モンスターエナジーが、いま我が家には100本以上あります。
安田尊@クリスマスプレゼントを謳うブログ。昨年のクリスマスプレゼントでいただきました。
昨年、私の周囲ではレッドブルウォッカやモンエナカクテルが流行っており、私も『モンスターエナジー(ノーマル)』に『ジャックダニエル(テネシーハニー)』を垂らしたりして甘美な味わいを楽しんでいました。
その飲み友だち複数人が示し合わせて、私に『モンスターエナジー(各種)』を箱買いして段ボールで送ってきたのでした(まあ私は私でバーボンやラム酒などを送ったのですが)。
安田尊@飲み比べレビューを謳うブログ。そこでせっかくなので、飲み比べて友人たちにレビューした内容を、飲み直したりブログ用の体裁に整えたりしてアップします。
もちろんアルコールなどは(私にも『モンスターエナジー』にも)足していない、素の状態でのレビューです(氷で冷やしたりコップに注いだりはします)。
なお、ノーマル缶(黒緑色の缶を便宜上そう呼びます)の『モンスターエナジー』を基準値★★★★★(5点満点で5点、最高)に設定してレビューします。
安田尊@評価値を謳うブログ。え、なんでノーマルなのに基準値を★★★☆☆(5点満点で3点、ノーマル)にしないの!?
安田尊@最強を謳うブログ。結局ノーマル味が最強だから!
安田尊@普通を謳うブログ。ノーマル味を★3にしちゃうと、ほかの味が★3を越えられなくて悲惨な評価に見えるから!
というわけで、評価早見表です。
評価値 | 評価コメント |
| 箱買いで備蓄しただけで精神にゆとりが生まれるレベル |
| 自重しないと飲みすぎて命を危険に晒してしまうレベル |
| コーヒーをカフェインだと思って摂取するようなレベル |
| インスタントコーヒーと勝負してぎりぎり負けるレベル |
| なぜ食品メーカーはたまに変な味を発売してくるのか? |
では以下目次です。
モンスター エナジー(黒緑缶)
さて、まずはお馴染み『モンスターエナジー』黒緑缶です。
モンスターエナジーのイメージMonster Energy®
の世界を体感せよ!
アメリカで生まれ、世界中で一大ブームを巻き起こしているエナジードリンク、Monster! 誰もがハマる爽快感とパンチのあるテイストです。
日本のMonsterファンのために、独自のエナジーブレンドを実現、
Monsterならではのゾクゾク感を体感ください!
モンスターエナジーのイメージひと口飲めば、世界中のアスリートやミュージシャン、そして 世界中のMonster ファンが熱狂するワケを実感できるはず!
モンスターエナジーのイメージUnleash the Beast!
という文章が、黒緑色のアルミ缶には書かれています。
文末の「Unleash the Beast!」の和訳は、「野性を解き放て!」です。
それでは以下、『MONSTER ENERGY』のレビューです。
これぞキング・オブ・モンスター! 原点にして頂点の飽きない味!

安田尊@モンスターエナジーを謳うブログ。
評価: 5.0「Monster Energyの世界」とは、すなわち従来のオーソドックスなビタミン系エナジードリンクに、一嗅ぎしただけで「モンスター」だとわかるあの砂糖と化学調味料を炭酸で泡立てたようなケミカル(健康に悪そう)な甘ったるさを加味した風味のことである!
もちろん健康に悪い! 飲みすぎれば!
なぜいきなりこんなネガティブキャンペーンみたいなことをいわなければならないのかといえば、飲みすぎを注意しなければならないほど美味しくて飽きないからだ!
モンスター缶にも書いてある、「適量の飲用をお願いします。」
孔子もいっている、「過ぎたるは猶及ばざるが如し。」
つまり、逆に野性を解放してはいけない。
あの黄色い液体から沸き立つモンスターのフェロモンにやられて、一発で頭が悪くなってガバガバ何缶も飲んだりしてはいけない。
最初は甘すぎて引くのに、意外と尾を引かないキレのいい爽快感に騙されてはいけない。
しかし、適量を愛飲するならこの見知った黒緑缶が最強である!
というか、飲まなくても箱買いして部屋の隅に置いておくだけで精神的な支柱になってくれる!
『モンスターエナジー』製のロゴやデザインが入った段ボール箱を見るだけで勇気が湧いてくる!
その段ボール箱が視界に入るたびに、世界にはふたりの自分が重なり合って存在する。
野性を解放していない自分と、野性を解放した自分。
Unleash the Monster!
私たちはいつでも、自らの野性を解放することができるのだ!
モンスター アブソリュートリーゼロ(黒水缶)
さて、お次はゼロカロリー・ゼロシュガー版『モンスター アブソリュートリーゼロ』(黒水缶)です。
モンスターアブソリュートリーゼロのイメージついにゼロカロリーMonsterが完成した。これはただの炭酸飲料ではない。
モンスターアブソリュートリーゼロのイメージMonsterのMを名乗る、ゼロカロリー、ゼロシュガードリンクへの道のりは険しかった。
モンスターアブソリュートリーゼロのイメージエナジーブレンドの改良、斬新な甘さ、何百回ものフレーバーテストを繰り返し、ついにMonsterが求めていた味わいが完成した。
モンスターアブソリュートリーゼロのイメージMonster Absolutely Zeroは、仕事に遊びに必要なエナジーをふんだんにミックス。要するに、ヤバイ・・・。
モンスターアブソリュートリーゼロのイメージゼロカロリー、ゼロシュガー、湧き上がるゾクゾク感・・・。
モンスターアブソリュートリーゼロのイメージAbsolutely Guaranteed !
という文章が、黒水色のアルミ缶には書かれています。
文末の「Absolutely Guaranteed !」の和訳は、「絶対に保証する!」です。
それでは以下、『MONSTER ABSOLUTELY ZERO』のレビューです。
ゼロカロリー、ゼロシュガーだが、人工甘味料をどう評価するか……!?

安田尊@モンスターアブソリュートリーゼロを謳うブログ。
評価: 4.0『アブソリュートリーゼロ』は砂糖類未使用、だがプルトップをカシュッと開けたときに漂う甘ったるい風味がまさにモンスターを感じさせる嬉しいサプライズ。
飲み味も、交互に飲めばノーマルモンスターより甘いことがわかるが、単体で飲めば大差ないと感じる。
しかし、その代償として、ノーマルモンスターには入っていない「アセスルファムK」が混入されている。
この悪名高き人工甘味料は、人によって、あるいは食品やほかの甘味料によっては最悪の相性を引き起こす。
たとえば私は、缶チューハイに「アセスルファムK」や「アスパルテーム」が入っている場合は基本的に避ける。
缶チューハイとの組み合わせがまずい(後味が最悪になる)ことを経験則で知っているからだ。
では、『アブソリュートリーゼロ』はどうか?
う~~~~~~~~んそんなに気にならない。
強いていえば、やはり口腔内の粘膜にまとわりついてくる甘さが後味を悪くしている。
が、ぶっちゃけノーマルモンスターもケミカルな甘さをしているし(私はそこまで嫌いじゃないが、人工甘味料「スクラロース」はノーマルモンスターにも入っている)、いまさら新たな人工甘味料をぶち込まれても微々たる差だ。
といっても、人工甘味料はふたつ以上組み合わせると最悪になりがちなので、私より敏感で「アセスルファムK」が気になる人は気になるだろう(私が缶チューハイでそれを気にするように)。
しかしそれより私が気になるのは、エナジードリンクで砂糖類やカロリーがゼロなのって、逆にどうなの? という点だ。
ゼロカロリーはエナドリを飲みすぎる人にとってはありがたいだろうが、そもそも飲みすぎてはいけない(「適量の飲用をお願いします。」)。
そして適量でエネルギーを補給するなら、砂糖とかブドウ糖とか、あったほうがよくないか?
まあなんにせよ、飲み比べにおいては味がノーマルモンスターと大差ないなら、ノーマルモンスターを飲めばいい。
ゼロカロリー、ゼロシュガー、だがわざわざアブソリュートリーゼロを探して買う理由も必要もゼロなのだ……すまん、開発の人。
モンスター パイプラインパンチ(ピンク缶)
さて、3種類目はトロピカルな『モンスター パイプラインパンチ』(ピンク缶)です。
モンスターパイプラインパンチのイメージバンザイ・パイプラインはハワイ・オアフ島のノースショアを代表するサーフポイントで、冬になると危険な波が炸裂する。
この壮大な自然の力に敬意を表して、我々はモンスター パイプラインパンチを開発した。
モンスターパイプラインパンチのイメージハワイで人気のパッションフルーツ、オレンジ、グァバを絶妙にブレンドし、Monster独自のエナジーブレンドをふんだんにミックス。
モンスターパイプラインパンチのイメージかのビッグウェーブのように、このパイプラインパンチも伝説となるはずだ!
モンスターパイプラインパンチのイメージUnleash the Beast!
という文章が、ピンク色のアルミ缶には書かれています。
文末の「Unleash the Beast!」の和訳は、ノーマル味と同じ「野性を解き放て!」です。
それでは以下、『MONSTER PIPELINE PUNCH』のレビューです。
KAGOME「野菜生活100」に微炭酸Verが新登場! といわれても信じる

安田尊@モンスターパイプラインパンチを謳うブログ。
評価: 4.0『パイプラインパンチ』のピンク色の缶を初めて見たとき、私は安易にも「ピーチ味かな?」などと考えていた。
しかし、蓋を開けてみて衝撃が走る。
どう見てもニンジン色である。
第一印象がニンジンだったせいか、香りもニンジンとしか思えなかった。
そういえば『モンスターエナジー』は、アルミ缶の上側で「高麗人参」とアピールしている。
ま、まさか風味でも高麗人参アピールを……!?
そう思って飲んでみると、どう考えても野菜生活であった。
我らがKAGOME『野菜生活100』だ。
『野菜生活100』は、その名前とは裏腹に、純粋な野菜ジュースではなく野菜と果実を混ぜたミックスジュースである。
『野菜生活100』のラインナップには、りんごやオレンジがメインの「オリジナル」、そしてマンゴーやパッションフルーツがメインの「マンゴーサラダ」などがある(もちろん、どちらにも「にんじん」が入っている)。
『モンスター パイプラインパンチ』も、りんご、オレンジ、パッションフルーツなどがメインのマンゴーみがある味わいである。
つまり、『野菜生活100』に微炭酸を加えたイメージこそ、『パイプラインパンチ』だ。
これはヤバイ・・・。
なにがヤバイかって、めちゃくちゃ健康に良さそう。
ここまで全項目で繰り返しているが、エナジードリンクに含まれる大量の栄養成分は、飲みすぎると健康に悪い。
なのに健康に良さそう。
だってフルーツ野菜ジュースだもん、味が。
私たちに健康な食生活を届けてくれるKAGOMEの味だもん。
KAGOMEは私たちに野菜を飲ませるために、フルーツをミックスして飲みやすい野菜ジュースを作ってくれた。
一方で『モンスターエナジー』は、私たちにカフェインやアルギニンや高麗人参を飲ませるために、フルーツ野菜ジュースに擬態してきた。
悪魔か?
その効果は抜群で、濃厚なのに甘さ控えめでとても美味しくて飲みやすい。
エナジードリンクにあるまじき、優しい味わい。
でもいつだって、一見優しくしてくるモンスターが一番ヤバイのだ。
まあでも、飲みすぎると健康に悪いのは牛乳だって野菜ジュースだって『モンスターエナジー』だって同じだ。
節度を守って飲めば問題はないだろう……その優しさに甘えさえしなければ。
モンスター ウルトラ(白銀缶)
4種類目も、ゼロカロリー・ゼロシュガー版『モンスター ウルトラ』です。
モンスターウルトラのイメージ何事においても満たされないやつらがいる。Monsterアスリートの連中やMonster ガールもそんなやつらだからこそ、新商品開発のヒントをくれたのさ。
モンスターウルトラのイメージスッキリとした味わい、甘さ控えめ、それでいてエナジーブレンドをフルにミックス。
モンスターウルトラのイメージ白いラベルがMonsterの新しいトレンドだ。ようやく作り上げたこのMonster Energy Ultraで新たな野性を解き放て!
モンスターウルトラのイメージUnleash the Ultra Beast!
と、白銀色のアルミ缶には書かれています。
文末の「Unleash the Ultra Beast!」の和訳は、「超野性を解き放て!」です。
では以下、『MONSTER ULTRA』のレビューです。
白い雪、あるいは曇り空

安田尊@モンスターウルトラを謳うブログ。
評価: 2.0『モンスター ウルトラ』は、今回のモンスターシリーズ7種類飲み比べで、もっとも味の表現に困ったフレーバーだ。
甘いラムネのような、『ポカリスエット』のような、『アクエリアス』のような……ふわふわと掴み所のない曖昧な風味。
やや白濁した半透明の液体は、やはりスポーツドリンクを思わせる。
飲んでみると、甘い雪解けのような口溶け。
もちろん大自然の雪は無味無臭だが、雪にこんな甘味がついていたら嬉しい、と思わせる風味。
たしかにこれは、白色がイメージカラーで正解だと思う。
が、しかし甘い。甘すぎる。
もう何回甘いといったのか。
最初はそうでもなかったが、ちょっと口のなかがずっと甘い……しかも悪い意味で。
具体的にいえば、ラムネやスポドリを混ぜて人工甘味料をマシマシにすればこんな味になるんじゃないか? という後味。
「スッキリとした味わい、甘さ控えめ」
↑どこがやねん、という感じだ。
そういえば、その横に書かれた栄養成分表を見ると、『モンスター ウルトラ』はゼロカロリー、ゼロシュガーだった。
つまり砂糖類の代わりに、人工甘味料「アセスルファムK」が入っている。
しかし『アブソリュートリーゼロ』ではそこまで気にならなかったが、これはちょっとしんどいかもしれない。
「アセスルファムK」の不自然な甘さ……。
たしかに口当たりは美味しく、ラムネのような風味と、微炭酸が醸し出す奥ゆかしさがあった。
が、だからこそ、ずっと居座り続ける嫌な甘さが際立つ。
これは私が京都人だからかもしれないが、「ぶぶ漬けでもどうどす?」といってお帰り願いたい甘さだ。
というか、むしろ私がぶぶ漬け(お茶漬け)を食べてお口直しをしたい。
総合的には、美味しくないわけではないが……。
まずくないわけでもないみたいな……。
この薄気味悪い甘ささえなければ、高評価なのだが……。
白い雪改め、濁った曇り空のように、どこまでも人を優柔不断にさせるフレーバーだった。
モンスター ウルトラパラダイス(黄緑缶)
5種類目も引き続き、ゼロカロリー・ゼロシュガー版『モンスター ウルトラパラダイス』(黄緑缶)です。
モンスターウルトラパラダイスのイメージ楽園はどこだ?
山あいの別荘か、川のほとりの農園か、それとも都会の高級マンションのペントハウスか。
モンスターウルトラパラダイスのイメージ白い砂浜、ターコイズブルーの海、トロピカルなそよ風が吹くプライベートビーチはどうだろう。
モンスターウルトラパラダイスのイメージMonster Ultra Paradiseは、正に爽快で心地良い南国のフレーバー。リラックスして楽しんでくれ。
これがMonsterが見つけた楽園だ。
モンスターウルトラパラダイスのイメージUnleash the Ultra Beast!
という文章が、黄緑色のアルミ缶には書かれています。
文末の「Unleash the Ultra Beast!」の和訳は、ウルトラ缶と同じ「超野性を解き放て!」です。
では以下、『MONSTER ULTRA PARADISE』のレビューです。
「ウルトラパラダイス」は夏の季節限定商品?

安田尊@モンスターウルトラパラダイスを謳うブログ。
評価: 2.0甘酸っぱ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い。
キウイ。
私にとってキウイ味は、チューハイとかだと好きな部類だ。
けど『モンスター ウルトラパラダイス』はなんか違う。
たしかにキウイの香り、キウイの色、キウイの味を中心に組み立てられているのは理解できる。
でもなんか違う、これ。
ちょっと酸味が欲しいな、と思ってこれを飲むと、コレジャナイ感がきつい。
そういえば『アブソリュートリーゼロ』『ウルトラ』に続き、『ウルトラパラダイス』も、ゼロカロリー、ゼロシュガーだ。
どうやら『モンスター ウルトラ』シリーズは、ゼロカロリー、ゼロシュガー路線でいくらしい。
つまりゼロカロリー系の常として、人工甘味料「アセスルファムK」が入っている。
これが悪さをしている。
キウイの甘酸っぱさ、エナドリのケミカルな甘さ、人工甘味料の後を引く嫌な甘さ、刺激的な炭酸……。
それらが全部合わさって、なんともいえない不協和音を奏でている。
いやまあ、飲めないことはないけど……常飲には絶対向いていない。
そもそも1缶355mlが多すぎる。
少量だと程よい甘酸っぱさでも、355mlもあると後半が厳しい。
あと不協和音って、季節もだ。
だってキウイ味とか普通、夏じゃん。飲むの。チューハイでも。
いま冬。
季節外れなんだよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーだれだよクリスマスに送ってきたの!!!!
編集後記:なお、季節外れすぎて2021年3月時点のAmazonや楽天では『ウルトラパラダイス』が在庫切れになっていました。
モンスター カオス(オレンジ缶)
6種類目は、果汁推しの『モンスター カオス』(オレンジ缶)です。
モンスターカオスのイメージただの果汁飲料では物足りないあなたへ!
常に極限を求めるMonsterのプロアスリート、彼らの声を元に開発されたのが、Monsterと果汁をブレンドした新感覚のエナジードリンク、Monster Khaos®!
数か月に及ぶ開発期間を経て、Monsterのテイストはそのままに、果汁をブレンドすることで斬新なテイストを実現しました。
モンスターカオスのイメージカオスが足りないあなたへ・・・
モンスターカオスのイメージMonster Khaos®
Monsterと果汁のハイブリッド、口の中ではじける爽快感とあの洗練されたMonsterのテイストをMix、きっとあなたもハマるはず!
モンスターカオスのイメージ30%果汁 – 100% Monster!
という文章が、オレンジ色のアルミ缶には書かれています。
文末の「100% Monster!」の和訳は、「完全に化け物!」です。
では以下、『MONSTER CHAOS』のレビューです。
僕にとって新鮮みがないことが、成功の証だと思う。

安田尊@モンスターカオスを謳うブログ。
評価: 4.0『モンスター カオス』の「カオス」は、「混沌」や「無秩序」という意味だが、正直なぜ「カオス」と名付けられたのかよくわからなかった。
オレンジ色のアルミ缶に入った、オレンジ色の液体から香るオレンジの芳香と、炭酸オレンジジュースの味わい。
栄養成分表を見ると、オレンジ以外にも、りんご、もも、タンジェリン、パインアップル、ぶどうが入っているが、結局のところオレンジ味で調和が取れている。
これはまさに調和であり、秩序である。
これが、オレンジ色のアルミ缶から梅干し色の液体が出てきてメロンソーダの香りなのにキャラメルラテ味だったら、マジでカオスじゃんって思うけど、普通に見た目通りのオレンジ風味なのだ。
強いていえば、微かにモンスター特有のケミカルな甘い風味を感じ取ることもできるが、どちらかといえば『ファンタ オレンジ』のような王道オレンジなのだ。
これならピンク色のアルミ缶にニンジン色の液体にフルーツ野菜ジュース味という、『パイプラインパンチ』のほうが、よっぽど意外性のあるカオスではないか?
いや! 普通に美味しい!
なんだかダメ出しに始まりダメ出しに終わりそうな気配だが、味は普通に美味しい!
それはそう、大手飲料メーカーが定番のオレンジをメインに果汁を30%も搾れば、逆にまずく作ることのほうが難しいだろう。
だから味は普通に美味しい。
けど、面白みがない……!!
だって普通の炭酸オレンジジュースなんだもの……!
『モンスター カオス』は間違いなく、普通の炭酸オレンジジュースが好きな人間にとっては満点の出来だ。
でも残念ながら、私は別にそこまで炭酸オレンジジュース大好きな人間ではなかった。
正直いって、定番すぎてオレンジ味には飽きている人間だ。
いや! 普通に美味しい!
繰り返すが、普通に無難であって、難は無い。
しかし、難癖をつけるなら「カオス」もない。
あるのは「調和」であり、「秩序」だ。
つまりこれは、『モンスター コスモス(調和、秩序)』と呼ぶべき代物だ。
モンスターよ、もっと自信を持ってくれ……数か月かけて開発したという果汁モンスターは、私が飽き飽きしているオレンジ味を立派に再現している。
モンスター キューバ リブレ(黒赤缶)
ラストを飾るのは、日本限定発売『モンスター キューバ リブレ』(黒赤缶)です。
モンスターキューバリブレのイメージ「キューバを解放せよ!」
キューバ独立の時、この民衆の声とともに、かの有名なカクテル
「キューバ リブレ」は誕生した。
モンスターキューバリブレのイメージ時は経ち、Monsterは偉大なカクテルに代わる独自のフレーバーを開発した。唯一無二のエナジーブレンドはもちろん、ライムをふんだんに加えたテイストだ。
モンスターキューバリブレのイメージクレイジーなのは承知の上だがまずはトライしてみてくれ。
きっと、この新感覚を気に入るはずだ。
モンスターキューバリブレのイメージエナジーを解放せよ!
モンスターキューバリブレのイメージUnleash the Beast!
という文章が、黒赤色のアルミ缶には書かれています。
文末の「Unleash the Beast!」の和訳は、ノーマル味と同じ「野性を解き放て!」です。
それでは以下、『MONSTER CUBA-LIBRE』のレビューです。
「キューバ・リブレ」とは、コーラとラム酒にライムを搾ったカクテルである

安田尊@モンスターキューバリブレを謳うブログ。
評価: 5.0私はコーラも好きだし、ラム酒も好きだし、ライムも好きだし……キューバ・リブレが好きだ。
ということは、この『モンスター キューバ リブレ』も好きに決まっていた。
正直、モンスターみは薄い。
香りはあっさりとしたコーラだし、色味も薄めのコーラだし、飲んだ味もたしかに甘酸っぱいライムの絞り汁かなにかで薄まっているコーラである(もちろん微炭酸、ノンアルコール)。
だが、それがいい!!
コーラの香りを嗅いでテンションが上がり、飲んでみるとあっさり味が功を奏してゴクゴク飲めてしまう。
『コカ・コーラ』や『ペプシコーラ』と比べると、一口目の濃厚さや満足度では劣るが、全体の飲みやすさでいえば優れている。
実際、今回のモンスターシリーズ7種類中、私が最速で飲み干してしまうのがこの『キューバ リブレ』だ。
ノーマルモンスターはもちろん、『野菜生活』と評した『パイプラインパンチ』よりも飲みやすい。
しかし、本記事で取り扱うモンスターシリーズには1本355mlあたりカフェインが142mg含まれており、これはインスタントコーヒー2~3杯分、健康な成人が1回で摂取しても安全な許容量200mg間近である。
要するに、一気に飲むのはヤバイ・・・。
でも、飲んじゃう!!
ほかの味なら我慢できるのに、『キューバ リブレ』はゴクゴク飲んじゃう!!
※良い子と健康志向のみんなは真似しないでね。
「能ある鷹は爪を隠す」というが、真のモンスターもまた、モンスターの爪を隠しながらモンスターブレンドを叩き込んでくるのだと思い知らされた1本であった。
まとめ:箱買いするならノーマルかキューバ リブレ!
安田尊@まとめを謳うブログ。というわけで、まとめると以下のような表になります。
商品名 | 評価値 | 評価コメント |
モンスターエナジー(ノーマル) | | 箱買いで備蓄しただけで精神にゆとりが生まれるレベル |
モンスター キューバ リブレ | | 箱買いで備蓄しただけで精神にゆとりが生まれるレベル |
モンスター アブソリュートリーゼロ | | 自重しないと飲みすぎて命を危険に晒してしまうレベル |
モンスター パイプラインパンチ | | 自重しないと飲みすぎて命を危険に晒してしまうレベル |
モンスター カオス | | 自重しないと飲みすぎて命を危険に晒してしまうレベル |
該当なし | | コーヒーをカフェインだと思って摂取するようなレベル |
モンスター ウルトラ | | インスタントコーヒーと勝負してぎりぎり負けるレベル |
モンスター ウルトラパラダイス | | インスタントコーヒーと勝負してぎりぎり負けるレベル |
該当なし | | なぜ食品メーカーはたまに変な味を発売してくるのか? |
以上です。
総評としては、思いのほか人工甘味料大嫌い人間みたいになってしまいましたが、普段は(缶チューハイを買うとき以外は)気にしていない人間です。
低評価の『ウルトラ』や『ウルトラパラダイス』も、単体で飲めば普通に美味しいです。
安田尊@モンスターウルトラを謳うブログ。特に冬の『モンスター ウルトラ』は、フルーティな日本酒や雪系の日本酒と混ぜると色味美しく、イメージも麗しく、おでんなどと最高に合います。
安田尊@モンスターウルトラパラダイスを謳うブログ。『モンスター ウルトラパラダイス』は、夏なら評価が上がるでしょう。
しかし、今回は混ぜ物をしない冬期の飲み比べレビューであり、なおかつ普段より集中して味見をした結果ということでご容赦ください。
そして私の結論としては、
安田尊@モンスターエナジーを謳うブログ。モンスターエナジー
安田尊@モンスターキューバリブレを謳うブログ。モンスター キューバ リブレ
安田尊@セールスを謳うブログ。このふたつが最高です! よろしくお願いいたします!!
以上、『モンスターエナジー』7種類飲み比べレビューでした。