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【諺】「若い時の苦労は買ってでもしろ」をアンチ老害風に解説

若い時の苦労は買ってでもしろ、というのは嘘ではありません。


若者安田尊@若者を謳うブログ。
ただし、なんで若者限定?

たしかに苦労は人を成長させます。

苦難を乗り越えた人間は、苦難を乗り越えていない人間より、知識や経験や根性といった武器で勝るでしょう。

でもいくら若いときに成長を重ねようが、そのあと怠けたり、武器のアップデートを怠ったりするなら、


老害安田尊@老害を謳うブログ。
そいつの末路って、老害

です。

本記事ではこの、


若い時の苦労は買ってでもしろ安田尊@「若い時の苦労は買ってでもしろ」を謳うブログ。
若い時の苦労は買ってでもしろ

について、以下の3点、

  1. 「若い時の苦労は買ってでもしろ」の本質的な意味
  2. 「若い時だけ苦労した人間」の「老害」という末路
  3. 「苦労」を売る老害は嫌われ、買う老人は好かれる

を解説します。

では以下目次です。

「若い時の苦労は買ってでもしろ」の本質的な意味


電子辞書安田尊@電子辞書を謳うブログ。
まず始めに、「若い時の苦労は買ってでもしろ」の意味をgoo辞書と故事ことわざ辞典から引用しましょう。

若(わか)い時(とき)の苦労(くろう)は買(か)ってもせよ の解説
若い時の苦労はその体験が将来役に立つから、自分から買って出ても苦労せよということ。

ソース:若い時の苦労は買ってもせよ(わかいときのくろうはかってもせよ)の意味 – goo国語辞書 – 2021年4月26日閲覧。

若い時の苦労は買ってでもせよ
【読み】わかいときのくろうはかってでもせよ
【意味】若い時の苦労は買ってでもせよとは、若い時にする苦労は必ず貴重な経験となって将来役立つものだから、求めてでもするほうがよいということ。
【若い時の苦労は買ってでもせよの解説】
【注釈】若い頃の苦労は自分を鍛え、必ず成長に繋がる。苦労を経験せず楽に立ちまわれば、将来自分のためにはならないという意味。
「苦労」は「辛労」「難儀」「辛抱」とも。
「若い時の苦労は買ってでもしろ」「若い時の苦労は買うて(こうて)でもせよ」ともいう。

ソース:若い時の苦労は買ってでもせよ – 故事ことわざ辞典 – 2021年4月26日閲覧。

以上が「若い時の苦労は買ってでもしろ」の意味です。

まとめると、


電子辞書安田尊@電子辞書を謳うブログ。
若い時の苦労体験が成長に繋がる。楽に立ちまわれば、将来自分のためにはならないから、買って出ても苦労を求めよ

というわけです。

さらに本質的なメッセージに変換すれば、


成長への投資安田尊@成長への投資を謳うブログ。
「成長」を買え

といっているわけです。

もちろんここでいう「成長を買え」とは、


市場価値安田尊@市場価値を謳うブログ。
自分の市場価値を上げよ

です。

具体的には、下積みや残業といった仕事に限らず、

  • 受験勉強や資格勉強
  • 部活動やクラブ活動
  • 筋トレやダイエット

すべて「苦労」⇒「成長」という経験に投資して、自分の市場価値を上げる作業ですよね。

そこで本当に欲しいのは、「苦労」ではなく、「成長」やそれに伴う「高い価値」です。

したがって、


若い時の苦労は買ってでもしろ安田尊@「若い時の苦労は買ってでもしろ」を謳うブログ。
「若い時の苦労は買ってでもしろ」とは、
成長への投資安田尊@成長への投資を謳うブログ。
じつは「苦労を買え」といっているのではなく、「成長を買え」といっている

これこそが本質的なメッセージです。

ということは、


注意安田尊@注意を謳うブログ。
「若い時の苦労は買ってでもしろ」の注意点も自ずと明らかになるはずです。

「若い時の苦労は買ってでもしろ」の注意点


注意安田尊@注意を謳うブログ。
「若い時の苦労は買ってでもしろ」の注意点は、
仕分け安田尊@仕分けを謳うブログ。
目的と手段に分けるとよりわかりやすくなります。

  • 目的……自分の市場価値を高めたい
  • 手段……「苦労」を体験・経験する

ですよね。

つまり、


苦労死安田尊@苦労死を謳うブログ。
自分の市場価値が上がらない「苦労」は、するだけ無駄

たとえば過労死を筆頭に、自分の身体や精神が壊れるような「苦労」は、自分の価値をどん底に落としています。

そのような死に体の「苦労」は頑張っても無駄死にで終わるだけであり、価値がありません。


骨折り損のくたびれ儲け安田尊@骨折り損のくたびれ儲けを謳うブログ。
骨折り損のくたびれ儲け

ってやつです。

逆に目的が達成できるなら、ひとつの手段にこだわる意味もありません。

だからこそ、


成功哲学安田尊@成功哲学を謳うブログ。
別に苦労しなくても、好きで楽なことだけをやっていても人は成長できるし、市場価値も上げられるよ

的な、別の成功ルート(手段)を謳った言説もよく見かけますよね。

いずれにしても、その人がその人に合った価値の上げ方を選べばいい。

そこで自分の価値を上げない「苦労」を強要される場合は、


奴隷安田尊@奴隷を謳うブログ。
自分が得るはずだった「成長」や「価値」を搾取されるだけの奴隷になるので、
注意安田尊@注意を謳うブログ。
注意が必要です。

いま奴隷の立場に甘んじている人は、それこそ苦労してでも反抗して、自分の価値を勝ち取るべきだといえます。

私は、正当な理由があると考えられるすべての反乱を応援しています。

さて、「若い時の苦労は買ってでもしろ」の解説はこのへんにして……。

次に考えてほしいんですが、


若者安田尊@若者を謳うブログ。
自分の価値を上げるのって、若者だけでいいの?

「若い時だけ苦労した人間」の「老害」という末路


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
自分の価値を上げるのって、若者だけでいいの?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
ダメに決まってんじゃん

「若い時の苦労は買ってでもしろ」の本質的な教訓は、


成長への投資安田尊@成長への投資を謳うブログ。
「成長」を買え
市場価値安田尊@市場価値を謳うブログ。
自分の市場価値を上げよ

でした。

この教訓に則るなら、自分の成長を止めたり、自分の市場価値を下げたりするような真似はいただけません。

自分の価値を上げるために「苦労」が必要なら、「苦労」は生涯現役で継続すべきです。


劣化安田尊@劣化を謳うブログ。
だってなにもしなければ、人間だって枯れて劣化して価値が下がるでしょ?

一度上げた価値が、生涯下がらないと思っているなら大間違いです。

自分の価値を保つ「現状維持」さえ、苦労したり努力したりしなければ成し遂げられないのが現実です。


Question安田尊@Questionを謳うブログ。
なのに年老いたあと、「苦労」を止めてしまえば?
Answer安田尊@Answerを謳うブログ。
「老害」の完成です

ちなみに「老人」と「老害」は違います。

老人でも、苦労して新しい技術に挑戦したり、苦労して新しい知識を学んだり、努力を糧に新しい価値を生み続ける人間のことを老害とは呼びません。

「老害」とは、年老いて成長が止まり、古びた知識や技術や価値観を固持し、オンボロ武器のアップデートをする気もないのに戦場に居座っている無能を指します。

たとえば西暦2021年、令和3年の現代社会において、


新しい技術の拒絶安田尊@新しい技術の拒絶を謳うブログ。
WordやExcelの使用はおろか、タイピングすらろくにできなかったり、
古い技術の保守安田尊@古い技術の保守を謳うブログ。
手書きやFAXやハンコが織りなす、書類仕事をありがたがっていたり、
努力不足の理解不足安田尊@努力不足の理解不足を謳うブログ。
スマホの設定すらちんぷんかんぷんで、携帯ショップに突撃したり、
困惑する若者安田尊@困惑する若者を謳うブログ。
若者がPCやスマホで文字入力や音声入力やテレワークを使いこなしている時代に、いったいなにをやっているの?

と、思わされる老害ばかりです。

ちなみにその代表格は、2018年当時68歳で日本のサイバーセキュリティ戦略担当大臣に就任したものの、本人はPCもUSBも触ったことがないという事実が判明して(日本ごと)世界の笑いものになった桜田義孝議員などです。

ソース:日本のサイバー担当大臣は「コンピュータが使えない」 – Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) – 2021年4月30日閲覧。


若い時の苦労は買ってでもしろ安田尊@「若い時の苦労は買ってでもしろ」を謳うブログ。
若い時の苦労は買ってでもしろ
苦労の押し売り安田尊@苦労の押し売りを謳うブログ。
などと若者にだけ「苦労」を押し売りしている甘ったれた老害が、こうして恥を晒す
老害の末路安田尊@老害の末路を謳うブログ。
若い時にだけ「苦労」した結果がそれかよ、と老害の末路にドン引きしている若者の声が聞こえませんか?

まとめ:「苦労」を売る側の人間が嫌われる理由!


まとめ安田尊@まとめを謳うブログ。
それではここまでのおさらいも兼ねて、本記事の要点を3点でまとめます。

  1. 「若い時の苦労は買ってでもしろ」の本質的な教訓は、「成長を買え」
  2. しかし、人間は成長を止めれば老害化し、現状維持もできないのが現実
  3. したがって、人間は老いても「苦労」するべきだし、「成長」するべき

以上です。

私は日本昔話『うばすて山』の記事でも書きましたが、老人が過去に築いた資産(知識や経験)で生きられる時代はもう終わりました。


アップデート安田尊@アップデートを謳うブログ。
今日の世界においては、昔のことわざや格言や物語から得られる教訓さえ、アップデートする必要があります。
仕分け安田尊@仕分けを謳うブログ。
現代でも通用する部分と、現代ではもう通用しない部分を仕分ける必要があります。
若い時の苦労は買ってでもしろ安田尊@「若い時の苦労は買ってでもしろ」を謳うブログ。
「若い時の苦労は買ってでもしろ」についていえば、
成長への投資安田尊@成長への投資を謳うブログ。
「苦労」⇒「成長」への投資が有利に働く部分は現代でも通用する。
若者安田尊@若者を謳うブログ。
しかし、「若者」にだけ限定する物言いは、もう通用しない。
丸投げ安田尊@丸投げを謳うブログ。
「苦労」を売る側の人間、特に自分より若い世代に丸投げする人間は、「老害」と呼ばれます

自分が若い頃はもっと苦労した、もっと大変だった、もっと「モーレツ」に働いた……。

そんな売り文句はどうでもいい。

そんなヨボヨボの死体みたいに冷めきった、本当かどうかもわからない苦労話なんかを売り物にしているから、老害は嫌われる。

一方で、


アップデート安田尊@アップデートを謳うブログ。
現在進行形の苦労と成長を語れる老人は、好かれます

だってそのほうがずっと面白いし、ボケた脳みそで過去の栄光を思いだすのに必死なジジイやバアアより、ずっとカッコイイのは明白ですよね。

私が尊敬している年配の方は、

  • YouTubeなど、動画配信サイトへのコンテンツ投稿
  • Zoomなど、Web会議やオンラインビデオ通話の導入
  • Discord×BOT×ゲームなど、複数プログラムの連携

といったことを率先して行なっている方ばかりです。

そうして若者から見ても最新の環境を構築して、若者を導きながら一緒に遊んだり仕事をしたりしている年寄りは、若者からも慕われています。

この慕われている年寄りは、時には若者に説教をしたり、偉ぶったりもします。

でもそうするだけの手柄を現在進行形で見せているので、若者は納得しているし、邪険にも扱っていません。

自分が現在偉ぶれるだけのことをやっていないのに(ひどい場合は、そのことに気づいてさえいないのに)、


若い時の苦労は買ってでもしろ安田尊@「若い時の苦労は買ってでもしろ」を謳うブログ。
若い時の苦労は買ってでもしろ

などと偉ぶっている老害とは大違いですね。

武勇伝は、現在進行形で示しましょう。

以上、ことわざ「若い時の苦労は買ってでもしろ」をアンチ老害風に解説した記事でした。

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