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【映画感想】『レディ・プレイヤー1』が描く現実(リアル)

レディ・プレイヤー1(原題:Ready Player One、2018年のアメリカ映画、日本語吹替版)を観ました。


レディ・プレイヤー1安田尊@『レディ・プレイヤー1』を謳うブログ。
VR(バーチャル・リアリティ)ゲームの仮想世界(オンライン)をテーマに、現実(オフライン)との相互補完関係を描いた作品

です。

といっても、そんなに深いテーマはたぶんなくて、


VR世界安田尊@VR世界を謳うブログ。
絢爛豪華なバーチャル世界と、
CGキャラクター安田尊@CGキャラクターを謳うブログ。
荘厳美麗なCGキャラクターと、
クロスオーバー安田尊@クロスオーバーを謳うブログ。
クロスオーバー(複数ジャンル作品の共演、メカゴジラVSガンダムからの波動拳など)の面目躍如

を楽しむお祭り映画です。

でも現実大好き人間としては、


現実安田尊@現実を謳うブログ。
本作で言及される現実

に触れないわけにはいかないので、以下でそのへんについて感想を述べます。

では以下目次です。

本記事は、映画『レディ・プレイヤー1』の詳細なネタバレを含みます。ご注意ください。

映画『レディ・プレイヤー1』の簡単なあらすじと要約


レディ・プレイヤー1安田尊@『レディ・プレイヤー1』を謳うブログ。
映画『レディ・プレイヤー1』の要約は、VR(バーチャル・リアリティ)ゲームの仮想世界(オンライン)をテーマに、現実(オフライン)との相互補完関係を描いた作品です。

本作の舞台は西暦2045年。

みんないろいろな社会問題を放棄して、逃げ場を求めている時代。

現実逃避の行き場として覇権を獲ったのが、2025年に発表された、


VRゲーム安田尊@VRゲームを謳うブログ。
VRゲーム「オアシス」

でした。

「オアシス」では、想像力の許す限り、大抵のことが現実レベルで体験可能です。

  • 自分のアバター(ゲーム内の分身)を自由に設定したり、
  • バットマンとペアを組んでエベレストの登頂ができたり、
  • 宇宙人のエッチなサービスが受けられるお店に入れたり、
  • 戦争したり復活したり結婚したり離婚したり復縁したり、
  • ガンダムやメカゴジラに変身したり、波動拳を撃ったり、

自由にプレイできるバーチャル空間、それが「オアシス」です。

ただし、


ウェイド主人公ウェイドのイメージ
食べたり眠ったり、トイレにいく以外は、やりたいことは全部「オアシス」でやる

と説明されるように、現実に処理が必要な行動は「オアシス」では代替できません。

当然、「オアシス」で不老不死の肉体を作ろうが、中の人(プレイヤー)は現実世界では老いて死にます。

その証拠に、「オアシス」の開発者であるジェームズ・ハリデーは、2040年に死亡しています。

その際、死期を悟っていた開発者ハリデーは、「オアシス」のなかに、


イースター・エッグ安田尊@イースター・エッグを謳うブログ。
イースター・エッグ(コンピュータゲーム用語においては「隠しアイテム」)

を作りました。

さらに開発者ハリデーは、「イースター・エッグ」となる「3つの鍵」を集めたプレイヤーに、全財産を譲渡する「エッグ探しコンテスト」を開催します。

この開発者ハリデーの全財産とは、

  • 「オアシス」を開発・運営するグレガリアス・ゲーム社の持ち株(時価5000億ドル)
  • 「オアシス」を運営する権利

です。

要するに、漫画『ONE PIECE』風にいうなら、


ハリデー安田尊@開発王ハリデーを謳うブログ。
俺の財宝か……? 欲しけりゃくれてやる……
ハリデー安田尊@開発王ハリデーを謳うブログ。
探せ! この世のすべてをそこに置いてきた

こうして「オアシス」は、大ガンター時代を迎えます。

なお「ガンター(Gunter)」とは、「(イースター)エッグ・ハンター(Egg Hunter)」の略で、「隠しアイテムを探し出して狩るプレイヤー」のことです。

さらにガンターは、個人プレイヤーに限りません。

現実のほうで世界第2位の大企業、


イノベイティブ・オンライン・インダストリーズイノベイティブ・オンライン・インダストリーズ社のイメージ
イノベイティブ・オンライン・インダストリーズ、通称IOI社

は、大量の職員を投入して、組織的に「オアシス」攻略に乗り出しています。

IOI社からすれば、グレガリアス・ゲーム社の株と「オアシス」の運営権が手に入れば、圧倒的世界トップ企業に躍り出ることができます。

そのためIOI社は、どんな手段を使ってでも(現実世界で殺人に手を染めてでも)「オアシス」を攻略するつもりです。

しかし、「イースター・エッグ」最初の鍵を手にしたのは、個人プレイヤーでした。


ウェイド主人公ウェイドのイメージ
2027年生まれの主人公、ウェイド・ワッツ(アバター名:パーシヴァル)です。
アルテミスヒロイン、サマンサのイメージ
本作『レディ・プレイヤー1』は、この主人公ウェイドやその仲間が、
VRバトルアクション映画安田尊@VRバトルアクション映画を謳うブログ。
イースター・エッグ(「オアシス」の支配権)を巡ってIOI社と戦って成長する、VRバトルアクション映画です。

映画『レディ・プレイヤー1』が対比させる幻想と現実


仮想現実(バーチャル)安田尊@仮想現実(バーチャル)を謳うブログ。
と、映画『レディ・プレイヤー1』は、仮装現実「オアシス」をメイン舞台にした作品ですが、
現実世界(リアル)安田尊@現実世界(リアル)を謳うブログ。
同時に現実世界(リアル)もメイン舞台となっています。

  • 主人公「パーシヴァル」のリアル身分、「ウェイド」が早々に特定される
  • 主人公ウェイドのリアル住所が爆破攻撃され、叔母さんたちが殺害される
  • 主人公と「オアシス」仲間も結局リアルで集結、IOI社とリアルバトルへ

こんな具合です。

この仮想世界と現実世界の入り込み具合は、私ひとりの内部でも賛否両論あります。

『レディ・プレイヤー1』は、特に「オアシス」のCGが見所なので、


波動拳安田尊@波動拳を謳うブログ。
いや、現実パートはいいから、争うなら「オアシス」内で争え

と、現実パートがくるたびに私は少しガッカリする思いでした。

しかしその一方で、


拍手安田尊@拍手を謳うブログ。
主人公を現実パートで潰しにかかったIOI社は、偉い!!

と、好感を覚えたのも事実です。

やっぱり悪役とのバトル映画って、肝心なところで悪役がヌルかったりすると冷めますよね。

でもIOI社は、ちゃんと主人公のリアル正体を突き止めて、リアル住所に突撃して親族に確キルを入れるというチート級の悪行を成し遂げました。


拍手安田尊@拍手を謳うブログ。
偉い!!

ちなみに主人公の両親は、開幕時点で亡くなっている設定です。

さすがに主人公の肉親をリアルで殺害するのは、リアル悪役としても嫌悪感がすごいという判断がうかがえます(しかも叔母さんとそのヒモ男は、死んでもだれも悲しまないようにクズっぽく描かれていました)。

そして主人公がリアル特定されて叔母さんたちがリアル殺害される直前、主人公「パーシヴァル」と、ヒロイン「アルテミス」(本名:サマンサ)がこんな会話を交わしています。


アルテミスヒロイン「アルテミス」のイメージ
遊びじゃないんだよ。あたしはIOIを止めたいの。現実の世界がどんなにひどいか知ってる? みんな苦しんでる。リアルで死人が出てんのよ
パーシヴァル主人公「パーシヴァル」のイメージ
わ、わかってるよ僕……
アルテミスヒロイン「アルテミス」のイメージ
いいえわかってない! あたしのパパは徴収センター(「オアシス」と連動しているIOIの強制労働施設)で死んだ。ギア(VR用の補助装置)を借りて、借金作って、センターで働いて返してくるっていったの。でも借金は膨らむばかり。パパは病気になってセンターから出られないまま死んだ!
パーシヴァル主人公「パーシヴァル」のイメージ
ごめん知らなくて……
アルテミスヒロイン「アルテミス」のイメージ
あんたリアルの世界に生きてないもんね。話を聞いてるとそんな感じ。あんたが生きてるのは……幻のなか。そんなやつに付き合ってられない

このやりとりからまもなく、主人公ウェイドの叔母さんとそのヒモ男も「リアルで死人」となります。

ここで「リアル」が強調されるのは、幻(「オアシス」)で死んでもコンティニューすればリスタートできるからです。

でも現実(リアル)で死ねば、死者蘇生はできない。

このように、『レディ・プレイヤー1』は、


現実(リアル)安田尊@現実(リアル)を謳うブログ。
幻想(バーチャル)と対比させる形で、現実(リアル)を強く意識させる構成

となっています。

ゲームと現実世界を比較するとゲームが劣っている?

そして映画『レディ・プレイヤー1』のオチは、「オアシス」の運営権を獲得した主人公ウェイドによって、


ウェイド主人公ウェイドのイメージ
火曜日と木曜日は、「オアシス」を休みにしたんだ
ウェイド主人公ウェイドのイメージ
まあ、たしかに、ちょっと変なプランだけど
ウェイド主人公ウェイドのイメージ
人には現実で過ごす時間も必要だよ
ウェイド主人公ウェイドのイメージ
だって、ハリデーがいったように、現実だけが、本当の意味で、リアルなんだ

と、締めくくられます。

ちなみに上記の語りが入っているとき、


ウェイドとサマンサ安田尊@ウェイドとサマンサを謳うブログ。
主人公ウェイドは、現実世界でヒロインのサマンサと見つめ合って抱き合いながら、キスを堪能

しています。

ゲームに青春を捧げたすべての童貞ゲーマーに喧嘩を売るようなこのオチを受けて、結局ゲームは現実に劣る、というメッセージを受け取る方もいるでしょう。

でも私は、特にゲームやゲーマーが蔑ろにされているとは思いませんでした。

その理由として、ここからは次の2点、

  1. 「オアシス」が現実世界に劣っていない理由
  2. 「オアシス」の週休2日制が妥当である理由

について述べます。

ちなみに私は、


現実安田尊@現実を謳うブログ。
バーチャルもゲームも現実だよ(仮想世界は現実世界の上に構築されている。あるいはその逆かもしれないけど)論者

ですが、この根本的すぎる持論については一旦置いておきます。

ただ、「ゲーム世界も現実世界の一部である」ことが念頭に置ければ、以降の理解も簡単なはずです。

VR「オアシス」とリアルは相互補完関係にある

まずオチの「ハリデーがいったように」というのは、開発者ハリデーの分身(おそらくNPC、プレイヤーがいないプログラムされたキャラクター)のセリフです。

この開発者ハリデーの分身は、主人公「パーシヴァル」がイースター・エッグを完全に見つけた際に姿を現し、


ハリデー開発者ハリデーのイメージ
「オアシス」を創ったのは、現実世界がどうにも居心地が悪かったからなんだ
ハリデー開発者ハリデーのイメージ
周りの人たちとどう繋がっていいかわからなかった
ハリデー開発者ハリデーのイメージ
ずーっと、ビクビクしながら生きてきた
ハリデー開発者ハリデーのイメージ
自分の命が終わると知るまではね
ハリデー開発者ハリデーのイメージ
でもな、そのとき、ようやくわかったんだよ
ハリデー開発者ハリデーのイメージ
たしかに現実はつらいし、苦しいし、いいことばっかじゃないが……
ハリデー開発者ハリデーのイメージ
唯一、現実の世界でしか、美味い飯は食えないってな
ハリデー開発者ハリデーのイメージ
なぜなら、現実だけが……リアルだから
ハリデー開発者ハリデーのイメージ
いいたいことわかるか?

と、問いかけてきます。

ここでいう「美味い飯」とは、文字通りの食事だけを指しているわけではないでしょう。

つまりこういうことです。


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
開発者ハリデーの問い……現実世界でしか、美味い飯は食えないよな?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
主人公ウェイドの答え……現実世界でヒロインのサマンサと見つめ合って抱き合いながら、キスを堪能

このQ&Aは、たしかにゲームを見下していると考えられます。

しかしそもそも、


絵に描いた餅安田尊@絵に描いた餅を謳うブログ。
「絵に描いた餅」が現実世界では食べられないことを嘆くには、「餅」を知っている必要がある

ことを忘れてはいけません。

ここで主人公ウェイドが、現実世界でヒロインのサマンサに出会ったときのセリフを思いだしましょう。


ウェイド主人公ウェイドのイメージ
僕ら、こんなに近くにいたんだね
アルテミスヒロイン、サマンサのイメージ
すぐそばにね。世界のどこにいたって、「オアシス」のなかじゃ同じ

主人公ウェイドとヒロインのサマンサは、現実世界において、すぐ近くに住んでいました。

でも知り合ったのは、「オアシス」のなかです。

現実に出会えたのは、「オアシス」のおかげです。

ではもし「オアシス」がなければ、ふたりは出会えたでしょうか?

偶然に出会えたとして、「美味い飯」を味わう仲になれたでしょうか?

さらに仮定すれば、もしもふたりが遠く離れた土地に住んでいた場合、「オアシス」なくして意気投合できたでしょうか?

主人公「パーシヴァル」は、IOI社にネット炎上を仕掛けるときの呼びかけとして、


パーシヴァル主人公「パーシヴァル」のイメージ
僕はつらい現実から逃れたくて「オアシス」にきた
パーシヴァル主人公「パーシヴァル」のイメージ
でもここで、みんなもそうだろうけど、やっと見つけたんだ
パーシヴァル主人公「パーシヴァル」のイメージ
現実の世界では見つけられなかったものを
パーシヴァル主人公「パーシヴァル」のイメージ
生き甲斐とか、友だちを見つけた
パーシヴァル主人公「パーシヴァル」のイメージ
そして、言葉にしちゃうと寒いけど、愛を見つけた

と、語っています。

主人公「パーシヴァル」の仲間、

  • ヒロイン「アルテミス」
  • 親友「エイチ」
  • 仲間「ダイトウ」
  • 仲間「ショウ」

全員、現実世界で出会う前に、「オアシス」で知り合って繋がっています。

ここまで並べれば明白なように、


ソーシャルVR安田尊@ソーシャルVRを謳うブログ。
「オアシス」は、「美味い飯」を見つける仕組みとして、現実(リアル)よりも圧倒的に優れている

といえます。

だいたい「美味い飯」を現実に味わえるかどうかなんてことは、「美味い飯」を見つけた人間だから考えられる贅沢な悩みです。

でも現実には、周りに「不味い飯」しかない人間も大勢いる。

「餅」はもちろん、「絵に描いた餅」や、「バーチャルな餅」すら見たことも聞いたこともないという人間が大勢いる。

開発者ハリデー自身が語る、


ハリデー開発者ハリデーのイメージ
「オアシス」を創ったのは、現実世界がどうにも居心地が悪かったからなんだ
ハリデー開発者ハリデーのイメージ
周りの人たちとどう繋がっていいかわからなかった
ハリデー開発者ハリデーのイメージ
ずーっと、ビクビクしながら生きてきた

この「現実世界」や「周りの人たち」が、自宅の近所や会社の同僚など、ごく狭い範囲に限られるからです。

でも「オアシス」における「周りの人たち」は、世界中の人たちです。

「オアシス」には、現実の周囲にはない「美味い飯」や「餅」がある。

「オアシス」の居心地がいいとすれば、それはたとえ「絵」や「バーチャル」であったとしても、


オアシス安田尊@「オアシス」を謳うブログ。
世界中から、(どう繋がればいいかわかる、ビクビクしなくてもいい)自分と相性のいい人間を探して繋がれる空間だから

にほかなりません。

でも「美味い飯」を見つけたあとは、現実世界に戻らなければリアルな「美味い飯」は食えない。

オンラインで理想の恋人に出会ったあとは、オフラインで会わなければリアルなキスは叶わない。

このことから、


相互補完関係安田尊@相互補完関係を謳うブログ。
「現実世界」と「オアシス」は、相互補完関係にある

といえます。

人間が「現実世界」と「オアシス」を行ったり来たりすることで、より豊かな人生が生きられる仕組みになっています。

以上の事柄は、私たちが生きる現代社会の「インターネット」や「ネットゲーム」にも同じことがいえますよね。

しかし特に『レディ・プレイヤー1』における現実世界は、実社会単体では人間が生き続けられない環境に衰退しているため、人間にとって「オアシス」はまさに必要不可欠なオアシス(給水所、補給ポイント)です。

したがって、現実世界と「オアシス」は優劣を争う関係になく、対等な共存関係にあるといえます。

VR「オアシス」の週休2日制が妥当である理由


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
そして、現実世界と「オアシス」との往復が、人生を豊かにするために必要なら?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
主人公ウェイドが、「オアシス」の週休2日制を採用したこともうなずけますよね。

主人公ウェイド自身、「いまいちウケなかった」とするこの改革は、ゲーマーにとっては不満かもしれません。

しかし冷静になって考えてみれば、たかだか週休2日制です。

1週間は7日、そのうち「オアシス」が休みなのは2日。

つまり1週間の配分でいえば、「オアシス」:5日、現実:2日です。

「オアシス」の圧勝ですよね。

なお『レディ・プレイヤー1』の世界では、


アルテミスヒロイン「アルテミス」のイメージ
あたしのパパは徴収センター(「オアシス」と連動しているIOIの強制労働施設)で死んだ。ギア(VR用の補助装置)を借りて、借金作って、センターで働いて返してくるっていったの。でも借金は膨らむばかり。パパは病気になってセンターから出られないまま死んだ!

と語られるヒロイン「アルテミス」の父親だけでなく、

  • 現実世界の街中を出歩きながら、VRゴーグルを装着して「オアシス」をプレイしている人々が大勢いたり、
  • 現実世界で会社のオフィスに勤務中、「オアシス」のプレイで発狂して飛び降り自殺を図る社員がいたり、
  • 現実世界の引っ越し費用を「オアシス」に全部注ぎ込んで全部失った、アリス叔母さんのヒモ男がいたり、

みんな「オアシス」にどっぷり浸かっています。

要するにデバイスやゲームが進化した結果、

  • 「歩きスマホ」
  • 「ネトゲ廃人」
  • 「廃課金地獄」

といった旧来の社会問題まで進化して、個人の現実生活に支障をきたしているばかりか、現実社会の荒廃に拍車をかけています。

そんな『レディ・プレイヤー1』の世界においては、私たちの世界で週休2日制で働いている会社員が「働きすぎ」だと思っているように、


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
週休2日制の「オアシス」でさえ、「プレイしすぎ」ではないでしょうか?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
プレイしすぎです。

したがって、主人公ウェイドの「オアシス」週休2日制改革は、まったく健全な試みだといえます。

開発者ハリデー(のアーカイブ)も、「イースター・エッグ」最初の鍵を見つけるキーワードとして、


ハリデー開発者ハリデーのイメージ
僕は……あれ(「オアシス」)がただの……ゲームだった頃が……好きだった

ハリデー開発者ハリデーのイメージ
うしろに進んじゃいけないのか……たまには……猛スピードで、うしろに向かって逆戻り。ははは、目一杯アクセル踏んでさ……『ビルとテッド』みたいに

という重要なセリフを記録しています。

たしかに開発者ハリデーは、「世界」を創りたがっていましたが、あくまで「現実あってのゲームの世界」であって現実世界との逆転までは望んでいませんでした。

しかし開発者ハリデーの意に反して、「オアシス」は人々の生活に浸透しすぎて、逆転現象が起きてしまいます。

この逆転現象を解消するには、「オアシス」のプレイ時間を後退させて、「ただのゲームだった頃」まで「逆戻り」させればいい。

こうして開発者ハリデーの遺志を継いだ主人公ウェイドは、「オアシス」のプレイ時間を規制したと考えられます。

そして主人公ウェイド自身がいっているように、


ウェイド主人公ウェイドのイメージ
人には現実で過ごす時間「も」必要だよ

この「も」は「並立助詞」であり、現実の時間とゲームの時間とが並び立って対等にあるという意味が読み取れます。

たしかにウェイドはゲーム時間を規制しましたが、決してゲームの時間が現実の時間より劣っているから規制したわけではないということです。

まとめ:観たことを後悔しても気にせず楽しめばいい


まとめ安田尊@まとめを謳うブログ。
それではおさらいも兼ねて、ここまでの要点を3点でまとめます。

  1. 映画『レディ・プレイヤー1』は、VRゲームを通して主人公が成長する物語
  2. 作中で対比されるゲームと現実(リアル)は、しかし対等な補完関係にある
  3. 「現実だけ」や「ゲームだけ」ではなく、両方楽しんだもん勝ちってこと!

以上です。

以下総評!

この時代に生まれてきたことを後悔した!
スタンディングオベーション安田尊@スタンディングオベーションを謳うブログ。

評価: 5.0さて、長々と書き連ねてきましたが、つまるところ映画『レディ・プレイヤー1』の魅力は豪華なCGです。

はっきりいって私は、この時代(西暦2021年)にすでに生まれてしまっていることを後悔しました。
作中におけるVRゲーム「オアシス」最初の発表は2025年で、私たちの生きる現実世界でも同年同様の発表があるかは微妙です。
しかし本作の主人公ウェイドは、2027年生まれ。
本作の舞台は、2045年。
仮に私たちの生きる時代から20年以上未来なら、「オアシス」のようなVRゲームが発表され、日々アップデートを重ねていてもおかしくはありません。
なぜなら、20年前の2001年には、スマートフォンすら存在していませんでした。
でもそこから20年後の2021年現在、スマホはマサイ族にすら普及しています。
そこからさらに20年もの時を進めれば、VRゲーム「オアシス」の登場も普通にありえる、と想像できます。
それなのに、なぜ私はすでに生まれているのか……?
私も主人公ウェイドのように、あるいは「ショウ(本名:ゾウ)」のように、11歳とかから「オアシス」をプレイしたい人生だった……。
と、後悔する程度には、「オアシス」の完成度は高いです。
もちろん、私たちの生きる人間社会が「オアシス」実現の前に戦争やウイルスや環境問題によって滅亡しているかもしれないことを考えれば、私がすでに生まれていて、『レディ・プレイヤー1』の「絵に描いたオアシス」であっても楽しめていることは僥倖かもしれませんが……おっといけないいけない。
こういう細かいことを考えていると、せっかくの綺麗な映像を見逃してしまいます。
だから細かいことは気にせず、頭を空っぽにして、
・ヒロイン「アルテミス」の真紅を基調としたファッションセンスや、
・Bee Gees『Stayin’ Alive』を選曲するダンスクラブの舞踏シーンや、
・「メカゴジラ」「俺はガンダムで行く」「波動拳」等のオマージュ
などを楽しみましょう。
本作『レディ・プレイヤー1』は、それだけで十分に楽しめる映画です。

以上、映画『レディ・プレイヤー1』の感想でした!

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