戦争って、いうほど悪いか?
~これまでのあらすじ~
って、イキっているけど……これ自分で反論しようかな?(レスバ中毒末期)
と思ったので、自分で反論します。
さて、歴史をかじった人間はいいます。
ちなみに私個人は、戦争反対の立場ですが、
- 国家
- 歴史
- 現実
などは、そうでもなさそうだ……ということを本記事で述べます。
では以下目次です。
戦争や核兵器使用は罪か?謝罪するほどの罪ではない
- 戦争
- 核兵器
- アメリカ
私には、日本人がそこまで真剣に、これらを憎んでいる(憎んでいた)ようには見えなかった結果です。
私が生まれた時点で、日本人は、アメリカ人が大好きでした。
私は、そういうふうにも教育を受けてきました(喧嘩両成敗。お互い自分も悪いと思うなら、お互い謝って仲直りしましょう)。
そこで、悪いけど謝罪の必要はないというなら、戦争や核兵器のほうが必要だった……つまり、
これが大国同士の公式見解で、「謝れない大人」みたいな頭が悪い個人の見解とは対極にある、人類の選択なのだと理解します。
事の経緯や理由次第では、戦争は肯定され、謝罪も不要なのだと。
そして現実に、日本もアメリカも、謝罪していません。
- アメリカの人間
- アメリカの言葉
- アメリカの文化
かつて日本人が、「敵国人」とか「敵性語」とか「鬼畜米英」とかいって忌み嫌っていたらしいこれらも、いまではすっかり大好きです。
アメリカの食文化、マクドナルドのハンバーガーも大好きだし、ケンタッキーフライドチキンも大好きです。
そして今日も、日本人の多くは、アメリカの会社が作ったiPhoneとかAndroidスマホとかを肌身離さず持ち歩いていて、
- YouTube
- Amazon
など、アメリカ製のサービスに、べったりと甘えた生活を送っていることでしょう(もちろん、私もそのひとりです。なにを隠そう、アメリカ好き好きオーラに囲まれて育った私もまた、日本を核兵器で焼き尽くして謝罪もしないアメリカが大好きだから)。
戦争は悪いか?核兵器は悪いか?経済制裁は悪いか?
アメリカの視点では、日本の真珠湾攻撃が、「悪い」という見方もあります(リメンバー・パールハーバー!)。
日本の視点では、そこまで日本を追い詰めたアメリカこそが、「悪い」という見方もあります(ABCD包囲網、ハル・ノート)。
ウクライナの視点では、親ロシア派地域の分離独立(ロシア編入)への動きが、「悪い」という見方もあります(あとミンスク協定無視)。
ロシアの視点では、ウクライナのNATO加盟への動きこそが、「悪い」という見方もあります(あとミンスク協定無視)。
どこからが戦争?戦争に繋がる制裁は戦争ではない?
という教訓を得る人間もいるでしょう。
ヤカンのなかで水が沸騰することに反対なら、ヤカンを火で熱することにも反対しなければ、矛盾するのです。
しかし一方で、
- ロシアのプーチン大統領ら、ロシア関係者や団体の海外資産を凍結
- SWIFT(国際銀行間金融通信協会)などから、ロシアの銀行を追放
- 国連安全保障理事会の常任理事国から、ロシアを解任する案も検討
- IOCやFIFAなど、オリンピックやワールドカップからロシアを追放
- その他、ロシアへの輸出入制限や金融取引停止で、世界各国が連携
などなど……もう終わりだよこの国状態です(たとえばロシア国民は、GoogleやAppleやクレジットカード会社を始め、抗議や撤退を表明したグローバル企業の利用も制限されます)。
フランスなんて、ロシアに対して、
とまで表明しました(その後、批判を受けて、「戦争」は撤回しましたが……言葉だけを撤回したところで、やっていることは「経済戦争」で「金融戦争」ですよね)。
ソース1:国連総会、ロシア非難決議を141カ国賛成で採択 反対5カ国のみ [ウクライナ情勢] – 朝日新聞デジタル – 2022年3月3日閲覧。
ソース2:仏経財相、対ロ「経済戦争しかける」 資産114兆円凍結 – 日本経済新聞 – 2022年3月3日閲覧。
という教訓を得ている人間も、もちろんいるでしょう。
このように、ひとつの歴史・現実・戦争から得られる教訓も解釈も、さまざまです。
もしかしたら、いま世界中が「外交」とか「制裁」とか信じているロシアへの対応が、のちに「第3次世界大戦」と呼ばれるのかもしれないし、
なにを「善」とするべきで、なにを「悪」とするべきか?
なにを「功」とするべきで、なにを「罪」とするべきか?
なにを「肯定」するべきで、なにを「否定」するべきか?
まとめ:戦争できない?核兵器ない?なら人権もない
- 戦争が本当に罪なら、世界で唯一の戦争被爆国が、謝罪を不要とするのは矛盾
- 戦争が本当に悪なら、戦争に繋がる経済制裁に、世界各国が賛同するのは矛盾
- 戦争が本当に罪か悪か、反対するべきか否かは、時と場合と人と国によります
以上です。
私が核保有論者なのも、核兵器の威力と威嚇によって、戦争反対が実現できると考えるからです(核抑止論。警察組織が、銃火器や特殊部隊で反社を黙らせている仕組みと同じ)。
同じ戦争被害を見て、同じ戦争反対を訴える人間でも、
- その力を廃棄するべきと考える人間
- その力を保有するべきと考える人間
両方、います(前回の記事で批判した「べき論」は、論理的な理由を欠いた「べき論」です。論理や説明が望めるなら、「べき論」同士が対立しても、存分に議論すれば良い。「議論するまでもない」とか「勉強しろ」とかいって、じつは自分の言葉で説明できないだけなのは、思考を廃棄した無能の末路)。
私は、今回のウクライナを見て、改めて思います。
以上、核兵器を持っていない国は、人権がないと思いました(北朝鮮←核保有国に国民を拉致され、ロシア←核保有国に領土を奪われ、いまだに拉致問題も領土問題も解決どころかナメられまくっている負け犬弱小国より)。
べき論はダメ、と丸暗記するだけで、「べき論」の悪い点を理解していない思考停止人間が多いよね。安田尊@「べき論」を謳うブログ。こんにちは、先日、【謝れない日本人】謝罪するべきときに感謝するのは気持ち悪い!と、「べき論」を展開した[…]