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【約束された安堵】ヘロインは超危険!未使用でも中毒になる

人間にはだれしもだれかからいわれた言葉とか格言とか名言とか、とにかく脳みそや心やDNAあたりに刻まれている一節ってあると思うんだけど、私のそこにはヘロインのことが刻まれている。

前回までのあらすじ↓

【ブログ】麻薬大麻覚せい剤乱用しまくって感想記事書きたい

【麻薬界のヒロイン?】ヘロインの語源は?薬物の王?王女?

約束された安堵

私がヘロイン(の情報)と出会ったのはもう何年前なのか忘れたけど、私は当時の友人(そいつは帰国子女で海外ではマリファナをやっていて国内では脱法ハーブをやっていた)と話していて阿片(アヘン)とコカインとヘロインの違いが知りたくてWikipediaで「ヘロイン」のページを閲覧したのだ。

そこで私は生涯忘れないであろうヘロインについての記述を目にした。


リラックス~
約束された安堵

という表現で結ばれるその記述は、残念ながら最新版「ヘロイン」のページからは削除されている。

しかしWikipediaのページは更新履歴を遡って閲覧できるので、引用しよう。


ウィキペディアン
米国の作家ウィリアム・S・バロウズは、1956年に『イギリス中毒学会』誌53巻2号に「危険薬物中毒の熟練者からの手紙」を掲載しており、12年間に渡ってアヘンを使用してきたとしてその効果について記している[11]。
ウィキペディアン
その摂取方法は、ヘロインでは皮下注射、静脈注射、筋肉注射、注射器がない場合に鼻からとしている[11]。
ウィキペディアン
様々な点においてこれらの中でも特に重視されるのが静脈注射による摂取である。
ウィキペディアン
静脈注射で摂取すると、通常、すぐさま強烈な多幸感が体内で波打つ感覚(“ラッシュ”)に襲われることとなる[12]。
ウィキペディアン
摂取直後から数分間にわたって続くこの強烈な快感は何物にも代えがたいものと言われ、
ウィキペディアン
時には『オーガズムの数万倍の快感を伴う射精を全身の隅々の細胞で行っているような』と、
ウィキペディアン
また時には『人間の経験しうるあらゆる状態の中で、ほかの如何なるものをもってしても得られない最高の状態』などと表現される。
ウィキペディアン
常態の人間が一生のうちに体感し得る全ての「快感」の合計を上回る快感を瞬時に得ることに等しいと云われるその快楽度の強さ、そしてそこから生ずる至福感は、
ウィキペディアン
しばしば「約束された安堵」などと表現されてきた。

ソース:ヘロイン – Wikipedia – 2019年11月30日(土)閲覧。

うん……めちゃくちゃやりたいよね……。

ちなみに現在この記述が削除されている理由は、ソースが弱いから。

Wikipediaでよく見かける「要出典」だったり「独自研究」だったり、「大言壮語をしない」のルールで削除されている。

まあそれはそう、「オーガズムの数万倍の快感」とか、『常態の人間が一生のうちに体感し得る全ての「快感」の合計を上回る快感』とか、


安田尊@疑問を謳うブログ
それどうやって計算したの?

って話だ。

特に「オーガズムの数万倍の快感」って記述、これは当初「数百倍」だった。

でも更新後インパクトが弱いと思ったのか、同一人物が「数万倍」に書き換えた形跡も残っている。

そんなデタラメな記述は抹消されて当然だ。

とはいえ、Wikipedia「ヘロイン」の履歴を確認すると、これらの記述に関しては地味に編集合戦っぽいことが起きており、消されては復活し、消されては復活を繰り返し、最終的には消された状態で落ち着いてはいるものの、直近でいえば2019年7月にも、

静脈注射で摂取すると、通常、すぐさま射精どころかドライオーガズムより遥かに強い快感と人生のありとあらゆる幸福を合計しても得られない強烈な多幸感が体内で波打つ感覚(ラッシュ)に襲われることとなる[25]。

2019年7月2日 (火) 15:50時点における版 – 利用者「126.3.30.148」 – 2019年11月30日(土)閲覧。

などと記載されて部分的に(しかもオーガズムからドライオーガズムに進化を果たして)復活するなど、地味に争いは続いている。

それがなにを意味するのかといえば、魅力だ。


ドラッグ
ヘロインの魅力。
Webサイト
テキストの魅力。

もちろん前提として、「約束された安堵」で結ばれるテキストについては信用できない。

そもそもWikipediaが信用できないというのもあるし、前回の記事でも触れたように「ヘロイン」のページひとつを取っても、


王者
現存するあらゆる薬物の中で「快」の面でも「悪」の面でも最も高峰に位置するものとして、The king of drug(薬物の王者)との代名詞を持つ。

と記載されている時期もあれば、


女王
現存するあらゆる薬物の中で「快」の面でも「悪」の面でも最も高峰に位置するものとして、The queen of drug(薬物の女王)との代名詞を持つ。

と記載されている時期もあり、


安田尊@ツッコミを謳うブログ
どっちやねん!!

って感じだ(なお現在はどっちも削除されており、どっちでもいい)。

けど私がいいたいのは、この編集合戦を巻き起こしている文章がそれだけ魅力的だということ。

なにせ初出は2007年であり、つまり10年以上も引き継がれている文章なのだ。

しかも「引き継ぎ」は、たとえばひとりの狂人が自作自演で10年以上もずっと孤独な編集合戦を挑み続けている、というわけではなく、ほぼ確実に複数名が関与している。

なぜならそもそも、

  1. オーガズムの数万倍の快感
  2. 常態の人間が一生のうちに体感し得る全ての「快感」の合計を上回る快感
  3. 約束された安堵

これらの文章はいま私が三つに切り分けたんじゃなくて、元々別々に記述された文章だ。

すべて2007年に登場しているけど、投稿者はそれぞれ違う(少なくともWikipedia上の表示ではそう見える)。

  1. 『オーガズムの数万倍の快感』の初出:2007年6月13日 (水) 10:42時点における版 – 利用者「人間学者」 – 2019年11月30日(土)閲覧。
  2. 『約束された安堵』の初出:2007年7月22日 (日) 14:40時点における版 – 利用者「220.23.16.6」 – 2019年11月30日(土)閲覧。
  3. 『常態の人間が一生のうちに体感し得る全ての「快感」の合計を上回る快感』の初出:2007年10月3日 (水) 19:15時点における版 – 利用者「Histwr」 – 2019年11月30日(土)閲覧。

ここで注目していただきたいのは、順番。

上記三つのワードは、文章上の構成と時系列とでは登場する順番が違う。

のちに「約束された安堵」で結ばれる文章は、しかし時系列では先に「約束された安堵」が登場しており、理由のほうが後付けだということ。

しかもその間、二ヶ月以上空いており、利用者はそれぞれ別人と見ていい(ただしネット上のことなので、完全に別人かどうかを確かめる術はない。けどそこは大して重要でもないのでこだわらなくていい)。

とまあ、そんなこんなでたぶん別々に記述された文章が、統一されたり添削されたり整理されたりして、それでも残り続けたものこそ、「約束された安堵」で結ばれる私に刻まれた文章だった。

ヘロイン中毒は連鎖する

そしてまとめられた「約束された安堵」の記述はとっくにWikipediaの外部に流出、拡散していて、もちろん当ブログも今後そうしたサイトのひとつに数えられる。

しかも当ブログの場合、本記事も含めて三日連続で違法薬物をテーマに更新している。

記事を書き始める前は一記事で終わらせる予定だったのに、気づけば一万文字を余裕で超過していて三分割することになったのだ。


安田尊@愛を謳うブログ
私はヘロインをやったことがないけど、ヘロインをこんなにも愛している。
安田尊@中毒を謳うブログ
私はヘロイン中毒ではないけど、ヘロイン中毒だといっても過言ではない。

そんな私の書いた一連の記事のいずれかを、あるいはすべてを読んだだれかが、「約束された安堵」に魅力を感じてしまえば、その人間にも「約束された安堵」は刻まれる。

こうしてヘロインは感染を拡大していく。

中毒は連鎖する。

なかには「約束」を求める人もでてくるかもしれない。

それでも私は、


NO
ダメ。ゼッタイ。

だとはいわない。

そもそも人間は禁を破りたくなる生き物なので、「ダメ」とか「ゼッタイ」とかいって制止してもあまり意味がない。

それが「安堵」を求めている人間ならなおさらだ。

意味が見込める程度の制止ならすでに何度もしている(本記事タイトルでも「超危険」で「中毒になる」と警告している)ので、あとは私の知ったことじゃない。

バカにつける薬はない。


おクスリ
でもクスリならあるかもしれない。
指切り
「約束」してくれるかもしれない。
安らぎ
その「安堵」を否定できる人間は、だれもいない。

ヘロインはダメ。ゼッタイ。

と、このようにヘロインは未経験者でさえ大歓迎で蝕む「薬物の王」、キング・オブ・ドラッグなので、ゼッタイに手をだすのはやめて、静脈も差しださないようにしましょう。


安田尊@ダメを謳うブログ
薬物乱用はダメ。
安田尊@絶対を謳うブログ
ゼッタイ。

一連の違法薬物関連の記事はこちら↓

【ブログ】麻薬大麻覚せい剤乱用しまくって感想記事書きたい

【麻薬界のヒロイン?】ヘロインの語源は?薬物の王?王女?

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