本当に偉い人は偉そうにしない、本当のお金持ちは金持ち自慢しない、本当に頭が良い人は難しいことをいわない……。
それなのに、偉くもない無能が「本当に偉い人は~」と、「偉さ」を批評する。
金を持っていない貧乏人が、「本当の金持ちは~」と、「金持ち」を批評する。
頭の悪いバカが「本当に頭の良い人は~」と、「頭の良さ」を批評するたびに、私の頭のなかのニーチェがいいます。
というわけで本記事では、負け犬のなかの負け犬、「ルサンチマン」の意味を解説します。
では以下目次です。
ルサンチマンの意味は?ニーチェが改変した
~「ルサンチマン」の意味~
時代背景として、ニーチェの時代(19世紀)の西洋は、キリスト教の支配が揺らいでいた時代でした。
キリスト教を始め、多くの宗教は、「来世」みたいな謎の概念を使って弱者を慰めます。
典型的な例を挙げると、
- 精神的勝利……天国
- 精神的敗北……地獄
現実には、実生活の豊かさや幸福において、貧乏人は金持ちに勝てません。
だから、①②「現実ではないどこか別の場所」を想像して、そこでなら貧乏人は金持ちに勝てるのだと妄想します。
そうして、①「天国」とか②「地獄」みたいな精神世界での勝ち負けを用意して、
こうしてニーチェは、キリスト教的な宗教を強く批判しました。
以下の有名なセリフも、「ルサンチマン」で解説できます。
そして、このルサンチマン理論は、現実逃避をする負け犬全体に波及します。
だから、非キリスト教圏であんまり神仏を信じていない現代日本でも、ニーチェや「ルサンチマン」は大人気!
日本に住んでいるなら、みなさんも見かけたことがありますよね。
ルサンチマンとは?『酸っぱい葡萄』で解説
~イソップ童話『酸っぱい葡萄』~
さて、本記事では「負け犬」「負け犬」連呼していますが、負け狐の例え話を思いだしました。
上記のセリフは、イソップ童話『酸っぱい葡萄』が元ネタです。
ある狐が、自分の手が届かないところに実っているブドウを見上げて、ブドウの評価を下げることで「ブドウに手が届かない自分の無能さ」を棚上げするお話。
↑みたいなの、全部「本当に美味しいブドウは、手が届く場所に実るブドウだ!」並みに根拠がない、弱者に都合の良い妄想ですよね。
「貧乏人は天国行き」とか、「金持ちは地獄行き」と同じレベルのご都合主義です。
そうやって、
- 贅沢な暮らしができない底辺
- イジメから抜け出せない弱者
- 難しい話が理解できないバカ
ブドウをもぎ取る努力より、底辺から弱者の負け惜しみを叫び続けるバカがルサンチマンです。
悪いのは手が届かない場所に実っているブドウであって、手が届かない自分は悪くない……。
でも、そうやってルサンチマンにまみれて、存在しない幻想に手を伸ばすよりも、
私たちは人間だし、犬とかキツネとかよりは、目的達成能力や思考能力があるはずです。
が、そのための思考や知性を放棄して、負け犬の思想に走るなら……。
『酸っぱい葡萄』のキツネと同じように、ルサンチマンを発揮するなら、
ルサンチマンの使用例!事実ベースで論破!
- 本当に偉い人は、立場が下の人にも偉そうにしない!
- 本当のお金持ちは、金持ち自慢やアピールをしない!
- 本当に賢い人は、難しい話でもわかりやすく話せる!
↑まあもうすでに散々やっているので、理解できている方は飛ばしてください。
理解を深めたい方は、まずその①「偉い人」から↓
~「ルサンチマン」偉い人編~
ソース1:衝撃!官僚が作った「茂木新幹事長対策マニュアル」のヤバい中身 – FRIDAYデジタル – 2022年10月24日閲覧。
ソース2:西村経産相、自身の「トリセツ」認める 出張時の土産購入まで – 2022年10月24日閲覧。
お偉いさんランキングで政治家の上となると皇族とかですが、皇族が何億円のジュエリーを身につけ何十億円の豪邸を背景に「偉ぶっているか」、知っていますか?
次は②「金持ち」です↓
~「ルサンチマン」金持ち編~
ソース1:エゴにまみれたベゾスの宇宙旅行、地上では非難相次ぐ – Forbes JAPAN – 2022年10月24日閲覧。
ソース2:メイウェザー、20億円超の腕時計を自慢 ダイヤびっしりに海外仰天「プレゼントして」 – ライブドアニュース – 2022年10月24日閲覧。
まあ別に皇族や王族を引っ張り出さなくても、民間人でも金持ちはいるし、彼らが金持ちじゃないならだれが金持ちなのって話ですよね?
次は③「賢い人」です↓
~「ルサンチマン」賢い人編~
- 天皇(皇族)
- 茂木敏充(自民党幹事長)
- 西村康稔(自民党経済産業大臣)
- ジェフ・ベゾス(Amazon創業者)
- 前澤友作(ZOZO創業者)
- メイウェザーJr(ボクシング世界チャンピオン)
- ヒカル(金持ちYouTuber)
- アインシュタイン(物理学教授)
- ヴィトゲンシュタイン(哲学教授)
- バイルシュタイン(化学教授)
以上が現実です。
こうして見れば、ルサンチマンは情報弱者だということがわかります。
上記で挙げた有名人をひとりでも知っていれば、「本当の……」なんていう妄想は恥ずかしくて口にできないでしょう。
事実・現実・情報を正しく読み取れないと、ルサンチマンになります。
そして、「自分が負けている」という現実を受け入れないから、反省も改善もできずに負け続ける。
現実では負け続けるから、妄想の世界に逃げ込んで、負け犬の遠吠えを繰り返す。
どうせ信じるなら、ニーチェやヴィトゲンシュタインみたいな、哲学者の信者になったほうがマシでは?
あるいは、アインシュタインみたいな科学者でもいいし、ジェフ・ベゾスのような経営者でもかまいませんが。
少なくとも、彼らは(名声を得たり、大金を稼いだりしたという意味で)人生の勝者だし、これだけはいえます。
まとめ:ヒカル『俺たち金持ちYouTuber』!
- 「ルサンチマン」とは、ニーチェが指摘した、負け犬の妄想復讐オナニー
- 「ルサンチマン」とは、イソップ童話『酸っぱい葡萄』キツネにそっくり
- 「ルサンチマン」とは、弱者のなかでも、情報リテラシーがない情報弱者
以上です。
最後に、大人気YouTuberが、バカ向けに作ってくれた超わかりやすい動画を紹介して終わります。
この動画を見た貧乏人が、
ソース:【シバター監修MV】俺たち金持ちYouTuber/カルxピン(11thシングル) – YouTube – 2022年10月24日閲覧。
以上、ニーチェ「ルサンチマン」の解説でした。
ベンベベンッ! ベンベベンッ! ベンベンベンベンベンッ!