年上リスペクト問題……日本で教育を受けた人間なら、だれだって1度は子どものとき、

と、年上から強要された経験がありますよね。
まるでそれが教養であるかのように、年齢だけを基準に、命令されてきました。
さてしかし、

- 両親
- 兄姉
- 先生
- 先輩
- 老人
↑この人たち、そんなに偉いですか?
私が思うに、ろくに説明すらせず、

礼儀作法の目的は?敬われたいなら敬われる人間になれ



- 先に相手への親愛・情念・尊敬の気持ちがあり、
- それら「仁」を表現するために礼儀作法がある
という順番だからです。
礼儀作法はあくまで手段であって、目的は仁(親愛の情や敬意)を相手に伝えること。
であれば、

お辞儀をしたり、敬語を使ったり、そうやって表現するべき気持ちがないからです。
それなのに、目的を見失って、手段だけ覚えたバカが、

などと、形式を押しつけてくる。
順番が違いますよね。
先に、

そうすれば、年下が年上を「敬う気持ち」なんて、自然と発生します。わざわざ教えなくても。
そうして、本心から「敬う気持ち」があるなら、礼儀作法すら不要でしょう。
この場ではこう動くべき、この場ではこう喋るべき、そんな形式にこだわらなくても、

ヨレヨレの服でオドオドしていて無様な態度でも、滑舌が悪くて間違った敬語を使用していても。
「敬う気持ち」があるなら、人は気持ちを自然と表現しようとするし、自分の持てる知識や能力の範囲内で表現します。
その表現を、表面的な形式でしか判断しない人間こそ失礼だし、

私たちが、事務的に・義務的に懇切丁寧な対応をされたとき、嫌な感じを受けるのは失礼だからです。
「敬う気持ち」がないから、冷淡な感じや、小馬鹿にされているような印象を受けます。
形式にこだわる人間は、そうした相手の気持ちや感情の機微、空気が読めない人間だし、

その状態が幸せなのか不幸なのかは本心次第ですが、私には不幸で哀れに見えます。
本心ではバカにされていることに気づけないなら、本心から敬われているときでも、その尊い気持ちに気づけないからです。
つまり、

もちろん裏を返せば、本心からバカにされたときの屈辱感も、味わわずに済みますが。
でもその経験や情感の乏しさが、やっぱり不幸に見えます。
だって、

- 「愛情」
- 「友情」
- 「劣情」
- 「感謝」
- 「感動」
- 「感心」
- 「関心」
- 「安心」
- 「心配」
- 「信頼」
- 「不信」
- 「信望」
- 「人望」
- 「羨望」
- 「失望」
- 「悪意」
- 「殺意」
- 「好意」
なにひとつ、本物を知らないまま終わる人生が哀れすぎます。
虫の反射と変わらないのに、「人生」と呼べるのでしょうか?
相手がこうしたら自分は尊重されている、相手がこうしたら自分はバカにされている、


気持ちが読めない人間は?軽蔑されても文句はいえない






頭を下げて謝罪の言葉を述べるだけで捌ける客、すごく楽ですよね。
知識も教養もテクニックも不要。
心も気持ちも感情もいりません。

って、私なら内心ほくそ笑みます。
形式を重んじるってことは、そういうことです。
簡単で楽な相手だと、軽んじられても文句はいえません。

有能だから先に生まれた?運ゲーでマウントを取る無能

みたいな環境だっていくらでもありますが、私にはなにが我慢ならないのかがわかりません。
少し(最大でもせいぜい100年ぐらい)先に生まれたぐらいで、なにを勘違いしているのか?
現実に、年下に遅れを取っているのは自分なのに、

私にとって、プライドは、自力で培った経験や実力に裏付けされるものです。
年齢なんて、生きていればだれだって自動で積み重ねることができるんだから、そんなものに価値はありません(死ぬ時まで生きてるのが自慢?)。
私が年下にでも頭を下げられるのは、年齢になんかプライドを持っていないからだし、形式にも興味がないからです。

年齢なんていう、脆弱な土俵の上にプライドを築いていないからです。
たとえば、自力で新しい物事を始めて、継続している人間は尊敬に値します。
が、自力で生年月日を勝ち取った人間や、自力で新しい人生をスタートさせた人間はいないし、

- 長男や長女……次男や次女より優れていたから、先に生まれたわけではない
- 先生や先輩……生徒や後輩より優れていたから、先に生まれたわけではない
- 大人や老人……子供や若者より優れていたから、先に生まれたわけではない
年齢や生年月日には、どこにも自分の才能や実力や実績の介入する余地がありません。
年相応の実力や実績がなければ、年下からも見下されるほうが自然です。
それなのに、


どうしても年齢を基準に含めてマウント合戦がしたいなら、「同年齢時の実力や実績や人格」で勝負するべきです。
それにしても、早熟タイプや大器晩成タイプがある以上、死ぬまで勝負はわかりませんが(あと、早死にと長生きでは、どちらが良いのかも謎です。死後に明かされるルールでは、早く死んだもん勝ちかもしれません)。
ただこれだけはいえるのは、

まとめ:無能な老人より若者をリスペクトするべき理由

- 老害は、年上に敬意を払えというが、尊敬されたければ尊敬されることをすればいい
- バカは、礼儀やマナーにうるさいが、表面的な部分しか見ていないから裏で笑われる
- 先人は、優秀だから先に生まれたんじゃなくて、ただの運で親に生んでもらっただけ
以上です。
そもそも、


- 失われた10年
- 失われた20年
- 失われた30年
そして「失われた40年」に突入しようとしている令和の時代まで、なんの対策もしてこなかった人たちのことを、どうして尊敬できるのか?
そんな日本に生まれて、衰退する国を支えなきゃいけない若者のほうが、尊敬に値しますよね。年齢で判断するなら。
原爆は落とされるわ、原発は爆発させるわ、国民は拉致されるわ領土は奪われるわ公文書は改ざんするわあらゆる責任はうやむやだわ、

以上、ちなみに「衰退する国を支えなきゃいけない若者」と書きましたが、たまたま運で生まれただけの国に尽くす義務はありません(世の中には、生まれた年と同じで、生まれた国を誇るしかない無能もいますが)。
この老害大国にうんざりした若者は、海外移住も視野に入れましょう(クソみたいな学校やブラックな職場から逃げても良いなら、未来がない国から逃げても良い)。