哲学を無駄に勉強している人間がバカにされる理由は、まあ無駄だからですよね。
~これまでのあらすじ~タトゥーをバカにする者は、自らがバカにされぬよう気をつけるがいい。おまえが私を評価するとき、私もまたおまえを評価しているのだ
さてしかし、タトゥーに興味があるかないかに関わらず、大半の人間は哲学に興味がありません。
私も「成功哲学」には興味がありますが、「哲学」にはさほど興味がありません。
だって哲学って、ある程度勉強すると、以降は全然役に立たなくなるからね。
過ぎたるは猶及ばざるが如し
というわけで本記事では、哲学を無駄に勉強している人間がバカにされる理由を解説します。
哲学の知識で無駄にマウントを取られたら、逆にバカにしてやりましょう!
では以下目次です。
哲学的な思考は無駄に考えすぎ!世界が存在しないからなに?
存在と時間
なぜ世界は存在しないのか
いきなりですが、↑これなんだかわかりますか?
哲学書のタイトルです。
- 『存在と時間』……20世紀ドイツを代表する哲学者、ハイデガーの代表作。現代哲学の最重要書籍に数えられる。
- 『なぜ世界は存在しないのか』……21世紀ドイツを代表するっぽい天才哲学者、マルクス・ガブリエルの代表作。
で、世界が存在しないからなに?
みたいな概念について、無駄に考えて、この実社会で役に立つか?(腹を満たしたり、雨風を凌いだり、便利な生活が送れたりするか?)
「世界」って存在するのかな~とか、「時間」って存在するのかな~とか、
そもそも、「存在」ってなんだろう……?
みたいなの、どうでもよくないか。
私は、朝起床して、相変わらず夜就寝した世界で目が覚めたことを感じられれば十分です。
私は、朝起床して、あと何時間何分で家を出れば仕事に間に合うのかがわかれば十分です。
私は、朝起床して、自分の身体やトイレや便座カバーが存在してうんちできれば十分です。
そこで、うんちを出したあとに、
……この「うんち」は、この「世界」に、この「時間」に……はたして本当に、「存在」するのだろうか……?
そしてトイレの水が詰まったとき、水やうんちは流れないが、「時間」だけは流れ続ける……と思われるが、本当にそうだろうか……?
「トイレの水」や「うんち」が流れるのは目に見えるが、「時間」が流れるのは目に見えない……では「時間が流れる」というのは、いったいどうやって確かめればいいんだ……?
時計見ろ。
あと、トイレ詰まりを直す方法を考えろ。
自分の糞の匂いを嗅いで発狂している馬みたいな思索より、腕時計やラバーカップ(トイレ詰まりを直す道具)のほうが100倍有用です。
たとえば、社会の一員として考えたときに、
私は、時計をデザインしたり製造したり販売したりします
私は、トイレのトラブルに駆けつけたり修理したりします
私は、世界や時間の存在について考えたり悩んだりします
↑この哲学者の圧倒的無能感。
だから(極めて限定的な狭き門で他業種への転職も絶望的な)、大学の哲学科ぐらいしか就職先がないんだよ!!
マルティン・ハイデガー
マルクス・ガブリエル
ハーバード白熱教室の人
↑この人たち、み~んな大学教授! 哲学で食えているのはだいたい大学教授! 特に現代の哲学者なんて、大学教授になれなきゃゴミ!!(どれぐらいゴミなのかというと、上記哲学者のイニシャルが全員MudaにMって情報ぐらいゴミ!!)
哲学的な言葉は無駄に難しい!なぜシンプルに語らないのか?
ところで哲学には、「それは私たちの実生活において、実際に生活能力を向上させる思考や知識か?」を問う「プラグマティズム」も存在します。
プラグマティズムは、その思考や知識を「実際」に「道具」として「実用」し「有用」かなどを考えるため、以下のように訳されます。
- 実用主義(プラグマティズム)
- 実際主義(プラグマティズム)
- 有用主義(プラグマティズム)
- 道具主義(プラグマティズム)
さすが哲学!! あらゆる範囲の思想や知識をカバーしてくれる!!!!
でも日本語訳がブレまくっている時点で、実用性が皆無っぽい気配がする。
ではそのプラグマティズムの主張を、Wikipediaから引用してみましょう。
わたしたちの概念の対象が、けだし行動への影響を有するどのような効果を持つことができるとわたしたちが考えているのかについて、よくよく考えてみよ。そうすれば、これらの効果についてのわたしたちの概念こそは、その対象物についての私たちの概念そのもの全てである。
は?
ソース:プラグマティズム – Wikipedia – 2022年4月16日閲覧。
これだよ、これだから哲学はゴミなんだよ!!
10回! 読み直しても!! 意味が!!! わからん!!!!
哲学は、この手の、
おまえ、自分がいまなにを喋っているか理解できているか?
理解できているなら、それが無駄に伝わりにくいってことも理解できているよな? なにが実用主義だよ、言語を意思伝達の道具として使っておきながら、伝達に失敗している時点で実用もクソもないんだよ!! だいたいなんでこいつら、毎回毎回他人の解説が必要なことしかいわないの? 知識人向け? その知識人の間でも、おまえの解釈間違ってる論争ずっとやってるし、そんなんだからプラグマティズムだって哲学者パースのオリジナル版プラグマティズムと哲学者ジェイムズの普及版プラグマティズムが違う問題とかが勃発してるんだよ!! いい加減学習しろよ、伝わってねえんだよ、おまえは自作の巻末に他人の解説を載せている小説家か??
と、詰めたくなるような主張が多すぎる!!
これはチェリーピッキング(自分に都合の良い特殊な事例だけを選んでいる)?
いいえ、前述した哲学書2作品だって、タイトルからしてそうでしょう。
- ハイデガー『存在と時間』
- マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』
中身だって、どうせプラグマティズムより意味不明です(嘘だと思うなら読んでみてね! 私は読まなくてもわかるから読まないけど)。
一方、遡ること2500年ぐらい前に、ある中国人はこういっています。
辞は達するのみ
言葉は、意味を伝えるのが第一だね。
シンプル・イズ・ベスト!!
私が、孔子レベルでシンプルに「プラグマティズム」を表現するなら、こういいます(ちなみに以下の解釈が間違っている場合、それはプラグマティストたちの定義がぐちゃぐちゃな上に伝える気ゼロなのが悪いんであって、私が悪いんじゃありません)。
机上の空論ってクソじゃね?
みたいな無駄なお勉強を机の上だけで無駄に頑張ってきたけど、大学とかには残れなかったガリ勉が就職活動をして面接までこぎつけて、
私は、ヘーゲルからマルクス(共産主義のほう)に連なるドイツ哲学を勉強しました! そして完成させた私の哲学がこれです、「資本主義社会は存在しない」!!
で、それ当社の営業利益を上げるのになんの役に立つの?
たとえば1万円札はただの紙切れに見えるが、「1万円札は食べ物と交換できる」なら私たちの生存に役立つし、その「効果や真偽」をもって1万円札や紙幣に関する考え方の価値を計算できる。
でも「資本主義社会は存在しない」とかはどうでもいいよね、だってそれが真理でも私たちの実生活はなにも変わらないんだから、意味のない真理だよ。
哲学的な知識は無駄な雑学!暗記だけで自分の意見や経験は?
ところで、哲学が実生活やビジネスにおいて、まったく役に立たないわけではありません。
古代ギリシャの自然哲学者、タレスの話は聞き飽きました。
タレスは、そのずば抜けた学識でオリーブの豊作を予想すると、あらかじめ圧搾機を独占して人々に貸し出すというビジネスで大儲けしたそうです。
みたいな、哲学的な思想とビジネス的な思想が交錯している現代用語もあります。
う~~~~~ん、でも聞きたいのは、
おまえはどうなん?
って話ですよね。
哲学を無駄に勉強している人間は、誰々がこう述べたとか、誰々はこうしたみたいな歴史には詳しいんですが、
タレスが大儲けしたのはわかったよ、で、おまえはそれをどう活用したの?
この質問に、「私も大儲けした。その哲学的手法を解説し、みんなにも応用してもらって役立ててもらうことができる」と答えられないなら、タレスの威を借りているだけの無能な権威主義者ですよね。
別に、「大儲け」じゃなくてもかまいません。
マルクス(共産主義)のように、ヤバすぎる活動家となって、革命的な思想を社会に訴えてもいい。
- 『第一インターナショナル』(国際労働者協会)の創立
- 『資本論』の執筆
- 『マルクス経済学』の創始
など、マルクスの革命運動は、マルクスの死後も世界的な影響力を誇っています。
それを受けて、さっき登場した「資本主義社会は存在しないマン」みたいになるのはまだマシな例です。
私は、ヘーゲルからマルクス(共産主義のほう)に連なるドイツ哲学を勉強しました! そして完成させた私の哲学がこれです、「資本主義社会は存在しない」!!
↑全然いいじゃん、少なくとも「哲学」はやっていますよね(就職には苦労するだろうけど)。
最悪なのは、だれかの受け売りばかりで、自分の「哲学」がない人間、
自分はマルクスを勉強して解説的なことができるだけで、マルクスの権威から離れて批判されるのが怖いのでオリジナリティなど一切挟む気もなければ自分ではマルクスのように独自の思想を確立したり新しい価値を創出したりする気概もなければ母国やフランスやベルギーから国外追放されるレベルの国際テロリスト的な活躍を見習う行動力もなければイギリスはロンドンで借金まみれの極貧生活を送ってまで精力的に啓蒙活動を続けるほどの意志の強さや生命力も特にありません
みたいな歩く劣化Wikipediaみたいな似非哲学者ばかりだから、哲学を無駄に勉強しているやつはバカにされるんだよ。
まとめ:哲学を無駄に勉強する人は?哲学を勉強していない!
それではおさらいも兼ねて、ここまでの要点を3点でまとめます。
- 哲学を無駄に勉強した結果、生活能力を養えず家族を養う仕事もないならバカにされる
- 哲学を無駄に勉強した結果、コミュニケーション能力も養えなかったならバカにされる
- 哲学を無駄に勉強した結果、自分だけの思想も行動力も養えなかったならバカにされる
以上です。
現代では哲学なんて、Wikipediaとかをちょろっと読んで、偉人の名言を覚えて遊ぶぐらいがちょうどいいのです。
- ハイデガー『存在と時間』
- マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』
- カール・マルクス『資本論』
みたいな、無駄に難解か意味不明か古臭いだけのものを読んで時間を無駄にするより、孔子の名言を何個かマスターしたほうがよっぽど有意義です(まあ孔子が一番古いんですが)。
過ぎたるは猶及ばざるが如し
哲学を勉強しすぎるのは、哲学をまったく勉強しないのと同じくらい良くないことだね。
辞は達するのみ
言葉は、意味を伝えるのが第一だね。
孔子最強!!
最後に、私が約5000文字かけて表現した本記事の意味が伝わっていないとよくないので、念のために伝えて終わります。
もちろん本記事は、全編、哲学の難しい話が理解できないバカの嫉妬で書かれました。
そもそも私は、「そのムダが楽しいんじゃないか」論者です(漫画『ドラゴンボール』、人造人間17号のセリフ)。
私だって、できることなら、
なぜ世界は存在しないのか
とかドヤって、バカな凡人に叩かれたかったよ~~~~~!!!!(涙目敗走)
以上、哲学を無駄に勉強している人間がバカにされる理由でした!