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【日本語】パパ活の定義を解説!売春や援助交際とは違うの?

パパ活には売春を含む場合が多くあります


~典型的なパパ活女子の言い分~

パパ活女子 安田尊@パパ活女子を謳うブログ。
本来「パパ活」の定義に売春は含まれません。

パパ活 安田尊@パパ活を謳うブログ。
といっても、実態として「パパ活」を謳っている売春婦と買春パパが大勢いるんだから、「本来」なんて意味のない定義だよ

  1. 電子辞書の解説
  2. 警察の取り組み
  3. メディアの記述

上記結論は、①②③「パパ活という言葉の現状」を参照すれば明らかです(2018年以降)。

というわけで本記事では、なぜ「パパ活」⇒「売春」なのかを解説します。

では以下目次です。

「パパ活」を元パパ活女子が定義した結果


~元パパ活女子の「パパ活」定義~

元パパ活女子 元パパ活女子のイメージ
パパ活=売春という誤った認識が広がり
昨今パパ活をしている女の子がまるで犯罪行為をしているかのように非難される風潮があります。
本来のパパ活の定義は、”お茶、 食事等の時間を共に過ごし、その対価として金銭的・経済的支援を得ること”です。
本来、そこに身体の関係は含まれません。
元パパ活女子 元パパ活女子のイメージ
私のパパ活に対する認識は、”男性側は女性と楽しいひとときを過ごす対価としてお金を払い、女性側は効率よく副収入を得る、お互いwin-winのシステム”です。

さて、上記「パパ活」の定義は、Twitterやメディアで話題になっていた元パパ活女子によるものです(2020年6月)。

曰く、本来パパ活は肉体関係を伴わないがゆえに、売春や援助交際とは違うようです。

が、ここで注目すべき点は、


元パパ活女子 安田尊@元パパ活女子を謳うブログ。
本来」という言葉が繰り返されている点です

  1. 「本来のパパ活の定義は~」
  2. 「本来、そこに身体の関係は~」

①②「本来」とは、「元々は~」とか「初めは~」とか、対象の初期状態を指す言葉です。

一方で、言葉の意味や用法は変化するものであり、日本語も例外ではありません。

つまり「いま現在」、その言葉がどのように使われているかという問題において、


アップデート 安田尊@アップデートを謳うブログ。
「本来」とかいっても、あんま意味ない。

本来誤用だった言葉の用法が、現在では国語辞書や日本語解説サイトに記載されている例は多数あります(有名な例:「確信犯」「世界観」など。ソース:小学館デジタル大辞泉)。

いま現在「パパ活=売春」という認識が広がっているなら、同時に「パパ活=売春」という実態が広がっている可能性があります。

そして、実態に合わせて言葉が変化しているなら、「パパ活=売春」が「誤った認識」であるとはいえません。


パパ活 安田尊@パパ活を謳うブログ。
では現在、「パパ活」の実態や使用状況はどうなっているのか、多角的に調べてみましょう。

「パパ活」を電子辞書が解説した場合は?


~電子辞書の「パパ活」定義~

電子辞書 安田尊@電子辞書を謳うブログ。
電子辞書サービス「コトバンク」で検索したところ、「パパ活・ママ活」がヒットしました

パパ活・ママ活(読み)ぱぱかつ・ままかつ

若い女性や男性が金銭的援助を受けるために年上の交際相手を募集し、食事などを共にする行為を指す俗語。若い女性と年上男性との交際は「パパ活」、若い男性と年上女性との交際は「ママ活」と呼ばれる。交際相手の募集にはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やマッチングアプリケーション、出会い系サイトなどが用いられる。いわゆる援助交際とは異なり、性的関係を伴わない交際が基本とも言われるが、明確な定義はなく、性被害に遭うケースも少なくないとされる。近年は「パパ活」が未成年の間でも横行し、「ママ活」も広がり始めていることから、警察がサイバー補導を強化している。
(2018-11-13)
出典 朝日新聞出版 / 知恵蔵mini

ソース:パパ活・ママ活(ぱぱかつ・ままかつ)とは – コトバンク – 2020年6月18日閲覧。

上記「パパ活」の定義は、元パパ活女子の定義とは矛盾します。

以下、簡単に比較してみましょう。


~「パパ活」と売春について~

元パパ活女子 元パパ活女子のイメージ
パパ活=売春という誤った認識が広がり
電子辞書 安田尊@電子辞書を謳うブログ。
性被害に遭うケースも少なくないとされる。

~「パパ活」と犯罪について~
元パパ活女子 元パパ活女子のイメージ
パパ活をしている女の子がまるで犯罪行為をしているかのように非難される風潮があります。
電子辞書 安田尊@電子辞書を謳うブログ。
警察がサイバー補導を強化している。

補足として、ここでいう「性被害」には売春も含まれると考えます。

そもそも、売春が違法行為であるにもかかわらず処罰されない理由は、売春者⇒被害者の側面が強いからです(冷静に考えて、だれが好き好んでキモいおっさんの前で股を開きたいんでしょうか?)。

「未成年の間でも横行」しているというパパ活が児童売春を含むなら、「パパ活」⇒「児童売春」⇒「経済力に乏しく判断能力の未熟な児童が狙われた性被害」です。


警察 安田尊@警察を謳うブログ。
で、「パパ活」に売春も性被害もないなら、警察がパトロールを強化する必要もありません

警察が動いている時点で、パパ活には違法性や犯罪性や犯罪行為を誘発・助長する要因があると社会的に判断されています。

そりゃあ、パパ活に「犯罪行為をしているかのように非難される風潮」も生まれて当然でしょう(売春者に被害者の側面があるといっても、被害者だからなんでも許されるわけではない)。

以上が電子辞書の解説です。


警察 安田尊@警察を謳うブログ。
では現実に、公的な捜査機関がどのように考え・動いているのかを調べてみましょう。

「パパ活」の警察やメディアでの扱いは?


~警察の「パパ活」定義~

警察 安田尊@警察を謳うブログ。
日本の警察は、「パパ活」⇒「売春」「援助交際」、またはそれらの入り口であると問題視しています

 「援助交際」や「パパ活」などとして性行為の相手を募るSNSの書き込みに警察官が返信し、注意を促す取り組みが全国で始まる。性犯罪から子どもを守るのが狙い。愛知県警や警視庁など13都道府県警が先行で実施しているが、警察庁が、全国の警察で対策を講じるよう指示した。

ソース:パパ活ツイート、全国の警察が返信 隠語をパトロール – 朝日新聞デジタル – 2020年6月18日閲覧。

SNSで広がる「パパ活」などの売買春を誘発する投稿に、即座にリプライをつけまくる警察のアカウントが、8月下旬に「怒涛の警告リプ」としてTwitterで話題になった。
(中略)
「肉体関係はなく売買春とは違う」という触れ込みで、専用のアプリができるほど10~20代の男女の小遣い稼ぎとしてブームが起きている。反面、援助交際や性被害の発端となる事件が絶えず、問題視されている。

ソース:「#パパ活」ツイート、警察が直リプ。性被害を誘うアカウントが続々凍結 – ハフポスト – 2020年6月18日閲覧。
  1. 援助交際
  2. 性行為
  3. 性犯罪
  4. 売買春
  5. 性被害

上記①②③④⑤「パパ活ニュースに頻出するキーワード」を読んだ上で、「うん、パパ活と売春は関係ないな!」と思う人間がいるでしょうか?

ハフポストの記事にある「肉体関係はなく売買春とは違う」という触れ込みは、元パパ活女子の定義「そこに身体の関係は含まれません」と一致します。

しかし、そうした触れ込みは自称にすぎず、


NEWS ハフポストのイメージ
援助交際や性被害の発端となる事件が絶えず、問題視されている。

警察も問題視しているし、各メディアも問題視しているし、「パパ活」を働いている当のパパ活女子たちだって問題視しているでしょう。

だから、朝日新聞デジタルの記事には「隠語をパトロール」とあります。

「隠語」とは、公にはバレたくない情事事情を隠すための用語ですよね。


公的機関 安田尊@公的機関を謳うブログ。
違法性も犯罪性もないなら、なんで隠語なんか使ってんの?

  • P活
  • PJ
  • ~p

↑こんな隠語なんか使わずに、堂々と「パパ活で高収入♪」って警察にも親にも子どもにもいえばいいじゃん、あのバニラ色の宣伝カーみたいに。

本物のパパだって喜んでくれるでしょう、本当にクリーンな世界なら。

しかし残念ながら、パパ活の実態は警察にも親にも子どもにもひた隠しにしなければならないものが少なくないようです。


~弁護士やメディアの「パパ活」定義~

メディア 安田尊@メディアを謳うブログ。
最後に、理崎智英弁護士がメディアに掲載した記事や、ライターの記事も引用しておきます。

安易な「パパ活」もれっきとした売春行為
(中略)
さらに、女性の中には、自分の体を提供する代わりに、男性からその対価として数万円をもらう、という内容のパパ活までしている人もいます。少し前までは「援助交際」(援交)と呼ばれていました。

気軽にお金を払ってもらえるから、という安易な考えでパパ活をしている人もいるかもしれません。しかし、自分の体を提供する代わりに相手からその対価をもらうという行為は、「売春行為」であり、売春防止法に違反する違法な行為です。

ソース:パパ活での「やり逃げ被害」は詐欺罪に問えるか 「売春は違法だからムリ」というが… – PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) – 2020年6月18日閲覧。

風俗で稼げない女性たちが行き着く場所、援助交際

風俗業界でくすぶる、キャバクラからの転身組と稼げない風俗嬢。そんな彼女たちが最後に行き着く場所、それがパパ活であり援助交際だ。
(中略)
「パパ活」の定義は広く、食事だけの関係から疑似的な同棲状態まで幅広いが、性行為に応じるパパ活女性も珍しくないため、本稿ではパパ活を援助交際に含めて扱うことにする。

ソース:「岡村発言は本当だった」生活苦のキャバ嬢の風俗デビューが増えている 「どうせコロナで困ってんだろ」 – PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) – 2020年6月18日閲覧。

いずれにしても、「パパ活」の同義語として「売春」や「援助交際」が飛び交っています。

こうした警察や弁護士やメディアの記事を踏まえれば、


売春 安田尊@売春を謳うブログ。
パパ活」を語る際に、「売春」を含めないのは無理がある

まとめ:「パパ活」に売買春は含まれる!


安田尊 安田尊@まとめを謳うブログ。
それではおさらいも兼ねて、ここまでの要点を3点でまとめます。

  1. 本来の「パパ活」に売春は含まなかったかもしれないが、現在は含んでいるし、意味のない懐古だよ
  2. 現在の「パパ活」に「性被害」や「補導」といったワードが必要なことは、電子辞書が証明している
  3. その他「援助交際」や「性」の話題と切り離せないことは、警察も弁護士もメディアも認識している

以上です。

まあそもそも、今回取り上げた「元パパ活女子」って、


元パパ活女子 安田尊@元パパ活女子を謳うブログ。
「元」パパ活女子。

つまりこの元パパ活女子自体、本来はパパ活女子だったのかもしれませんが、いまはもう違います。

現役を退いた人間の認識や定義が、どこまで現状を正確に捉えているのかは疑問です。

ちなみに本記事を執筆するにあたり、「パパ活」に関して4万いいねされているツイートを見つけているんですが、


佐原ディーン 佐原ディーンのイメージ
合コンで24歳女が「私、パパ活始めたの」と言うと、若い後輩が「それ売春ですよね。違法ですし大っぴらに言う事では」と言い「体の関係はないの。ご飯奢って貰ってお小遣貰うだけ」と言うと「それ乞食ですよね」と言い激怒させていた。帰り道「事実を言えばいいというのものではない」と注意しておいた

↑とっても嘘松(フェイク)臭あふれるこのツイートは、しかし個人的見解でしかないという意味では、元パパ活女子のツイートと良い勝負をしています。

しかも上記ツイートは2019年2月付けで、元パパ活女子のツイートよりも1年以上前に「パパ活」⇒「売春」としています。

さらに遡れば、


~2018年~

メディア 安田尊@メディアを謳うブログ。
複数のメディアで、政治家の「買春」が「パパ活」と報じられています

ソース1:3万円払って女子大生らを買春!? パパ活知事・米山隆一ってどんな人? – 日刊SPA! – 2023年6月26日閲覧。
ソース2: 新潟県知事のパパ活問題にみるエリート中年がしがちな勘違い – 女性自身 – 2023年6月26日閲覧。

ここまでパパ活と売買春が同一視されるなかで、「パパ活=売春という誤った認識」とは、いったいいつの時代まで遡ればいいのでしょうか?


メディア 安田尊@メディアを謳うブログ。
政治家とパパ活に関していえば、「愛人」という報じられ方もされています(2019年)。

計3人の愛人と

彼女と小里氏の関係を煎じつめれば、パパ活、あるいはp活と呼ばれる割り切った援助交際を重ねてきたもので、およそトラブルには映らない。関係を断ちたいなら、和解も清算もなく、フェイドアウトすればよかったのではと思われるフシもないわけではないのだが、どうしてカネを受け取ったのか?

ソース:【政治家の黒歴史01】一晩10万円・愛人契約の女子大生から手切れ金をゆすられた「小里泰弘前農水副大臣」 – デイリー新潮 – 2023年6月26日閲覧。

これが「パパ活」の現状であり、現実です。

以上、「パパ活」は売春を含むのか、言葉の使用状況を調査した記事でした!

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