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【日本昔話】成功大好き人間が『一寸法師』の教訓を解説!

くよくよ悩んでいる暇があったら「行動」あるのみ!


安田尊 安田尊@答えを謳うブログ。
こんにちは、前回の記事や前々回の記事で、
【幸福】幸せな自殺は矛盾か?幸せに生き続ける人生は幸せか?
【矛盾】悩みがないのが悩み?あらゆる悩みが存在しない理由!
日本昔話『一寸法師』の話をちょろっと出しました。

~これまでのあらすじ~
一寸法師 安田尊@一寸法師を謳うブログ。
悩む必要ないのでは?(実際、一寸法師は悩んでいないし)

子どもとかと一緒に久しぶりに見ていて、普通に面白かったんですよね。

というわけで本記事では、『一寸法師』の簡単なあらすじと感想と教訓いきます!

では以下目次です。

日本昔話『一寸法師』の簡単なあらすじ


~一寸法師の簡単なあらすじ~

老夫婦 安田尊@老夫婦を謳うブログ。
むかしむかし、子どものいないおじいさんとおばあさんの老夫婦がいました。
老夫婦 安田尊@老夫婦を謳うブログ。
老夫婦は毎日、畑仕事が終わると、天の神様に「子どもを授けてください」とお願いをしていました。
畑仕事 安田尊@畑仕事を謳うブログ。
そんなある日、老夫婦が畑仕事をしていると、畑のなかから赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。

~神の子~
赤ちゃん 安田尊@赤ちゃんを謳うブログ。
畑を見に行くと、作物と作物の間に、小っちゃいお椀に入った小っちゃい赤ちゃんが雑な感じで置かれていました。
赤ちゃん 安田尊@赤ちゃんを謳うブログ。
赤ちゃんは、「一寸法師」と名づけられました。
名付け親 安田尊@名付け親を謳うブログ。
「一寸」は約3センチで、ここでいう「法師」は「人」なので、「約3センチの人」が名前になりました。

~成長~
一寸法師 安田尊@一寸法師を謳うブログ。
一寸法師は、5歳になっても一寸、10歳になっても一寸、15歳になっても一寸でした。
老夫婦 安田尊@老夫婦を謳うブログ。
そんな超小っちゃすぎる一寸法師を、おじいさんとおばあさんは超可愛がりました。
実家 安田尊@実家を謳うブログ。
しかし15歳、身長以外は顔つきも体つきも心も成長していた一寸法師は、旅立ちを決意します。

~旅立ち~
一寸法師 一寸法師のイメージ
おら、広い世界を見に行く!!
一寸法師 安田尊@一寸法師を謳うブログ。
一寸法師は、おじいさんを説得し、おばあさんにもらった縫い針を刀としました。
川下り 安田尊@川下りを謳うブログ。
そしてお椀に乗り、川や滝を下って、都会へと旅立ちました。

~ペット~
都 安田尊@都を謳うブログ。
都会にたどり着いた一寸法師は、デカい屋敷でいきなり就活を始め、「姫の話し相手」というほとんどペットみたいな職を得ました。
お姫様 安田尊@お姫様を謳うブログ。
しかしお姫様に気に入られた一寸法師は、そのままお姫様の側近の家来となります。
鬼 安田尊@鬼を謳うブログ。
そしてある日、お姫様のお寺参りにお供した帰り道、鬼に出逢います。

~鬼~
鬼 安田尊@鬼を謳うブログ。
一寸法師は、鬼に食べられました。
鬼 安田尊@鬼を謳うブログ。
が、超デカい鬼は、超小っちゃすぎる一寸法師を噛まずに丸呑みしてしまいました。
一寸法師 安田尊@一寸法師を謳うブログ。
一寸法師は、鬼の胃袋のなかで刀をめちゃくちゃに振り回し、鬼の胃袋をズタズタに斬り刻んで土下座謝罪させました。

~打ち出の小槌~
鬼 安田尊@鬼を謳うブログ。
鬼は、一寸法師を吐き出し、鬼の宝物「打ち出の小槌」も差し出しました。
打ち出の小槌 安田尊@「打ち出の小槌」を謳うブログ。
「打ち出の小槌」は、願いを唱えながら振ると、なんでも願いが叶う魔法のアイテムです。
お姫様 安田尊@お姫様を謳うブログ。
お姫様は、「一寸法師、大きくなれ」と唱えながら、「打ち出の小槌」を振りました。

~一生幸せ~
結婚 安田尊@結婚を謳うブログ。
一寸法師の身体は巨大化し、鬼退治の功績が認められ、お姫様と結婚しました。
老夫婦 安田尊@老夫婦を謳うブログ。
その後、田舎のおじいさんとおばあさんを迎えに行き、都に家を用意しました。
一生幸せ 安田尊@一生幸せを謳うブログ。
こうして一寸法師たちは、一生幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし……。

以上が、日本昔話『一寸法師』のあらすじです。

アニメ『まんが日本昔ばなし』をベースにまとめました(新旧2種類ありますが、新しいバージョンです)。

大昔の民間伝承であるため、厳密な意味での作者や出典や元ネタは不明です。

一寸法師は神様と作者に愛された子ども


~日本昔話『一寸法師』の感想~

安田尊 安田尊@答えを謳うブログ。
神の子なんですよね

一寸法師の育ての親は、どう見ても妊娠適齢期を何十年も過ぎているおじいさんとおばあさんでした。

そのおじいさんとおばあさんが、お天道様(太陽⇒お日様⇒神様)に子どもを請います。

そして、畑の大根と大根の間に一寸法師が置かれる……という意味合いもありますが、


神(作者) 安田尊@神(作者)を謳うブログ。
神(作者)に愛されています

一寸法師は、全長約3センチです。

「一寸」は「大人の小指ほどの大きさ」とかいいますが、実際は小指の半分ぐらいの身長しかありません。


一寸法師 安田尊@一寸法師を謳うブログ。
そんな一寸法師が、普通に外や畑をうろついて15年……。

老夫婦 安田尊@老夫婦を謳うブログ。
おじいさんやおばあさんに踏み潰されず、
捕食者 安田尊@捕食者を謳うブログ。
虫や野生動物に捕食されなかった奇跡。

本当に見ていてハラハラドキドキしました、一寸法師が畑仕事をしているおじいさんやおばあさんの足下にいって話しかける姿。

だって普通の赤ちゃんだって、踏んじゃったら怖いから絶対に床とかに置きたくありませんよね?

私はハエトリグモ(可愛い)だって、部屋の床付近で見かけたら、指に乗せて私が踏めない壁とかに移します。


一寸法師 安田尊@一寸法師を謳うブログ。
でも一寸法師、ハエトリグモに食われて死にそう。

蜘蛛は人食い鬼みたいに丸呑みしてくれないし、なかなか残酷な方法で食われるので、胃袋で暴れるとか無理で死ぬ……。

と思いましたが、一寸法師は蜘蛛より強いのでしょうか?

リアルな人間でいうと、地上からタワーマンションの屋上までジャンプするぐらいの身体能力は見せているし……でも一寸法師の奇跡は、身体能力だけでは説明できません。


川下り 安田尊@川下りを謳うブログ。
一寸法師、ただのお椀に乗って川を下る。

想像してみてください、ただのお椀を川に流せば……そして、その先に滝があればどうなるか?

近くで魚が飛び跳ねただけで、お椀ごと転覆しそうになったり……。

滝の上から落下したときには、完全に身体が宙に浮いて、お椀と離ればなれになったりしました。


都 安田尊@都を謳うブログ。
都についてからも、大通りを行き交う人や車や馬に轢かれる危険がありました。

しかし一寸法師は、あらゆる巨大な脅威を普通にやり過ごしました。

これは神に愛されているんですよね。

そして極めつけは、


お姫様 安田尊@お姫様を謳うブログ。
お姫様に出逢い、
鬼 安田尊@鬼を謳うブログ。
鬼に逢いました。

お姫様は、もちろん結婚相手として与えられているんだし……。

鬼は、レアアイテム「打ち出の小槌」として与えられました。

そして、唯一の欠点だった身長や体格も伸ばすことに成功し、


成功者 安田尊@成功者を謳うブログ。
一寸法師は、富と名声をすべて手に入れます

  1. 称号……鬼退治の勇者
  2. 褒美……お姫様と結婚
  3. 孝行……親への恩返し

鬼退治の勇者にしてお姫様を妻にして育ての親への恩返しも果たした孝行息子、盛りすぎでは?

人生の最初の約20年、身長3センチしかなかったんだよ……!?

しかし、神の子だと思えば不思議はありません。


一生幸せ 安田尊@一生幸せを謳うブログ。
そして一寸法師は、「一生幸せに暮らす」という、神の生活を与えられたのでした

一寸法師が幸せになれた理由は?行動!


~日本昔話『一寸法師』の教訓~

安田尊 安田尊@答えを謳うブログ。
人生は、自分が神に愛されているかを試す場です

私は反省しました。

身長3センチしかない一寸法師を見て、おじいさんやおばあさんに踏まれそうとか、虫や動物やハエトリグモに食われそうとか……。

お椀に乗って川下りとか、滝下りとか、できるわけないじゃんとバカにして笑っていました。


鬼 安田尊@鬼を謳うブログ。
自分の身長が約3センチだったら、余裕で3メートルを超える人食い鬼に立ち向かえるか?

いや、自分の身長が人間の平均以上だったとしても、それより超デカい鬼に立ち向かえるかは疑問です。

しかし、一寸法師は立ち向かいました。

しかも伝説の武器も防具もなく、「おばあさんからもらった縫い針」とかいう最低レベルの装備で、鬼退治をやってのけました。


神の子 安田尊@一寸法師を謳うブログ。
一寸法師は、神に愛されていたのです。

でもそれがわかったのは、一寸法師が自分の人生を試したからです。

もしも一寸法師が、自分の身体の小ささを気にして、あらゆる危険から身を守ろうと思っていたら……?

鬼からは逃げ、その前に旅もせず、そもそも家のなかの虫かごとかに閉じこもって過ごしていたら……?


親ガチャ 安田尊@親ガチャを謳うブログ。
背は低い、家は貧乏、親ガチャに外れたんだ……!!

とかいって、自分の親や育ての親を恨み、世の中のあらゆる巨大なものを恨んで過ごしていたら……?

一寸法師は、自分の身長について1度も悩んでいません。

むしろ、突然アポ無しでお屋敷を訪問した挙げ句、主人「はて、声はすれども姿は見えず……?」に対してこの言い草、↓


~お屋敷の就職面接にて~

一寸法師 安田尊@一寸法師を謳うブログ。
ええい! さっきから、おらが「頼もう」と言うとるのに、どこに目をつけとるんじゃ!

↑完全に自分のことを一般人だと思い込んでいる異常者です。

しかし、私たちだって、常日頃から同じようなことを思っていますよね?

たとえば、会社の社長や人事や面接官、あるいは学校の先生や家族や異性に対して、


世間の声 安田尊@世間の声を謳うブログ。
私の仕事や人柄や能力が評価できないのは、オメーの目が悪いんだろうがよボケが!

とか、思っているはずです。

でも私たちはそれを、一寸法師のように口にできるでしょうか?

一寸法師はできたし、できたからこそ、逆にそのデカすぎる態度が気に入られて一発採用されました。


一寸法師 安田尊@一寸法師を謳うブログ。
たしかに、一寸法師は神に愛されていました。
一寸法師 安田尊@一寸法師を謳うブログ。
しかし、一寸法師が「行動」しなければ……?

神(作者) 安田尊@神(作者)を謳うブログ。
神に愛されながら、虫かごのなかで一生を終えた負け犬」で終わっていたのではありませんか?

まとめ:一寸法師と成長祈願は矛盾か?


安田尊 安田尊@まとめを謳うブログ。
それではおさらいも兼ねて、ここまでの要点を3点でまとめます。

  1. 日本昔話『一寸法師』は、超小っちゃい人間が、富と名声と身長を手に入れる話
  2. 日本昔話『一寸法師』の感想は、神様(作者)に愛されたキャラとしか思えない
  3. 日本昔話『一寸法師』の教訓は、幸せや成功や愛を掴むには、「行動」あるのみ

以上です。

私は、『一寸法師』でおじいさんやおばあさんが願ったような、太陽神や神社仏閣の神はあんまり信じていません。


神(作者) 安田尊@神(作者)を謳うブログ。
でも、「作者」的な存在はいるかもしれないと思っています。

いわゆる、この私たちが現実世界だと思っている世界って、漫画やアニメやゲームの世界じゃないの……? 的な考え方です。

だから私は、『一寸法師』のような物語においても、「作者の考え」を考えてしまうんですが、


~名付け~

老夫婦 安田尊@老夫婦を謳うブログ。
どうじゃ、ばあさん、この子の名前を「一寸法師」としたら……
老夫婦 安田尊@老夫婦を謳うブログ。
一寸法師! ふふ、そりゃええ。この子の名は一寸法師。うふふ
老夫婦 安田尊@老夫婦を謳うブログ。
はよ大きくなれよ~
老夫婦 安田尊@老夫婦を謳うブログ。
大きゅうなれ、大きゅうなれ、一寸法師

安田尊 安田尊@答えを謳うブログ。
↑いや、自分たちで「一寸法師」⇒「約3センチの人」とか名付けておきながら、「大きくなれ」ってどういうこと……?

だって大きくなったら、「一寸法師」じゃなくなるんだし……。

「名付け」と「成長祈願」が、矛盾していませんか?

一般的に、私たちが子どもに名前をつけるときは、「将来の人物像」をイメージするはずです。


名付け親 安田尊@名付け親を謳うブログ。
う~ん、この子は蒼穹(青空)のように壮大で立派な子に育ってほしいから、蒼大!

↑みたいな感じならわかりますが、どういうつもりで「一寸法師」と名付け、どういうつもりで「大きくなれ」といっているんだろう……?

一寸法師が超小っちゃすぎて超可愛すぎて、成長後のことまで頭が回らなかったのか……?

それとも、成長後は「おまえは最初、豆粒だったんだよ」とかいって笑い話にするつもりだったのか……?


神(作者) 安田尊@神(作者)を謳うブログ。
それとも、超偉大な鬼退治を達成して、大人物になる未来を暗示していたのか……?

もしかしたら、私たちの身の回りにある矛盾も、そういう暗示なのかもしれませんよね?

以上、日本昔話『一寸法師』の感想と教訓でした!

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