少子化対策は正義に反する。
~2024年現在~
- ソース1:2023年出生数、過去最少75.8万人 人口は初の80万人超減 – 日本経済新聞 – 2024年8月31日閲覧。
- ソース2:東京都が主導する「マッチングアプリ」“成婚格差”拡大の恐れも? 2年間で約5億円の予算「結婚支援事業」の効果とは – Yahoo!ニュース – 2024年8月31日閲覧。
国は少子化対策担当大臣を任命したり、各地の自治体が婚活パーティを企画したり、婚活アプリを開発したりしています。
しかし当の若者はといえば、年々恋愛や結婚を遠ざけ、新しく生まれる赤ちゃんの数は激減中です。
なぜこうなっているのか、答えは現代という先進的な時代性にあります。
世界人口は増え続けているのに、先進諸国ばかりが少子化に苦しんでいる理由もこれで説明できます。
つまり人権意識が高く、男女平等を推進している国ほど少子化が進むなら、少子化を解決する方法は……?
では以下目次です。
女性の家畜化とは?「産めよ増やせよ」時代
~日本人女性は産む動物だった~
家畜とは、人間に飼われる動物です。
私たちが食べるために飼育している豚や牛や鶏はもちろん、犬や猫やウサギやハムスターや鳥などのペットも家畜の一種です。
そしてある人は免罪符代わりにこういうかもしれませんが、
ペットの日本語訳は愛玩動物であり、愛玩の玩は玩具の玩でしょう。
その証拠に私たちは、自分の親に首輪をはめたり紐や鎖で繋いだりはしないし、自分の兄弟を檻に入れたり姉妹を鳥かごに閉じ込めたりもしません。
私たちは犬や猫にそうするように、
一方で私たちは動物を不妊にしたり、逆に不自然なまでに繁殖させたりと、生殖機能をオモチャにしています。
家族をオモチャにするのは人権侵害で、ペットをオモチャにするのは権利侵害ではないというのだから、家族とペットは違います。
ただし、私たちにこのような人権意識が根付いたのはごく最近であり、数十年前までは家族も家畜もペットも大差ありませんでした。
~国民優生法(1940年~1948年)~
~優生保護法(1948年~1996年)~
旧優生保護法のもとで障害などを理由に不妊手術を強制された人たちが国を訴えた裁判の判決で、最高裁判所大法廷は、旧優生保護法は憲法違反だとする初めての判断を示しました。
そのうえで「国は長期間にわたり障害がある人などを差別し、重大な犠牲を求める施策を実施してきた。責任は極めて重大だ」と指摘し、国に賠償を命じる判決が確定しました。
ソース:旧優生保護法は憲法違反 国に賠償命じる判決 障害者などに不妊手術を強制 最高裁 – NHK – 2024年8月31日閲覧。
↑ちなみに優生保護法を憲法違反だとする最高裁の判決が出たのは、令和の今年になってからです(2024年7月)。
関連して堕胎罪は明治に成立し、現在まで存続しています(妊婦の人為的な中絶を違法とする法律。現在は母体保護法で条件付きの中絶は合法化されている)。
健常者は産めよ増やせよ、障害者は子どもを産むな、
国家ぐるみでそう叫んでいた時代、明治維新(1868年)~第二次世界大戦を経て優生保護法が施行されて終了するまでの約150年間で、日本は爆発的に人口を増やしてピークを迎えています(ピークは2004年)。
ソース:我が国における総人口の長期的推移 – 総務省 – 2024年8月31日閲覧。
そしてこうした令和以前の時代こそ、家族と家畜が大差なかった時代であり、より正確にいえば、
その証拠に、日本の女性には1945年まで参政権が与えられていません。
女性が参政権を得たあとも、現在に至るまで政治は男性主導であり、100代以上続く総理大臣の歴史に女性総理は存在しません。
これまでの時代、日本社会⇒男性社会で、政治も仕事も宗教も女人禁制を敷いて男が独占していたくせに、
と、夫が恩着せがましく妻を叱責するセリフは、昭和前後の男を象徴するシーンとして現代まで語り継がれています。
家の外は男の世界であり、女は家庭に入って「家内」と呼ばれるしかなく、その家でも夫が「主人」……。
この時代の女性は、まさにご主人様に餌を与えられ、ご主人様の言いなりになるしかないペットそのものです。
卵を産まないニワトリに価値はないよ、だってそれしか取り柄がないじゃん。
子どもを産まない女に価値はないよ、だってそれしか取り柄がないじゃん。
ニワトリは卵を産むなら生存が許され、女は男の跡継ぎを産むなら家に入ることが許されました。
私たちの歴史上、人間と動物の権利が同等だった時代が1度もないように、人間の男女が平等だった時代も1度もありません。
女性は男のペットであり、男のおもちゃであり、可愛かったり従順だったり子どもを産んだり男を「立て」たりするならそばに置いて餌を与えてやってもいい存在でした。
それが現代においては、日本人女性と家畜は別々の道を歩み始めます。
女性の人間化とは?自由な「女になる」時代
~女性の権利が向上した時代~
もちろん令和になった現代日本でも、完全な男女平等は実現されていませんが、劇的に改善されたのは間違いありません。
いまや、亭主関白な昭和の男に説教をされて言い返せないのは、絶滅危惧種の専業主婦やパパ活女子ぐらいなものです。
その専業主婦やパパ活女子にしても、だれに強制されたわけでもない、自分で働こうと思えば働けるんだから、
平成までのように、「選択肢がなかった」と言い訳できるような女性差別は、もはや存在しません。
選択肢が与えられた上で、自ら不平等に甘んじる女性については、「男女平等」の保護対象外です。
そして実際には、多くの女性が家畜ではなく自立を選択し、自分で自分の食い扶持を稼いでいます。
- 結婚
- 出産
- 育児
女性は、自分のおかげで飯が食えるようになって初めて、①②③「動物の檻」から解放されたのです。
そして自由を手に入れた証として、自分の社会的役割や、自分の生殖機能のコントロールも手中に収めました。
フランスの女性哲学者、ボーヴォワールが指摘したように、
~女性哲学者ボーヴォワールの名言~
- 男のために産む動物
- 国のために産む機械
これまで日本人女性は、男性社会からの圧力で、①②「家畜のような女になる」ことを強要されてきました。
しかし、女性が家畜になる時代はもう終わりです。
これからの時代は、子どもを産みたい女性には産む自由があり、産みたくない女性には産まない自由がある、
もしも私たちが自由を愛するなら、この自由の女神たちを、ぜひとも支持し応援しなければなりません。
ただし、それには多少の……まあぶっちゃけ出産以上の痛みが伴います。
すなわち、もしも人間が動物に自由を与えて、畜産業や養殖業を廃止すれば食糧自給率が激減するように、
少子化の解決策は?女性差別以外ありえない
~女性差別か少子化か?~
- 女性の権利を剥奪する
- 少子化の解決を諦める
私たちが現在、少子化と主張しているのは、①「女性が家畜化されていた時代」と比較してのことです。
現代の価値観で言い換えれば、①「異常な時代」の異常な多子多産を見上げている状況です。
そこでふたたび異常な出生数を生み出したいというなら、
政治経済は男が独占し、女性は男に頼って男に媚びて男に養ってもらわなければ生きていけない時代に逆戻りしよう。
そうすれば、基本的に生殖活動における男性は、男になるというよりは「男に生まれている」ので……。
つまり男は、「若いメス猿が寄ってくればとりあえずヤりたくなるオス猿」みたいに生まれているので(ちなみに「男に生まれている」に反論がある場合は、男性たちが主導権を握って自ら築き上げてきた男性社会における風俗店からAVから絵まであらゆる方法で男性が性欲をぶちまけ続ける文化について、またご立派な社会的立場や責任をなげうってまで性犯罪に走ったり男女の友情関係を破壊してまで性行為に及んだりする男性が後を絶たない現実について「サルに生まれているから」以外の理由で説明していただきたいです)、
以上が日本の明治~昭和あたりに起きた異常な人口大爆発の構造です。
しかし私たち現代人は、部分的にはオス猿に生まれたりメス猿になったりした時代があったにしろ、いまやサルの名残を消し去ることが正義の社会に生きています。
男はサルのままでいろ、女は家畜になれ、政治家や官僚がそんな政策を打とうとすれば正義の鉄槌が下るのは間違いなく、
無論、女性差別以外に解決策がないわけではありません。
たとえば問題は少子化ではなく、少子+高齢化による負担増だとして、「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」と提案してみたり……。
あるいは現在、日本は1年で80万人以上の人口減があるので、それなら毎年80万人以上の若い移民を輸入して奴隷化する作戦を立案してみたり……。
それなら独身税を導入して、結婚出産した男女には5年ほど育休をプレゼント、その間の労働力と給料は独身の男女を2倍働かせて補填しよう。
でも独身の男女から時間と労力とお金を搾り取れば、取り残された独身男女の結婚出産のハードルが上がります。
それに結婚もできない(生物学的・動物的)負け組男女が、結婚出産した勝ち組男女のために働かされて献金させられるとなれば、動物的闘争本能と復讐心によって保育園や幼稚園が襲撃されても文句はいえません。
- 高齢者の集団自決
- 移民政策
- 独身税
だって①②③「女性差別以外の解決策」には男性の被差別者が含まれるんだし、物騒なテロや事件を起こすのはいつも負け犬の男です。
でも日本の女性は、長らく差別されてきたわりには、被差別意識を動機とした重大なテロや事件は全然起こしていません。
というか、女性が家畜化に向いている大人しい動物だったからこそ、豚や羊や牛と同じように家畜化されてきたんだろうし、
- ソース1:乱射、放火…世界の「凶悪事件」の犯人は、なぜ「男性」ばかりなのか – 現代ビジネス | 講談社 – 2024年8月31日閲覧。
- ソース2:「なぜ無差別殺傷犯は男性ばかりなのか」加害者家族の支援者が語る”彼らの共通点” “まともな人生”への執着が人を追いつめていく – PRESIDENT Online – 2024年8月31日閲覧。
- ソース3:銃乱射犯に負け犬の若い男が多い理由 – ニューズウィーク日本版 – 2024年8月31日閲覧。
という女性差別に、私たちが反対するなら……。
そして高齢者を屠殺したり、移民を奴隷化したり、独身者から搾取したりするのにも反対なら……。
もちろん男性にも責任を負わさずに、あらゆる差別と責任転嫁に反対するなら、
まとめ:女性差別は正義か?少子化が正義だ
- 少子化対策は人権に反する
- 少子化対策は自由に反する
- 少子化対策は正義に反する
以上です。
日本で少子化対策を行うには、女性を筆頭に特定の層への権利剥奪や制限が事実上必須であり、少子化対策を肯定する人は自動的に差別主義者になります。
たとえば今月も、こんな女性の家畜化政策が報じられましたが(2024年8月)、
~都会の女を田舎で飼いたい~
政府が、結婚をきっかけに東京23区から地方へ移住する女性に、最大60万円を支援する制度の新設を検討している。岸田文雄政権が進める「デジタル田園都市国家構想」の一環という。未婚女性に限定した内容に、すでに疑問の声が出ている。
新制度は、2019年度から実施している「移住支援金」を拡充してつくる。いまの制度は男女を問わず、東京23区に住む人や、東京圏から23区に通勤する人が地方に移住し、そこで就労や起業した場合に、自治体を通じて最大60万円(単身者)を支援する。新たな制度は、対象を女性に限り、就労や起業を条件としない。まず地方で開かれる婚活イベントに参加する交通費を支援し、実際に移住すればさらに上乗せするという。支援額は最大60万円を軸に加算の可能性もある。詳細は年末までに詰める。
ソース:女性の「移住婚」支援 東京23区→地方で最大60万円 政府が検討 – 朝日新聞デジタル – 2024年8月31日閲覧。
- 女は田舎男に飼われるなら賞金
- 東京で自由を謳歌するなら罰金
このように女性を家畜化したり、実質的な都民税や独身税を課したりする以外に、人口動態や少子化のコントロールは不可能。
だからこそ、私たちはむしろ、少子化を誇りにする文化に転換するべきなのです。
少子化は、私たちが自由と正義を愛している証拠であり、
私たちは、子どもを失った分だけ、自由を生み出しました。
そして子どもを育てる代わりに、正義の心を育んでいます。
以上、ちなみに動物が人間と同等の権利を勝ち取れない理由は、子どもを生むしか能がないからでしょうね。
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