻き)。
同じ過ちを繰り返すのは愚の骨頂です。
友だち作りの場においては、仕事上の経歴や肩書きは忘れましょう。
もちろん、相手から訊かれれば思いだすしかありませんが、答えるだけにとどめて封印する。
そこで、仕事の面接や名刺交換よろしく、
なんて話になったら終わりです。
相手からは、友だちではなく、便利なお役立ち人間(なら良いほうで、悪ければ上から目線のうっとうしいマウント人間)としか思われないでしょう。
- 友だちになってから、自分が仕事で得たスキルを活かして友だちを手伝う
- 仕事の話をしてから、自分が仕事で得たスキルを活かして相手を手伝う
上記①「友だちになってから」と、②「仕事の話をしてから」では、全然話が違うといっています。
友だちのために、なにかをしてあげるのは大いに結構です。
でも、
古い考えは捨てて新しい出会いを求めよ!
- 「自分の考えや経験は無価値だと自覚する」
- 「仕事の話は封印する」
結局のところ、上記①と②を一言でまとめれば、
と、いっています(現実に作れていない)。
そして本項目も、同じです。
と、いいます。
ではなぜ同じことを3項目もかけて繰り返しているのかといえば、最初から、
といって素直に応じる人間だったら、50年も生きていて、友だちがゼロということはないからです。
だって50年も生きていれば、こんな当たり前すぎるアドバイス、何十回と見聞きしていますよね。
それなのに、友だちがいないということは、過去の自分ではなくアドバイスのほうを否定してきたはずです。
したがって、友だちを作りたければ、否定するべきは「これまでの自分」です。
友だちが作れていない自分を変えなければ、友だちの数も変わりません。
という解説も補足も不要のシンプルかつ最強の真理に対して、真っ先に「でも」とか「だって」とか考え出して、やらない理由を作る人間は友だちが作れません。
そうやって50年余り、自分の考えで生きてきた結果、友だちがいない現実を思いだしてください。
- スナックやバーなど、出会いの場所系のお店
- 読書会やボドゲ会など、定期開催のイベント
- スポーツや芸術分野など、趣味系のサークル
- イベントや公共福祉など、ボランティア活動
- ソシャゲやMMOやVRなど、オンラインゲーム
コロナ禍でも、ZoomやDiscordといったビデオ(音声)通話アプリを使えば、雑談から勉強会まで幅広くコミュニケーションが取れます。
ソーシャル機能付きのゲームやアプリでも、安心安全にギルドメンバーやサークルメンバーと友だちになれます(ゲーム上でも友だちは作れるし、オフラインで会うオフ会が活発なコミュニティもあります)。
話し相手が欲しいだけなら、YouTubeやTwitchでストリーマー(ライブ配信者)になって、視聴者や配信者仲間と雑談を楽しんでもいいでしょう。
みたいな思考が、本当に無価値だってことは、本記事の項目①「自分の考えや経験は無価値だと自覚する」で述べたとおりです。
やりたいことがなくてもやり、出かけたい場所がなくても出かけ、わからないことは調べて覚える……そうやって、遊びや出会いや知識を増やさなければ、友だちは増えません。
まとめ:新しい趣味やボランティアの例!
- 50代で友だちゼロの人間は、友だち作りにおいては年の功もクソもない
- 50代で友だちゼロの人間は、仕事や金儲けから卒業しなければならない
- 50代で友だちゼロの人間は、圧倒的に勉強や遊びや行動が足りていない
以上です。
友だち作りが目的ではない(別のことを考えたい)ので、打ち上げとかに誘われても全部断っているし、友だちは作っていません。
でも街中で会ったら適当に話せる程度の顔馴染みは増えたし、友だち作りが目的なら、友だちの1人や2人は作れたと思います(実際、ボランティアをしていれば、ボランティア繋がりで友だちになっているっぽい人は見かけますよね)。
あと、今年の出来事でいえば、
私はタバコを吸わないので丁重にお断りしましたが、もしタバコをもらって一緒に一服して、友だちになろうと思えばなれたかもしれません。
また、
ほとんど登山者がいない山なので、年に数回すれ違う程度でも、お互いに顔を覚えてしまった関係です。
いまのところ、その人とは山で会ったら挨拶をする程度の仲ですが、友だちになろうと思えばなれる感じはします(会ったのは1月で、相手から「今年もよろしくお願いいたします」と挨拶されました。あ、やっぱり今年も何回かすれ違うんだ……と笑いながら私も「こちらこそ」と応えました)。
それから、
って話し出すとキリがないので、リアルの話はやめます。
最後にネット上、直近でいえば、
ただし、『ウマ娘』はソーシャル機能が貧弱なので、オススメしません。
オンラインゲームなら、
- 『FINAL FANTASY XIV/FF14』
- 『LOST ARK』
- 『VRChat』
など、ゲーム付きチャットみたいな感じが望ましいです。
たとえば2022年2月は、TwitchのRTAinJapanチャンネルで、
- 『Stylish Speedrun Showcase Second Season』
- 『第3回不思議のダンジョンRTAフェス』
- 『RTA in Japan ex #1』
が開催&開催予定です(『RTA in Japan ex #1』は、オフライン開催&オンライン配信)。
また2月18日現在、TwitchのESAMarathonやjapanese_restreamチャンネルでは、『ESA WINTER 2022』を連日配信中です(海外の大規模RTAイベントおよび、日本語MC付きの公認ミラー配信)。
いずれも、同時接続者数は数千人~数万人の規模感で、さらに大きなイベントでは10万人以上が同時視聴することもあります(昨年の『RTA in Japan Summer 2021』では、同接18万人を記録)。
そして、特にプロゲーマーや有名配信者や世界ランカーではなくても、応募資格があります。
というか、RTAイベントは、レギュレーションに違反しない限り、
- 何十年も大昔のマイナーゲーム
- 同人ゲームやインディーゲーム
- 発売した直後の有名新作ゲーム
でも参加可能なので、ゲームタイトル次第では簡単に第一人者になれます(「独身研究家」みたいに。しかも、そういうゲームが意外と好評だったりします)。
もちろん、プレイヤーではなくても参加できます(RTA in JapanやESAはチャリティイベントでもあるため、収益は被災地や『国境なき医師団』や『Save the Children』などに寄付され、社会貢献にもなります)。
そうして、併走するプレイヤーやボランティアの人たちと交流していれば、友だちもできるでしょう。
「そもそも友達とは作ろうとしてできるものではないからだ」なんて、友だち作りを諦めたい人間の言い訳にしか聞こえません。
別に、友だち作りを諦めたければ、勝手に諦めればいいと思いますが。
以上、50年も生きていれば、「本当に良い商品なら営業も広告もなしで売れる」なんて青臭いことはいえませんよね。