戦うべきときに戦おうとせず、尻尾を巻いて逃げる負け犬のこと……と、「カス」について解説した記事を前々回投稿しました。
クズレペゼン、という楽曲をYouTubeで見つけて、最近プチハマりしています。https://www.youtube.com/watch?v=ZyhoPG_cgYU音源ソース:クズレペゼン Remix / 抹 a.k.a. ナ[…]
しかし「戦うべきとき」ってなんかふわふわしていますよね。
人それぞれなので、抽象的にならざるを得ない部分はあるんですが……。
とはいえ、拡大解釈を招くのは私の本意ではありません(まあそもそも、前々回の「カス」の定義自体が私の表現ではないんですが)。
そこで私はフォローを入れるべく、得意の極論で、
と、範囲を狭めてみることにしました。
答えは、
その世界の「トップ」と呼ばれる人……ナンバーワンやチャンピオンは逃げられません。
ということは、チャンピオン以外は逃げてもいいよね……という発想で、今回は「序列」に基づいて、
- 逃げてはいけない人
- 逃げてもいい人
を分けたいと思います。
では目次です。
チャンピオンが逃げられない理由
まずその道のキングやトップ、チャンピオンであると自認する人は、勝負事や挑戦者から逃げることが許されません。
なぜなら、
からです。
たとえばプロボクシングで世界王座を獲得したボクサーがいたとしましょう。
違いますよね。
チャンピオンは、挑戦を受けなければ失格であると見なされます。
ですから世界の主要なプロボクシング団体では、
と呼ばれるシステムがあります。
「指名試合」とは、そのチャンピオンを認定する団体が、チャンピオンに対して挑戦者を指名した上でタイトルマッチ(防衛戦)を実施する制度です(細部は団体ごとに異なります)。
この「指名試合」によって、チャンピオンは勝負から逃げたり、強い挑戦者から逃げたりすることができなくなっています。
もちろん厳密には逃亡可能ですが、逃げた場合はチャンピオンベルトの剥奪などの処分を受けます。
手続き上の時間差や裏技はあるでしょうが、逃げた時点でそいつは尻尾を巻いた逃げた負け犬であり、特にボクシングファンからは正当なチャンピオンではないと判定されます。
そしてプロボクシング以外でも、制度化されていようがいまいが、明文化されていようがいまいが、
- チャンピオンが、
- ナンバーワンが、
- 王や神や頂点が、
逃げたら終わりだという評価はどこの世界でも共通しています。
したがって、
- 自分が一番だ!
- 自分が一位だ!
- 自分が一等だ!
と自負する人は、そう主張する世界においては、絶対に勝負事から逃げることが許されません。
チャンピオン以外は逃げるが勝ち
序列でナンバー2に位置する人も、ナンバー3以下からの挑戦からは逃げられないのでしょうか?
そのナンバー2が「ナンバー2」の座に固執しているなら逃げられません。
つまり、
と、ナンバー2の座にこだわるなら逃げられません。
が、基本的にはナンバー2もまた、挑戦者でしかありません。
逃げるも逃げないもなにも、ナンバー2以下はすべて王や上位者を追う側です。
ですからナンバー2以下が自身より下位の人間から逃げたところで、それは上位者を追っているにすぎず、
だといえます。
雑魚どもにかまっている暇はなく、さっさと上位者を追い落として自分のランクを上げる必要があるわけですからね。
ですからナンバー2以下が本当に逃げたことになるのは、上位者との戦いから逃げたときだけです。
が、ランキングは上位者から逃げた(不戦敗と見なされた)ところで変動はしません。
下位の者が上位の後塵を拝するのは、ランキング通りだからです。
したがって自身より上位者が存在する場合、その上位者から逃亡する行為にはなんら問題がありません。
そして先述したとおり、自身が「追う側」である場合は、下位の者から逃げても逃げたことにはなりません。
このようにして、ナンバー1以外は自身の上下どっちからも逃げていいことになります。
主人公はNo.1かつオンリーワン!
ところで勘違いしてはいけないのが、
ということです。
ここまで、「王」をいろいろな表現で言い換えてきましたが、「主人公」に置き換えることはできません。
たしかに主人公は、漫画の登場人物の欄でも1番に表記されるNo.1です。
現実世界においては、主人公は自分ただひとりであり、一人称で人生は進行していきます。
そういう意味では、主人公はその人生の「王」だといえるのかもしれません。
が、あのSMAPの名曲「世界の一つだけの花」で歌われているように、人生における主人公は、
のほうの王です。
元々、根源的に、絶対的に揺るがない立場として、「主人公」の立場は与えられています。
だれを追うでもなく、追われるでもなく、主人公は主人公です。
仮にフィクションであれば主人公の交代もあるでしょうが、人生に主人公の交代制度はありません。
したがって、王座はチャンピオンが逃げれば陥落しますが、
なにから逃げようが、どこまで逃げようが、自分の人生において、自分が主人公を失格になることはありえません。
主人公はチャンピオンではありません。
ということはつまり、ぶっちゃけ、
んですね。
はい、私がいいたかったのはこれです。
というわけでまとめましょう。
まとめ:トゲのない薔薇色の人生
ともすれば人間は、
などと思いがちですが、そんなものは幻想です。
愛と勇気だけがともだちのヒーローじゃあるまいし、ましてやチャンピオンじゃないなら、なにから逃げても平気です。
- 愛されチャンピオン
- 強さのチャンピオン
- 勝利のチャンピオン
- 勉強のチャンピオン
- 仕事のチャンピオン
- 恋愛のチャンピオン
- SNSのチャンピオン
じゃないなら、どれから逃げても平気です。
これら人生に必須だと思われがちなもののうち、水や空気のように必須なものはひとつとしてありません。
したがって、呼吸をするとか栄養を摂るとか以外、嫌なことからは全部逃げても問題ありません。
なのに、好きなことまで一緒くたにして切り捨てるのはもったいないですよ。
というわけで以上、前々回の記事のフォローでした。
クズレペゼン、という楽曲をYouTubeで見つけて、最近プチハマりしています。https://www.youtube.com/watch?v=ZyhoPG_cgYU音源ソース:クズレペゼン Remix / 抹 a.k.a. ナ[…]
THIS IS THE ANSWER.