バカ真面目にバカ正直に考えるからめんどくさいんです。
~これまでのあらすじ~
今回は応用編で、会社を退職する際の退職面談(退職ヒアリング)の答え方を解説します。
もちろん辞めはするものの、いまの会社が大好きで、あふれ出る感謝の気持ちでいっぱいの方は素直にその気持ちを伝えればOK!
でも正直な話、ガチの「一身上の都合」でもない限り、いまの会社に不満があるから辞めるんだし、
本記事では、そんな会社に最後まで尽くして消耗してしまう真面目くんと真面目ちゃんのために、もう少し不真面目に生きていい理由を解説します。
では以下目次です。
退職面談は人事が無能!なぜ退職者ファースト?
~退職面談は適当に答えればいい理由その①~
- 退職者から理由を聞き出す
- 不満点や改善点を洗い出す
- 現従業員の満足度を高める
会社が退職面談を設定する理由は、①②③「会社の環境を良くし、社員の離職率を下げるため」。
でもそれなら、退職者に話を聞く前に、やるべきことがありますよね。
なんでいま働いている現役の社員にヒアリングしないの?
って訊きまくればいいじゃん、現役の社員に。
そうすれば、いつでも転職できるような有能社員は、転職をチラつかせながら有利な条件を獲得するべくペラペラペラペラ信頼性の高い不満点を開示してくれます。
でも釣った魚に餌を与えないクソ会社に限って、
常日頃から社員に聞き取り調査を行なっていれば、遅きに失することもないのに。
社員が退職する段になって、あわてて面談なんかを設定する必要もないのに。
なぜその社員が辞めてしまうのか、すでに把握できていて、それでも引き留められなかったとすれば、
そうとわかっていれば、その退職者から新たに引き出せる有益な情報はなにもなく、せめて黙って見送るのが華だということもわかります。
そうした環境を構築できなかった無能が、「やってる感」で退職面談を設定し、仕事をしているふりをする。
いまから辞めるっていうのに、どうしてそんな無能な上司や人事部のアリバイ作りに付き合わされなきゃいけないのか?
おめでとうございます、退職面談を設定された方は、そんな無能がはびこるクソ会社からおさらばすることができます。
どうせ真面目にフィードバックを与えても、無能は現実逃避したり隠蔽したりして役立てることができないんだから、面談なんか適当にやり過ごせばOK。
嘘をついてもいいし綺麗事を並べてもいい、だって本当に本当に本当の本音なんかを話したら、無能はどういう反応を返してくる?
~退職面談は適当に答えればいい理由その①~
退職面談は罠!正直な会社批判は逆恨みされる!
~退職面談は適当に答えればいい理由その②~
- 素直な気持ちを話して
- 率直な意見を聞かせて
- 本当の理由が知りたい
↑これ全部①②③「罠」です。
正論が人を傷つけるように、事実が人を傷つけるように、正直な気持ちだって人を傷つけます。
これから会社を辞める自分と、会社に残る上司や人事担当者などでは、決定的に立場が違うし、
- 給与・福利厚生に不満がある
- 能力・スキルが身につかない
- パワハラ・サービス残業が嫌
①「私はもっと高収入の会社に転職するけど、あなたは低賃金で働き続けるんだね」。
②「私は有能な人材にステップアップするけど、あなたは無能な老害になるんだね」。
③「私はホワイト企業に転職するけど、あなたはブラック企業で消耗する人生だね」。
ある担当者は反論し、ある担当者は説教を垂れ、ある担当者は人格攻撃をしてくるかもしれません。
会社が悪いんじゃない、おまえの根性が足りない、そんなんじゃどこへいってもやっていけないぞ!
そこでまだ退職手続きが残っていたり、退職まで日数があったりすれば、
退職までにどんな嫌がらせをされるのか、どんな仕打ちを受けるのか、どんな妨害があるかわかったものではありません。
退職が済んでも、転職先が同じ業界なら、間接的に嫌がらせを受け続けるかもしれないし……。
別の業界に転職しても、「この業界に戻ってこれると思うなよ!」的な脅迫や恫喝を受ける恐れもあります。
自分に都合の良い意見は取り入れ、自分に都合の悪い意見は無視する、そんなゴミみたいな人間であるとは思いたくない生き物です。
だから「正直な意見を」「忌憚のない意見を」と募集します。
でも実際批判すると発狂してくるゴミばっかなんだから、
これは韓非子の時代(約2300年前)から忠告されていることであり、人間の普遍的な本性です。
恨まれてもいい、相手の成長を優先したい、そう思えるほどの大切な相手以外には批判なんて百害あって一利なし。
どうでもいい会社はそのまま終わっていればいいんであって、自分の身を削ってまでツラい思いをする必要がどこにある?
~退職面談は適当に答えればいい理由その②~
退職面談で偉いのは退職者!嘘をつくのも自由!
~退職面談は適当に答えればいい理由その③~
- 誠意のある回答
- 納得できる理由
- 具体的な改善案
最後に、退職面談となると会社側は①②③「協力姿勢」を求めてきますよね。
でも退職者側には、そんなものに応じる義務はありません。
極論、退職する理由なんて「退職したいから退職したい」で十分だし、そこで上司だの人事だの会社だのに「納得のいく説明を」なんて命令される筋合いはありません。
でも上下関係があるとすれば、それは圧倒的に退職者が上です。
退職する本当の理由を知っているのは退職者、会社の問題点を指摘できるのも退職者、具体的な改善策を提案できるのも退職者。
情報を握っているのは退職者であって、
そして「上」である退職者が、この会社には教えたくねえな~~~~と思っているなら、教える必要なんて全然まったくこれっぽっちもありません。
社員の退職に際して、「納得のいく説明」を求められるのは管理職や人事部や責任者であって、退職者ではない。
君たち、自力で社員の退職理由を割り出して分析して改善できないなら、なんのために存在してるの? って話だし、
退職者は、最低限の手続きさえ踏めば、あとはなんの責任もしがらみも感じずに清々しい気持ちで新天地に飛び立てば良い。
悪いのは、退職者が本音を話す気になれない社風や雰囲気を作り上げた経営者や上層部です。
悪いのは、退職者と信頼関係を築けなかった上司や同僚や人事部です。
とはいえ、ここでも本音は禁物です。
円満退職を目指すなら、そんなバカ正直に「どうせおまえらに話しても無駄」なんていうわけにもいきません。
そこで賢い退職者は、作り笑いをして、病気や家庭の事情などツッコミづらい理由をでっちあげて、
もちろん正直に話すのも自由ですが、嘘をつくのも自由です。
ここは退職面談であって、裁判所ではありません。
一番偉いのはだれなのか、思いだしてください。
~退職面談は適当に答えればいい理由その③~
まとめ:退職面談は入社面接のときと逆の立場!
- 退職面談は無能な人事の仕事であり、これから辞める会社の無能に付き合う理由はない
- 退職面談は嘘と建前の場であり、「怒らないから話して」なんて嘘を信じてはいけない
- 退職面談で一番偉いのは退職者であり、もう退職する会社の言いなりになる必要はない
以上です。
退職面談は、いわば入社面接のときと逆の立場になったと考えればわかりやすいです。
面接を受けるとき、普通は審査基準や合格基準は教えてもらえないし、落とされたときも理由は教えてもらえません。
入社面接では、会社に評価される側だった人間が……。
退職面談では、会社を評価する側に回ります。
つまり会社への評価が、そのまま退職面談に反映されるのであり、
退職者がそう思うなら、素直に口を閉ざしていい。
沈黙に耐えられないなら、綺麗事や建前、嘘を並べればいい。
そして締めくくりにはもちろん、
「お祈りメール」を発射しましょう。
以上、退職面談なんて適当に嘘をついてやり過ごせばいい理由でした!