メールアドレス、ネットゲームのアカウント名、SNSのユーザー名……。
~メールアドレスの例~
- 数字に変換……4nswer
- 新語に変換……answersong
- 略語に変換……ans
もちろん、アンダーバー「_answer」「answer_」が利用できたり、誕生日「answer0101」で妥協できたりするならその方法が一番シンプルです。
が、本記事は謎のプライドが邪魔して、絶対にアンダーバーや誕生日に甘えたくない方向けに別の対処法を解説します。
では以下目次です。
アルファベットは数字に置き換えられる
~IDが先に取得されていた場合の代替案その①~
- 1……I、i、l
- 2……Z、z
- 3……E
- 4……A
- 5……S、s
- 6……b
- 7……無理
- 8……B
- 9……g、q
- 0……O、o
たとえば④「4」は「A」に似ているので、「Answer」⇒「4nswer」にすることで「Answer」と読ませることができます。
変換はイニシャル(頭文字)や1文字に限らず、「An5wer」にしてもいいし、「4n5wer」にしてもかまいません。
プロゲーマーの名前なんかはLEET方式をよく見かけます(S1mple、N0tail、SugarZ3roなど)。
- 4nswer
- 4n5wer
- 4n5w3r
①「1文字変換」はすんなり読めます。
②「2文字変換」は少し詰まります。
③「3文字変換」は半分暗号です。
~若干無理をしている変換~
SEVEN(セブン)のVを7(セブン)に置き換えたり、SixNine(69)のイニシャルを69に置き換えたり……。
単語と数字の意味が合致する場合は、若干無理をしても通るし、自分が最初にやればオリジナリティが爆裂します。
また、数字には語呂合わせ(同じ読み方)で変換する方法もあります。
~日本語と数字の語呂合わせ~
- 1……い(i)
- 2……に(ni)
- 3……さ(sa)、み(mi)
- 4……し(shi)、よ(yo)
- 5……ご(go)
- 6……ろ(ro)、む(mu)
- 7……な(na)
- 8……は(ha)、や(ya)
- 9……く(ku)
- 0……れ(re)
ただし、語呂合わせは法則がめちゃくちゃになりやすく、読める人が限られがちなので注意が必要です。
たとえば、「kuroneko(クロネコ)」が取られていたから「96neko」にしても、「96」⇒「クロ」と読めるのは日本語話者だけです。
「blackcat(ブラックキャット)」が取られていたから「blackca10」にしても、「10」を「ト」と読めるのも日本語話者だけです。
~見た目の類似と語呂合わせ~
~法則めちゃくちゃの結果~
みたいなことをやりだすと、もはや日本語話者からしても英語話者からしても意味不明です。
しかしそこまでやらないと、シンプルな文字列は変換verも含めて取られていたりします。
では「4nswer」や「SE7EN」や「96neko」が取られていたらどうするのか、
単語と単語を組み合わせて造語を作ろう
~IDが先に取得されていた場合の代替案その②~
- Answer+Song
- Seven+Eleven
- Kuroneko+Yamato
①「アンサーソング」、②「セブンイレブン」、③「クロネコヤマト」。
新語とは、比較的新しくできた造語です。
有名サービスで「Answer」や「Song」のIDを取ろうと思えば競争率は最高レベルですが、
というわけで、私のブログはanswersong.comです。
answer.comは無理、song.comも無理、でもanswersong.comなら取れました。
見つけ方は簡単で、goo辞書(国語辞書+英和・和英辞書)などで自分の好きな文字列を入力して、
「answersong」のように、辞書に載っている言葉ならこの方法で見つかるし、辞書でヒットしなければ自分で好きな組み合わせを考えればいい。
辞書に載っている言葉だけが由緒正しく、辞書に載っていない言葉は正しくない、とはいえません。
goo辞書でいえば、「セブンイレブン」も「クロネコヤマト」も載っていませんが、どちらも立派な名称です。
だれも思いつかない言葉を思いつけば、当然そのIDはだれにも取られていないし、絶対に自分が取得できます。
でもだれも思いつかない言葉を思いつくなんてハードル高すぎだし、それで辞書を引いて出てきた新語だって取られているかもしれません。
たとえばAnswersongは競争率が低いといっても、私が取れたのは.comぐらいで、GmailもTwitterも取られていたし……、
- 4nswersong
- An5wersong
- Answ3rsong
- Answer5ong
- Answers0ng
- Answerson9
- 4nswer5ong
- 4nswerson9
- 4n5w3r50n9
新語に数字変換を組み込めば、①②③④⑤⑥「1文字変換」でも組み合わせパターンは一気に広がります。
ある程度長い文字列なら、⑦⑧「2文字変換」でもそこそこ自然に見えます。
⑨「4n5w3r50n9」までやれば、GmailやX(Twitter)でもほぼ確実に空いています。
好きな単語や変換した文字列を省略する
~IDが先に取得されていた場合の代替案その③~
- ans
- AnsSong
- AnswrSng
①「Answerの省略形」⇒「ans」。
②「Answerの省略形」+「Song」⇒「AnsSong」。
③「AnswerSong」からイニシャル以外の母音「aiueo」を抜いて「AnswrSng」。
もちろんAnswerのイニシャル「A」や、AnswerSongの「AS」など、1文字IDや2文字IDは絶望的です。
短いIDや単語IDは、仮に取得できたとしても、突然運営に強奪されるリスクもあります(ソースは旧TwitterのX改名に伴い、ユーザーの@xや@xaiや@musicなどを強奪したイーロン・マスク。2023年)。
サービスによっては、「一般ユーザーは3文字以下のIDは取得不可」みたいな制約もあります(たとえばGmailは最低6文字、Xは旧Twitter時代の初期は1文字から取れましたが現在は最低5文字)。
AnswerをAnswer+Songにするなど、複数の単語をくっつければ、どうしても文字列が長くなりがちです。
しかし省略すれば、競争率を下げつつ、長くなった文字列をいい感じに短くすることができます(anssongで6文字)。
正規の略語以外にも、イニシャル以外の母音だけ省略する方法は可読性を失いにくいのでオススメです(answrsngで8文字)。
↑「SevenEleven」の綴りさえ知っていれば、直感的に「セブンイレブン」と読めます。
「krnkymt」を「クロネコヤマト」と読ませるのは難しいかもしれませんが、自分さえ読めればいいなら問題ありません。
さらに数字変換も組み合わせると、
↑セブンイレブンさえ知っていれば読めます(SevenEleven⇒Se7enE11ven⇒S7nE11n。ちなみにS7E11まで略すとクソ長い海外ドラマのシーズン7エピソード11みたいになるのでNG)。
「krnkymt」などは「96nkymt」に変換すれば、krより96のほうが「クロ」と読みやすいので「クロネコヤマト」に繋がりやすいです。
いまの私なら「96nk8mt」も余裕で読める気がしますが、まあそれはここまでクロネコヤマトを連呼してきた成果でしょう。
まとめ:語呂合わせや記号を使いこなす
- アルファベットは数字に変換できるため、好きな文字列の一部を数字に置き換えて別の文字列を作る
- シンプルなワードは競争率が高いため、任意の文字列を組み合わせてほかの人と被らないようにする
- 好きな単語を省略するか、数字変換や造語変換で作った文字列を省略してオリジナリティを追求する
以上です。
その他、限定的ですが使えるテクニックを紹介して終わります。
たとえば、ローマ字には「ヘボン式」と「訓令式」があるので、
~日本語⇒ローマ字の変換~
カナ|ローマ字 | ヘボン式↓ | 訓令式↓ |
シ | shi | si |
シャ/シュ/ショ | sha/shu/sho | sya/syu/syo |
ジャ/ジュ/ジョ | ja/ju/jo | zya/zyu/zyo |
チ | chi | ti |
チャ/チュ/チョ | cha/chu/cho | tya/tyu/tyo |
ツ | tsu | tu |
フ | fu | hu |
ジ | ji | zi |
なお、一般的にはヘボン式を使うならヘボン式で統一し、訓令式を使うなら訓令式で統一しなければ不自然と見なされます。
「シュウジ」という名前なら、shuji(ヘボン式)かsyuzi(訓令式)が自然であり、shuziやsyujiは不自然です。
が、そもそもアルファベットを数字に置き換えたりするのに比べれば、ヘボン式+訓令式ぐらいの不自然さはどうでもいいでしょう。
~ローマ字表記+ミックス表記~
- niko
- nico
ローマ字で「ニコ」は、ヘボン式でも訓令式でも①「niko」です。
しかし「CocaCola(コカコーラ)」のように、英語や別の外国語では「コ」を「co」と表記できます。
そこで通常はローマ字表記のところを、別の言語とミックスするやり方②「nico」があります(「CocaCola」を見ればわかるとおり、ka⇒caやra⇒laなどの変換も可能です)。
~URLが「@ID」形式のSNS~
- YouTube
- Bluesky
- Threads
- Misskey
- Mastodon
最後に、①②③④⑤「最近のSNS」は、@ID形式が主流です(Xなど、その他のSNSもアカウント名を名指しするメンション機能では@ID表記が主流)。
そこで「@マーク」⇒「a」と読ませることで、イニシャルが「a」の場合は省略できます。
「@answer」は取れなくても、一見意味のない「@nswer」なら取れるかもしれないし、
- 数字変換
- 新語変換
- 略語変換
①②③「各種変換」に加え、語呂合わせや記号も組み合わせれば、IDは自由自在です。
以上、なにがなんでもアンダーバーや誕生日を使いたくない方は、頑張ってください!